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だらだらぼちぼち

天空人志願 飛騨~信州 2010 (9) 3日目 美ヶ原高原

2010年10月17日 23時24分12秒 | 風景光景
          

王ヶ頭ホテルのテラスに腰掛け、直産牛乳を味わって休憩しながら、『王ヶ頭』とは良くぞ名付けたもんだと感銘に浸っていた。
『王』=『神』と解釈すると、神様の山の頂上が『王ヶ頭』頂上よりは標高は落ちるが、その頂上からちょこっと飛び出した見晴らしの良い場所が『王ヶ鼻』とは、いつごろからこの地名が使われだしたのか知れないが、この地に暮らす昔の人々の秀でた言語感覚には脱帽してしまう。
日除けのために、脱帽した帽子を被りなおして、13時40分頃、名残惜しいが、そろそろもと来た道を戻る事にした。

帰り道、気が付くと、いつの間にか雲が出てきた。
雲のせいでちょっと空が暗くなって、シャッターを押したときはこの写真はボツだなと思ったのだが、こうしてワタクシのPCのモニターで見る限り、ナカナカ雰囲気のある写真になっているぞ。
と悦に入るのは、左に醤油、右にソース、向こうにポン酢、いや、手前味噌、、、、、、、、

          



雲影のおかげでコントラストが強調されて、空の表情に力強さを感じてしまうのは、左に醤油、右にソース、向こうにポン酢、いや、手前味噌、、、、、、、、
いかん、今日はちと壊れ気味になってきた、、、、、、
あくまでもワタクシのPCモニターで見る限り、であって、これを読んでいるアナタの安物のPCモニターでどう見えるのかまでは責任を負えないが、上の2枚が今回の彷徨のベストショットだろう。
こんな事ならば、帰りがけにもっとたくさん撮っておけば良かったなぁ      
だが、それにしてもこの空の近さはどうだろう?
これだけ空が近くて、これだけ大がかりに雲が広がりだしても、雨の匂いはしてこない。
デイバッグの中には、まだ使った事が無いレインポンチョも放り込んでいるので、いざとなればそいつを引っ張り出せばよいわけで、急ぐ必要も無い。



画面真ん中の右端あたりに豆粒みたいに写ってるのが、遊歩道を歩く人。
縮尺確認にはちょうど良い。



実は、ここだけの話、信じてはいただけないかも知れないが、帰り道にちょっとばかりジャンプして手を伸ばしたら、雲のかけらを3つばかりつかんでしまったのだ。
つかんだ雲のかけらを、デイバッグに入れて持ち帰ってきた。
その雲のかけらをご覧に入れたいところだが、家に帰った頃には、消えていた。
どっかに落っことしてしまったのだろうか?
まことにもって申し訳ない。
そのうち、孫悟空が拾って届けてくれるかもしれない。

で、14時45分。
クルマを置いた、山本小屋ふるさと館に戻ってきた。
お土産を物色しながら、デイバッグを背中から下ろすと、デイバッグと接触していた長袖シャツの背中のあたりが、汗びっしょりになっていた。
アンダーウェアには速乾性の高い素材のTシャツを着ていたので、内側のシャツが乾いてしまって、その上に着たコットンの長袖シャツに浸透した汗だけが残ってしまったのだろう。
なんか、妙に背中の辺りが気持ち悪い。
かといって、着替えのシャツを持ってきていないので、自然に乾燥するまでは背中の気持ち悪さを道連れにしなければならない。
う~ん、何度時計を見ても午後3時前。
これからどうしようか?
しばし考えて、とある場所に問い合わせてみようと、ケータイを取り出してガイドブックにあった電話番号をプッシュしてみるワタクシであった