黒岩涙香の「捨小舟」五十話まで掲載しました。
男爵は偽手紙に誘い出されて、遊山の場所から、我が家である常磐荘に帰ってしまった。
皮林は男爵が家に向う途中の坂道で、馬車が転落して大怪我をし、途中の古塔に運ばれたと園枝に告げる。
園枝は皮林の言葉を信じて、皮林と二人で古塔に向う。
男爵の怪我は皮林の作り話で、園枝を連れ出す策略だった。
男爵は園枝が一晩帰って来なかったので、皮林と駆け落ちをしたのだと信じ苦悩する。
捨小舟 前編概略
人殺しにまで零落した父に、愛想を尽かし、親の元を出奔した園枝、寒い晩に、ロンドンへの途中の町の路上で、妙なる声で「捨小舟」の歌を歌いながら凍え倒れる所を、常磐男爵に救われる。
男爵は園枝の音楽の才能を見抜き、将来を音楽で身が立つようにと音楽学校に入れるが、園枝の美しさ、気高さに打たれ、結局自分の妻にと望む。
出自を問わないという約束で、常磐男爵の妻に成った園枝だが、男爵に勘当されて、男爵家の相続権を剥奪されていた男爵の甥の永谷礼吉が、男爵家の相続人に復帰しようとして、新夫人園枝を追い出しにかかる。
水谷礼吉の友達の皮林育堂により、園枝が密に皮林と不義をしていると男爵に思い込ませ、嫉妬から園枝を追いださせる。
皮林は園枝を追い出した報酬を永谷から早く得ようとして、男爵を殺そうとする。
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