「たくみの里豊楽まつり」で世界遺産活動(中北毛支部)
10月28日(日)、第17回豊楽まつり(みなかみ農村公園公社主催)がたくみの里・豊楽館で開かれ、活動しました。
あいにくほとんど雨の一日でした。祭りの開始が10時なので9時現地集合で準備に入るということでしたが、参加の5名の伝道師は遠距離を考慮して早めに出発したため、公社の課長に挨拶し準備を終わらせてもまだ9時前です。
割り当て場所は豊楽館入り口から数メートルの好位置でした。ただ大きなイベントで地元の出し物のコーナーが多いので座繰り体験を行うスペースが無く、繭クラフト(ぐんまちゃん)とパネル解説、パンフレット配布を行いました。
屋根の下ですから濡れる心配はないのですが、問題は来場者の数です。しかし、そんな心配を吹き飛ばすように9時を回るとぽつぽつと車が到着し始め、そのうち大型バスが1台、2台と入って来ました。
豊楽館の中庭にはテントが並び地場産野菜や焼き饅頭、アイスクリーム、焼きそば等の食べ物が中心に販売されていました。またリンゴの皮むき大会や餅つき大会も行われ、つきたての餅やけんちん汁、みなかみ産のブランド米「水月夜(みなつきよ)」のおにぎりなどが無料配付され長い行列ができていました。生バンド演奏と共にジャズ歌手の歌声も響いてきます。一時はテント通りが人で埋まりそうな賑やかさでした。昼近くにはバスが6台位並んで駐車していました。東京、埼玉、千葉、茨城等です。自家用車も近県が多く、次いで県内が続きます。中には福岡からの方もいました。
パンフレットは次々と面白いように受け取ってもらえました。祭り気分のためかパネルに近寄ってくれる人は少ないのですが、中にはじっくり眺めて説明を求めてくる人や各資産の所在地と行き方を聞かれることもあります。関心のありそうな人には伝道師養成講座の案内チラシも渡しました。さすがに最近は近県では群馬県の世界遺産運動のことを知っている人が多くなってきています。もう実現していると思っている向きも多いです。
ぐんまちゃんの繭クラフトコーナーでは終始親子連れを始め、繭を懐かしがる人達がぐんまちゃん作りに熱中していました。
それにしてもたくみの里がこれほどの集客力を持っていることに驚きます。東京からの人に質問してみると、ここは景観、環境が素晴らしく毎年来ているとの回答でした。こういう来場者がある限りたくみの里は不滅だなと思いました。
15時近く、宿場通りを法被姿の地元住民が担いで練り歩いていた大烏天狗御輿(おおからすてんぐみこし)が帰って来る頃には会場の人の姿もまばらになってきました。
活動は祭りに合わせ15時で終了しましたが、用意したパンフレット1000部、子供向け300部が全て終わりました。700部も出ればと思っていたのが嬉しい誤算でした。参加者が頑張ったのと来場者がほんとに良く受け取ってくれた結果でした。片付け後公社の阿部常務に全員で挨拶しました。外は雨でも心は晴れやかに再会を約して解散しました。
参加者は清水政、梅澤、諸井、須藤光、井上雄の5人でした。伝道師の皆さんお疲れ様でした。
最後にこの活動の実現にお力をいただいた公社の阿部常務、そして伝道師協会と公社の橋渡しをしていただいた梅澤伝道師に感謝いたします。
(Y.I記)