富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

下仁田ねぎ祭り(11/23)

2024年12月12日 08時45分57秒 | 世界遺産伝道師協会

下仁田ねぎ祭り 

「2024下仁田ねぎ祭り」が11月23日(土祝) 9:00~15:00下仁田町蒟蒻体験道場前広場をメイン会場に、文化ホールをサブ会場にして開催されました。

下仁田ねぎは昔殿様に献上して別名大名ねぎとも呼ばれ、とても太く生食では辛く熱を加えると、トロトロになり甘みが増し、これからのなべ料理には欠かせない逸品です。
ねぎ祭りはブランド名アップと下仁田町まち起こしのため毎年この季節11(いい)月23(ふうみ)日に行われる恒例のイベントです。
今年の下仁田ねぎは生育時が猛暑に見舞われ、生産減少の声が聴かれましたが、沢山の販売がありました。

伝道師協会は、下仁田町文化ホールを会場に、荒船風穴友の会・下仁田ジオパーク・他の皆様と活動を行いました。

会場は特に子供たちのイベント会場です。会場文化ホールはメイン会場から5分の所に所在します。特設駐車場の校庭の通り道脇です。

世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報活動を6名の伝道師で、パネル展示解説、チラシ配布、まゆクラフト無料体験を行いました。

チラシ配布は 子供パンフを表紙にメインチラシ・富岡製糸場・高山社跡・荒船風穴・田島弥平旧宅・ぐんまの絹遺産・セカイトチラシ等 チラシ入れビニール透明袋に封入して、まゆクラフト体験デスク卓上に設置しクラフト修了者様に表紙にプリントのぐんまちゃんを指して「ぐんまちゃんが世界遺産を説明していますよ」と言ってお渡しすると100部が午前中に終了してしまいました。

下仁田町長様がご挨拶に伝道師協会のコーナーに お出でになられ謝意を頂きました。ありがとうございます。

伝道師コーナーでまゆクラフト体験され、世界遺産チラシ入り袋と、「お作りになられたお客様は まゆクラフトぐんまちゃん」を手に吊るして笑顔でお帰りになられました。

 荒船風穴は12月閉山 翌年3月迄冬季閉山をしております!
令和7年4月1日からスタートいたしますので、今回ご都合で行けない方は翌年の4月からご見学をお楽しみ下さいと、お見送りいたしました。

お客様の出足はすこぶる、好調です。お子様連れのお客様で いっぱいです。
ねぎ祭り会場から特産名物の下仁田ねぎを買い求め、吊るして来られる方、チラシ袋とぐんまちゃんまゆクラフトを吊るし、ねぎ祭り会場に行かれる方、いろいろです。

イベントは盛況のうちに、15:00終了いたしました。
町長を始め下仁田ねぎ祭り主催者の皆様ありがとうございました。お世話様になりました。
本日の活動伝道師は K澤壮子・H野里美・O笠原信之・Y野雅史・U原一美・I川武男 (敬称略)でした。

(市川武男 記・撮)

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令和6年10月の旧富岡倉庫活動報告

2024年12月11日 11時44分00秒 | 世界遺産伝道師協会

令和6年10月の旧富岡倉庫活動報告
「 旧富岡倉庫前広場活動 」

 ◯10月27日(日)天気(晴、曇)衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査がありました。が、投票所の市役所は閑散としていました。おかって市場前の芝生広場では古着市が開かれ、こちらは大盛況。曇り空の肌寒い日和、お客様は少ないながら、吉岡町からのご家族連れは群馬県の活気のある地域から来られました。その若いお客様は、昔おばあちゃんが蚕をやっていた話をされ、可愛い3歳の女の子は「ぐんまちゃん大好き」と、和やかにおしゃべりをしていかれました。本日午後は、道具類の引越し備品整理等が予定されているので11時30分頃活動終了準備としました。

 午後は、I川・Y村・U原・K澤の4人の伝道師で、10月30日あいあいプラザ3階セカイト事務所内への活動道具引越しに備えて、活動道具類かたづけ整理等を行いました。セカイト次長様にお手伝いいただき大変助かりました。また、日頃の整理整頓の大切さ、重要さがよくわかりました。大変な作業、お疲れ様でした。(K澤壮子 記)(活動伝道師 Y村和子 I川武男 U原一美 K澤壮子)

お客様のご感想ノートより

・家族5人で古着市に来ました。ぐんまちゃんが上手にできました。(群馬県5名)

・ぐんまちゃんのかおのりんかくが、とてもむずかしくて、とてもくろうしたけど、すごいたいけんができて、たのしかったです。すごいたいけんをおしえていただきありがとうございます。(群馬県5名)

🏠群馬県18名(5組)・東京都6名(2組)

「10月1回 都道府県内訳とお客様総数」1都1県:合計7組24名

 10月27日、11月よりセカイト事務所の「あいあいプラザ3階」移転に伴う、旧富岡倉庫内活動道具引越し準備作業を行いました(伝道師 Y村・I川・K澤・U原)。11月3日、運んでいただいた道具類を、棚等へ収納する作業を行いました(伝道師 I川・U原)。セカイト職員様には荷物を運ぶ段ボールや棚等のご配慮いただき大変お世話になり本当に有難うございました。

 11月より「旧富岡倉庫乾燥場会議室」は使用不可となりますが、旧富岡倉庫内の今までの道具置場は当面使用可との事で、当面使用しない書類活動道具等はそのままです。今後は、セカイト事務所南西の場所が頻繁に使用する活動道具の置場所になります。

 銀座まちなか交流館より移転時、旧富岡倉庫内外は、おかって市場様移転後に使用されていなかったため、埃と土泥で覆われ周りには雑草が茂っていました。天井・床・ガラス窓・壁・軒下等、セカイト職員様も総出で、伝道師と一緒に大掃除と草刈り、懐かしいです。又、コロナ禍で何度もお休みする度に再開時には活動伝道師で室内外のお掃除をしてからの活動でした。お手伝いいただいた皆様有難うございました。これからも各活動は続いていきます。新しい歴史を刻んでいきましょう。セカイト職員の皆様にはお世話になります。よろしくお願い申し上げます。(U原一美 記)

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令和6年9月の旧富岡倉庫活動報告

2024年12月11日 11時39分59秒 | 世界遺産伝道師協会

令和6年9月の旧富岡倉庫活動報告
「 セカイト2F活動 」

 ◯9月22日(日)天気(雨のち曇)午前中は小雨が降り、お客様が少ないかと思いましたが、たくさん来て下さりありがとうございます。除村伝道師がお蚕様の説明をしているのを、子ども達の瞳が楽しそうに聞いていました。「また聞きに来ます」との声が東京都や外国(台湾)の方にも広がりました。糸の歴史や産業の素晴らしさを伝えられ良かったです。

 敬老の日を兼ねて5人のご家族がみえました。「ほっとする時間ありがとうございます」との事でした。

 セカイト二階の壁に、伝道師協会の活動写真のチラシが貼ってありました。セカイト職員の方のご配慮かと思います。有難うございます。それをよく見て下さったお客様がいらっしゃいました。

 繭クラフト活動のボックス内を、神保・黒澤伝道師がわかりやすく整理整頓して下さいました。本日は、お客様と一緒に勉強させていただきました。有難うございました。(Y野まゆみ 記)(活動伝道師 J保千代子 Y村和子 K澤壮子 U原一美 Y野まゆみ)

 

お客様のご感想ノートより

・色々と分かり易く教えて頂き、子供も楽しく学んだり、作ったり、来て良かったです。(群馬県3名)

・蚕の繭に絵を描く貴重な体験でした。有難うございます。(埼玉県5名)

・Y村さん、Y野さん、蚕や繭のことが知れて良かった。有難う。(東京都1名)

・とても楽しかったです。色々教えて下さり有難うございました。(東京都4名)

・繭から出る糸の長さがとても長くてびっくりしました。(東京都4名)

・蚕の目が6つもある事を知る事ができました。いい施設があって良かったです。(静岡県2名)

・初めて群馬に来ました。ぐんまちゃんかわいいです。(愛知県4名)

🏠栃木県4名(2組)・群馬県11名(3組)・埼玉県5名(1組)・東京都14名(6組)・神奈川県6名(2組)・新潟県2名(1組)・静岡県2名(1組)・愛知県4名(1組)・台湾1名(1組)

「9月1回 都道府県内訳とお客様総数」1都7県 台湾:合計18組49名

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「煮繭と座繰り」講習会報告(11/21)

2024年12月09日 16時42分35秒 | 世界遺産伝道師協会

「煮繭と座繰り」講習会報告

 11月21日(木)日本絹の里の染色体験室で「煮繭と座繰り」の講習会が行われました。

 講師は、毎年お世話になっていた狩野寿作先生に代わって、蚕糸技術センターの茶谷芳久先生です。今回の受講者は7名でした。使用する座繰り器藤倉製が2台、斎藤製が2台の計4台です。先生はメーカーによる微妙な仕組みの違いを示すために用意されたと思われます。3台はそれぞれ二人ずつで使用、あとの1台は一人で使用しました。

午前9時に開講、絹の里に勤務の髙橋さんが全日補助をしてくださいました。

始めに、使用する繭や煮繭の仕方、座繰り器の種類とその使い方、揚げ返し等についての講義があり受講者は真剣に聞き入っていました。先生はベルト伝動の奥州座繰り器なども持参して説明されましたが、不思議なものを見たという表情の人もいました。

続いて煮繭を行いました。全部の繭が湯によく沈むように落とし蓋をして、蓋が浮いてしまわないように下が四つに開いた棒状の器具で上から押さえます。そのあと差し水(びっくり水)をして温度差で外のお湯を繭の中に浸透させることなどの説明をした後、受講者に落し蓋を抑える体験をしてもらいました。抑える力も繭の状態を見ながら微妙に変え、糸を引き出しやすい状態の繭にすることがとても大事ということでした。

座繰りの実習に先立ち、先生はとても大切な作業をされました。それは座繰り器の作動箇所への注油です。器械のメンテナンスには細心の注意を払い、最良の状態で操作することを強調されました。先生の思いは受講者に強く伝わったと思います。

座繰りの実習に入り、ミゴ箒などで繭糸を引き出す「索緒(さくちょ)」、操糸中に別の繭を補填するためにその繭の糸口をつける「接緒」のお手本を示されました。また、座繰り中に糸が切れた場合の効率的なつなぎ方をカツ糸で行いました。カツ糸は太いのでやりやすかったようで受講者はうまく繋いでいました。

そのあと各自の座繰り器を操作して生糸を小枠に巻き取ります。接緒もだんだんうまくなっていきます。座繰り器の小枠に純白の糸が巻き取られ、次第に厚くなっていきます。12時半、小枠を座繰り器からはずします。そのあと各自が使用した道具類を洗い、床も拭き上げて1時間の昼食休憩に入りました。受講者はカフェで昼食を摂りながら和やかに歓談していました。

 午後はまず「揚げ返し」の実習です。先生は2台の揚げ返し器のうち、1台は藤倉製、もう1台は齋藤製を用意しました。ハンドルを1回転させた時に、藤倉製は枠が2回転強、斎藤製は1回転回ることが分かりました。揚げ返し器にそれぞれ4人、3人が付き、床に置いた小枠から生糸を揚げ返し器の大枠に巻き取ります。

巻き終わると最初と最後の糸口がわかるように一緒に結び(くち留)、カセの形がくずれないよう「あみそ」をかけます。先生の指導の下、受講者は「くち留」も「あみそ」かけも上手にできていました。

最後に全般的な解説をされて先生の講義は終了となりました。先生の的を射た分かり易い説明は受講者に多くの知識・技術を与えてくださったと確信しました。

 受講された皆さんは終日熱心に、そして楽しそうに取り組んでいたのが印象的でした。その知識と技術が今後の伝道活動にも大いに生かされることと思います。

最後に、終始優しく熱心に指導してくださった茶谷先生、高橋さん、講習会に便宜を図ってくださった日本絹の里の職員の方々に感謝いたします。 

            (I井上 雄二 記)

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「富岡市立吉田小学校」で学校キャラバン(11/7)

2024年12月07日 15時37分47秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡市立吉田小学校」で学校キャラバン

 令和6年11月7日(木)晴れ、富岡市立吉田小学校で3年生1クラス13名を対象に学校キャラバンを行いました。インターンシップ(職場体験学習)に来ていた高校生2名(1年生)も参加です。

 教頭先生が会場の図工室の外鍵を開けてくれたので、軽トラから直接機材を搬入することができ大助かりでした。13:30、児童とのあいさつ、伝道師の自己紹介でキャラバン開始です。

 O形が講話を担当しました。
シルク製のネクタイを締め「似合いますか?」と児童の前に立つと、児童はこっくりをします。
「このネクタイはどんな糸から出来ているか知っていますか。」と尋ねると、「生糸。」「シルク。」の声。次に生糸の束を、そして繭を見せ、カイコが主人公である絹産業遺産の話へと繋げました。

4か所の構成遺産の紹介の後、DVD「カイコの一生」を視聴しました。児童は画面を注視し、蛾の誕生シーンでは「かわいい。」のつぶやきも。
世界遺産は世界の「たからもの」であることを強調し、勉強をたくさんして「たからもの」をみんなで守っていってほしいと伝え、講話を終了しました。

 休憩を挟んで14:15からJ保さん、M下さんによる座繰り体験です。
繭の特徴、座繰りの手順、注意点等について話した後、2人1組で活動開始。
伝道師の「上手ね。」のほめ言葉に、児童は自信を持って取り組んでいきます。
「あの棒(あやふり)はなぜ左右に動いているんですか?」の質問に、J保さんは「いい事聞くねえ。」とほめると作業を止め、小枠を外して生糸が均一に巻き取られていることを近くで見せます。これには児童も「ホントだ。」と納得です。

M下さんは糸付けをして見せます。「おばちゃんは左利きだけど右手でやるんだよ。」と、片手で繭を鍋にサッと落とします。様子が分かるように2度やって見せます。「よーく見てるんだよ。」の声で、児童の目は右手に惹きつけられます。

続いて「J保さんに一人でやってもらいましょう。」と言うと、J保さんは左手でハンドルを回しながら、目にもとまらぬ速さで右手で糸付けをして見せました。
私も児童と一緒にポカーンと見ていました。

 児童の座繰り体験が済み高校生にも体験してもらい、最後に担任に一人座繰りで糸付けに挑戦してもらいました。
みご箒を置いて素早く右手で糸付けをしようとするのですが、左手のハンドルが止まってしまいます。「先生、ハンドルも回してください。」と催促されても、急にはできません。4回目に何とか成功しました。「みんなー、先生できたね。」と言うと、一斉に拍手。担任もホットした表情です。

 巻き取った生糸をカットするのは、今日は児童です。
カットした瞬間の音に「あーあ。」「いいなあ。」の声が交差。カットされた生糸は担任の手に渡されました。

 感想を尋ねると、児童は一様に「楽しかった!」と応えてくれました。
高校生は「難しかったけど貴重な体験ができてよかったです。」と感想を話してくれました。また、「座繰り体験はどこへ行けばできますか?興味が出たので。」と言われ、「興味を持ってくれ、こんなうれしい事はないです。」と伝え、イベントなどを紹介しました。終了時の児童とのあいさつ「ありがとうございました。」の声は、いつも以上に心に響きました。 

 本日参加の伝道師はJ保千代子、M下禮子、O形の3名でした。

                    (O形 榮一 記)

 

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