10月20日
秋のバラフェスタ(蚕糸記念館*)での活動報告
今回の活動は、世界遺産広報・座繰り及び桑の木クラフト体験でした。
活動の概況は、次の通りです。
1.来訪者の状況。
前日の夏日から一転して気温20度を下回り風速も6mという活動となりました。
この気候の影響なのか、午前9時の集合時のお客様は数人程度で日中も疎ら、例年の1割位と思われます。
・座繰り体験者は30人 ・桑の木クラフト体験者は数人。
やはり、来客減は悪天候が要因と思われる。
2.体験者の声等(アンケート参照)
・40代の女性友人同士二人(吉井町)
座繰りでの糸のとり方など詳しくお話を聞き、いろいろ知ってよかった。
・小学生連れの親子家族三人(茨城県・古河市)
ネットでバラ園を知った。バラ園周遊中に座繰り体験の掲示を見て立ち寄った。シルクがこのようにして作られることを親子で学べ思いがけなく良い体験ができた。
体験終了後にスタッフが「群馬県の世界遺産、分かりますか」と訊ねた。
返事は「分かりません」でした。
・・・少し時間を頂き、世界遺産や座繰り体験をツールにした広報活動を説明すると近いうちに是非訪ねたいと興味を示してくれた。
・ツアーの初老女性二人(深谷市)
「渋沢栄一記念館」近く在住スタッフが女性に質問した
それでは「田島弥平旧宅」も近いですね・・・と尋ねると・・・
返事は「それって何ですか」でした。思わず自らの耳を疑いました。
登録から10年が過ぎ、新な地道で丁寧な活動を要する実感をさせられた一日でした。
参加伝道師は、A見 隆、K嶋静江、M下寿美子、Y澤朗夫の4人でした。
前橋市文化財保護課のY田さんには、お世話になりました。
*前橋市「蚕糸会館」
1912年に建てられた建造物。国立原蚕種製造所前橋支所として建てられた。当時、日本全国で6箇所に建設された内、唯一の建造物。かつては蚕の飼育方法や品質改良、病気対策など研究して大きな業績を上げた。
(Y澤朗夫メモより)