富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

富岡製糸場で市民が美化活動

2006年12月28日 14時40分10秒 | 世界遺産伝道師協会
今日(12月28日)の上毛新聞に、「旧富岡製糸場周辺 市、消防署 観光整備へ側溝清掃」という記事があり、富岡市まちづくり課と富岡消防署などの35人が、地元住民の要望を受けて城町通りと片倉東通りの側溝に放水訓練をかけた放水で清掃を実施したという記事がありました。これで、来春以降、気温があがっても臭いにおいがしなくなります。

12月5日の上毛新聞には「市退職職員が製糸場など清掃 富岡」の見出しで、県市町村職員年金者連盟富岡支部の約60人が午前8時から清掃作業を実施し、「世界遺産登録に向けて間接的にフォローしていきたい」とのコメントもありました。

12月16日の上毛新聞には「製糸場を華やかに ハボタン、パンジー植栽 富岡実高生 富岡小児童」の見出しで富岡実業高校園芸科学科2年生約30人の指導を受けて富岡小学校3年生の約100人がハボタン約300本、パンジー約200本を植栽して、富岡製糸場に彩りを添えている記事がありました。

富岡市では、富岡製糸場の世界遺産登録に向けての気運が高まり、市民が自ら動いて、地元からしっかりした運動にして行こうとの動きが活発になっています。
伝道師協会も富岡市民とともに着実に動きながら、新年に備えたいと思います。協会員の皆様には、暮から正月用にと活動用パンフレットをお送りいたしました。ご活用ください。

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「富岡製糸場を世界遺産に」のメルマガ2号を発行

2006年12月27日 23時13分55秒 | 世界遺産伝道師協会
メルマガ創刊号を発行して半年。第2号が出せずに苦労していました。今回、何とか体制を立て直して、送信停止寸前で第2号の発行となりました。続刊できる体制ができてきましたので、今後もお楽しみに、お待ちいただきたいと思っています。皆様のご支援、ご購読をお願い致します。

今回の第2号での目次の大項目は次の通りです。
■世界遺産暫定一覧表追加に向けて
■富岡製糸場の見学
■伝道活動報告
■書籍「世界へはばたけ!富岡製糸場」

来年、正月には世界文化遺産の暫定一覧表への追加物件が決まります。また、新しいニュースが出てきます。新年度の動きも楽しみに待ちたいと思います。ブログもメルマガも続けますので、宜しくお願い致します。

ブログを読んでいるので、メルマガまではという方もおありかと思いますが、一定期間の情報を整理して、主要な情報を確認することもできると思います。是非、ご購読いただければ、と考えています。

メルマガの読者登録は下記のアドレスからお願い致します。

http://www.mag2.com/m/0000199017.html


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世界遺産暫定一覧表の追加に向けた文化庁の日程

2006年12月23日 18時07分11秒 | 世界遺産伝道師協会
世界文化遺産の日本国暫定一覧表の追加について、文化庁のホームページ
http://bunka.nii.ac.jp/jp/world/h_14.html
で「今後のスケジュールについて」という項目の記述が最近変わっています。

従来は平成19年に入っての日程は

【平成19年】
1月中旬 第3回世界文化遺産特別委員会の開催
・ 暫定一覧表追加物件の選定
・ 報告の取りまとめ

1月19日 文化審議会文化財分科会の開催
・ 世界文化遺産特別委員会からの報告
・ 暫定一覧表追加物件の審議・了承

1月下旬 世界遺産関係省庁会議

となっていましたが、最近、次のようになっています。

12月下旬~平成19年1月中旬 文化審議会文化財部会世界文化遺産特別委員会で提案について審議、追加物件を選定。

1月下旬 文化審議会文化財分科会において了承

1月下旬 世界遺産関係省庁会議において了承

○暫定一覧表への追加物件の決定が1月19日という、明確な日程ではなくなったようです。

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群馬県内主要駅キャンペーン18回で年内終了

2006年12月23日 00時17分21秒 | 世界遺産伝道師協会
富岡製糸場の史跡と重要文化財の二重指定を記念して、県民に世界遺産の実現に向けてのご理解をいただくことを目的とした“県内主要駅キャンペーン”はJR東日本・上信電鉄のご協力をいただき、JR前橋・高碕・桐生の各駅と上信電鉄の上州富岡駅で18回という大変な数のキャンペーンが実施できました。

各駅とも、乗降客の方が「富岡製糸場を世界遺産に」を訴える各種のパンフレットを気持ち良く受け取っていただきました。万単位で数えるほどの人々に手渡し、お話ができた方も多数おられました。富岡製糸場にお勤めだったことを話される方、富岡製糸場を見ながら育った方、富岡製糸場を見学に行ってきた方、これから見学に行くのにどうすればいいのかという方、世界遺産になるといいですねという方、世界遺産になるまで頑張ってくださいという方、様々な方々が色々な形で関心を示してくださいました。そして、この世界遺産運動が確実に進展していることに確信を持たせていただきました。

運動をする伝道師の側も、今回は主要駅周辺の地域の協会員で運動したために、運動への参加が容易になり、今までのキャンペーンには躊躇されていた方々も参加してくださり、新会員も積極的に顔を出してくださいました。活動してくださるメンバーの拡大にもつながり、来年からの運動に一つのヒントを与えてくれました。

年が明けると1月中に暫定一覧表(リスト)の追加物件が決まります。そこから、また、新しい運動として動き始めますが、身近な所で県民の皆様と対話をさせていただきながらさらに運動を広めていきたいと思います。皆さんで頑張りましょう。

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富岡製糸場が正月三が日、開場されます

2006年12月20日 21時59分20秒 | 世界遺産伝道師協会
富岡市は平成19年正月の三が日に、富岡製糸場を開場し、通常の見学箇所を見学できることとしました。

富岡製糸場の世界遺産運動の高揚に伴い、見学者が急増している現況を大切にして、さらに県民をはじめ、広く人々に富岡製糸場の素晴らしさを知っていただくために、富岡市は正月三が日に開場し、富岡製糸場の魅力に接していただきたいとの方針を決めました。

この期間、富岡市には全国から帰省する人々も多く、初詣で貫前神社、妙義神社に詣でる人々にも立ち寄っていただきたいとの思いもこめられています。

開場は午前9時から午後5時までを予定し、解説事業はありませんので、自主見学となります。

富岡市民の気運が高まってきている大切な時期です。久しぶりに帰省した身内の方や友人を誘い合って富岡製糸場に出向いて見ましょう。

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森まゆみ氏講演「小さな雑誌で町づくり~谷根千の冒険~」

2006年12月19日 23時50分29秒 | 世界遺産伝道師協会
西上州かぶらの里 第3回地域活力講演会~地域を知り、地域を愛し、活力あるまちづくり~で、東京国際大学教授 森まゆみ氏の「小さな雑誌で町づくり~谷根千の冒険~」の講演が行われます。

森まゆみ氏は、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の編集人として、暮らしている町で見つけたもの、大切にしたいものを紹介する雑誌を作っています。雑誌は東京の東に位置する台東区谷中・池之端・上野桜木、文京区根津・千駄木・弥生・向丘・本駒込、荒川区日暮里、北区田端のエリアで、暮らす町で見つけたもの、大切にしたいものを紹介し、調査記録し、次代に手渡す手立てとして作成されています。

本年7月20日に発行された谷根千84号は、特集:上州と谷根千と題して発行されました。

講演の日時 平成19年1月14日(日)開場13;30 開演14;00 終了15;30
会場 下仁田町活性化センター(下仁田町大字本宿3725)
無料 70名程度
申し込み 平成19年1月12日までに群馬県西部県民局富岡行政事務所
TEL 0274-62-9525 FAX 0274-63-5141

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「ゴスペラーズ」に救われる JR桐生駅キャンペーン

2006年12月18日 23時04分02秒 | 世界遺産伝道師協会
12月17日(日)午後1時~3時、JR桐生駅キャンペーンが伝道師協会研修会のため予定を1週間繰り延べして実施。
参加者は世界遺産推進室からOさん、ユーまちゃんのH伝道師、東毛支部からWさん、Eさん、Sさん、Nさん、Tの7人、今年各地のキャンペーンで活躍した面々である。
準備も手馴れたものであっという間に完了、予定時刻より早く12時40分台の電車の乗降客に対してチラシ配りがはじまる。
乗降客は20~30名、好意的にチラシを受け取ってくれる。後は20分ぐらい待たなければならない。ぱらぱらと待合室に来るお客にチラシを配る。

奈良から来た中年のご夫婦に声をかける。職都「桐生」の街並を見に来たそうで有隣館、本1・2丁目方面に行く予定とのこと。旅行雑誌「ルルブ」の影響は大きい。
また、富岡製糸場の女子寮に泊まって昭和62年の閉鎖まで努めていたという女性が懐かしそうに話してくる。
県野球連盟の表彰式に行くという少年野球の指導者は、富岡には試合のためよく行くが、製糸場は見たことがないので今度試合後子供たちをつれて見学に行くからといってくれる。

前半の1時間ぐらいは乗降客も少なくゆったりと時間が過ぎていった。

ところが2時を過ぎると様相は一変、若い女性やカップルが10人、20人と集団で降りてくるではないか、ユーまちゃんを見つけると取り囲んで記念写真、中のHさんも大張り切り、しっぽを振り振り ハイポーズ。大もて。
東京、新潟、茨城、日光、浦和、茨城と各地から桐生へ来たのである。理由を聞くと「ゴスペラーズ」のクリスマス・コンサートが桐生で5時過ぎに開催されるとのこと。東京でのチケットが手に入らないので追っかけてきたとのことである。時間がたっぷりあるので。世界遺産のPRしっかりさせて頂く。
おかげで400部のセットが配布できた。「ゴスペラーズ」有難うという思いである。

2時54分の電車乗降客にチラシを配って、本年度の桐生駅キャンペーン終了。参加者の皆さん寒い中ご苦労様でした。

【今回の原稿は伝道師Tさんが、写真を添えて、寄稿してくださいました。】

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新宿駅でキャンペーン活動

2006年12月15日 13時18分19秒 | 世界遺産伝道師協会
 首都東京の基幹駅でのキャンペーン第4弾として、12月12日(火)11時半から新宿駅において啓蒙活動をして来ました。
 
今回は、伝道師6名と富岡市1名、愛する会1名、県推進室1名の総勢9名。新宿駅長から許可を頂いた新南口前のコンコースの各所にそれぞれ陣取り、持参した三種類のチラシを配布しました。
 
新宿駅は、JRをはじめ京王、小田急、営団地下鉄、都営地下鉄の各社が集まる巨大駅で、1日の乗降客は350万人で世界一とか。しかし、乗降客は多いもののガード
は堅く、私達には目もくれないで通り過ぎる人が殆ど。そうした中、チラシを受け取った人から「富岡製糸場の世界遺産への動き、新聞で見ました」とか、「私は群馬の出身です。富岡製糸場が世界遺産になるよう頑張って下さい」と声を掛けられ、ホッとする一幕もありました。
 
朝からどんよりとした空も昼頃から小雨模様となり、最高気温8度という寒さ。乗降客は片手に荷物、もう一方の手には雨傘というスタイルが多いため、仲々チラシを受け取ってもらえず悪戦苦闘の状態が続きました。それでも、参加者全員がんばり、3時半頃までに、約1,000名の方に、総数2,300部ほどのチラシを配布することが出来ました。
 
今回のキャンペーンで、首都圏の人が少しでも富岡製糸場の世界遺産登録への理解を深めてもらえればと願いつつ、帰路につきました。

(この原稿は活動に参加されましたM..Mさんが書いてくださいました。有難うございました。)
   




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「14デニールの糸をひいてみよう。」に参加して・・・

2006年12月14日 10時00分27秒 | 世界遺産伝道師協会
先日(12月)の9日に絹の里において、外山さんが企画してくださった『14デニールの糸を・・・』に参加してきました。富岡製糸でも、ひいていたという細い糸を実際にひいてみようということで、狩野絹主監さんの指導のもと伝道師とドイツからの留学生、総勢で9人参加しました。

朝は9時に集合して、予め狩野さんが煮繭しておいてくれた繭から、糸口を捜す作業から入り、いつもより沢山、丁寧にケバを取り、1本の糸を捜し出しました。1粒が3デニールなので5~6粒で15~18デニールになります。細いので切れてしまうと結ぶのも一苦労で、困っていましたら、狩野さんが見ないで糸を結ぶ方法を教えてくださいました。富岡製糸は若い娘ばかりだったとはいえ、やはり見ずらかったと思うので、彼女たちも、こうしたのかなー、と思いをはせながらの作業となりました。伝道師の工女は楽しくおしゃべりしながら、ひきましたが、彼女たちは、きっと、おしゃべり禁止だったんだろうなぁ、と思うと気の毒な気がしましたし、私ならおかしくなってしまうと思いました。この作業を12時半までやり、午後は全員でカセあげをしましたが、これが、また見えなくて見えなくて、大変な作業でした。

枠周が約120cmなので回転数で自分が何メートルの糸をひいたか分かります。わたしは、7000メートルくらいでしたが、1等工女?のTさんは15000メートルくらいひいていました。きっとTさんが働いていたら、給金の他にボーナスも沢山出たと思います。この一日の作業で肩や腕が痛くなりましたが、本当に綺麗な糸ができました。Tさんは、どこかの神社に奉納するそうです。とても素敵なことですね。

その後残った繭から、じかひき、という糸のひき方も教えて頂き、このほうが私には面白い糸で、作ってみたいものが浮かんできました。こうしてたっぷり五時まで作業しました。不慣れなので疲れも酷いのかとおもいますが、綺麗な糸を手にした時、この疲れは、吹っ飛びます。彼女たちも自分のひいた糸を前にした時、達成感や充実感があったんでしょうね。そうでないと、この同じ作業を続けるのは困難です。私たちも気持ちよい満足感とともに帰宅できました。いろいろ教えて下さった狩野さん一「1等工女」のTさんのお骨折りに感謝いたします。また、お手伝いに来て下さった結城さんにも感謝します。

この稿は研修に参加された伝道師C.Iさんが寄稿してくださいました。有難うございました。
   

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「速水堅曹の幻の自叙伝 子孫が発見」と上毛新聞

2006年12月13日 22時59分19秒 | 世界遺産伝道師協会
 記事は「日本初の洋式器械製糸所『藩営前橋製糸所』を設立するなど製糸業の礎を築いた速水堅曹(はやみ・けんそう)(1839-1913年)の幻の自叙伝「六十五年記」が子孫によって発見された。」と書き始め、”65年記”が雑誌「蚕業新報」という大正期の雑誌に載っていたことを発見されたことを報じています。原本は発見されていないので、この雑誌の記録は、富岡製糸場研究には欠かせない”一級資料”と上毛新聞は考えています。この発見で、富岡製糸場の所長を2度務めた速水の富岡製糸場の経営など様々な政府への献策や折々の所感などが明らかになってきました。

 この「六十五年記」は、速水が65歳の時に書いたとされる自筆自叙伝です。「六十五年記」という題名は蚕業新報社が雑誌に掲載するために命名した物と考えられています。この、自叙伝の存在はこれまで研究者の間で知られながらも、行方が分からず、全容は謎に包まれていました。

 速水の子孫で、富岡製糸場世界遺産伝道師を務める速水美智子さんが昨年、蚕糸業研究に役立ててもらいたいと調査に乗り出しました。そして、この資料を大日本蚕糸会で発見することになりました。

詳細につきましては、12月13日の上毛新聞の電子版でも見られますアドレスは
http://www.raijin.com/news/wed/news03.htmです。

また、「群馬文化」288号(群馬県地域文化研究協議会発行ー連絡先電話027-221ー2346)で「速見堅曹自叙伝『六十五年記』の発見」(速水美智子著)をお読みいただき詳細をご理解いただきたいと思います。

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