富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

伊勢崎市「はーとふるフェスティバル」で世界遺産活動

2015年12月23日 11時38分45秒 | 世界遺産伝道師協会

「はーとふるフェスティバル」で活動

 

 伊勢崎市ふくしプラザでは、12月3日から12月9日までの「障害者週間」の趣旨に基づき、「一緒に考え、一緒に築こう伊勢崎の福祉」をテーマに「第18回はーとふるフェスティバル」を開催します。参加は22団体です。

 イベントは12月5日(土)、6日(日)の両日行われ、伝道師協会では去年に引き続き今年も活動をさせていただきました。前日に資材搬入を済ませたので、朝9時半に集合して展示等の準備をし、活動開始です。

5日はチャリティーバザーや豚汁の無料配布があったため、お客様も多く活気がありました。繭クラフトは65人が作っていきましたが、子どもより年配者が多かったように思います。来館者は、私がお聞きした方たちは全員、伊勢崎市在住でしたので、「田島弥平旧宅」の話をしましたが、知っているけれど行ったことはない方がほとんどでした。

 私たちの活動場所は1階の無料体験コーナーで、繭クラフトを中心に、パネル展示やチラシ配布を行いましたが、他団体の出展を見たり作品を買ったりする楽しみもありました。

5日の参加伝道師は6人(K嶋静江、U澤祐一、T本忠久、K井拓美、N田裕美子、M井かつ枝)です。

 

6日は前日に比べて来館者が少なく、繭クラフトは45人でした。パネルの前で足を止める方もあまりいなかったのですが、なかには「田島弥平旧宅」へ伊勢崎駅から東武伊勢崎線に乗って境町駅で降り、シャトルバスに乗って行こうと時刻表も調べてあるという女性がいました。

伝道師は時間的に余裕があったので、「バルーンアート体験」や「健康チェック」をしたり買い物を楽しんだりしました。6日の参加伝道師は6人(F本厚二、T柳枝芸子、A井春枝、K谷美千代、N田裕美子、M井かつ枝)です。

午後3時の終了時間が来たので資材を片付けて事務局へ挨拶をして解散となりました。

(Y.N 記)

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桐生市立西小学校「学校キャラバン」世界遺産・富岡背イオ市場と絹産業遺産群

2015年12月15日 20時36分17秒 | 世界遺産伝道師協会

桐生市立西小学校「学校キャラバン」

 11月11日(水)、前日は雨模様でしたが当日は晴れてほっとしました。

 校門に入り、資材を下ろしていると柿沼教頭先生がおいでになり会場となる体育館に案内して下さいました。

 先生方にも協力して頂き体育館の両端に世界遺産講話と座繰り設備とを配置して準備を終えました。「カイコの一生」のDVDの代わりにO野伝道師が持参した繭や写真でカイコの話を伝えることとしました。

 3年生51名が佐竹先生、横山先生の先導のもと整然と入場し、Ⅱ校時(午前の後半)を使って学校キャラバンです。

 子供たちの挨拶に続き、参加伝道師5名の自己紹介と「富岡製糸場と絹遺産群」概要説明で始まりました。

 世界遺産講話と座繰り・カイコとを二組のローテーションで実施しました。

 まず3年1組が世界遺産講話(S場伝道師が説明・T比地伝道師はPC操作)を受けました。 子供たちは世界遺産が沢山あることに驚くとともに富岡製糸場始めとした絹遺産群が果たした役割が日本が世界一の生糸生産国になったこと、絹を身近なものに変えたことと等興味深く聴き入っていました。

 質問の中に「「花燃ゆ」の中で生糸の暴落がなぜ起きたのか?」がありました。

 

    (説明するS場伝道師とT比地伝道師)

 3年2組は座繰りとおカイコさんの話からから始まりました。J保伝道師が煮繭してきた繭をみご箒でこすると糸が出てくるのを不思議そうに眺め、一つの繭から糸が1000mから1500mの長さがあると言うことに驚いていました。

 それぞれの子供たちに索緒と繰糸両方の体験を喜々として取り組んでいました。

 

(座繰りを指導するJ保伝道師とO野伝道師)

  繭の標本の説明では日本種と中国種との交雑でより優秀な品種が出来ること、小石丸のような昔の品種と比べると現在の品種は大きくなっていること、家蚕のほかに天蚕やクリキュラ野蚕にも触れ、熱心にスケッチもしていました。

 

(繭標本に見入りスケッチする子供たち)

 桐生には白瀧神社はじめ多くの織物関連施設が絹遺産として登録されておりますが、家業が織物業の子供もいたり、地元の協力で鯉のぼり作りに取り組んだり、織物が息づいていました。 西小学校は明治12年に開校した安樂土分校まで遡る桐生でも由緒のある小学校です。

 学校キャラバンの後に小山校長先生に御願いして資料室に保管してある県令楫取素彦が明治16年に揮毫した大きな校名額「安楽土西学校」を見学し、学校を後にしました。

                            Y.Y 記

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太田市立鳥之郷小学校で世界遺産学校キャラバン

2015年12月15日 19時47分44秒 | 世界遺産伝道師協会

太田市立鳥之郷小学校で学校キャラバン

 

12月11日、太田市立鳥之郷小学校で学校キャラバンを実施しました。

鳥之郷小学校は愛鳥教育に特色がある小学校で、昭和40年代から継続して野鳥の巣箱作りなどに取り組んでおり、一連の野鳥保護の活動が評価されて平成25年に環境大臣賞を受賞しました。平成21年に現在の場所に建て替えられた新しい校舎には、地区の人口増を背景に、たくさんの子どもたちが通っています。今回のキャラバンでは、6年生約70人を対象に、T比地伝道師を講師として、学習用パワーポイントにより講話の授業を行いました。

 

講話を始める前に、富岡製糸場に行ったことがある人に手を上げてもらいましたが、距離的に離れているためか、それほど多くありませんでした。ちなみに、最も近くの構成資産、田島弥平旧宅に行ったことがある子どもは一人もいませんでした。伊勢崎市から派遣されている身として少し残念に思うとともに、近隣自治体に来訪を呼びかけるのは大事なことだと気づきました。

 

講話は、通常の学習用パワーポイントの話に加えて、質問やクイズをまじえて進められました。子どもたちに知っている日本の世界遺産を聞くと、清水寺などの京都の寺社仏閣、姫路城などがあげられました。講師が、近くにある世界遺産の例として、日光の社寺のことを話すと、子どもたちは感心して聞いていました。また、1匹の蚕がはき出す糸の長さを聞いて驚きの声が上がったり、日本が最初に開港した港を真剣に考えて発言したり、これまで学校の授業で得た知識を基に、しっかり講師の話を聞いて答えている姿が印象的でした。

 

 T比地伝道師は、富岡製糸場の話に加えて、近代化産業遺産である中島飛行機の工場跡の話や、鳥之郷小学校の近くに残されている石碑についての話など、子どもたちが地元の歴史について興味や関心を持って考えられるようにいろいろな話題を提示していました。授業の最後には、今後の学習活動に広がりをもたせられるよう、子どもたちに地名についての宿題を出して講話を締めくくり、授業終了のチャイムとともにお互いに元気よくお礼の挨拶をして、キャラバンを終了しました。

 写真:講話をするT比地伝道師

(事務局H.K 記)

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東吾妻町立岩島小学校での世界遺産学校キャラバン

2015年12月14日 08時46分58秒 | 世界遺産伝道師協会

東吾妻町立岩島小学校での学校キャラバン

 

 11月18日(水)、周りの山の紅葉が一望できる、東吾妻町の岩島小学校へ学校キャラ

バンで伺いました。

昨年も伺いましたが、児童たちの挨拶には、大人顔負けの礼儀正しさ、先生の指導の

程が垣間見ることができました。校長先生から学校の様子などについてお話を聞きました。

近年の少子化の影響はどこでもあるようで、生徒数も年々減少していて今日のキャラバンの対象、3年生は12名で1クラスだそうです。中学校は今年度統合されて、1校になりバス通学になるそうです。

3年生、12名の元気な挨拶から始まり、何と今年「富岡製糸場」に見学に行って来たとの事、さらにN木伝道師の顔を見て「富岡製糸場にいた人だ」と歓声をあげていました。おぼえていてくれたようです。嬉しい事ですね。

パワーポイントによる世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」をN木伝道師が丁寧に説明

し、地名等「上毛かるた」を時々入れると、さすが「群馬の子供」反応が早く、12名で

すが倍以上の声が教室内を響き渡っていました。

次に、「カイコの話」をS藤伝道師が解りやすく話されました。岩島小学校では、3年程前から3年生が蚕の飼育観察をしているとの事で、蚕に関する質問があり、蚕糸に関する元プロのS藤伝道師が、解りやすく説明しました。

座繰り体験と繭クラフト体験は、人数が少ないので半分ずつで同時進行となりました。

座繰りの準備段階で煮繭中のポットのふたを開けると休憩時間の生徒たちが集まり「丸亀製麺のにおい」がすると言って集まって来ました。あの臭いが今の子供たちには、うどん屋での「うどんの茹でるにおい」だったとは驚きでした。

座繰り体験は、ベテランY田伝道師が糸の長さ、太さ、さなぎについて解りやすく説明し、和やかな雰囲気の中での体験だったと思います。

繭クラフトでは、「ぐんまちゃん」を作るのは全員初めてと言うことで作り上がるまでは

大変でしたが、繭が「ぐんまちゃん」らしくなって来ると児童たちの顔にも「笑み」が出て来てほっとしました。

終わりの挨拶も「24の瞳」が、倍くらいの輝きに感じる学校キャラバンでした。

活動した伝道師は、S藤(勉)、Y田、N木、Y島4名でした。

                               (Y.M 記)

 

 

 

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11月26日 伊勢崎市境小学校で学校キャラバン・世界遺産講座

2015年12月11日 20時47分15秒 | 世界遺産伝道師協会
1126日(木)初冬を思わせる昼下がりに伊勢崎市立境小学校に学校キャラバンとして伺いました。
正面玄関で子供たちから「こんにちは!」と元気な声で挨拶を受けました。

校長先生のお話ではこの学校はインド・パキスタン・バングラデシュ等から来日している児童も多いそうです。

今回は3年生2クラス52人を総合学習の授業として1校時ごとに交代で、図書室で世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話をM田悟伝道師・PC操作をM田睦伝道師が担当。上州座繰り体験をK井拓美・N田由美子伝道師、DVD操作をK谷美千代伝道師が担当しました。
教室に期待をこめて入ってきた子供たちの第一声は「くさい!」…煮た繭の独特の臭いに敏感?

伝道師は慣れたのか?加齢なお年頃で嗅覚が鈍感になったのか?あまり感じなくなっておりました。

M田睦伝道師が「蚕の一生」のDVDを持参したので、座繰り体験とDVDを見る班と半分ずつに分けて実施しました。1学期の総合学習で蚕を飼育した子供たちなので、DVDを見ながら「あっ!これやったことあるよ。「まぶし」が出てくるシーンでは学校では「トイレットペーパーの芯」を使ってやったよ。とかいろいろ画面を見ながら解説してくれる子供たちもいて、逆に私のほうがフン!フン!なるほどとDVD画面に見入ってしまう次第でした。
「出来た繭はどうしたの?」と聞くと、先生が「蛾が出て来ないように冷蔵庫に入れたよ!」と返事がありました。
海外の子供達も一緒の座繰り体験をして、インターナショナルな雰囲気でこちらも楽しい時間を共有できました。

1学期は蚕を育てる。2学期は座繰り体験・3学期は繭クラフト、そして伊勢崎織物会館でコースター作りで3年生の蚕に関する学習は終了するそうです。4年、5年とテーマを決めて6年生になると夢は大きく海外発信をするそうです。(アメリカの姉妹都市の小学校など)

境地区は江戸時代に六歳市が開かれ、生糸の取引が盛んな場所で、日光例弊使街道の宿場としても大変栄えた所です。また昨年6月、市内の田島弥平旧宅が世界遺産に登録されたこともあって境小学校では地域学習の一環として、絹遺産を取り上げているそうですが大変素晴らしいことだと思いました。

(60年前?上毛カルタで地域を刷り込まれた元子供としてはこの取り組みは羨ましいかぎりです。)M.K記

 jpg 写真 M田悟伝道師の解説 

写真1 蚕の一生 DVD

写真2 楽しそうにDVDを見ています。

写真3 もう一人のベテラン K井伝道師

写真4 座繰り体験 子供たちの手が可愛らしい!

 

写真5 座繰りのベテラン N田伝道師

 

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『富岡・銀座まちなか交流館』11月の活動報告 楽しさいっぱいでした!

2015年12月11日 20時31分03秒 | 世界遺産伝道師協会
 
『富岡・銀座まちなか交流館』11月の活動報告
 
銀座まちなか交流館での活動は、
和やかなひと時を提供することを心掛けています。
そんな中
「町おこしかな?と思っていましたが、皆様とても優しくほかの観光地と違いおだやかな時間がすごせました」
との感想もお寄せいただきました。活動に参加した私達もうれしくなりました。
ぐんまちゃんストラップとともに、構成資産のお話もきっとしっかり記憶に留めていただけるでしょう。
 
「ぐんまちゃん」作りの最大の難関はカッターで繭を切ることですが、市川さんが繭のカット台を作ってくださいました。
木の厚板に繭を縦にはめる穴をうがったものですが、そばには可愛いぐんまちゃんシールもはってあります。
これがまことに具合が良くて、カッターナイフでの作業安全性が向上しました。
また、サナギを取り出しての説明もスムーズになりました。
蚕の生き物としての不思議さもきっとつたわったのでしょう。親子で会話がはずむほほえましい様子が見受けられました。
ぐんまちゃんぬりえも相変わらず好評です。
 
11月の活動に御参加いただいたのは
I川武男・U原一美・U原千鶴子・O田三枝子・O田春好・O形栄一・K藤基晴・S井広志・S藤英子・T江康・
N嶋弘・N木多恵子・T山政子の各伝道師です。ありがとうございました。

お知らせ・銀座まちなか交流館での活動は12月は13日の日曜日までです。1月・2月は冬季のため休業いたします。
花の便りが聞こえてきたら再開いたしますので、よろしくお願いいたします
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上州藤岡蚕マラソンで世界遺産伝道活動

2015年12月11日 20時03分10秒 | 世界遺産伝道師協会

上州藤岡蚕マラソンで伝道活動

 

第4回上州藤岡蚕マラソンが11月29日(日)、高山社近くの藤岡総合運動公園陸上競技場をメイン会場に開催されました。

この日のメンバーは、I川武男、S楽四郎、O田三枝子、U原千鶴子の4名でした。

集合は7時ですが、渋滞が予想されますという注意事項に外気温3度という冷え込みの中、7時前から集まり、のぼり旗やパネルをセットして準備にあたりました。

当初の予定では、パネル解説とリーフレットの配布だけでしたが、繭クラフトも準備しました。

隣のブースの高山社顕彰会の皆さんとあいさつを交わし伝道活動スタートをと思った途端に、テントやいすに降りた霜や朝露が溶け始めて、てんやわんやでした。

 

午前一番のレースでは小学生の参加が多く、その応援はパパ、ママはもちろん幼児からおじいちゃんおばあちゃんと家族が集まって楽しそうでした。また、ランナーは関東一帯や遠いところは四国からという方もいて、2000人ほどが参加するとても大きなイベントになっていました。

 

レースを待つ選手から、1キロコースを走り終えた子やその家族たちで、私たちのブースはにぎわってきました。

 

特に繭クラフトは、市川さん考案のカッター用のしっかりとした台のおかげで画期的なことがありました。小学一年生や幼稚園の年長さんが「カッターデビュー」することができたのです。今まで低学年の子には、切込みまで入れてあげていました。今回は、自分でやってみるという子には、左手の置き方やカッターの持ち方を教えてから、カッターをゆっくりと動かしてごらんというと、上手に切り込みをいれることができたのです。それには家族の方もとても喜んでいました。一時までにおよそ100個の繭クラフトを作りました。皆さん良い記念のお土産ができたと喜んでくれて、マラソン大会独自の充実感が伝わってくるようでした。

 

子供たちに話を聞くと、東京の小学校で蚕を育てましたということを知り、幼稚園でも園長先生が育ててくれて見せてくれたという子もいました。子供たちが養蚕について触れる機会が確実に増えているようで、うれしいです。

   

高山社についてたくさんの質問を受け、交通規制が解除されたら見学して帰ろうという人がたくさんいました。たまたまその日の大河ドラマで「富岡製糸場の危機」が放送されるとあって、そのことも話題にたくさんあがりました。

   

一時過ぎには交通規制も解除され私たちも二時ころから片づけに入ることができました。朝早くからの活動、お疲れさまでした。  (C.U 記)(写真 S.S)

 

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「かかあ天下―ぐんまの絹物語―in中之条」で日本遺産・世界遺産の広報活動

2015年12月11日 19時35分03秒 | 世界遺産伝道師協会

「かかあ天下―ぐんまの絹物語―in中之条」で広報活動

 

 11月28日(土)、中之条町赤岩の六合保健センターを主会場に、「富沢家住宅」と「中之条町六合赤岩伝統的建造物群保存地区」の日本遺産認定を記念するイベント「かかあ天下―ぐんまの絹物語―in中之条」が開かれ、3名の伝道師(M田睦、K下部、I上雄)が同所で広報活動を行いました。

 主催は、群馬県・中之条町・かかあ天下ぐんまの絹物語協議会・伝道師協会・上毛新聞社です。

 県からは、笠原企画部長・布施世界遺産課長・古澤次長・井上係長・山洞副主幹が参加されました。

 保健センター内のフロアーには、群馬県の日本遺産の構成資産12件のパネルが、すでに昨日のうちに設置されていました。参加伝道師はパネル前で、受付を済ませた来場者に各資産の概要と意義を解説しました。いつか時間を作り興味のある資産を選んで回ってみたいという方もいました。4時間ほどかけて東京方面から参加した方は、赤岩の景観が見たくて来たとのことでした。参加伝道師も世界遺産の4資産中心の解説に加え、新しい解説の分野が広がったという新鮮な感覚を覚えました。

 9時過ぎの受付開始から、地元住民を始め県内・近県・東京などからの参加者約150人が続々と詰めかけ、会場は満員状態です。参加者には伝道師の姿もちらほら見られました。

 10時から開会式があり、「かかあ天下ぐんまの絹物語協議会」会長の笠原企画部長のあいさつ等の後、六合八間太鼓の力強い演奏があり、場の雰囲気を盛り上げていました。

 開会式に続き、県立女子大の松浦教授の「『かかあ天下』その物語の歴史」と題した基調講演がありました。「かかあ天下」という言葉や概念がどんな歴史を持つかについての講演に参加者は真剣に耳を傾けていました。

 昼食休憩には、地元の女性が腕を振るった赤岩名物のとうじうどん・キビのおにぎり・桑こんにゃく・じゃがいも天ぷらなどが振舞われ、伝道師もご馳走になりました。

 六合保健センターの向かいの芝生広場では、地元の特産品を販売するテントが並びました。赤岩公民館では、桐生市・甘楽町・片品村の観光資源のPRが行われました。稚蚕飼育所では、座繰りや組み紐、真綿かけなどの製作体験。かいこの家では養蚕道具の展示。赤岩地区のガイドツアーやウオークラリー、スタンプラリーなど盛りだくさんのイベントが行われ、風もなくのどかな陽ざしの中を参加者は思い思いに楽しんでいました。

 午後の部は、4人のパネリストにより「『かかあ天下』の郷づくりー赤岩の景観を未来に」をテーマとした座談会が行われました。

地元の歴史に女性の果たした役割、赤岩の素晴らしい景観を生かした地域の振興、地元特産の料理を方言によるメニューで提供するなど多岐にわたる振興策が示されました。

 午後2時を回り、全ての催しが終了となりました。関係者にあいさつし、赤岩を後にしました。

 途中、M田理事の案内で中之条地区にある県内最大級の養蚕民家を見学し、満足感が疲労感を超えた思いで家路に就きました。

             (Y.I 記)

 

 

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さいたま新都心 コクーンシティでの世界遺産伝道活動 大変にぎやかで大好評でした

2015年12月04日 21時29分20秒 | 世界遺産伝道師協会

コクーンシティでの活動報告


今年は暖冬とはいえ、急に朝晩の冷え込みが強くなってきた11月22日(日)、早朝より遠方から集まってさいたま新都心にあるコクーン②において伝道師活動を行いました。


正面玄関を入ってすぐの“おもてなし広場”に机・イスを並べ、パネル展示・解説、チラシ配布、繭クラフト、世界遺産クイズ、又、生きたカイコ、繭、生糸の展示などを行いました。群馬県の小学校はカイコの飼育をするところが多いようですが、埼玉は少ないのか初めて本物のカイコ、繭に触れる子が多かったです。

カイコを手にとって、その感触を味わうことができるので、常に沢山の方々で賑わっていました。繭クラフトでぐんまちゃんを作りながら会話がはずみ、できあがるころには、“知らない人とこんなに話ができて、なんだか元気をもらいました。是非、四ヶ所まわってみたいです。ありがとうございました。”と頭を深々と下げて行かれたご夫婦は栃木から遊びに来られた方でした。孫と一緒に来た女性も“私も作っていいかしら?”と童心にかえったようで、楽しそうでした。さいたま市は色々な所から移ってきた方が多く、群馬出身の人も結構いました。それでもまだまだ認知度は低いように思います。

最後に、担当してくださった片倉のT橋様が、幅広い年齢層の方が多く足を止めて関心を示してくれたので、来年は三階の特設場で計画したいというようなことをおっしゃっていました。

参加伝道師はK藤会長、M田睦、I上雄二、K下部邦彦、K林春樹、U沢祐一、T井八千代、N塚晶彦、U井洋子、I井玲子の10名、と“活動に参加できず気になっていました。今日は午前中だけですがいいですか”と飛び入りで小野恭子さんが初参加しました。参加された皆様には一日長時間に渡り、お疲れ様でした。(R.I記)

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おおた・まちの先生見本市」で世界遺産伝道活動

2015年12月04日 21時13分42秒 | 世界遺産伝道師協会

おおた・まちの先生見本市」で伝道活動

 

 11月29日(日)、太田市藪塚町の太田市立藪塚小学校で開催された「第6回 おおた・まちの先生見本市」は環境やものづくりなど、太田市の企業や団体、個人が持つ知識をこどもたちに“まちの先生”と一緒に遊びながら楽しく学ぶ見本市として、さまざまな体験や展示を通して学校教育だけでは身に着けることの難しいことを地域の力で伝えるイベントです。

 NPO法人みんなの未来研究所、太田市、太田市教委などでつくる実行推進協議会が主催で72団体の参加ですが、伝道師協会は「(財)MROものづくり研究機構」との共同出展で、パネル解説、パフレットの配布と解説、それと「座繰り体験」のコーナーで、S井、J保(千)、T比地、N島(進)、F本、N田の6名が活動しました。

 開場は午前10時ですが、その前から続々と来場者がつめかけてきます。

来場者の多くは小学生を中心とした家族連れで、「座繰り器」は、あっという間に取り囲まれました。そこはそこベテランのJ保さんを中心に手際よく体験をしてもらいました。

 子供が座繰り体験に熱中しているあいだに、家族の皆さんには、パンフレットを渡してパネルの前に案内し、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、じっくりと解説することができましたので話をする時間が、ついつい長くなりました。

 引きも切らず、体験される方々が続き、昼食もままならない状態でしたが、午後2時を過ぎたころになると、それまでの賑わいはどこへやら、潮が引けるがごとく引けていきましたので、やっと見つけた休憩時間を参加者は、思い思いに出展ブースを見て回ることができました。

 そうこうしているうちに午後3時となり、当店も店仕舞いをして本日の活動を終了しました。また、太田市の職員お二人には、いろいろとお世話になりました、ありがとうございました。

(S.N記)

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