富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

平成26年度 群馬県農林水産関係機関成果発表会(蚕業分科会)が開催されます。

2015年01月18日 19時18分16秒 | 世界遺産伝道師協会

平成26年度 群馬県農林水産関係機関成果発表会(蚕業分科会)のご案内

日時 平成27年2月4日(水)10時35分開会

会場 群馬県庁 29階 294会議室

1.遺伝子組み換えカイコ実用化研究(10時40分~11時)

蚕糸技術センター 蚕糸研究係 原伸夫氏 ・伊藤 寛氏

(課題要旨)

付加価値の高い繭生産を図るために取り組んでいる遺伝子組み換えカイコ実用化研究の概要を説明するとともに、この研究の成果として、養蚕農家による飼育組合が有用物質を生産する遺伝子組み換えカイコの稚蚕共同飼育所での繭生産を開始ししたので報告する。

2、群馬オリジナル蚕品種の特徴と性状維持(11時~11時15分)

蚕糸技術センター 蚕糸研究係 下田みさと氏

(課題要旨)

当センターで育成した群馬オリジナル蚕品種とその元首について、性状を確認するため春蚕期と晩秋蚕期に飼育試験を行っている。ここでは、」今年度の飼育成績とそれぞれの特徴を維持するための取り組みについて報告する。

3、冬虫夏草菌培養に適する蚕品種の検索と現地飼育の状況(11時15分~11時30分)

蚕糸技術センター 蚕糸研究係 清水 健二氏

(課題要旨)

冬虫夏草菌培養に生きた蚕蛹を安定供給するには、異常高温が一因と考えられる死ごもりや未化蛹繭の対策が必要となる。昨年度は、高温飼育条件に適応性があると思われる蚕品種の選定を行った。今年度は、選定した蚕品種について高温飼育と養蚕農家による現地飼育試験を実施したので報告する。

4、平成26年度の普及活動と今後の課題(11時30分~11時45分)

蚕糸技術センター 技術支援係 鹿沼 敦子氏

(課題要旨)

当センターでは、繭生産基盤の強化と優良繭生産のため、養蚕農家への技術的、経営的な支援を行っている。昨年2月の大雪被害からの復旧や、優良繭生産のための蚕病発生防止対策、今年度の初冬蚕飼育の取り組みについて紹介する。

5、蚕糸に関する学習支援と蚕の教材利用(11時45分~112時)

蚕糸技術センター 技術支援係 山口 純次氏

(課題要旨)

蚕糸業は、明治期以降、群馬県の基幹産業として発展してきた。当センターでは、蚕糸技術・文化の継承、蚕糸業に関する理解促進勝どぷの一環として、学校等における蚕糸に関する学習支援を行っているので、その概要を報告するとともに蚕の教材利用について紹介する。

 

※信仰の都合で発表の順位や時間を変更することがあります。

※発表要旨集は、当日受付で配布します。

問い合わせ先:群馬県蚕糸技術センター TEL 027-251-5145

 

子のご案内は蚕糸技術センターから頂いた案内から転載しました。(Kon)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第15回「蚕糸絹業新年の集い」が盛大に開催されました

2015年01月17日 09時46分51秒 | 世界遺産伝道師協会

平成27年1月16日(金)15時~ 前橋市の群馬ロイヤルホテルで第15回「蚕糸絹業新年の集い」が106名の参加で盛大に開かれました。主催は「群馬の絹」活性化研究会です。

昨年6月の「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を受け、絹業を取り巻く厳しい状況の中で、絹業に光があてられる状況も生まれてきたことを感じつつ、いつもの年よりも明るい新年のつどであったと思います。

蚕糸兼業が日本んで継続して行くのに厳しい状況には違いありませんが、”世界遺産登録”をてこにして何とか産業として「蚕糸絹業」を続けていきたい。

そして、それは群馬県からだ!との皆さんの思いのこもった新年の集いでした。

集いは、開会のあと、まず、主催者挨拶 「群馬の絹」活性化研究会 澤田好美会長

来賓祝辞  大澤正明 群馬県知事(代理 茂原 璋男副知事) 

        大澤憲一 群馬県農協中央会・各連合会会長

        木 賢 一般財団法人大日本蚕糸会会頭

        浜田敏白 群馬シルク研究会会長

澤田会長は世界遺産登録の実現で関心が高まっている今、川上から川下まで力を合わせて蚕糸絹業を元気にさせる努力が必要とあいさつ大日本蚕糸会木会頭は世界遺産登録を機に皆さんが努力しているこの時に、財政的なめどもついたので、繭生産の振興のために新しい補助制度の創出を考えたいと挨拶。

群馬県蚕糸振興会藤枝貴史理事長が乾杯しました。

例年、山口きもの学院の人々による華やかな舞台は今年も礼装舞と日本舞踊で華やかでした。この輪がもっと広がり蚕糸絹業がさんギョプとして残せる自信の持てる時が来ることを期待した新年の集いでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本図書館協会の選定図書になりました

2015年01月16日 18時37分42秒 | 世界遺産伝道師協会

昨年、富岡製糸場世界遺産伝道師協会が執筆、編集して上毛新聞社から発行した、『まるごと{世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群}建築ガイド{/』(上毛新聞社刊)が日本図書館協会の選定図書になりました。

売れ行きも好調で、第1刷の半数以上が販売完了です。

富岡製糸場と絹産業遺産群の見学には必需品の書物になっています。

地方出版ですが、首都圏、また全国から世界遺産”富岡製糸場と絹産業遺産群”を訪れたいと考えている人の必読書です。お近くの書店にご注文下さい。

本体は」1200円+税です。

更に、富岡製糸場について詳しく知りたい方には富岡製糸場世界遺産伝道師協会で執筆・編集しました「g富岡製糸場事典」(上毛新聞社刊)本体1500円+税、をご活用ください。

子供向けには『世界にはばたけ!富岡製糸場~まゆみとココの不思議なあ旅』を富岡製糸場世界遺産伝道師協会の企画・編集で上毛新聞社から発刊し、すでに5刷を重ねています。ご活用ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年!!!世界遺産登録で気を抜かずに、さらなる普及活動を!

2015年01月15日 18時13分29秒 | 世界遺産伝道師協会

謹賀新年!!!

世界遺産登録で気を抜かずに、さらなる普及活動を!

平成26年は「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録された記念すべき年になりました。平成16年から様々な苦労を乗り越えて10年間登録運動を継続し、多くの人々に世界遺産の価値を訴え続けてきた成果が平成26年6月21日、カタールのドーハの世界遺産員会で議長がテーブルを小槌でたたき「Congratulation Japan!」と発言した瞬間に実りました。凄いことでした!あきらめないで頑張ることの大切さを痛感した瞬間でもあります。パブリックビュウイングに集まっていた仲間たちが、喜びではじけました。感動の瞬間でした。

世界遺産登録で、これからの資産の保護管理普及に群馬県人として大きな責任を負うことになりました。絹産業が存亡の危機に置かれている時、それを放置していていい筈もなく、世界遺産は黙っていて理解が深まるわけもなく、今後、永久に「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産として持続していく基礎をしっかりと作っておかなければなりません。

今こそ我々伝道師が「富岡製糸場と絹産業遺産群」の本当の価値を語り継ぎ後世にまで理解の輪がつながる基礎づくりをしなくてはなりません。世界遺産を支えている多数の「ぐんま絹遺産」もあります。身近な所の絹遺産も大切にシルクカントリーの姿を保てるように、元気で今年も活動して参りましょう。

活動の展開の都合上組織改編が必要になるかもしれませんが、これからも「富岡製糸場と絹産業遺産群」について語り・動いて群馬が育ててきた絹文化を後世にまでつなげていく努力をして行きましょう。

今年も年頭に当たって的確に課題をつかみつつ活動にまい進し。皆様とともに前進していきたいと思っています。本年もよろしくお願いいたします。

平成27年 元旦

富岡製糸場世界遺産伝道師協会会長 近藤 功

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする