富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

イタリアの保存技術専門誌に掲載

2022年12月29日 13時22分07秒 | 世界遺産伝道師協会

イタリアの保存技術専門誌に掲載されました

富岡製糸場西置繭所で開催の建築遺産の保存と研究についてのシンポジウムが、イタリアの保存技術専門誌に掲載されました(INTERNATIONAL TRENDS IN ARCHITECTURAL HERITAGE CONSERVATION AND RESEARCH)

 

 2022年2月20日(日)、富岡製糸場西置繭所にて群馬大学国際センター陳雲蓮研究室(建築史)主催の国際シンポジウム「建築文化遺産の再生保存と研究:ヴェネチア、富岡製糸場、蘇州大学・近代キャンパスを中心に」が開催されました。11月、その内容がイタリアの文化、歴史、保存技術に関する専門誌「ANANKE 95号」に掲載されたとのお知らせがありました、シンポジウムの内容とあわせて報告いたします。

このシンポジウムは富岡製糸場西置繭所をメイン会場に、オンラインにて日本各地・イタリア・蘇州をはじめとする中国・カナダ等各国を結び、研究者が中心のものでした。伝道師協会にもご案内をいただき、広報等のお手伝いをいたしました。冒頭のオリエンテーションでは、陳先生より「富岡製糸場世界遺産伝道師協会」の名前をあげて参加と協力について丁寧な謝辞がありました。古くからのシルクの名産地である蘇州、シルクロードの到達点のイタリアと日本、時空を超えた絲綢之路としてオンラインで空間を共有し、西置繭所から私たち伝道師協会の名前が世界に届けられたことは感慨深いものがありました。

 基調講演は、ヴェネツィア建築大学のジョルジョ・ジャニギアン教授による「イタリアの歴史的建造物の保存再生ーヴェネチアの経験はいかに継承されるか」です。建築遺産の保存再⽣における⺠主主義的考え⽅について、それぞれの建築はユニークで、⼤規模なものから⼩さなもの、古代から現代のものもあり、記念碑的建築物、普通の建築物、さらには貧弱な建築物も歴史によって多種多様の変化があり、互いに調和して共存していると説かれました。それらの時代性と多様性を活かし、その総合的な豊かさを継承していくことが重要であるとのお話でした。レジュメを引用いたします。「良いか悪いか、⾦持ちか貧乏なものか、健康か衰退か、それら全てが我々の歴史を表しています。その真正性を回復すべきです。記念碑的または象徴的な建築物のみに焦点を当てるだけではなく、基本的またはマイナーな建築も必要であり、尊重され、十分な注意が払われるべきである。」

富岡市世界遺産観光部富岡製⽷場課の岡野雅枝氏からは、「富岡製糸場西置繭所の保存整備事業」として、迫力ある動画をもとにこれまでの保存活用の経緯を説明して頂きました。京都⽂教短期⼤学⼭⽥智⼦先生は、「富岡製糸場女子寄宿舎の建築構成の変遷と女性労働者の生活環境」と題し、女子寮の居住構造を中心に社会的な重要性を再評価されました。蘇州⼤学建築学院副教授、歴史建築与遺産保護研究所副所⻑藩⼀婷先生からの発表は「建設文化の受容と文化遺産への応用についてー蘇州大学の近代キャンパスを実例として」でした。キリスト教会によって設立された蘇州大学の近代キャンパスを実例に、近代中国における西洋建築受容の歴史と建造物群の保存のための研究についての報告がありました。日本の共通点も多く中国の近代建築をより身近に感じることができました。

 最後は、ジャニギアン教授とご学友である法政大学の陣内秀信特任教授に委ねられ、「産業、工業遺産と新たな都市史・地域史」として、富岡製糸場を、イタリアボローニャ、イギリス、アメリカ・ローウェルの綿工場等の産業構造との比較し、新しい都市史の重要性をお話頂きました。都市と産業領域の関係、水が運搬と動力として主要な役割を果たしてゆく展開で、建築と都市をエネルギー、物流、経済等多くの視点から学び、知る醍醐味を、躍動感をもって教えて頂きました。

専門性の高い発表でしたが、陳先生の通訳と参加者のご協力もあり、熱意にあふれる暖かい空間からは一体感を感じることができました。敬意と信頼に満ちた時間は心を豊かにし、建造物そして都市の歴史を示す技術の伝播に学ぶことから、世界は広くそして全てが深いところで影響し合っていることを教えられました。ウクライナの侵攻はこの4日後となってしまいましたが、文化遺産を通して学び、世界と繋がることへの勇気と責任感の重要性がより切実なものとなりました。内発的な行動に基づき、世界遺産について自ら学んで発信する伝道師協会の活動の大切さを再認識する機会ともなりました。

「ANANKE 95号」の掲載は陳先生による英文5ページの報告です。前項は建築家・数学者ザハ・ハディッド氏の没後6年特集がイタリア語で、次項はグラダナの景観と建築のシンポジウムの報告がスペイン語で記載されています。その中で、この富岡製糸場のシンポジウムの記事は静かに光を放っております。群馬大学国際センターには貴重な機会を設けて頂きましたこと、そして陳雲蓮先生には地域の文化を尊重して世界と繋げて下さいましたことを感謝いたします。最後に会場運営にご尽力頂きました富岡市役所の皆様、告知にご協力頂いた群馬県世界遺産課とI川武男伝道師はじめ皆様に御礼を申し上げます。(K池志津子 記)

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「旧富岡倉庫乾燥場」令和4年11月の活動報告(その2)

2022年12月28日 11時21分27秒 | 世界遺産伝道師協会

「旧富岡倉庫乾燥場」令和4年11月の活動報告(その2)

◯11月20日(日)お天気がイマイチでしたが、スタートからお客様が途切れず、繭クラフト体験をしていただきました。
ご家族連れ、グループの方も多く賑やかでした。県外、県内いろいろな所から来て下さっています。皆さんよくお話を聞いて下さって有難いことです。
午後短時間でしたが繭花桜を繭クラフトの隣に飾りました。穏やかな秋風に揺れて綺麗でした。富岡市世界遺産観光部長М様がN技術科学大学生15名を引率してお寄り下さいました。
製糸場解説員3人(Nさん・Gさん・Nさん)お立ち寄り下さってお話を伺う事ができました。まちなか交流館担当のSさんもお顔をみせていただき、伝道師の皆さんによろしくお伝えくださいとの事でした。セカイト職員の3名も代わる代わるに来て下さり繭花桜の写真を撮影下さいました。インスタにあげて下さるそうです。伝道師の齊藤さんも立ち寄られました。商工会議所でイベントあったそうで差し入れ頂きました。小雨も降り出し、寒くなってきたので14時過ぎ~片付け作業~15時終了しました。(S田道代 記)(K澤壮子 S田道代 U原一美)

   

・約10年振りに富岡製糸場に来ました。いろいろ新しくなっていますね。(栃木県・4名)

・地元だけど知らない事が多くて…。ありがとう。(群馬県・2名)

・富岡市内から来ました。これからセカイトのインスタ入れて追ってみます。(群馬県・2名)

・繭クラフト作れて良かったです。桜で作られた繭のものがすごい!(群馬県・2名)

・佐久市出身です。蛹が鯉の餌になっていた事を初めて知りました。(東京都・4名)

🏠栃木県4名(1組)・群馬県32名(12組)・東京都13名(4組)・神奈川県2名(1組)・新潟県15名(1組)・兵庫県6名(1組)(計20組72名)

 

◯11月27日(日)天候に恵まれ、また、市役所芝生広場を中心に「秋の古道具市」が開催。セカイト西出入口横に、長テーブル1つとチラシ置台、パネルとのぼり旗2本をセットした。
繭クラフト作りは子供達を中心に大賑わい。なかには小学校を中心に行っている学校キャラバンに参加し楽しかったと話す子どももいて学校キャラバンに参加した伝道師も偶然に驚いていた。(本日活動された伝道師から富岡市内学校キャラバンで座繰り指導を受けましたという女の子が、その時の様子をよく覚えていて身振り手振りで伝道師と話していた。小さい頃にはまちなか交流館にも行った事があるとも。)伝道師もとても喜んでいた。
東京から来たという方に、富岡製糸場が「渋沢栄一」によって作られた事、日本を近代国家に仕上げた世界遺産絹産業遺産群の話をする伝道師。盛況のうちに14時30分頃片付け、15時終了。(N嶋弘 記)(K渕秀子 Y村和子 Z保明子 I川武男 K澤壮子 N嶋弘 U原一美)

          

本日、市川伝道師が新しい立て看板を作って下さり、早速飾らせていただきました。遠くからでもよくわかる大きくて立派な看板です。有難うございました。本日は座繰り活動も行う予定でしたが、都合により行わず、セカイト西出入口横での活動となりました。セカイト職員の方々がお手伝いくださり感謝申し上げます。(U原一美 記)

          

・おじいちゃん家で養蚕していました。いろいろな道具があったのを知っています。(群馬県・2名)

・お友達の家がお蚕を飼っていました。小さい頃桑の実を食べて遊びました。口の周りや服に色がつくのですぐわかり叱られた事も思い出しました。(群馬県・1名)

・明太パーク、蒟蒻パーク、自然史博物館に行きました。教えてもらったのでセカイト行きます。(東京都・3名)

🏠群馬県24名(13組)・埼玉県6名(2組)・東京都3名(1組)・神奈川県2名(1組)・長野県9名(3組)・不明6名(1組)(計21組50名)

 

都道府県内訳:1都10県(以上)

繭クラフト:栃木県6名(2組)・群馬県88名(37組)・埼玉県11名(3組)・千葉県3名(1組)・東京都19名(6組)・神奈川県5名(3組)・新潟県20名(3組)・長野県9名(3組)・兵庫県6名(1組)・不明6名(1組)(計60組173名以上)

座繰り:福島県2名(1組)・群馬県13名(6組)・千葉県3名(1組)・東京都3名(1組)・神奈川県1名(1組)・新潟県3名(1組)・静岡県2名(1組)(計12組27名以上)

 

11月活動日は、ほぼ穏やかな日和に恵まれました。イベントが市役所前広場と芝生広場で開催され、活動日と3/4回重なり沢山のお客様にお寄りいただけました。繭花桜を容器内に固定していただいた宮寺清江伝道師、カバーを作成下さったI田みち子伝道師のご友人とI田様、立看板を作っていただいたI川武男伝道師、セカイト職員の方々、お世話になった皆様に感謝を申し上げます。(U原一美 記)

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「富岡市立妙義小学校」で学校キャラバン(11/8)

2022年12月25日 13時01分29秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡市立妙義小学校」で学校キャラバン

 令和4年11月8日(火)、富岡市立妙義小学校で3年生9名を対象に学校キャラバンを行いました。世界遺産センターからは20分ほどの道のりです。

 本校は妙義山の主峰白雲山の東麓に位置し、まるで妙義山の懐に包まれているような場所に建っています。かつては養蚕が盛んで、富岡製糸場建設の際には当地の杉・檜などが用材として使用されたことはよく知られています。

 12時10分、集合した4名の伝道師で、会場の体育館前に横付けした車から機材を運び入れました。先生方が手を貸してくれるのはどの学校でも同じで、手は足りているのですがその気持ちがとてもありがたいです。機材を確認しブルーシートを敷き、その上に座繰り機をセットしていくのと同時に煮繭の準備をしていきます。

 13時10分からキャラバン開始。児童の前に伝導師が並んで自己紹介。直後にY澤さんによる講話が、パワーポイントを活用しながら始まりました。「今日のおはなし」と黒板に書き、内容について簡単に説明していきます。体育座りの児童が富岡製糸場の画像を見せられ、「これ知ってる?」と、聞かれたところからうなづく反応が見られましたが、大体は静かに画像を見て話を聞いています。世界遺産の仲間として田島弥平旧宅や荒船風穴の話では、床に置いたガイドブックで確認する児童も見られました。「生糸を生産し世界に売った宝物だから大切に守っていこうね。」と伝え、15分の講話を終了しました。

 続いてJ保(千)さん、M下さんの指導による座繰り体験のスタートです。予定時間は30分なので、すぐに説明に入ります。座繰り機を囲むように集まった児童に、糸口から取り出した繭糸を指し、呼び名の変化、繭糸の太さ、カイコは匹ではなく頭と数える理由等について問いを交えながら話し、好奇心を引き出して行きます。さらに、箕ご箒の使い方やハンドルの回し方を実演して見せ、児童への意欲付けはバッチリです。早速3人1組になり、ハンドルを回す子にはゆっくりと、箕ご箒を使う子にはカタカナのノを書くようにと繰り返し伝えます。習字の筆をもつようにしっかり持ち、繭に触らないようにお湯を動かすというアドバイスですぐに上手に出来るようになります。時には「もっと速くするともっと上手になるね。」の応援も入ります。スムーズにできたときは「一生懸命やると良い糸がとれるよ。」とも。繭糸を生糸に継ぐ機結びも体験しました。児童に続いて担任、教頭、校長先生が座繰りを体験し大きな拍手の中、座繰り体験は終了しました。

  

 最後に生糸の帯に担任がハサミを入れるときは、児童は耳をそばだて音を聞きます。カットが終わった瞬間の「お~おっ。」という声と、生糸がもらえることを聞いた児童の嬉しそうな表情が心に残りました。

 J保(千)さんからは、繭糸を巻くカードをプレゼントすることも伝えられました。

 手早く後片づけを終え、校長室に終了のご挨拶に向かいました。現在、全校で54名の本校も児童数減少のためやがて他校との統合計画があるとのお話でした。今日の体験を通じ富岡製糸場と絹産業遺産群が世界の中で果たしてきた功績が児童に伝わることを信じ、紅葉が夕日に染まる校舎を後にしました。

 本日参加の伝道師はJ保千代子、M下禮子、Y澤朗夫、O形の4名でした。

                                                (O形 榮一 記)

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「富岡市立一ノ宮小学校」で学校キャラバン(11/4)

2022年12月23日 14時36分43秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡市立一ノ宮小学校」で学校キャラバン

 令和4年11月4日(金)、富岡市立一ノ宮小学校で4年生2学級56名を対象に学校キャラバンを行いました。世界遺産センターからは10分ほどの道のりです。

 本校の地域には、「ぐんま絹遺産」のひとつである「貫前神社唐銅製灯籠(富岡市重文)」が総門前に建つ貫前神社があります。江戸期から養蚕・製糸業が盛んな地域で、県内外から多くの人が集まる門前町としても栄えました。

 12時55分、集合した5名の伝道師で、機材を西校舎前に横付けした車から3階の集会室、視聴覚室に運び入れました。担当の先生と校長先生が挨拶に出向いてくれたので、その場で簡単な打ち合わせを済ませました。

 13時55分からキャラバン開始。今回は2教室を使用するため、別々の教室での同時進行になります。
講話はY澤さん、座繰りはJ保(千)さん、J保(明)さん、Y村さんが担当です。
1組が講話(5校時)→座繰り(6校時)、2組はその逆になります。児童とのあいさつの後、伝道師の自己紹介で学習がスタート。

Y澤さんによる講話は、パワーポイントを活用しながら始まりました。「貫前神社って知ってるかい。」と身近なことから入ります。
反応があるとさらに「じゃあ、石段の数はいくつかな。」に、「えー、知らない。」の声。
「身近なことでも知らないことはいっぱいあるよね。」と、黒板に書いた講話内容の流れ(下記参照)について簡潔に説明していきます。

   1世界遺産になった理由

   2世界遺産4カ所の名前と場所

   3世界遺産のかつやく

 以後も、質問をし児童の反応を見ながら講話は進みます。電気も十分ではない時代に製糸場にはどんな工夫があったのかという質問に、「窓ガラスで明かりを取り入れた。」と答えた児童は、製糸場を見学したときの記憶と結びついたのでしょう。事前学習の効果ははっきり現れます。まとめでは、富岡製糸場と3つの構成遺産は日本の宝物だから大切に守っていこうね、と伝えました。

 一方、座繰り体験では、座繰り機を囲むように集まった児童に繭を見せ、呼び名の変化、繭糸の太さ、カイコは匹ではなく頭と数える理由等について問いを交えながら話し、好奇心を引き出して行きます。さらに、箕ご箒の使い方やハンドルの回し方を実演して見せ、児童への意欲付けをしていきます。


早速3人1組になり、ハンドルを回す子、箕ご箒を使う子、繭糸を生糸に継ぐ機結びをする子と役割分担をし体験がスタートしました。
時には手を取り指導しながら、「上手だね」、「うまいね」、「もっとゆっくりしようね」、と声をかけると、児童は自信を持って取り組んでいきます。
順番待ちの児童に「よく見ててよ。」との声がけも忘れません。

  

 全員が座繰り体験を終了すると、最後に巻き取った生糸の帯に担任がハサミを入れます。児童は耳をそばだて音を聞き、カットが終わった瞬間には「お~おっ。」という初めて聞く音への感嘆の声が上がります。それは座繰り体験への充実感を表しているようでした。15時30分、各教室ごとに児童と伝道師のあいさつで学校キャラバンは終了しました。

 手早く機材の片付け(拭き取る・洗う・分解する・収納する・運搬する・積み込む)を行い、先生方の見送りを受けながら伝道師同士「お疲れ様でした。」と、声を掛け合い校舎を後にしました。

 本日参加の伝道師はJ保千代子、Y澤朗夫、J保明子、Y村和子、O形の5名でした。

                                                    (O形 榮一 記)

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スターバックス富岡店と富岡高校インターンシップ(11/9)

2022年12月21日 10時41分53秒 | 世界遺産伝道師協会

  「旧富岡倉庫乾燥場活動」11月9日(水)

スターバックス富岡店と富岡高校インターンシップ

~富岡製糸場についてのゲストスピーチ・質疑応答 (場所:富岡高校)~ 

 スターバックス富岡店様より「富岡高校でインターンシップを行うので、その中で富岡製糸場の講話をしていただけないでしょうか。」との依頼をいただきました。
西部支部長のI川武男伝道師と近藤功会長、旧富岡倉庫副理事のK澤壮子伝道師とご相談し、依頼をお受けすることになりました。

11月9日(水)10時より11時、富岡高校において、1年生10名、先生1名、スターバックス富岡店関係者様4名に、K澤壮子伝道師が「富岡製糸場について~工女さんの思い~」についての講話を行いました。
K澤様は富岡製糸場解説員を長くされていて解説員の皆様より慕われている大ベテランの方です。数年前には解説員として当時の大沢知事様へのご案内をされています。
また、普段の解説の他にも工女さんについて特化した解説もされています。
持参くださった和田英さんの写真や各種資料をお見せしながら生徒さん一人一人に語り掛けるように講話をして下さいました。生徒さんは興味深い様子で静かにしっかりとお聞きしていました。

    

11時から11時30分は質疑応答でした。次々と沢山の質問がありました。スターバックス富岡店スタッフ様より12時まで大丈夫ですのでお願いしますとのお話あり、K澤様は様々な質問に適確に丁寧にお答えされていました。生徒さん、先生、スターバックス富岡店皆様より拍手をいただいて終了致しました。   

教室前方黒板上に伝道師活動写真パネル2枚を飾り、生徒さんにはぐんまちゃん繭クラフトをさしあげました。
U原は、講話の初めに伝道師の簡単な説明とK澤講師の紹介をし、質疑応答の司会を担当しました。

今回このような機会をいただいたスターバックス富岡店様、富岡高校様、お世話になりました皆様に感謝を申し上げます。世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の普及啓発活動に少しでも寄与できればと願っております。
また、10月28日(金)にスターバックス富岡店内で事前打ち合わせがあり、K澤壮子伝道師とU原が出席しました。(U原一美 記)

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「富岡市立高田小学校」で学校キャラバン(10/18)

2022年12月18日 09時52分45秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡市立高田小学校」で学校キャラバン

 

 令和4年10月18日(火)富岡市立高田小学校で3年生2クラス16名を対象に学校キャラバンを行いました。

 本校は富岡市の西部に位置し、妙義神社方面に向かう主要地方道が校庭南を通っています。県立世界遺産センターからは15分ほどの道のりです。

 12:45、4名の伝道師が体育館西側の駐車場に集合しました。到着を察した校長先生と教頭先生が、伝道師が挨拶に伺う前に出迎えてくださいました。その場であいさつをし、校長先生、担任の先生の協力も得ながら、校舎裏手口から会場の図工室(2階)に機材を運び入れました。

 セッティングしていると、清掃が始まる前の4年生数人が顔を出し「去年来てくれたよね。」と、話しかけてくれました。伝道師の氏名まで覚えてくれていたのにはびっくり。準備を終え改めて校長室に挨拶に伺いました。校長先生のご実家は養蚕農家だったそうで、畳を上げ蚕室をつくり家族の寝場所も提供して過ごしたことや座繰りをしていたことなどを懐かしそうに話してくださいました。 13:45、集合した児童とのあいさつ、伝道師の自己紹介で、キャラバンがスタートしました。目安は講話35分、休憩5分、座繰り45分、閉会行事5分です。

 講話担当はK藤(基)さんです。児童は4列でイスに座り、膝の上には担任手作りの「ワークシート」を置きスクリーンを見つめています。パワーポイントを使い、写真資料や動画を豊富に取り入れた講話はテンポ良く進んでいきます。「富岡製糸場は何をするところ?」と問うと、「生糸をとる。」と、すぐ答えが返ってきます。「いつ建てられたの?」には、「1872年。」と、再びすぐに答えが返ってきました。「たくさんの機械を外国から買うにはお金が必要だね。お金を手に入れるにはどうしたらいい?」との問いに「生糸を売るといい。」との返答。3年生のこの反応にはびっくり。ワークシートにも一人一人が「ガラスの窓」・「明治9年からは日本人が(運営・指導)やった」など、自分なりにメモを書き込んでいました。()は記録者加筆

 休憩を挟んでJ保(千)さん、M下さんが

担当する座繰り体験です。ホワイトボードに

繭糸→生糸→絹糸と書き、糸の変化について児童に説明し、蚕の卵はタネと言います

と伝えるJ保(千)さん。座繰りの手順や注意点を聞く児童は、早く体験したいという気持ちが早るばかりです。

 2人一組になり、M下さんの「ハンドルはゆっくり、ホウキは速く回して!」のアドバイスで、児童の作業は交代しながらスムーズに進みます。さらに、繭糸の糸口を取り出し鍋に落とす体験も加わり、児童の興味は繭に集まりました。作業の合間には・繭糸の細さとデニール ・工女の賃金 ・ヤマミチなどの部品の説明 も入ります。圧巻はJ保(千)さんの機結びの実演でした。親指と人差し指をスーとずらして結ぶ様子はまるで魔法のようです。担任が座繰り体験に初挑戦した後、巻きとった生糸をカットする音を皆で聞き終了になりました。

 後日いただいた児童の感想文を紹介し、報告とします。    (原文のまま)

・大人の人はそんなたいへんなことを、一人でしていてすごいなと思いました。すごくいいたいけんだと思います。右手と左手の早さがむずかしかったです。

・とみ岡せい糸場のことやまゆのことを教えてくれてありがとうございました。とみ岡せい糸場とまゆがすごいとしりました。

・ざぐりのいろいろなことをおしえてくれてありがとうございました。これからもしごとをがんばってください。

 本日参加の伝道師はJ保千代子、K藤基晴、M下禮子、O形の4名でした。

                                 (O形 榮一 記)

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「旧富岡倉庫乾燥場」令和4年11月の活動報告(その1)

2022年12月16日 13時18分49秒 | 世界遺産伝道師協会

「旧富岡倉庫乾燥場」令和4年11月の活動報告(その1)

11月6日(日)朝から晴天に恵まれ、市役所前広場では「キッチンフェス」で大変な賑わいであった。
 座繰り体験では、県内(富岡・安中)、県外では東京、福島、千葉。静岡県の親子連れが「良い体験が出来た。」とニコニコ顔。
 繭クラフト体験も大変賑わって、自分で作った繭クラフトに、にこにこ。セカイト職員の方が数名寄ってお客様と話され和やかでした。
「キッチンフェス」に来た矢野伝道師より差し入れをいただいた。(N嶋弘 記)(S藤裕子 S田道代 J保千代子 K澤壮子 N嶋弘 U原一美)

 

・高山社のある藤岡市から来ました。可愛いいぐんまちゃん親子で楽しく作りました。(群馬県・4名)

・90才、ぶらりと歩いてきました。ご近所の黒澤さんに教わりながら、かわいいぐんまちゃんができました。(群馬県・3名)

・座繰り、繭クラフト、どちらも体験できて良かったです。(群馬県・2名)

・座繰りとぐんまちゃん作り、小さな娘と楽しめました。千葉と気候はあまり変わりませんね。暖かな日和ですね。(千葉県・3名)

🏠栃木県2名(1組)・群馬県27名(10組)・千葉県3名(1組)・東京都3名(1組)・神奈川県1名(1組)・新潟県3名(1組)(計15組39名)

 

∞座繰り∞

 富岡市役所前でフェスを行っていて、そこからお客様が寄ったり、県外の方で製糸場に来る前に寄って下さったり賑やかでした。たくさんのお客様が見えたので感想を書いていただけなかった方もいました。風もなく穏やかな日で、外での活動もやりやすかったです。午後日陰になってくると肌寒くなってきました。これからは活動大変です。

J保伝道師から鍋煮繭の方法を教えていただきました。
①鍋の湯が沸騰したら一度かき回して少し温度を下げ繭を入れる。②10分押す。③さし水をする。④5分押す。(※一つの動作ごとに湯をかき回すことを忘れない。)

煮繭が上手くできると糸の出方が全く違います。煮繭方法を写真付きで記録し、あまり慣れていない者でも対応できるようにしていただけると良いと感じました。ポットを使うこともあるかと思うので、ポット煮繭のポイントも示していただけると有難いです。(S藤裕子 記)(S田道代 J保千代子 S藤裕子)

 

・祖母と孫で来ました。母が昔やっていました。繭の匂いもなつかしかったです。(群馬県・2名)

・夫は下仁田出身、子供の頃、家で蚕を飼ってました。懐かしいです。妻は北海道出身で初めて見ました。(群馬県・2名)

・昨年富岡市に移住しました。友人に養蚕を初めた人がいます。残していきたいですね。(群馬県・1名)

・今朝、千葉を出て今着きました。座繰り、不思議!(千葉県・3名)

・映像関係の仕事で富岡製糸場に来ました。思いがけず座繰り体験ができ、丁寧に指導して下さり良い写真が撮れました。祖母が佐久市出身で思い出しました。(神奈川県・1名)

・祖母・母・孫の三世代、孫の運転で富岡に来ました。初めての体験嬉しかったです。(新潟県・3名)

🏠福島県2名(1組)・群馬県13名(6組)・千葉県3名(1組)・東京都3名(1組)・神奈川県1名(1組)・新潟県3名(1組)・静岡県2名(1組)(計12組27名以上)

 

11月13日(日)シルクル広場では、道楽市と月一マルシェが催され大変な賑わいでした。
セカイト西出入口の南側に場所を構え、パネルをセットし、長テーブル1つをチラシ置き場に、そして繭クラフトぐんまちゃんはお持ち帰りいただく事に。
人気のぐんまちゃんは全て無くなりました。途中、N嶋さんも見え、M寺さんU原さんK澤の皆で対応。
午後は宮寺さんの指導で(繭花桜の枝を容器に固めるお手伝い)繭花桜が素敵にできました。
N嶋さん、明日同窓会(19人)でセカイトと製糸場を回るそうでお寄り下さり途中活動のお手伝い。差し入れもいただきました。有難うございました。(K澤壮子 記)(M寺清江 K澤壮子 U原一美)

春にセカイト1Fに飾っていただいた繭花桜は、季節を過ぎてからは倉庫に保管していただいていました。
見せて下さいというお客様もいらっしゃる事から旧富岡倉庫室内に保管する事になりました。
枝は簡易に留めてあったので落ちてしまう事がわかり、M寺さん(公民館で繭花教室先生)に、繭花桜を容器内に固定していただきました。枝を一度バラバラにしてから1本ずつ容器内に場所を決めながら石膏で固めていけていただきました。枝がしっかりと固定されているので多少の振動にも耐えられ移動も容易になりました。
また、I田みち子伝道師のご友人が繭花桜カバー(80×80×140cm・木材の枠で周りをビニールシートで覆ったもの)を作成して下さいました。室内は砂埃が入るのでカバーがあると繭花桜を綺麗に保つことができます。ご協力いただいた皆様に感謝を申し上げます。(U原一美 記)

 

・とても賑やかですね。イベントをしているのを知らないできました。(群馬県・1名)

・月一マルシェと道楽市にきました。繭も蚕も見たことあります。(群馬県・4名)

・富岡製糸場に見学に来ました。これからセカイトに寄って行きます。(新潟県・2名)

🏠群馬県5名(2組)・埼玉県5名(1組)・新潟県2名(1組) (計4組12名以上)

 

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「旧富岡倉庫乾燥場」令和4年10月の活動報告

2022年12月12日 16時58分33秒 | 世界遺産伝道師協会

「旧富岡倉庫乾燥場」令和4年10月の活動報告

 10月30日(日)久々の活動、7名の伝道師が集まり朝から和気藹々。
座繰りはY村さんを中心にY野さん、S田さん、O笠原さん。U原さんは繭クラフト、パネル説明。K澤は繭クラフト作り。それぞれ分担を決め活動開始。
次々とお客様、楽しそうに体験をしていかれました。
途中、障害者就業生活支援センターのKさんが見え、「是非、利用者さんに、繭クラフト作りを体験させたい」との依頼がありました。御自身もぐんまちゃん繭クラフトを作っていかれました。I川武男西部支部長と前向きに協力しましょうと話しました。
県外からの家族連れ御夫婦、とっても楽しく座繰りをなさる姿が印象的でした。コロナが落ち着いて普通の活動にもどる日も間近、そんな期待に希望がもてる一日でした。

   
富岡製糸場開業150周年記念イベント「世界遺産サミット」に出席された文化振興課井上様が立ち寄られ、お話を伺う事ができました。有難うございました。(K澤壮子 記)
(活動者 O笠原信之、Y野雅史、Y村和子、S田道代、I川武男、K澤壮子、U原一美) 

・ガールスカウトで来ました。とても楽しかったです。(群馬県・2名)
・短い時間で、親子で楽しく作れました。良い旅の思い出になりました。(埼玉県・3名)
・家族みんなでぐんまちゃん繭クラフト楽しく作りました。有難うございました。(東京都・2名)

🏠群馬県2名(1組)・埼玉県6名(2組)・千葉県6名(3組)・東京都2名(1組)(計7組16名)

∞座繰り∞

7月以来の久々の活動という事もあり、いろいろ戸惑いながら進めていきました。
また、昨日と今日は富岡製糸場で150周年のイベントがあった事もあるのか、お客さんも結構来ました。
季節もいい時期で、遠方から泊りの人も多く、富岡製糸場を含め座繰りも初めてのお客さんで楽しくやっていました。
遠方からの見学者の皆さん座繰り体験を大変喜んでくれるお客様でした。(矢野雅史 記)
(担当者 O笠原信之、S田道代、Y村和子、Y野雅史)

  

・トミーの宝探しがメインで、これから製糸場の近くへ行ってきます。学校で繭が糸を吐くところを見たので、座繰りも楽しいです。(群馬県・3名)
・富岡製糸場見学のために来ましたが、初めての座繰り体験楽しみました。(千葉県・2名)
・糸口の説明や実演で実際の座繰りと合わせて“興奮した”。繭クラフトもやってみたいので帰りにまた寄ります。(長野県・3名)
・初めて見て、実際に見るとよくわかる。蚕も初めて。(大阪府・5名)
・孫の社会科勉強のため3世代で来ました。兵庫の両親と一緒に来られて良かった。富岡製糸場もゆっくり見ていきたいです。(千葉県・2名、兵庫県・2名)

🏠群馬県3名(1組)・千葉県9名(4組)・神奈川県2名(1組)・山梨県2名(1組)・長野県3名(1組)・大阪府5名(1組)・兵庫県2名(1組)(計10組26名)

 新型コロナ感染症もほぼ落ち着いている事より、7月24日(日)の活動から約3か月振りに活動を再開する事ができました。
活動再開にあたり、10月23日(日)に、「旧富岡倉庫」室内外の掃除を行いました。室内天井の埃を箒で払い、パネル壁面・テーブル・椅子を雑巾で拭き、床を水拭き、出入口ガラス戸を水で濡らした新聞紙で磨き、軒下天井は埃を払い、軒下石畳の溜まっていた砂を箒で掃きました。

  
10月31日(月)は、活動備品用具類の整備準備等を行いました。室内外が綺麗になり、活動備品類も整い、お客様を安心してお迎えできるようになりました。
セカイト職員の皆様にもお世話になりました。

両日共、活動者は、S藤裕子伝道師、K澤壮子伝道師、U原の三人でした。(U原一美 記)

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新看板の下で世界遺産伝道活動in富岡倉庫乾燥場(11/27)

2022年12月09日 10時14分46秒 | 世界遺産伝道師協会

日本遺産@甘楽もみじウオーク イベントのプレゼント

新看板の下で世界遺産伝道活動in富岡倉庫乾燥場

11月20日(日)15:00「日本遺産@もみじウオーク」イベント活動は大盛況のうちに幕を閉じました。 

イベント看板のうち「まゆクラフト体験・座繰り体験」の告知看板使用後廃棄するのは勿体ない・・

日頃から、世界遺産センターに隣接する「富岡倉庫乾燥場」世界遺産伝動活動にての広報活動に必要な、看板!

欲しい欲しいと担当責任者さんから耳にした看板でした。

白地にプリントされた素晴らしいキャンパス看板なので。主催者本部の文化振興課 井上室長に許可を頂き、伝道活動用に木枠スタンドから外し頂いて来ました。

早速21日10:00木枠の材料を購入して、採寸カットして、ビス止め組み立て、ホワイトペイントのお化粧仕上げを行いました。

次はキャンバス看板の取り付けだ!

11月27日(日)9:00伝道活動現場に行き、取り付け作業開始して12:00見事完成しました。

本日の富岡倉庫乾燥場活動に、早速デビューしました。

沢山のお客様がこの真新しい看板に誘われておいでになられました。

新看板の下、活動写真はK澤壮子・K渕秀子伝道師です。ありがとうございました。

看板作成はI川武男でした。

(I川武男 記)

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日本遺産フェスタ@甘楽もみじウオーク(11/20)

2022年12月05日 11時24分12秒 | 世界遺産伝道師協会

日本遺産フェスタ@甘楽もみじウオーク

日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」を構成する群馬県甘楽町の絹産業に係わる文化財や絹文化などの価値を地域全体で共有し、その保存と活用を核にした地域活性化を図るため、幅広い年代層の一般県民の参加を促し、日本遺産の普及啓発と絹製品の需要拡大を図る目的で群馬県、甘楽町教育委員会、かかあ天下ぐんまの絹物語協議会の主催(後援に桐生市、中之条町教育委員会、片品村、片品教育委員会、富岡製糸場世界遺産伝道師協会)による「日本遺産フェスタ@甘楽もみじウオーク」が 11月20日(日)9:00~15:00 小幡公園(道の駅かんら西対面)、松井家住宅(道の駅かんら敷地内)、長岡今朝吉記念ギャラリー(楽山園 隣接)の3会場で開催されました。

伝道師協会6名の伝道師の皆さんが 8:00から活動に参加しました。

会場は

・小畑公園;受付 参加団体の4テント 日本遺産クイズラリー

・松井家住宅:座繰り体験・まゆクラフト体験(伝道師:4名)

・長岡今朝吉記念ギャラリー*:パネル解説・シネマシアター(伝道師:2名)

お客様は小畑公園で受付して、解答用スタンプ用紙を頂き、各スタンプポイントで問題を見つけ、解答を記入、スタンプを押して次の会場へ、最終受付場所で景品を頂きます。問題はほとんどが、日本遺産でした。

松井家住宅会場は、クイズラリー・座繰り体験・まゆクラフト体験拠点です。

松井家は江戸中期ごろの上級農家を移築して現在地にあります。玄関を入ると土間、右側に馬舎、突き当りにへっつい(カマド)、左側にピカピカの上段の間は板の間で床の間があり鎧兜が展示されています。ここの縁側の戸・障子を外して、お客様に縁側、玄関両方から入って頂き、座繰り・まゆクラフト体験を通して蚕・繭・絹のお話をさせて頂き関連パンフもお持ち帰りいただきました。庭に世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」パネルも展示させていただきました。

長岡今朝吉記念ギャラリー会場日本遺産のパネル解説です。かかあ天下ぐんまの絹遺産のパネルが所狭しと展示され、隣室もシネマシアターでは日本遺産の映像がエンドレスで流れています。活動はパネル解説とシアターガイドの他クイズラリーのお手伝いをさせていただきました。

どの会場も終始クイズラリーで、お客様がおいでになられるので食事も交代制で頂きました。会場隣り、道の駅の食堂は満員で席が取れず、大変な昼食タイムでした。

前日、会場設営準備をして頂いた群馬県文化振興課井上室長、猪熊さんが、お見えになられました。いろいろとありがとうございました。

好評のうちに15:00心配された雨予報も降らずに 大成功の終了となりました。

本日の活動参加伝道師はO笠原信之、Y村和子、J保千代子、O形栄一、O塚初子、I川武男でした。

*長岡今朝吉記念ギャラリー:名誉町民 長岡今朝吉氏が寄贈された絵画96点中30点の絵画が順次展示されています、

(I川武男 記)

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