GW期間中の「たくみの里」で「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産広報活動(中北毛支部)
4月29日(祝・月)、みなかみ町「たくみの里」で昨年夏・秋に続き三回目となる広報活動(座繰り、繭クラフト、パネル解説、パンフレット配布)を行いました。
「たくみの里」は旧須川宿で木工や竹細工、そば打ち等の「たくみの家」が点在し、さまざまな体験ができ年間40万人が訪れる人気のスポットです。
これまでの二回ではバスの団体客が多く来ていましたが、ゴールデンウィーク期間中とあって今日は殆どがマイカーで来られた家族連れでした。
8時半過ぎには9名の伝道師全員(梅澤祐一、中島進、清水政之、諸井透、須藤光代、掛川尚允、冨岡功、庭屋和幸、日下部)が集合し、座繰りや繭クラフト、パネルの設営を済ませるのを待ったかのように最初の体験希望者が来ましたので、朝の挨拶を省略し活動に入りました。
座繰りも、繭クラフトもいつもながら担当する伝道師が休む間も無いくらい終日希望者が続き、3時に活動を終了してからも希望者が来るほどでした。
新潟市・長岡市からの方もおりましたが、今日は埼玉県からの家族連れが多く、朝霞市、さいたま市、鴻巣市、神川町、草加市などから、また足利市からの家族もおり来月われわれも現地見学で訪れることを伝えると話が弾みました。
中には鹿児島の方もおり鹿児島にも片倉の会社があり家が養蚕をされていたことを話してくれました。
繭クラフトを体験された男性が会社は横浜のシルクセンターにあり、日本絹の里とシルク博物館の提携の話は知りませんでしたがイベントがあることは知っており、思わぬ縁のあることを喜んでくれ4日に広報活動に行くことを伝えると名刺交換となりました。
座繰りで引いた糸を大切そうに持ち帰る方や、繭や生糸の話を興味深そうに聞かれる方など、座繰りを通じて世界遺産に繋がる話をさせていただくことは大変意味があります。
強風に見舞われた昨日とは打って変わり穏やかな春の陽気に包まれた本当に春らしい気候の中で、メインパンフレット500部以上、子供用パンフレット200部以上も配布が出来、期待以上の広報活動が出来ました。
終日立ちっぱなしの広報活動は最近は体に応えますが、目に見える成果があることは疲れを癒してくれる一番有効な手立てだと思います。
昨日の白井宿八重座繰り祭りに続いて参加の伝道師も多数おり、草津・渋川・前橋・みなかみから参加の伝道師の皆様のご無事の帰宅を祈りながら帰路につきました。
(K.K記)