富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

安中市“自治会の文化祭”で「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産伝道活動

2009年11月30日 23時04分08秒 | 世界遺産伝道師協会
 11月28~29日にかけて、午前10時~午後3時まで、長野新幹線駅(安中榛名)前のコミュニティブラザで自治会による文化祭が開かれました。

 ここでの活動は、伝道師(自治会の会員)の方が「富岡製糸場と絹産業遺産群」を地域住民に知ってもらおうと計画し、伝道師延べ7名で伝道活動を行ないました。

 会場の一角には、多様な趣味を持つ人たちの作品(住民らの画家や写真、織物など)が並び、中央ホールの窓側に沿うように、パネルをチラシ掲載順(薄根の大クワからはじまり・・・)に並べ時間をかけて説明をしました。

 作品を鑑賞する来場者には、一言かけてチラシを手渡すと「富岡製糸場は一度も見ていないので、実存する建物を見に行きたい」など話されていました。また、パネル説明中「旧碓氷社本社本館」が近くの原市にある事を話すと、「知らないね、見に行きたいね」と話され、改めて説明をいたしました。

 今回は、小さな場所「文化際」での活動でしたが、パネル「富岡製糸場と絹産業遺産群」を中心とした説明が出来たことと、チラシ配布と併せて、地域住民に世界遺産登録運動をPRすることができました。(T.H記)

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群馬の養蚕信仰34

2009年11月29日 09時20分01秒 | 世界遺産伝道師協会
“大きな衣笠さま”

大正8年建立。

高さ2m80㎝の石碑です。町内・磯部・高崎などの寄進者百余名の刻名があります。

明治12年、西九十九製糸工場が作られ、他、共明組製糸工場ができました。大正8年、糸値の大暴落、第一次大戦後の世界的不況。そこで衣笠大神を祀り、養蚕繁栄を祈願したという。例祭には、市が立ち参拝者で賑わったといいます。

駐車場なし。

〔安中市松井田町土塩地内〕

(Y.I記)
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買場紗綾市世界遺産ミニ講座のお知らせ

2009年11月28日 15時35分51秒 | 世界遺産伝道師協会
 買場紗綾市では創設以来、桐生市本町一、二丁目とその周辺地区の活性化を願い、桐生市本町一、二丁目の重要伝統的建造物群保存地区選定の実現を支援してまいりました。

 今回さらに将来に向けて、シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーンを応援する意味で「買場紗綾市世界遺産ミニ講座」を連続で開催します。

 ささやかでありますが、地域の活性化と振興を図り、もって桐生市、そして群馬県の発展に寄与できればとの思いからの企画です。

 尚、第一回を下記により開催しますので宜しくお願いします。

              記
1 日  時
  平成21年12月5日(土)
 13:30~14:30

2 場  所
 桐生市本町1丁目 買場通り  ふれあい館


3 内  容
 
(1)講  演 13:30~14:00
「群馬県の世界遺産登録運動の現状と課題について」
富岡製糸場世界遺産伝道師協会 会長 近藤 功

(2)座 談 会 14:00~14:30
   ゲスト 富岡製糸場世界遺産伝道師協会      会長 近藤 功
 赤岩重要伝統的建造物群保存活性化委員会 会長 篠原 辰夫

4 申し込み等
  事前申し込み不要。当日会場にお越しください。

【問い合わせ先】
買場紗綾市実行委員会
実行委員長 森 壽作
電 話 0277-22-2001

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第18回群馬学連続シンポジウム 『群馬の匠たち-繭・糸づくりから染・織まで-』

2009年11月27日 16時56分14秒 | 世界遺産伝道師協会
群馬県立女子大学で次のとおりシンポジウムがありますので、ブロ
グで紹介します。


第18回群馬学連続シンポジウム 『群馬の匠たち-繭・糸づくりから染・織ま
で-』


1 日  時:平成21年12月5日(土)13:30~16:00

2 会  場:富岡製糸場 東繭倉庫  富岡市富岡1-1

3 定  員:300名 (申込順)

4 シンポジウム概要

(1)基調講演
  演題: 『伝統と創造 産業と芸術』
  講師:黒田 亮子(独立行政法人国立美術館監事)

(2)シンポジウム
  『群馬の匠たち ―繭・糸づくりから染・織まで-』
  【パネリスト】
  ・今井 幹夫(富岡製糸場総合研究センター所長)
  ・黒田 亮子(独立行政法人国立美術館監事)
  ・森山  亨(元桐生地域地場産業振興センター専務理事)
  ・高橋 理子 (アーティスト)

 【司会】 熊倉 浩靖(群馬県立女子大学群馬学センタ-副センター長)

 【特別演奏】  かぶらフィルハーモニー管弦楽団

5 問い合わせ・申し込み先
  群馬県立女子大学
  〒370-1193 佐波郡玉村町上之手1395-1
  TEL: 0270-65-8511(代表)
  FAX: 0270-65-9538
  E-mail: daigaku@pref.gunma.jp

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峠の釜めし「おぎのや」での『富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産広報活動

2009年11月26日 22時44分49秒 | 世界遺産伝道師協会
 秋の行楽シーズン、おぎのや横川店(国道18号沿い)を利用される方に「富岡製糸場と絹産業遺産群」を知ってもらおうと、9月19日からはじまった(土・日・祭日)伝道活動最終日(11月23日)に参加してきました。
 
おぎのや横川店を訪れる方は県外の方が多く、この間、活動も延べ日数で14日間。13400枚のチラシを配布いたしました。
 
活動のため、開始時間におぎのや横川店に到着したときには、すでに観光バスや自家用車の客で店内はにぎわい、活動準備をしながら一言かけてはチラシの配布。観光バスの団体客の中には、「富岡製糸場を見たので長野方面に行かれる方」、「これから富岡製糸場に行かれる方」など様々で、バスの方には、「バスの中で見て下さい」と言ってはチラシを手渡しました。
 
昼をまわった頃からは、店内は大勢の人で混雑を見せた。おぎのやに立ち寄った方からは「富岡製糸場」、「碓氷峠鉄道文化むら」、「碓氷峠鉄道施設」(第三橋梁)などの道順を尋ねてくる方もいて、富岡製糸場はマップを使い説明をすると、「ありがとうこれから行きます」と喜んでいた。
 
県内外大勢の方に『富岡製糸場と絹産業遺産群』のPRができる。活動の場所を提供して下さった。“おぎのやさん”(横川店)にお礼の挨拶し終わりにしました。

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前橋・総社秋元歴史まつりで世界遺産伝道師の活動(参加2回目)

2009年11月23日 23時14分43秒 | 世界遺産伝道師協会
 11月22日(日)、前橋市の群大医学部前から利根川に架かる大渡橋を渡って西へ2つ目の信号を右折した群馬銀行総社支店の西側、本間酒店の敷地奥に「総社資料館」があります。

 ここが「総社秋元歴史まつり」の本部(テント)で、史跡巡りの発着点でもあり、甲冑の着付け体験場所でもあり、「上州座繰り体験コ-ナー」もその中に設けられました。
 
 近くの総社小学校校庭では6つの模擬店、体育館でも舞台発表、総社公民館では地区の文化祭が行われ、「まつり」を更に盛り上げていたようです。

  伝道師は7名が参加しましたが、地区本部役員を始めとした関係者の方々から親切で優しい励ましの言葉をかけていただいたり、防寒カイロや温かい飲み物などご配慮をいただき、終日肌寒い曇天の中で、快適な活動ができました。
 
 座繰りを体験された親子4人連れの方で上のお姉さん2人の一人はハンドルを、もう一人は鍋の繭を廻し、一番下のお子さんはお母さんと一緒に、それぞれ二人三脚で体験してうれしそうでした。
 
 また大変興味があると三度も足を運んで体験してくれた総社小5年生の女子児童が、大人顔負けの落ち着きと手馴れた両手の手さばきに、拍手せざるを得ませんでした。これからもやってみたいということで、日本絹の里や産業試験場等のことも教えたり、またT.J伝道師は頼もしげに連絡先を交換してもおりました。
 
 甲冑の着付け係りの方から誘いを受け、我々伝道師も4名が鎧兜の試着を体験、武者姿で幟を持って、他のイベント会場を廻ってチラシを配って歩き、注目をされ誘導にも繋がりました。
 
 パネル解説では、11月21日付上毛新聞1面に荒船・東谷風穴が国史跡になる記事の話がでました。(世界遺産は国の保護が必要と説明)
 
 座繰り体験者には、K.Oさんが作成いただいた“しおり”に座繰り糸を付けてプレゼントし、好評を得ておりました。
 
 資料館の庭にある芭蕉句碑(けふばかり 人も年よれ 初時雨)の説明を資料館の解説員の方から承りました。
 後片付けの後、前橋市文化財保護課篠田薫課長、総社資料館解説員の会関口会長から労いの言葉をいただき、活動を終了いたしました。お世話になりました。
(K.N記)
 
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群馬の養蚕信仰33

2009年11月23日 10時44分12秒 | 世界遺産伝道師協会
“ここにもあったコカゲ様”

蚕影山大神 明治33年

この地区では1月14日に枝に差した繭玉を神棚や各所に供えたという。その一部を「どんどん焼き」に持っていったりしました。養蚕の豊作を祈願しました。

珍しい駒形神(馬を飼育する人々の厚い信仰のあらわれ)もあります。

駐車場なし。

〔安中市松井田町上増田 神明宮内〕(Y.I記)
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「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産実現を目指して、渋川市立南小学校で学校キャラバン

2009年11月22日 15時52分03秒 | 世界遺産伝道師協会
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産実現を目指して渋川市立南小学校で学校キャラバンが行われましたので、以下報告いたします。
日時 平成21年11月20日11時から
場所 校内視聴覚室 6年生38名対象

渋川市のほぼ中央にある南小学校、6年生が今回社会見学の一環として富岡製糸場を見学するための予備学習として実施。

最初に全員を対象にプロジェクターによるスライドで「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産推進課のK主任、内容説明をT.N伝道師によって紹介。

現在、世界遺産条約により「世界遺産」と言われるものは世界で890我が国では14あると言われています。皆さん知っている、万里の長城、ピラミッドは文化遺産です、我が国では、日光東照宮、姫路城、法隆寺等の文化遺産、又知床半島や屋久島等は自然遺産として知られているところです。 

皆様方が24日に探検する 富岡製糸場は、群馬県にだけが現在残されている、養蚕から製糸織物に至るまでの現存施設で世界遺産に登録するための運動を行っている施設に該当するものです。日本が初めてフランス人の指導を受け、近代的な設備で生糸を作る製糸工場作り、ここから我が国の工業化が始まった所であり、原料の繭を納める繭倉庫や300台の繰糸器械を収納した製糸場等、木骨レンガ作りの建物として、現在まで138年ほぼ完全にその姿を残しています。

更に、製糸場内の建物の区分、歴史等の説明を行って製糸場の紹介を終える。 ここで S.N伝道師が実施の「座繰り体験」グループと、H.N伝道師の「質疑応答」グループに分け、更に課題の展開を行う。

「座繰り体験」では
1.子供達が目を輝かし、繭が踊り,糸になってゆく様をじっと見つめる
2.うれしげに自分が器械に触れ取った糸を大切に持ち帰る姿

「質疑応答」では
  1.蚕はどうして繭を作るのか。
  2.富岡製糸場はフランス人の指導を受けたと言うが、日本人は何をしたのか。
女工(女性)の仕事は分かったが、男性はどんな仕事をしたのか。
3.木骨レンガ造りと言うが、どれくらいのレンガを使用したのか。(レンガの数を知りたい)
4.富岡で作られた生糸はどのような形で輸出されたのか。
12時30分終了

終了後、松波校長より子供達が作成したという「繭クラフト・へそ踊り繭人形」を拝見させて頂いた。又今回の伝道活動にご協力頂いた飯塚先生有り難うございました。
参加者氏名世界遺産推進課 R.K

伝道師 S.N・T.N・H.N

(報告者 H.N)
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伝道師協会が高山社関連遺産を現地研修

2009年11月21日 11時50分41秒 | 世界遺産伝道師協会
11月17日(火)、富岡製糸場世界遺産伝道師協会では学習部が企画した藤岡市内の高山社関連遺産群を、綿密に事前調査をしてくれたI学習部長を中心に、17名参加(世界遺産推進課の2名をふくめて)で実施しました。

9時に藤岡歴史館に集合し、雨中の現地研修となりました。寒い中、藤岡市教委起因会のTさん詳細な解説とIさんのご案内で、高山社発祥の地(写真)、さらにすぐ近くの興禅院(高山長五郎の墓所と高山氏祖先の墓地)を歩き、上から高山社はしょおう後を眺めることができました。

さらに、旧美栗九里むら本郷(現藤岡市本郷)に高山社を甲種高山学校とした高山社社長町田菊次郎邸を訪問。分教場跡と貴重な資料を拝見させていただき、御当主からお茶まで入れていただき、学習を深めてきました。

帰路、藤岡市の諏訪神社(元は高山神社だったともこと)に立ち寄り、高山長五郎の功徳碑と寄付者名簿、町田菊次郎の頌徳碑を見て、藤岡市歴史館に戻り、特別展示”養蚕指導の妙技ー高山社と分教場ー”をみて詳しく解説を頂き、充実した半日研修を終わりました。

雨の中、藤岡市教育委員会の皆様には大変お世話になりました。また、町田さんのお宅では大変お世話になりましたことを重ねて感謝申しあげます。
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「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産・荒船風穴・東谷(栃窪)風穴が史跡指定に!

2009年11月21日 10時58分24秒 | 世界遺産伝道師協会
群馬県が世界遺産登録を目指し、すでに暫定リスト入りしている「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産”荒船風穴”と”栃窪風穴”が文化審議会から史跡とするように文部科学大臣に答申され、史跡に指定される見通しとなりました。

”栃窪風穴”は昔の名称に戻って『東谷風穴』として指定されることになります。
風穴は、明治期まで蚕を飼うのが年1回きり出来なかったのを、蚕種を冷闇な処に貯蔵し、孵化の時期を人工的に調整し、1年間に複数回の養蚕を可能にした。貴重な産業遺産です。

製糸業は、安定した繭の供給が出来ないと、安定した産業になり得なかったわけで、この複数回の養蚕の実現は、製糸業にとっては安定した産業としての発展にとって大変重要なことになりました。

明治5年の富岡製糸場の創業時は、年1回の養蚕でしたので春に生産した繭を、工場の1年間操業分、繭を用意しなければならなかったので、巨大な倉庫が必要だったわけです。

日本の生糸が世界一の生糸になるために、風穴は大きな役割りを果たしてきました。史跡としての保存は日本の産業史にとっても貴重な出来事だと思います。

高山社に次いで、風穴の史跡指定が実現することで、世界遺産への道が、また一歩近くなってきました。伝道師協会の皆さん、さらに力強く「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産に!と語り続けていきましょう!
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