富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

3月24日駅からハイキング富岡の参加状況

2007年03月30日 22時51分16秒 | 世界遺産伝道師協会
3月24日駅からハイキングの参加状況・参加者居住地(事前受付データより)
居住地 埼玉県 東京都 神奈川県 千葉県 群馬県 栃木県 茨城県 新潟県
人数 151名 52名 26名 34名 48名 9名 21名 9名
比率 27.6% 9.5% 4.8% 6.2% 8.8% 1.6% 3.8% 1.6%
その他:長野県3名、福岡県2名、エリア外1名 未登録190名

他県からの圧倒的な数の参加者があったことが分かります。この企画が「富岡製糸場と絹産業遺産群」とりわけ富岡市とその関連遺産について、広く知っていただくことに役立った事がわかります。次回も頑張りましょう。
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「伝えよう!吾妻の養蚕文化」のパンフレット完成

2007年03月29日 00時30分32秒 | 世界遺産伝道師協会
群馬県吾妻県民局が「伝えよう!吾妻の養蚕文化」のパンフレットを作成しました。六合村赤岩の養蚕農家群(重伝建)・中之条町大道の冨沢家住宅(国重文)を関連付けて見学するのに役立つパンフレットです。

群馬県の絹産業遺産を考える時、伝統的な農村風景【養蚕農家群】・江戸時代からの養蚕農家(伝統的を伝える名主の屋敷)の懐かしい姿を見て上州の「ふるあと」を訪ねてみたい。そして、利根地域まで足を延ばせば、樹齢1500年とも言われる沼田市石墨町の薄根のオオクワ(国天然記念物)を見てくると日本一古くて大きい、大桑の威容に感動し、群馬の養蚕の歴史の長さに思いを致すことになります。

いい時期に、貴重なパンフレットを作っていただきました。上津のウバザクラ・発知のヒガンザクラなどを鑑賞しながら、クルマで1日コースでめぐってくるのに最適コースです。

4月15日には六合村赤岩の桑園再生事業の桑の植付け日です。地下足袋を履いて手伝いに出かけませんか、いい汗がかけます。ボランティアを募集中です。
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「伝道師通信」が25号になりました

2007年03月26日 20時23分54秒 | 世界遺産伝道師協会
伝道師協会が発足以来2年半いなります。当初2ページで始まった伝道師通信ですが、ほぼ毎月の発行となり、ページ数も6~8ページとなり、今回の3月27日号で25号となりました。

編集後記に「 今回も活発な活動の様子をお届けします。しかし改めて伝道師協会員の活動量と活動範囲の大きさに感心しますね。新しい年度もまた元気に、楽しく運動を展開したいものです。かく言う編集子は年末に誓ったとおり怪我もせず、風邪もひかず・・であります。よっしっ!」と毎回編集を担当してくださっているTさんの感想と「よっしっ!」という心強い決意が記されています。19年度も宜しくお願い致します。定期的に継続するということは大変なご苦労です。感謝!感謝!。

せめて、発送事務のお手伝いのできる方は事務局の呼びかけに応えて、作業のお手伝いをお願いいたします。最近は、手分けで記事を書いていただける部分が広がり、内容的にも運動的にも大変いい傾向になってきました。

伝道師協会の広報紙の読者も増えています。幅の広い活動を的確に伝えられるよう、更に会員全員で通信を育てていきましょう。宜しくお願い致します。今回の25号を皆さんで祝いましょう。「おめでとうございました」

*・。*・。*・。25号の目次*・。*・。*・。
*・。平成18年度第5回研修会
*・。新しい活動へ・・・連携を強めて*・。
☆赤岩地区の「養蚕プロジェクト」に協力
☆駅からハイキングで富岡市は大賑わいでした
*・。パネル展示と解説と
◎水のふるさとぐんまフェアIN新宿い参加
☆吾妻県民局「世界遺産暫定リスト登録記念シンポジウム」
*・。出前講座とキャラバンと
◎前橋市鳥取町の金属工業団地で、出前講座
◎伊勢崎市立図書館土曜の会で講演
◎伊勢崎南ロータリークラブで講演
*・。トピックス・トピックス
★NHK前橋放送局佐滝義剛副部長からのおしらせです
★石川さんの写真が展示されます
★5月・イオン高碕での世界遺産キャンペーンに協力を
*・。編集後記
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駅からハイキングで富岡市が大賑わいでした

2007年03月25日 12時04分59秒 | 世界遺産伝道師協会
JR東日本が行っている四季折々の絶景ポイントを味わいながら気軽に散策する駅からハイキングが、3月24日(土)に初めて富岡市で開催されました。

今回のイベントは「上信電鉄との合同ウォーク サクラ咲け!世界遺産を目指す富岡製糸場歴史散策」と題して実施されました。このイベントをおもてなしするため県観光国際課の観光連携予算を使わせていただき、JR、上信電鉄、富岡市、群馬県、そして富岡製糸場を愛する会や伝道協会など民間団体で構成する「駅からハイキングおもてなし実行委員会」を組織して当日を迎えました。

参加者は583名。咲き始めの桜が出迎える好天気に恵まれて、午前9時からハイキングは始まりました。ハイキングコースは、貫前神社、社会教育館(伝道活動),北甘楽変電所、七日市藩邸跡、龍光寺、富岡製糸場(伝道活動)と、富岡製糸場や工女であった和田英「富岡日記」にちなんだコースがチェックポイントになっています。

また、ハイキングコースの途中には、和菓子の割引など地元商店街の特売、絹の道連絡協議会「まゆの駅」での屋台村や蚕具や繭の一生写真展、あい愛プラザでは、ペア温泉宿泊券の当たる大抽選会、こしね汁無料サービス、地元農産物販売など、お得・納得のおもてなしイベントも満載でした。

今回のイベントにおける関係民間団体と富岡市民の皆様が一体となって「おもてなしは、参加者がきっとまたリピーターとなってくれるものと感じられるものでした。

こうした、催しには「温かい人々の心のふれあいが大切だ」という事を改めて確認する思いでした。

今後も、このイベントが定着し、春秋の恒例行事として末永く実施されることを期待してやみません。

駅からハイキングHP
http://www.jreast.co.jp/hiking/index.html
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吾妻県民局主催「世界遺産暫定リスト登載記念シンポジウム」

2007年03月24日 21時37分02秒 | 世界遺産伝道師協会
 3月20日(火)午後1時30分から4時30分まで、上記シンポジウムが中之条町のツインプラザ吾妻郡学習センター交流ホールで開催されました。
 
伝道師協会では、開催に先立って12時30分から1時間および3時からの休憩時間の10分間、交流ホールロビーにおいて出来上がったばかり、初披露の「富岡製糸場と絹産業遺産群10」の写真パネルの展示解説を行ないました。また、チラシは世界遺産推進室のこれも出来上がったばかりのもの、および吾妻県民局で新たに見開き4ページのものをシンポジウムに間に合わせる為に作成したものを配布いたしました。

パネル解説には県からY.Yさん、伝道師協会からはM.Mさん、I.Yさん、T.Nさんの計4名であたりましたが、今回はじめて説明する場所が半数以上とやや不安でしたが無事終了することができました。
 
 シンポジウム参加者の1番乗りは、12時40分に六合村赤岩地区から来られた5人の方々でした。2日前の18日(日)桑の株下げボランテアで顔見知りとなったM.M伝道師と当日の
労をねぎらいあいながらパネルを見学されておりました。
パネルの中では、新たに加わった栃窪風穴や高山社、旧上野鉄道関連施設への関心が高く質問が多くありました。
 
 シンポジウムは吾妻地域から暫定リストに10件のうち富沢家住宅、栃窪風穴、六合村赤岩地区の3件が登載されたことから関心が高く約200名でホールが満員の状態でした。
 
 前世界遺産推進室担当理事であった山本明吾妻県民局長の「吾妻地区から3件の絹産業遺産が暫定遺産リストに登載された。これを誇りに地域活性化につなげて行きたい。」との主催者挨拶の後、基調講演が開始されました。
 
 「日本産業革命の原点・上州の絹産業」と題して、国立科学博物館清水慶一先生が講演され、「欧米先進諸国では、経済効率をベースとした地方整備の段階から、文化・伝統を核に据えた地方整備の段階に来ている。群馬県は世界遺産にふさわしい富岡製糸場をはじめ絹関連産業の伝統文化がある。この県内全域に広がる養蚕・製糸・織物の「絹」の文化・伝統を核に、世界遺産暫定リスト追加登載を契機に地域振興・地域整備を行い、県内の活性化もたらす地域づくりが必要である。」と話されました。
 
 3時5分からの10分間の休憩時間には講演の話に出た場所を見るためにパネルの前に人が集まり説明におおわらわとなり時間があっという間に過ぎてしまいました。
 
 後半は「吾妻地域の絹産業遺産群の価値と活用」のテーマでパネルディスカッションが、コーディネーターに世界遺産推進室の松浦利隆室長、パネリストに基調講演された清水先生、赤岩重伝建保存活性化委員会会長篠原辰夫氏、中之条町歴史民俗資料館長唐沢定市氏、吾妻観光連盟会長宮崎範一氏により行なわれました。
 
 パネリストの皆さんは、「この地域が世界遺産になるようなものがあるとは信じられなかった」と口々に語っており、「暫定リスト登載をきっかけとして、地元の魅力を見直し、そこに住む人々が満足し、且つ観光に訪れる人たちも吾妻の風を感じ、満足されるような地域づくりをしていきたい」と熱意を語っていました。
 
 最後に松浦室長から「140年前先人たちの知恵と工夫により、非西欧社会において唯一産業革命をなしとげた原点が群馬には残っている。これらを世界遺産として登録したいと考えている。県民の力を結集して世界遺産登録をはかり、これを起爆剤として地域づくりを行い、県内の活性化をはかりたいと考えているので協力をお願いしたい。」と結ばれて4時30分シンポジウムは予定通り終了しました。

(T.N 記)
 


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伊勢崎南ロータリークラブ例会で講演

2007年03月23日 22時40分09秒 | 世界遺産伝道師協会
平成19年3月20日(火)、伊勢崎市のプラザアリアで開催された伊勢崎南ロータリークラブ第1244回例会の卓話として近藤会長が「富岡製糸場と絹産業遺産群について」と題して講演を行いました。

講演は25分とタイトな時間設定であったことから、富岡製糸場の果たした富国強兵や殖産興業など国策上の歴史的役割、我が国産業革命の発祥地としての意義、蚕糸業を始め全国各地域経済の発展に貢献した実績を中心とした話となりました。

また、世界遺産までのプロセスに加えて、「ぐんま島村蚕種の会」が取り組む地域活動を紹介し、よりよい世界遺産の絹産業遺産構成になるよう、地元ロータリークラブとしても蚕種の会を応援いただけるようお願いし、終了しました。

終了後、ロータリークラブ会長からは「富岡製糸場の歴史と価値がよく理解できた。もっと聞きたかったでしょうが時間少なく申し訳ない。終了時間も厳守していただき感謝している」とコメントを頂き、時間は短くても内容の充実した講演会は終了しました。

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六合・赤岩地区の「養蚕プロジェクト」に協力

2007年03月20日 14時43分47秒 | 世界遺産伝道師協会
六合・赤岩地区の「養蚕プロジェクト」に協力

 世界遺産候補地の一つである六合村赤岩地区では、昨年、国の「重伝建」に選定されたのを機に、20年振りに養蚕を復活するための「養蚕プロジェクト」を発足させました。 
 先頃、「赤岩ふれあいの里委員会」から当協会に対し、養蚕復活のための桑園造りに協力して欲しいとの要請がありましたが、途絶えていた養蚕が復活するということは、絹産業遺産群の世界遺産登録推進上からも意義のあることであり、協会としても協力することになりました。
 桑園造りのための第1回目の作業は3月18日(日)に行われ、当協会から6名の伝道師が参加しました。当日は、9時に赤岩地区の水車小屋前に地元の人達と伝道師合わせて35名ほどが集まりました。
 赤岩ふれあいの里委員会の篠原会長さんの挨拶に続き、班別編成や注意事項があった後、桑の木の株下げを行うためそれぞれの持ち場へ向かいました。20年も放置されていた桑は太い物では幹廻りが20~30cmもあり、腰の高さ位の所でチェンソーで伐採した後、枝をナタやノコギリで切断してから片付け作業をしました。
 昼食後は、桑園造成予定地を大型トラクターで耕耘した後に出てきた石や木の根などの片付け作業でしたが、3時前には予定していた作業も終了しました。
 この日の天候は、朝から晴れてはいたものの最高気温は6~7度という寒さの中、時折、草津の方から風に流されて小雪が飛んでくるといった空模様の中ではありましたが、体を動かしていたためか余り寒さは気になりませんでした。
 それでも一日の作業が終わる頃にはドット疲れが出てきましたが、篠原会長さんのご配慮により地元の「赤岩温泉・長英の湯」に無料で入れることになり、全員、お言葉に甘えて温泉で疲れを癒してから帰路に着きました。帰りの車の中では、心地よい疲れと養蚕プロジェクトに少なからずお役に立てたという充実感に浸りながらの雑談に花が咲きました。
 第2回目の作業は、4月15日(日)に桑苗の植え付け作業(約20a、500本)が行われます。ご都合の付く方は、是非ともチャレンジしてみて下さい。(申込みは、事務局まで)
(M.M記)
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水のふるさと ぐんまフェアIN新宿 参加報告

2007年03月20日 07時23分36秒 | 世界遺産伝道師協会
新宿での伝道師の活動報告が届きました。

3月18日(日)~20日(火)の3日間、JR新宿駅西口広場イベントコーナーで開催されました。初日の18日は8時半前から準備を始め10時過ぎに完了。寒風に見舞われる中で凍えてしまい手を休みつつ、一方で人出を心配ながら準備を進めました。午前中は日曜日の朝ということもあり人出は少なく、ぽつぽつというような感じで準備したパンフレット500枚セットの配布も危ぶまれる程でした。昼過ぎから徐々に増え4時に終了するのはもったいないと感じました。幸いパンフレットは800セットを配布することが出来ました。
今回は繭玉も持ち込まれており、配布してもいいということでした。最初繭玉は展示台上のパンフレットのセットが風に飛ばされないための重しとして奥まった所に置いておりました。人々の繭玉への関心の高さを感じましたので、直ぐに展示台を目立つところに移しましたところ、時には人だかりができる様な時もありました。パンフレットに添えて繭玉を見せると一様に皆さん笑い声をあげます。‟まあ本当、懐かしいわ”といった感じでパンフレットには関心を示さなかった方も、繭玉には手を出します。黄色の繭玉は着色ではないと説明しますと皆さんびっくりしていました。県外等の活動や児童への説明に繭玉の活用(配布)は一考の余地があるのではと感じました。若い人は目にするのは初めてで、年配の人には懐かしい思い出を呼び起こしてくれる、そこから養蚕の話が始まり、多くの人達が昔話に花を咲かせてくれる、そんな感じでした。中にはなかなか展示台から離れたがらない人もおりました。親子連れ数組には繭玉からパネルを説明しますと、「目にするのは初めてで、今日は大変勉要になり、有難うございました」と感謝されました。
パネルをじっとみている婦人は、「両親が片倉で職場結婚したこと、盛岡の工場の社宅に居たことがあって懐かしくて見入っておりました」ということで、私と同じ環境で育った方でしたので一気に話に花が咲きました。
懐かしく心引かれるのでしょう、群馬県出身の方も多くおりましたし、養蚕に関わられた家庭の方も多く、皆さん昔の話をしてくれました。
富岡製糸場に今度行ってみます、という方もお多くおりましたが、行き方と尋ねられた方が何人もおり、東京からバスの直行便があるといいね、という方もおりました。
人混を横目に見ながら4時終了はもったいない、と思いつつフェア初日を終了しました。
(K.K記)
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六合村・赤岩の桑園再生事業の抜根作業

2007年03月12日 19時27分56秒 | 世界遺産伝道師協会
六合村・赤岩地区では養蚕復活を根めざし、桑園再生事業に取り組もうとしています。その手始めとして、荒れてしまった旧桑畑を活用可能な桑園に生き返らせようという事業に取り組んでいます。手始めに、古い桑を抜根して、新しい桑を植えようとしています。

大変な作業ですが、地元の人を中心にボランティアを募って作業を進めようとしています。予定した3月11日には雪が降り中止になりましたが、次回は3月18日【日】に予定しています。

古い根を切るための鋸や剪定鋏を持参で労働できるボランティア募っています。伝道師協会からは現在3人が都合がつきましたが11日に参加予定だった人も都合がつかず、参加人数が揃っていません。伝道師で参加可能な方は事務局まで連絡してください。
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六合村・赤岩、桑園再生事業雪で延期

2007年03月11日 09時35分23秒 | 世界遺産伝道師協会
六合村。赤岩地区で桑園を再生して、養蚕を復活させようという事業の、桑園再生の作業が本日3月11日に呈されていましたが、早朝の天候が雪で作業が無理との地元からの連絡が入り、作業中止となりました。好天続きだっただけに、「やるぞ!」と構えていた作業メンバーにとっては残念な案内でした。

後日の予定が固まることを期待していきたいと思います。産業遺産を世界遺産に!というとき、その産業の一部でも動くことが保存にとって大切なことと思います。六合村・赤岩地区の養蚕再生の動きに連動して活動をして行きたい。赤岩地区頑張れ!
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