富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

読売新聞西部本社(福岡市)発行の読売新聞文化面に富岡製糸場が紹介されました

2006年07月31日 22時49分28秒 | 世界遺産伝道師協会

7月28日(金)付け読売新聞(西部本社発行)の文化面(24面)に「赤レンガの夢3」と題して「旧富岡製糸場(群馬県富岡市)」「工業立国日本の原点」の見出しで富岡製糸場と世界遺産運動が紹介されています。

記事は製糸場をみて“壮観”という表現から始まっています。「フランス積の優美なレンガ壁がどこまでも続いている。教科書で見た錦絵の記憶が鮮やかによみがえった。」という表現もなんともいいではないですか。良く見て感じて書いています。

歴史と明治政府の考え方もしっかりと書き、今井幹夫先生の座繰りから器械製糸への移行と当時の養蚕事情などの談話を紹介し、建築ではバスチャンが採用した“木骨レンガ造り”の工法について清水慶一先生の解説を書いています。

伝習工場の役割と工女さんたちの労働条件を示し「女工哀史」の世界でないことを示しています。「実働一日7時間45分、日曜休日、全寮制で食事付き、医師常駐という充実した労働条件」と書いています。

「日本は明治末に世界一の生糸輸出国となり、生糸で得た外貨を糧に、いち早く近代化に成功した。」模範工場としての使命を十分に果たした富岡製糸場は、『工業立国日本の原点』(清水主幹)にほかならない。」と評価し、群馬県が養蚕・製糸。織物の近代産業遺産を世界遺産に登録する運動が展開していることを紹介しています。

群馬の近辺でなく、はるか離れた九州の地で、こんな風に紹介されているのをうれしく思うと同時に、富岡製糸場までの交通や開館日も紹介されていますので、来場者が増加してくれることまで期待してしまいます。

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ザ・シルクデーに元気で参加

2006年07月29日 22時47分01秒 | 世界遺産伝道師協会
7月29日(土)富岡製糸場で第21回ザ・シルクデーが開催され、富岡製糸場世界遺産伝道師協会は中庭のテント一つを使い、写真パネルを展示して最新版の「富岡製糸場を世界遺産へ」のパンフレットとできたての「富岡の街並みと周辺の近代化遺産」を活用しての伝道活動がはじまりました。

午前の担当は女性のSさん、Iさん、男性のSさんと会長でした。女性のSさんはとなりにテントを張った日光市の世界遺産の方々と連携をとって活動を始めました。Iさんは「世にはばたけ 富岡製糸場」の販売に力を入れてくださいました。男性のSさんも慣れたもので、“姿が見えないな”と思うと、パンフレットを持って場内の人々
に配布しておりました。

「富岡製糸場を愛する会」のMさんは伝道師でもあり、大宮では一緒に活動した人です。パンフレットをこちらから、「愛する会」にも持っていっていただき、共に活動することが出来ました。副会長さん、会長さんも挨拶にきてくださり、共に動くことも出来ました。

富岡市長さんも顔を出され、労をねぎらっていってくれました。会長が先日街並マップを市長さん宛てに差し上げてきたのもわかって下さっていました。いい雰囲気で午前中の展開が成されました。世界遺産推進室からは推進室長さんの他、今日の主担当・富岡在住のYさん、担当係長のTさん、おなじみのYさんと担当係のメンバーはオンパレードでした。午後には西部県民局長さん、富岡行政事務所長さんも激励に訪れました。

午後はIさん、Sさん、Mさん、地元のTさんと会長、ベテランが揃い活発な説明と活動と良く動きました。人気のゆーまちゃんには伝道師のYさんが午前中、午後にはSさんが入って暑い中、良くがんばり子供たちのアイドルになっていました。中に入ったお二人はまさに減量大作戦のようなものでした。

昨年のシルクデーを思えば「富岡製糸場を世界遺産に」を訴える環境は激変で、よくもここまで雰囲気が変わってくれたものだと感無量の気持ちも起こりました。これも、一人一人を相手にして、丁寧に世界遺産へ向けて。説明を積み重ねてきた結果だと思います。伝道師協会、これからも一人一人に丁寧に呼びかけていく仕事を大事にしていきたいと思っています。

このようなイベントをバネに、さらに力をつけてまいりましょう。

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「富岡市で『まちづくり事業』の意見交換会」を報じる

2006年07月27日 22時33分15秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡製糸場を世界遺産に」と世界遺産運動が広がっている富岡市で、「まちづくり事業」の話し合いが進んでいることが、7月27日の上毛新聞に載っています。

「上町通りにバス乗降場、まちづくり事業で検討 製糸場核に回遊性」と見出しをつけています。上町通り(国道254)にある市有地にバスを止めて、街を歩いて富岡製糸場に行ってもらおうということのようです。

富岡製糸場の北から製糸場に向かって、その帰途に新聞の見出しにあるように「回遊」して、観光客が商店街を歩いてくれるようにするためには、商店街の工夫も必要になると思われます。

新聞では「市はこれまでの駐車場対策として、製糸場につながる城町通りと県道富岡神流線にまちの駅整備を検討しており、来場者増を見込んだ新たな駐車場確保を行う方向性を示した。」と書いています。

「また、岩井市長は従来のまちづくり計画について、『世界遺産を見据えた街づくりは大勢の方々が受け入れていると感じる。計画を大幅に変える意見はなかった。』と説明した。」とも書いています。

いずれにしても、市長さんはじめ、富岡市役所、富岡市民の方々が世界遺産の実現とそれに伴う街づくりを真剣に考えておられる様子が、最近の新聞記事の街づくり関係の記事から伺えます。

世界遺産のバッファーゾーンとして、より良い環境となり、市民も住みよい、訪れる人にも魅力のある街になってくれる事業になることを期待しています。

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マップ“富岡の街並みと周辺の近代化遺産”を配ってきました

2006年07月26日 22時34分02秒 | 世界遺産伝道師協会
午前9時に富岡市一ノ宮公民館で落ち合って世界遺産推進室のTさんと会長で、7月25日、“富岡の街並みと周辺の近代化遺産“を関係機関に配布して回りました。

一ノ宮公民館にはイラストを描いていただいた鈴木建夫氏にも来ていただき、完成品を見ていただくと、館長さんのT伝道師とともに、出来の良さを大変喜んでくださいました。

富岡行政事務所にも置いていただくお願いをして、伝道師のN所長と意見交換、所長さんから「南牧村の養蚕農家群と資料館は一見の価値があるので是非、出向いてください」と念を押されました。

富岡市の社会教育館では伝道師のU館長さんに地図を置いていただくことをお願いする。館長さんからは“こども伝道師団”の演劇についてのお話を伺い、そちらの面でも熱心な活動をなされている様子に心を動かされてきました。

富岡市立美術館には今井館長さんがおられ、快く美術館にマップを置いていただけることになり、こうしたマップを作製したことを評価してくださっていました。富岡市の動きと伝道師協会のこうした活動が協調できる事が大切という話も出されました。
夏休みで、多くの来館者で混雑する自然史博物館にもマップを置いてもらうことが出来ました。

富岡市教育委員会文化振興課長さんにも配布をお願いし、教育長さんにも実物をお渡しし説明すると、富岡製糸関係資料を探しに来る人も多いので、図書館にも置いて欲しいという事になり、文化振興課長さんから分けて配布してもらうこととなり、有力な配布先が一つ増えました。

商業観光課では初対面でしたが担当主幹の方もマップを見て大変な歓迎振りで活用を約束してくださいました。頂いた名刺には“富岡製糸場を世界遺産に”“日本近代産業発祥の地とみおか”としっかり入っていました。秘書課長さんを訪ねると、7月19日東京駅での伝道活動で配布した3枚のパンフレットを大切に持っておられて、それぞれの作製の由来の説明をしてきました。市長さん不在で、マップを渡していただくようお願いしてきました。

富岡製糸場には当面1200枚をお願いしてきましたが、いつまでもつか心配です。意外に早くなくなってしまうのではないでしょうか。そんな予感がします。次回の印刷が割合早い時期に必要になりそうかな?

上州富岡駅、あいあいプラザやまちづくり課にもお願いしました。あいあいプラザは上州富岡駅を下りて富岡の資料を求めて立ち寄る人もかなりいるとうかがいました。

ときわ荘、龍光寺(工女のお墓があるので、訪れる人が多いとの事で、予定した部数の3倍くらい預かっていただきました。)、肥留川邸、櫛渕邸、横山淘器店、江原時計店、阪本医院、そして足を伸ばして甘楽町の吉田さんとイラストをマップに載せていただいたお宅では快く作品をほめながらマップを受け取って下しました。

最後にサファリに回って、マップを置いていただくことをお願いいたしました。マップの配布に手間をかけ、疲れた分、それだけの意味のある活動だったと思います。

今回、世界遺産運動で、伝道師協会が連絡しながら動かなければならない部署に、あちこちに伝道師の方がいてくださって心強く感じました。これからも、富岡市の方々と共に世界遺産運動を深化させていきましょう。

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朝日新聞の「親子でサイエンスツアー」で“絹の里の秘密訪ねて”と紹介

2006年07月25日 00時16分50秒 | 世界遺産伝道師協会
7月22日のブログのコメントに堅曹世話人さんが、「歴史WGの『ひいひい孫さん』より教えていただいたのですが、本日7/22付け朝日新聞朝刊、全国版32面『絹の里の秘密を訪ねて』、親子でサイエンスツアー(1)近代化を支えた『日本1』という見出しで富岡製糸場をはじめとした、群馬県内の絹業ゆかりの土地を紹介しております。読んでみてはいかがですか。紹介された土地は今年の夏、忙しくなりそうですね。」と書かれていましたので、新聞を読んでみました。

夏休みに家族旅行をする人の企画の参考に、と推薦しているコースです。「繭と生糸は日本一」という上毛カルタの読み札に示されるように、日本の近代産業を育てる基盤となった養蚕・製糸・織物の拠点としての産業遺産が群馬県にはたくさんあって、それを今は世界遺産にして残そうと運動している事も記しています。

まず、「日本絹の里」(高崎市)で養蚕・製糸の歴史と生きているカイコについても学べること。9月4日まで“カイコと夏の昆虫たち”の特別展をやっていること。「ぐんま昆虫の森」(桐生市)では“里山生活体験コーナー”で“桑くれ”体験コーナーがあり、体験できる日もあること。こうした養蚕を行っていた農家群が「六合村赤岩地区」に残されていて重要伝統的建造物群に選定されたばかりで、整備されすぎない状態で、今がいい雰囲気を味わえる絶好のチャンスであること。などを伝えています。

製糸業では教科書に載っていても、1872年の創建時の工場が、ほぼそのままの姿で残っているのがあまり知られていないと、重要文化財でレンガつくりの建物の「官営富岡製糸場」(富岡市)を紹介し。伝統的な座繰り製糸を民営の工場として発展させた「碓氷社」(安中市)にふれて、「群馬県立歴史博物館」(高崎市)へ行ってみたいこと。さらに織物ではノコギリ屋根の工場群(桐生市)をみることもできることなどを紹介しています。

コースの組み立てはどのようにもできると思いますが、この新聞記事によって、県内外の多くの人たちが、群馬県の養蚕・製糸・織物に関わる近代化遺産をめぐってみたいと思っていただければありがたいと思います。

そして、そのときには、私たちの作った「富岡の街並と周辺の近代化遺産」のマップも大変参考になる資料であると思っています。このマップは積極的にご活用ください。近いうちに協会員の皆さんにはお届けできると思っております。

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街歩きマップ「富岡の街並みと周辺の近代化遺産」が完成

2006年07月24日 00時14分07秒 | 世界遺産伝道師協会
富岡製糸場世界遺産伝道師協会では、「富岡製糸場を世界遺産に!」と活動を展開していますが、このたび「富岡の街並みと周辺の近代化遺産」というマップを作製して、富岡市を訪れた人々が富岡製糸場を見学するだけでなく、富岡の街を散策して、富岡の趣の残る街並みを探索されることを期待し、また、富岡製糸場の周辺に所在する養蚕・製糸・織物とそれに関連した近代化遺産をめぐっていただけるようにと考えて「富岡の街並みと周辺の近代化遺産」のマップを作製しました。

「富岡の街並み地図」には「富岡倉庫(株)」「旧吉野呉服店」「龍光寺」「阪本医院」「長屋」「ときわ荘」「櫛渕邸」「横山淘器店」「江原時計店」「旧肥留川邸」の10箇所をイラストで紹介し、富岡製糸場からでも、上州富岡駅からでも、市内を歩けるようになっています。

「周辺の近代化遺産」では「碓氷峠鉄道遺構」「碓氷製糸農業協同組合」「旧碓氷社本館」「小幡上野養蚕農家群」「新町紡績所」がイラストで描かれ、道路案内も交差点の詳細も書いています。マップを持ってドライブしながら、目的地を定めて、たどり着いてくれればいいな。と思っています。

B4判の3ッ折で、セピア色に見えるイラストはいい味のする風景です。イラストの作者は鈴木建夫氏で、地図の編集は富岡市のT伝道師が労をとってくださいました。

1万部を印刷しましたので、富岡製糸場を訪れる人を初めとして、関係施設で配布できればと考えています。伝道師諸氏にもご活用いただき、多くの人に富岡の楽しさを味わっていただきたいと思って居ります。

また、富岡だけでなく、周辺の養蚕・製糸・織物関係の近代化遺産に関心を広げていただけるよう活用していただきたいと思っております。

富岡製糸場を見ただけでなく町とともに総合的に見てもらうこと、そして、周辺の近代化遺産を同時に見ていただくことで、富岡製糸場も、より一層理解を深めていただけるものと思っています。広い視野で考えていきましょう。

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富岡製糸場など絹業遺産を『暫定リストへ』と群馬県が文化庁へ要望

2006年07月23日 00時19分07秒 | 世界遺産伝道師協会

堅曹世話人さんの「群馬県旅館組合青年部で講演してきました」の記事に「今日(22日)付けで、昨日、県理事以下のスタッフが文化庁へ暫定リストへのおねがいにいったそうです、19日の富岡市長といいいよいよ大詰めですね。
はからずも、平泉が2008年登録を目指してユネスコに推薦されました。次は「富岡製糸場と群馬の近代花遺産」が登録されるよう頑張りましょう。」とコメントを寄せてくださいましたので、7月22日の上毛新聞1面を見て見ました。

群馬県の横尾恒夫理事(企画担当)一行が文化庁を訪れ、亀井伸雄文化鑑査官に、富岡製糸場を中心とした群馬県の絹業産業遺産群を世界遺産に登録できるよう「暫定リスト」に登載してくれるように要望したこと。さらに記事は「暫定リスト登載のほか絹産業遺産の保存活用への支援、蚕糸業の経営安定化などを要望した政策提案書を手渡し」たと記しています。

そのことについて、「亀井鑑査官は『世界情勢から見て、富岡製糸場単体ではなく、システムとして考えてほしい。そのための研究や保存の努力が重要』と述べた。」と書いています。

群馬県が進める「富岡製糸場を中心とした養蚕・製糸・織物をシステムとして捉えて、世界遺産として残したい。」という方向と同じ考え方だと思います。

富岡製糸場は史跡と重文になりました。六合村の赤岩の養蚕農家群は重伝建になりまた。新町紡績所の保存への取り組みは市民レベルで広がっています。登録文化財の群を抱えた織都桐生市では本町の街並を重伝建へという取り組みもあります。伊勢崎境島村の蚕種を採っていた養蚕農家群も建造物調査をしようという気運が高まってきている記事が上毛新聞6月27日付で載っていました。このような幅広い動きが養蚕・製糸・織物関連の遺産が組織的に残せることに繋がることを期待したいと思います。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会が展開している様々なスタイルの啓発活動は大変意義のある、世界遺産運動の中で価値のある活動です。多くの人々に賛同いただき伝道師養成講座を受講していただきたいと思っています。また、伝道師の方には、時間を割いて、小さい運動でも結構です、何らかの運動に参加いただきますようお願いいたします。

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“平泉”が世界遺産に向けてユネスコに推薦されました

2006年07月22日 10時27分20秒 | 世界遺産伝道師協会
7月22日の読売新聞に“平泉が”「平泉―浄土思想に関連する文化的景観」として世界遺産に登録したいとユネスコに推薦することが21日文化庁の文化審議会文化財審議会了承され,2008年7月には世界遺産委員会で世界遺産への登録の可否が審議される見通しという記事がありました。

浄土思想で平泉の文化を括ろうという事で、対象地域は「中尊寺」「毛越寺」などのほか信仰の山として「金鶏山」まで含む、重要文化財5件、特別史跡3件、特別名勝1件を含んで地点とすると9箇所、約550ヘクタールの地域が推薦対象となっていると報じられていました。

これで、現在の日本の暫定リストから、“石見銀山”と“平泉”が推薦された訳で、リストに推薦されないままでいるのは“鎌倉”と“彦根城”だけとなります。この2つが現状では登録が厳しい状況であるとすれば、今後暫定リストの補充が考えられます。

日本ではじめて、近代産業遺産の登録を目指して「富岡製糸場を世界遺産に!」の運動を益々強化していく必要が生じてきた好機が生まれてきたと思います。

富岡製糸場の史跡・重要文化財指定という二重指定、そして六合村の赤岩の養蚕農家群の重要伝統的建造物群選定を踏まえて、富岡製糸場を核にして、群馬県の「養蚕・製糸・織物」関連の近代産業遺産を世界遺産にしようという運動の幅をさらに拡大していきましょう。

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群馬県旅館組合青年部で講演してきました

2006年07月21日 00時02分13秒 | 世界遺産伝道師協会

7月2日、前橋市の「ちぎらホテル」で“群馬県旅館組合青年部(都市部のホテルの経営者の会)”で「富岡製糸場を世界遺産に!」の講演をしてきました。

担当は会長と推進室からYさんが同行してくれて、パワーポイントのパソコンの操作をしてくれました。パンフレットの用意から、いつも大変お世話になっております。今日の参加者は30名という予定でしたが、幾分少ないようでした。

用意したパンフレットは新調した世界遺産推進室作製の黒地に富岡製糸場の門前の風景を描いた錦絵を配した「富岡製糸場を世界遺産に」のパンフレットを始め、第6回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座受講者募集のチラシまで、7種類の資料でした。これについては講演が終わったあとで、ホテルに置いていただけるところがいくつか出てきました。

講演は90分、受講者の皆さんは経営に活用できることはないかということも含めて、世界遺産運動に強い興味をもっていただき、「初めてこういう話を聞かせていただいた。」「途中で帰る予定だったけれど、話を聞いていたら帰れなくなってしまった。」「自分たちで観光ルートなどを掘り起こして、作ることが大事だと分かった」といった感想を聞かせていただき、講演してよかったと思いました。

しかし、今回の90分は熱が入ったためか、終わったあと少々熱っぽくなるくらい疲れました。パワーポイントの画像は前回の埼玉での時とほぼ同じなのに、終わってみたら、大分違った内容の話になっていたようです。やはり、群馬のホテル経営者の方たちに、この辺は理解してほしいという思いがあったように思います。

とにかく、私たちの動いている自分たちの情熱を傾けて語ることは大切なこととしみじみ思いました。

4月からの4ヶ月の活動が終わろうとしております。夏休みを前に自分の活動を振り返り、次の活動につなげていきましょう。

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東京駅で「富岡製糸場を世界遺産に」との活動で頑張ってきました

2006年07月19日 20時55分13秒 | 世界遺産伝道師協会
(今回はこの活動に参加された世界遺産推進室のT係長さんのレポートです。)

7月19日、初めてのJR東京駅キャンペーンに行ってきました。今回のキャンペーンは、JR大宮駅でのキャンペーンとはターゲットが違い、国の省庁や企業のビジネスマンを狙い実施するものです。

今日は朝から大雨洪水警報が出た群馬県。JRのダイヤも大混乱でしたが、予定の6人中5人は集合時間に間に合い、遅れた伝道師もキャンペーン開始までには会場に到着してまずは一安心。

今回の活動は、JR東京駅丸の内ドームにおいて、幟旗もなく、写真パネルも置けないという環境の中で、世界遺産推進室(2名)、伝道師協会(4名)によるリーフレットだけの配布となりました。

初めての場所、初めての経験であり、駅を行くビジネスマン達がリーフレットを受け取ってくれるのか、ちょっと不安な気持ちがある中で11時にスタートでした。

「群馬県です。富岡製糸場を世界遺産に登録する運動をしています。応援よろしくお願いします。」と声をかけながらリーフレットを手渡すと予想以上の好反応。準備した資料1500部は2時間ほどで終了してしまいました。

活動中、群馬県の出身者の方は「頑張ってください」と応援してくれ元気づけられました。また、途中で東京を訪れた岩井富岡市長さんが現れ、激励の言葉を頂きました。

キャンペーン終了後は県東京事務所のK副所長さんから、観光物産プラザの概要、JR新宿駅のキャンペーンの状況、そして観光客の視点に立った広報活動の要点などをきめ細かくご指導頂きました。

今回の経験からJR東京駅でのキャンペーンは、配布人数は6名程度、配付資料は今回の2倍程度は配布可能であることなどを勉強し、帰路につきました。

リーフレットを配布するだけという地味な活動ですが、今後も定期的にJR東京駅でキャンペーンができたらと、思っています。今後の協会員の積極的な参加を期待しております。

写真は東京駅で活動するI伝道師。

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