富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

六合村桑園再生事業・カモシカ食害対策ネット張り

2007年07月30日 22時28分10秒 | 世界遺産伝道師協会
表題のことについて館林のS伝道師から下記のレポートが届きました。

7月15日の予定が台風によって延期され、7月19日(木) 伝道師8名・蚕糸園
芸課の方・推進室の土屋さんの10名は、六合村に集まりました。
この日も朝方の小雨に「またかっ?」と天気を心配しましたが、六合村へと向かうにしたがい、次第に曇りになり、そして晴れてきたので、ひと安心。

午前9時からの説明のあと、作業開始。以前植えた桑の苗は、みずみずしい緑の
葉をたくさんつけていました。

しかし、そのかたわらにカモシカの足跡、そして桑枝の上から2、3枚下あたり
のおいしそうなところを、摘んだように食べられていました。食害の跡を見て回るうちに、六合村へ向かう車の中で話題にしたことが目の前の現実となりました。

?? カモシカは乱獲がすすみ、3,000頭まで減少したため、1955年、特別天然記念物に指定されています。絶滅に近い状態になっている一方で、食害による林業、農業への被害も問題になっているということです ??

食害対策のネット張りは、2m間隔に柵となるポールを差し込み、そのポールの
フックの部分に2mぐらいの高さのネットを張り巡らし、桑園全体を囲むというものでした。併せて、桑園の中にびっしり伸びた雑草を取り除く作業も行いました。桑葉はまた生えてくるので心配いらないと教えていただいたので、ほっとしました。

桑園での作業中、赤岩地区の皆様から差し入れで頂いた黒糖入りのおまんじゅう
と、つめた?く冷えたお茶がおいしかったことが、良い思い出になりました!

桑園での作業の後、以前使われていた稚蚕共同飼育所を修理して、活用が予定さ
れているという現場を見せて頂きました。またちょうどこの日、県蚕糸技術センターから蚕2,000頭が届けられていました。蚕と飼育所。それは、かつてここに、このような情景があったのだということを思い起こさせてくれました。

「おかいこの里 赤岩」・・・未来へ続く絹の物語の次章が始まっていることが、
六合村の人たちの思いとともに、心に焼きついた日となりました。(館林市S)

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夏休み、富岡製糸場パネル解説「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産に!

2007年07月29日 20時07分53秒 | 世界遺産伝道師協会
夏本番。夏休みに入り猛暑になってきました。29日(日曜日)昨日のシルクデーの対応で大変だった製糸場は、今日は団体見学はお断りで、個人客だけということでしたが、解説事業は満杯でした。暑い中、沢山の一般客が見学に来てくださいました。

パネル解説が会場の都合ということで操糸場に変更になっていました。パネル解説としては極めてやりにくい会場で、解説員か集団で説明している人たちにはパネル説明ができませんし。解説を受けずにパラパラと入ってくる人たちには製糸場の説明、操糸場の説明をして世界遺産構想をパネルで行うというように、来場者の目がパネルには行かずに操糸場そのものに行ってしまい、そこからの解説になります。

でも、熱心な方は操糸場の話だけでなくパネル解説までしっかりと聞いてくださいました。でも、解説員の方々に遠慮せずに、世界遺産の話をしっかりするためには東繭倉庫での解説が効果的ですし、解説者が、疲れないで多くの人に話ができます。

暑い中、熱心に話を聞いてくださった来場者に感謝したいと思っています。

今日は、個人の来場者でしたので酒気帯びの方も居らず、解説を良く聞いてくださっていました。家族連れで着てくれた人たちに、説明が聞けてよ区わかった。といわれて帰られた方がいましたが、そういう声を聞くとほっとします。暑い日が続きますが、夏休み中さらに頑張りましょう。

写真は操糸場で解説するO伝道師。
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東京都知事・神奈川県知事も世界遺産登録で動いています

2007年07月29日 08時39分38秒 | 世界遺産伝道師協会
7月27日のNHK首都圏ニュース8・45では石原東京都知事が小笠原の世界自然遺産へ向けてのPRをしていて、続いて神奈川県の松沢知事が鎌倉を武家政権の都として3年以内に世界遺産登録を目指すと記者会見していました。

万年暫定リストだった鎌倉が本格始動してきたようです。群馬の「富岡製糸場t絹産業遺産群」も県民の足並みをそろえて、県民の力で世界遺産登録を早期実現できるよう、これからの運動を、さらに地道に続けていきましょう。

富岡製糸場では、夏の世界遺産キャンペーンも実施しています。伝道師の皆様、しっかり参加していきましょう。
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桐生本1本2の重伝建運動が進展

2007年07月27日 14時39分59秒 | 世界遺産伝道師協会
桐生市のY伝道師から7月25日の夕刊「桐生タイムス」の寄稿記事がFAXで送られてきました。Yさんのメモには先日のまちづくりの会の会議では重伝建選定への同意書が1丁目では、「約80パーセント集まった。」とありました。

森壽作さんの記事は「織都桐生を世界遺産に~まつりでキャンペーン、語りましょう~」という見出しで、今年の桐生八木節まつりの8月3日~5日に「買場紗綾市2007おまつり広場」で世界遺産キャンペーンを実施すること、本1、本2の街づくりの会が取り組んでいる重伝建に向けた運動は、群馬県が目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産運動の仲間入りして、世界遺産の本登録の実現を目指すものであること。を説明しています。

寄稿文の結びには「わが桐生市は『織都』と呼ばれます。『富岡製糸場と絹産業遺産群』に織都桐生を加えて世界遺産とし、桐生市の絹産業遺産とともに誇り高き歴史も加えて発信したいと願っております。そして世界遺産・織都桐生から『世界遺産ブランド』で絹製品を売り出すことができる日を信じて活動を続けています。
『織都桐生の歴史と製品を世界へ』。8月のこの小さなキャンペーンは、そんな大きな夢と桐生の歴史を、市民の皆様と語る機会にしたいと思っています。」と書かれていました。
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上毛新聞記者との対談記事 大沢新知事の世界遺産の考え

2007年07月24日 15時03分34秒 | 世界遺産伝道師協会
上毛新聞7月24日朝刊1面に上毛新聞社のインタビューに答えたとして、今後の取り組みの方向が書かれていますが、世界遺産関連では「旧官営富岡製糸場の世界遺産登録運動を『文化遺産の魅力を引き出すことは重要』などと評価。」と記事に書かれていました。

同じページに岩井富岡市長の記者会見の記事があり:みだしはー富岡製糸場の県移管要請へー新知事に富岡市長=記事は「大沢正明氏の知事当選を受け、富岡市の岩井賢太郎市長は23日、市所有の旧官営富岡製糸場について『県に持ってもらうのがベストと考えている。早期に協議したい』と述べ、県移管の検討をあらためて要請する考えを示した。同日の定例会見で述べた。」と書いています。
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さらに世界遺産運動の輪を広げていきましょう!

2007年07月23日 09時22分28秒 | 世界遺産伝道師協会
群馬県知事選挙が終わりました。小寺さんに代わって、大沢さんが知事に当選しました。「世界遺産」の実現について、どのような政策を展開するのか今後、方針が示されることと思いますが、今まで、世界遺産運動を展開してきた私たち市民団体としましては、今後も従来に増して、啓発活動を広め、世界遺産運動を盛り上げて行きたいと思っています。

先日、さいたま新都心で展開してきた運動の中で、埼玉県民も世界遺産運動に関心をもち、応援をしてくれていることを肌で感じてきました。群馬県民の「誇りと自信」を育み、群馬県の絹産業遺産を世界に発信できる世界遺産の実現を目指して、さらに大きな運動にしていけるよう、頑張っていきましょう。

7月22日から富岡製糸場で夏休み期間中の世界遺産パネル解説事業も始まりました。暑い夏ですが、来場者に産業遺産・近代化遺産の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録されることの意義を理解していただけるよう、しっかり解説をしていきたいものです。
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赤岩の稚蚕飼育所で養蚕スタート!桑園でカモシカ対策のネットが完成!!

2007年07月21日 08時55分28秒 | 世界遺産伝道師協会
今年の春、伝道師協会も協力した赤岩の桑園造成。ここにきてカモシカによる
被害が発生してしまいましたので、赤岩からのカモシカ食害対策ネット張りへの
協力要請があり、急遽7月15(日)に協力をお願いしましたが、当日は台風の
ため延期。再調整して7月19日(木)の実施となりました。突然の募集、日程変
更が重なりましたが、8名の伝道師と蚕糸園芸課、世界室と10名に参加いただ
きました。

桑園の作業は、2.5mほどのパイプにフックを取り付け、2m毎に射し込むように
立てていき、そこにネットを掛けていくというものでした。事前準備を赤岩の方々
がされていたので、作業は快調にすすみました。
併せて除草作業も行いましたが、ちゃっかり桑園で育ったワラビを手にしている
会員もいました(笑)。

また、以前は稚蚕(蚕の赤ちゃん)を共同で飼育した稚蚕共同飼育所では、
床の張り替え作業が急ピッチで進んでおり、伝道師も片付け作業をお手伝いし
ました。片付いた飼育所には、県蚕糸技術センターから分けていただいた蚕
約2,000頭が到着し、これからの夏休み期間中は「おかいこ里赤岩」で、訪問
者に蚕が見ていただけるようになりました。

パワーアップをつづける「おかいこ里赤岩」を、これからも応援しましょう!

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起業家塾7月例会「シルクカントリー群馬から世界遺産を!」

2007年07月20日 22時34分42秒 | 世界遺産伝道師協会
平成19年7月17日(火)、県内企業で組織するの起業家塾において講演を行いまし
た。

タイトルは「シルクカントリー群馬から世界遺産を!」、サブタイトルは起業家の
方々の魂を揺さぶるよう「~シルクカントリー群馬を築き上げた先人達の足跡に見るベンチャースピリット~」と題しました。

今回の講演会では、世界遺産推進室のT係長から、世界遺産登録の意義、その経済
効果を交え、世界遺産登録に向けた群馬県の取組みを話し、その後にこれまでの歩
みをDVDで上映しました。

本会の近藤会長からは、いつもの富岡製糸場と絹産業遺産群や産業遺産と世界遺産
等に加えて、絹産業の中心地である群馬県を作り上げて来た先人達の足跡とその功績を通じ、彼らのベンチャースピリットについて熱く語って頂きました。

例会の〆では、 「世界遺産登録推進の意義と関係者の努力がよく理解でき
た」

「今後は群馬県に来た他県の社長達に群馬の先人の英知、誇り高き歴史や文化を伝えたい」

「良い仕事をしてますね。今後は私達起業家塾も応援団となりたい」と敬意と感謝
の言葉がありました。
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六合村赤岩、桑園の食害対策事業、台風で延期

2007年07月15日 08時46分14秒 | 世界遺産伝道師協会
7月15に日に予定されていました、六合村赤岩での、桑園のカモシカによる食害対策事業。防御ネット張りの作業は台風のため延期となりました。

次回予定は7月19日です。富岡製糸場世界遺産伝道師協会の方、都合のつく方はご参加ください。

作業が済んだ後、いい汗を流した後は気持ちがいいものです。温泉で一風呂浴びて帰りましょう。

前橋集合 県蚕糸技術センター駐車場 7:00 現地集合 赤岩物産館9:00

車で乗り合わせの場合は、乗せていただいた方は応分のガソリン代は負担しましょう。

詳しくは電話027-226-2326(世界遺産推進室伝道師協会担当岸さん)にご連絡ください。

地味な活動ですが、養蚕復活の下支えの運動です。よろしくお願いいたします。
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経済産業省の産業遺産活用委員会が本県の絹産業遺産に着目

2007年07月13日 11時13分03秒 | 世界遺産伝道師協会
7月13日の上毛新聞1面の左下に「本県の『製糸』『絹織物』産業 近代化遺産候補にー経産省」という見出しがありました。本県の近代化遺産である絹産業遺産が”近代化遺産候補に”とは変な見出しとと思って記事を読むと、経済産業省が日本の産業遺産の活用を進めようとしており、それを担う委員会として産業遺産活用委員会が作られて、今回、経産省が活用対象近代化遺産として、富岡市の旧官営富岡製糸場、や高崎市の旧官営新町屑糸紡績所を含む「製糸産業遺産群(仮称)」と桐生市ののこぎり屋根工場を含む「両毛地域における絹織物関連産業遺産群(仮称)」の二つが選ばれたという記事でした。

「製糸産業遺産群」甘楽町の旧甘楽社小幡組倉庫、安中市などの碓氷峠鉄道施設、京都や長野の建物などが含まれえるとかかれていました。

上毛新聞に記事では、7月11日の経済の記事の中に新町紡績所に関連して、。「けいざい交差点」という記事でクラシエフーズ新町工場長内海研二氏が取り上げられていて新町紡績所の保存について「県民の並々ならぬ愛着は当然理解しているつもり。自分が入社したてのころ、紡績所の機能が残っている新町工場を目にした記憶があり、一個人としての愛着もある。しかし、文化財保護と企業価値との間の繊細な課題でもあり、現在は県や高崎市の対応方針を注視している状態だ。」とありました。


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