新伝道師「伝道活動実戦で」世界遺産登録候補 富岡製糸場と絹産業遺産群PR活動
富岡支部
平成25年12月7日 新伝道師が晴れて18名誕生致しました。
富岡支部にも3名 配属になりました。
その入会配属祝いも兼ねて12月14日(土)AM9:00~13:00下仁田道の駅で
早速 新伝道師「伝道実戦活動」を先輩の伝道師と行いました。
活動は座繰り・まゆクラフト・パネル解説・チラシ配布です
最初に伝道活動の準備
① シルクカントリー旗の立て方
② パネルの展示(イーゼル)の組み立て方
③ まゆクラフトの準備
④ チラシ配布の仕方
⑤ お客様との接客解説説明の基礎
・・・等の指導と説明を先輩伝道師より受けスタート致しました。
下仁田道の駅は、下仁田ネギの最シーズンで賑わいを見せて居りました。
新伝道師の皆さんは、三日間の養成講座で受けた知識をフルに発揮して、新しい伝道師ジャンパーに手を通し伝道活動を行いました。
グリーンの伝道師ジャンパーが良く似合います素敵です。
流石(さすが)です 立派です。素晴らしい活動が出来ました。
伝道活動終了後、荒船風穴を自身の目で見て解説に活かしたいとの希望もあり下仁田風穴を見学して参りました、風穴はシーズンオフと併せ1号風穴が工事中であり、邪魔にならない様に遠くからの見学でした。
新伝道師の皆さんは凄く勉強に成りましたと、感激をしておりました。
世界遺産登録は目の前に見えて参りましたもう少しです。新伝道師さんと力を合わせ
「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産登録に向けて伝道活動頑張りましょう
本日の活動は J保明子(新)U原一美(新)S藤真由美(新)
T井八千代 I井信子 T江康 W辺光男 I川武男 でした。
(T.I)記
新伝道師 伝道活動実戦で「富岡製糸場と絹産業遺産群広報伝道活動」
体験レポート№1
富岡支部 J保明子
12月14日(土)下仁田道の駅で、世界遺産登録候補富岡製糸場と絹産業遺産群の伝道活動、初体験をしました。
その日、朝6時の気温は-3℃、9時になっても3℃でした。寒い中、外の北側通路で、パネルと旗の設置で始まり、座繰り器の準備などを手際よくされるI川支部長さんや伝道師の方々に混じり、お手伝いを開始しました。つい一週間前に伝道師講座を終えたばかりの新人女性3人はグリーンのジャンパーを着て、先輩伝道師たちから教えを受けながら、慣れない手つきで先ずは二度目の座繰り体験をしました。
そして、どうやら糸繰りが様になってくると、お客様もひとり、ふたりとやって来ました。
見るだけの人、ちょっとやってみたい人、昔おばあさんがやっていた、と話してくれる人など、足を止めてくれる人も増えてきて、新人3人はやる気まんまんでした。中には一人が糸車を回し、一人が繭の入った鍋をミゴぼうきで、かき回す協同作業で楽しんでくれた新婚カップルもいました。小さいお子さんには、糸車だけ回してもらって、「糸まきまき、糸まきまき・・・」の歌をうたいながら、一緒にやってもらいました。見ていたお母さんも喜んで、息子の写真をパチリ。微笑ましい、ひとこまでした。座繰り体験のあと、繰り糸をもらって本物の生糸だと、笑顔で帰った方たちが印象的でした。おみやげの生糸と一緒にパンフレットも持ち帰ってもらうという、やり方も伝道の一つだと教わり、なるほどと納得しました。
また、山繭を採ってきたと、わざわざ車まで取りに行って見せてくださり、T江伝道師から専門的な説明をうけて、喜んでいた家族連れもいました。そのかたは、まだ生きているさなぎの入った薄緑色の山繭をくださり、屋内での繭クラフトも楽しんで帰りました。
たまたま前日のNHKテレビで、繭糸からランプを作った番組をみていた方たちが、足を止めて、「ああ、これね!」などと口にしながら、木枠に巻き取った生糸を眺めて関心を寄せていました。
繭クラフトもちょっとお手伝いして、私の最初の伝道活動は終わりました。先輩の伝道師さんたちから見習うことが多く、大変勉強になりました。お客さまと何気ない話のやり取りの中で、けっして押しつけでなく伝道の趣旨を伝えている、先輩たちの技は見事でした。また、本や写真で見るのとは違い、実体験の大切さ、必要性を感じた初日でした。
“Seeing is believing.” はもちろんですが、“Doing it yourself is believing.”といった
ところでしょうか。先輩たちから伝道活動の実際を教えていただき、支えられ励まされて、楽しい活動の一歩を踏み出すことができました。
市川支部長さん、T江さん、W辺さん、I井(信)さん、T井さん、
そして新人同期のS藤真由美さん、U原一美さん、有難うございました。
今後共よろしくお願いいたします。
新伝道師伝道活動実戦で世界遺産登録候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報伝道活動
体験レポート№2
富岡支部 S藤真由美
下仁田道の駅(12月14日(土))での、世界遺産登録候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」伝道広報活動は寒くなったとはいえ、天候に恵まれ名物のコンニャク、下仁田ネギを求める方々が、(9:00~15:00)沢山訪れて居ました。
伝道活動(座繰り)をしていると、
・家の人が、していた
・子供のころ、した事があるけど、上手くいかなくて怒られたんだよ。・・・等
養蚕が主産業であった事を、感じさせる思い出を語る方々が、沢山居られました。
また「昨日テレビで見ました」と興味深く、ご覧になっている方や、初めての
体験を真剣に楽しんでいる様子が、うかがわれ、こちらも嬉しくなりました。
子供たちと一緒に、つい「♪い~と~巻き巻き・・・」と唄いながら
糸巻きを、してしまいました。
巻きあがった糸の、お土産には皆ニッコリ笑顔でした。
先輩伝道師の方の、繭から糸を取る手際の見事さに、ため息も。
まゆクラフトは養成講座の苦い思い出、不器用さを再確認 繭をもらい後日、再挑戦
今日は見本の、作品を見ながら、コツを伝授して戴きました。
次回は少し可愛く出来るかな?
終了後はI川、W辺両伝道師に下仁田町の「荒船風穴と春秋館」に案内して戴きました。
春秋館は、風穴創設者 庭屋静太郎の自宅と事務所とお聞きしました。
風穴と事務所を結んだ明治時代の、私設電話の設置
自然の冷気を利用したエコな設備、双方は約10Km離れており、そこだけを考えても
荷馬車や人力で、110万枚の貯蔵の蚕種の輸送は大変だったろうなと、思いつつも
時代の要請と、地理的条件の発見に支えられた、活躍期の繁栄を想像しました。
今回の伝道活動は、本当に我々新米伝道師への、実戦伝道活動でした。
ご厄介をお掛け致しました。
ありがとうございました。
新伝道師伝道活動実戦で「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報伝道活動
体験レポート№3
富岡支部 U原一美
12月14日(土)空っ風が吹く冬晴れの下、「下仁田道の駅」で、座繰り体験・繭クラフト・パネル解説 チラシ配布の活動を行い、「富岡製糸場と絹産業遺産群」のPR活動を行いました。
9時に集合し、(既に繭クラフトの準備も整いつつあり、皆さんが準備の真っ最中でした)市川支部長より、パネル展示のセットの組み方・置き場所、座繰り機のセットのしかた、のぼり旗の組み立て方、などを教えていただき、私達新人二人も、見よう見まねで準備作業のお手伝いをしました。
準備が完了すると、新人は座繰り体験を中心に活動を開始しました。
糸の取り方やハンドルの回転速度等を教えていただきながら、座繰り機のハンドルを廻す人・繭の入ったボールを廻す人と、二人で一台の座繰り機を廻しました。
「なつかしいです。私は若い頃、首都圏の製糸場で働いていました。」と話された方、
「糸巻きにまかれた糸は本当に綺麗ですね」とおっしゃる方、生糸が糸巻きにくるくると巻かれる様子を熱心に興味深そうにみている小学生など、小さいお子さんを連れた家族連れの方・三世代に渡る家族の方・年配者や若者のグループなど、広範囲の年代層の方が足を止め、立ち止まり見て下さいました。
また、座繰り体験には、比較的若い年代の方がチャレンジしてくれました。小さいお子さんの兄弟二人が何組かいらっしゃいましたが、共同して座繰り機を廻すと、ご両親がうれしそうに写真を撮っていました。
見てくださっている方に「座繰り体験をしてみませんか」と声をかけると、「難しいから」といって、しり込みされる方が多くいらっしゃったので、「私達のように二人でやりましょう。一緒にゆっくり廻してみましょう。」と声かけしました。初めに、一緒にハンドル手を添えてゆっくり廻していき、慣れてくると添えた手を離します。繭を入れたボールの
ミゴ箒をまわすのも同じ要領で、初めは手を添えて行います。時々糸が切れたりしますが、「大丈夫ですよ。よくある事ですし、繭の状態もあるので、気にしないで下さいね。」と話し、緊張をほぐす様にしました。
座繰り体験をしてくださった方には、自分で座繰り機を廻してできた糸巻きに巻かれたままの生糸に、手でそっと触れていただき、しっとりとした手触りを確かめていただきました。「水分が抜け乾燥すると光沢がでます。タペストリーやコースターなどとしてお使いください。」とお伝えし、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の冊子に挿み、プレゼントしました。
展示パネルの上に、既に作った生糸を見本に掛けておきましたので、巻きたての生糸と
較べてみると、手触りや光沢の違いが一目両全にわかります。「こんなに光るのですね。」
「もらえるのですか、ありがとうございます。」と、大変喜んでくださいました。
徳江伝道師から、座繰り機で使用する手づくりの新しいミゴ箒をいただきました。
繭を廻す作業が格段に易しくなり、糸取りの作業も簡易になりました。有難うございました。
2時過ぎに片づけを始め、活動を終了しました。
その後、私達新人二人は「荒船風穴」に連れていっていただきました。行く途中に、下仁田町根小屋の庭屋静太郎氏の自宅兼事務所跡「春秋館」に立ち寄りました。
事務所「春秋館」は、ぐるりと塀が巡っています。しかし、道下に廻ると「春秋館」と
蔵を、横のアングルから見ることができ、当時の盛況をかいま見ることができました。
国道254号線から左折する屋敷の集落までの山道は、うっそうとした杉林に覆われていますが、車の待避所も3箇所でき、以前と較べて格段とよくなっているということでした。山道を抜けると、急に空が開け、そこが屋敷の集落でした。風穴に程近く、駐車場とトイレと事務所があり、案内板も立てられた見学路は整備されていました。
一号風穴は工事中でした。工事関係者の使う重機の音が時折山々にこだましています。
二号風穴には、風穴から出る風の様子を確認していると思われる、筆記用具と機器を持った作業員の方が一人いらっしゃいました。
番舎跡を見てから、じゃまにならないように二号・三号風穴を見学しました。見学路から見上げる、石垣で組まれた風穴には圧倒的な存在感を感じます。「風穴の石は、考えられて積まれています。」というお話をお聞きし、一つ一つの石の大きさに驚くとともに、石組の崩れた箇所に再び積まれている石積みの存在感にも感嘆させられました。そして、庭屋静太郎氏の事務所「春秋館」から、「荒船風穴・番舎」までの約7kmの距離を、私設の専用電話を引いていたという事にも驚かされました。
また、標高約850mという「荒船風穴」のある場所は、武田信玄が箕輪城を攻める際の近道として利用されていた、というお話をお聞きし、戦国の世の人々にも想いをはせました。
その後「下仁田道の駅」に帰り、散会となりました。
「下仁田道の駅」の活動は、伝道師として初めての活動でしたので、すこし不安がありましたが、先輩の方々がやさしく指導してくださったおかげで、何とか無事に、たくさんの来場者の方に説明することができて、ホッとしています。
荒船風穴と庭屋静太郎氏の自宅兼事務所「春秋館」に連れていっていただき、本当に有難うございました。「春秋館」と風穴についてたくさんのお話を伺えましたことを大変感謝しております。とても勉強になりました。また、様々なことを考えさせられました。
本当にありがとうございました。