富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

平成21年度富岡製糸場世界遺産伝道師協会総会・第一回研修会を開催

2009年04月27日 07時54分33秒 | 世界遺産伝道師協会
平成21年4月26日(日)14時から約70名が参加して県庁29階会議室で開催されました。

「平成21年度総会」は冒頭、伝道師協会近藤会長、新任の細野県企画部長の挨拶に続き、来賓として参加いただきましたシルクカントリーぐんま連絡協議会の各団体(高山社を考える会小坂会長、ぐんま島村蚕種の会事務局関口政雄様、富岡製糸場を愛する会高橋会長)及び世界遺産推進課松浦課長にご挨拶をいただきました。

総会は、中島副会長を議長に選任、第一号議案「20年度事業報告及び収支決算」と城田監査の監査報告、第二号議案「役員の一部選任」では富岡支部長の交代と徳江幹事の事務委任(案)、第三号議案「平成21年度事業計画及び収支予算(案)」が滞りなく承認されました。新年度(案)では、支部予算額の増額や昼食代補助についての提案、またPRグッズの具体的な内容への質問がありましたが、近藤会長の回答で了承されました。

15時30分から群馬県立女子大学教授片桐庸夫先生を講師に迎え、第1回研修会「渋沢栄一~公益の追求と富岡製糸~」が開催されました。

澁澤栄一は明治、大正、昭和の時代を駆け抜け、日本の近代の創造に携り、経済、教育、社会福祉、民間外交等の多方面に貢献した「公益の追求者」であったこと、挫折を繰り返しながら道を切り開いたのは、思考の柔軟性、予見能力、強運の持ち主であったと分析。イギリスを理想の国家としていたことや、殖産興業、富国の創造を目指し、富国強兵ではなく植民地主義は考えていず、周辺国との貿易による相互依存関係の強化による共存共栄を目指したあくまで経済人であった、と行動の源泉を説明されました。

地域創造として富岡製糸場との関わりについて、富岡製糸場設置主任に選ばれた理由は、新政府の中に養蚕・製糸について知っている者が他にいなかったため、富岡・新町屑糸紡績所・桐生を三点セットに考えていたことを指摘されました。
片桐先生は「よみがえれ!新町紡績所の会会長」も務められ、また渋沢栄一研究会(会員60名)会長としても活動されております。

絹の世界遺産を考えると、富岡製糸場だけでは駄目で、養蚕・製糸・織物が一体としての「シルクカントリーぐんま」というネーミングは統合された象徴として大変良く、群馬のブランド力が下から二番目とのことであり、群馬の知名度を上げていくための手段として「シルクカントリー」の発想は良いと結ばれました。
最後によみがえれ!新町紡績所会長として当協会と手を携えて取り組んでいきたいと表明されて我々にエールを送っていただきました。

17時半から会場を昭和庁舎1階Gフェイスカフェに移し、約30名が参加し懇親会を開催。近藤会長、片桐先生、松浦課長の挨拶を頂き、井上雄二幹事の発生で乾杯。19時まで楽しい歓談の時間を過ごしました。(文責:K.K)
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″春の上州どっと楽市で世界遺産運動PR″

2009年04月26日 10時17分43秒 | 世界遺産伝道師協会
4月25日(土)朝から雨が降る中、ビエント高崎(高崎問屋街センター)で春の上州どっと楽市が開かれました。

この楽市は、高崎卸商社街協同組合が主催し、春と秋に一般消費者を招いて行なう大販売会、会場周辺にはさまざまな露天が立ち並び、午前9時の開始と同時に各地から買い物客が訪れた。

西毛県外支部は、昨年秋に実施されたメイン会場のとなり、問屋町公園に設置されたミニSLの乗車口付近に陣取った。激しい雨の中での屋外活動でしたが時間とともに、10人の伝道師の方が集まりました。雨のためパネル解説は中止し、チラシ(富岡製糸場と絹産業遺産群)を人通りの多い高崎問屋街センター入り口付近で雨を避けながら、チラシ700枚の配布が出来ました。

活動も、主催者が用意してくれたテント(1張り)で休息を取りながら、伝道師同士の和やかな活動でした。今回思うような活動はできなかったが、県内の方に少しだけ世界遺産運動を知って頂けたと思います。

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藤枝宮内庁御養蚕所主任の壮行会を実施

2009年04月21日 23時16分09秒 | 世界遺産伝道師協会
ブログに書くのが遅れてしまい、実施してからすでに1週間が経過してしまいましたが、4月15日(水)日ごろ交流のある友人たち30名ほどが集まり、前橋シテイホール(旧みやま会館)で宮内庁紅葉山御養蚕所に参上する藤枝さんの激励会ガ開かれました。

人数は30名余でしたが多彩な顔ぶれで楽しく藤枝主任を激励した壮行会になりました。今年の皇室の養蚕は30日が掃き立てで、55グラムだそうです。

佐藤前御養蚕所主任によれば以前は75グラムを掃き立てたそうです。皇室の養蚕の規模もかなりの規模のようです。

皇后様の育てた繭が碓氷製糸で糸になり、国賓の方たちへの贈り物や、正倉院御物の修理等にお使いになられるようですので、今年も豊蚕であられますよう祈っております。藤枝主任のご活躍にも期待いたしております。
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日本絹の里・特別展で世界遺産運動

2009年04月19日 21時34分29秒 | 世界遺産伝道師協会
日本絹の里・特別展で伝道活動

4月18日(土)、日本絹の里で第46回特別展「輝くシルク群馬の製糸」―世界遺産をめざす富岡製糸場を中心として―がオープンしました。

この特別展は、優良なシルクを生産してきた群馬の製糸業について、世界遺産をめざす富岡製糸場を中心に製糸技術の移り変わりなどを現物やパネルで紹介し、世界遺産登録運動を盛り上げようと企画されたものです。

伝道師協会としては、この特別展に協力するため「富岡製糸場と絹産業遺産群」のパネル解説と一部展示品の解説を担当する事となり、5月17日までの会期中、15日間(土日・休日のみ)にわたり伝道師が2人ずつ交代で当たることになりました。

オープン初日の4月18日には、10時から日本絹の里の展示担当者による展示品の解説会が実施され、一般入館者や日本絹の里のボランティア解説員、それに伝導師(8名)など20名ほどの人たちが説明を受けました。

特別展の主な展示品としては、富岡製糸場の建物模型やフランス式繰糸機、大絵馬、錦絵、生糸商標、古文書など富岡製糸場や碓氷社に関する貴重な品々が数多く展示されていました。

一方、世界遺産関係のパネルやノボリ旗は、前日に世界遺産推進課の職員と伝道師(2人)で特別展示室の入口付近に設置済みのため、当日は準備する必要がありませんでした。また、世界遺産のチラシについても日本絹の里の受付で入館者全員に配布して頂くことになったため、伝道師はパネルと展示品の解説のみに集中することが出来ました。

来館者は、親子連れや中高齢者、また、東京や埼玉などの県外者も見受けられましたが、富岡製糸場等が世界遺産候補となっていることはマスコミ等で殆どの方が知っているとのことで、絹遺産群のパネル解説にも熱心に耳を傾けて下さいました。
また、この日、群馬テレビが特別展の取材に訪れた際に岡田伝道師がパネル解説をしている様子を撮影したものが、翌19日の夕方のGTVニュースで放映されました。

その中で、「会期中の土日・休日には、富岡製糸場世界遺産伝導師協会の伝道師から富岡製糸場の価値などについて説明を受けられる」旨のコメントも放送して頂けました。(M.M記)



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4月15日から群馬県繊維試験場一般公開

2009年04月15日 21時14分34秒 | 世界遺産伝道師協会
群馬県繊維試験場では4月15日から4月18日まで場内を一般公開します。
最終日の18日には繊維に関るもの作り体験ができます。

ウールマフラーの房作り(午前9時からと午後1時から、定員各10名)

スカーフの染色(午前9時からと午後1時から定員各5名)先着順

座繰り体験(午前10時からと午後1時)

ハンカチ、Tシャツ持ち込み染色(午後1時から午後3時)

参加無料、問い合わせ先 0277-52-9950 繊維試験場
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組合製糸の遺産を世界遺産の仲間に!

2009年04月13日 08時15分39秒 | 世界遺産伝道師協会
上毛新聞の「視点」オピニオン21で4月10日に富岡製糸場世界遺産伝道師協会の近藤会長が「組合製糸の遺産 語り継ぐ運動の拡大を」とのみだしで組合製糸の遺産を地元でもっと語り継いで行きましょう。という呼びかけの一文を書いています。

上毛新聞、電子版のraijinでhttp://www.raijin.com/news/kikaku/opinion2009/opinion20090410.htm読むことができます。

これで3回目の寄稿が終わりました。2ヶ月に1回のペースで記事になります。次回も是非、読んででみてください。
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桐生市買場紗綾市付近で世界遺産運動・伝道師協会東毛支部

2009年04月07日 09時35分57秒 | 世界遺産伝道師協会
4月の東毛支部活動

 4月4日、東毛支部の恒例となっている桐生市本町1丁目でPR活動を行いました。参加者は東毛支部から4人と中北毛支部から2人の合計6人でした。

 今月も買場紗綾市や天満宮の骨とう市、本町3丁目のフリーマーケットなどを見て歩く人たちは多く、私たちの活動をしている場所も大勢の方が通りました。
 
 見学者は桐生市外の方が多く、チラシを見るのも初めてのため、受け取ってくださる率もよく、すぐに読み始める人もいます。服装は民族衣装に身を包んだ外国人や着物を着たグループ、古着を加工した衣類を着ている人などがいて変化に富んでいます。
 
 買場紗綾市ではお雛様の展示もありました。このお雛様は「桐生本1・本2まちづくりの会」の森会長の所有で、明治30年代、昭和4~5年制作の貴重なもので、訪れる人たちの目を楽しませてくれました。

 また朝10時の活動開始前に、世界遺産推進課のT氏が立ち寄りキャンペーン用の繭を置いていかれました。この繭は女性を中心にプレゼントし、「繭で顔をマッサージするときれいになるそうですよ」と使い方を説明して渡します。これが好評で、1時間くらいで終わってしまいました。

 終了後はいつものようにベーカリー「レンガ」で昼食を摂って散会しました。(Y.N)
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前橋市弁天通り弁天ワッセでの17回目の世界遺産活動に参加して】

2009年04月06日 08時09分33秒 | 世界遺産伝道師協会
お世話になります。
4月3日活動に参加されましたM.Aさんから活動報告書が届きましたので、お届けします。(K.K)

【前橋市弁天通り弁天ワッセ17回目の伝道活動に参加して】

 前日の風の強い、肌寒さも納まり、花の季節らしい4月3日(金)弁天ワッセの活動が行われました。
 
 地球温暖化により、桜の開花が年々早くなっていますが、今年は3月末からの寒さで蕾の膨らみが遅れて、大蓮寺の一本桜もまだ三分咲きの情況でした。去年は満開の桜の下で、手打ち蕎麦を参加メンバーと美味しく頂いたなあと思い起こしました。
 
 パネルと幟で会場をつくり、10時前には活動を始めました。学校が春休み中なので学生さん達の通行を期待したのですが、花の季節で他の観光地に出掛けてしまったのでしょうか、毎月、ワッセに来ている方が多いようでした。
 
 そんな中に、大学で建築を学んでいた時代に、富岡製糸場へトラス構造を見学に行ったという60代の方、また、前橋市佐鳥町で、昔は近隣の農家同志競争して養蚕をやったが、今は十数年前に止めてしまったという方が立ち寄りました。5月のゴールデンウィークが忙しくてサラリーマンが羨ましかった、と言っていました。持参した繭玉をお土産に配り盛り上げができました。
 
 弁天通りもシャッターの閉まったお店が多く、寂しくなっています。上毛新聞の記者出身の横山秀夫さんの小説「クライマーズハイ」が映画化され、そのロケ地に弁天通りが使われました。陶器・足袋・傘・帽子・竹製品等々、いろいろな専門店が頑張っています。

 比刀根橋のたもとには、カレーの美味しい店があり、この店も映画の中の
重要なロケ地として使われています。
 
 毎月3日に行われる弁天ワッセに是非出かけてみてください。

(M.A 記)

今回は写真はありません。
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