平成21年4月26日(日)14時から約70名が参加して県庁29階会議室で開催されました。
「平成21年度総会」は冒頭、伝道師協会近藤会長、新任の細野県企画部長の挨拶に続き、来賓として参加いただきましたシルクカントリーぐんま連絡協議会の各団体(高山社を考える会小坂会長、ぐんま島村蚕種の会事務局関口政雄様、富岡製糸場を愛する会高橋会長)及び世界遺産推進課松浦課長にご挨拶をいただきました。
総会は、中島副会長を議長に選任、第一号議案「20年度事業報告及び収支決算」と城田監査の監査報告、第二号議案「役員の一部選任」では富岡支部長の交代と徳江幹事の事務委任(案)、第三号議案「平成21年度事業計画及び収支予算(案)」が滞りなく承認されました。新年度(案)では、支部予算額の増額や昼食代補助についての提案、またPRグッズの具体的な内容への質問がありましたが、近藤会長の回答で了承されました。
15時30分から群馬県立女子大学教授片桐庸夫先生を講師に迎え、第1回研修会「渋沢栄一~公益の追求と富岡製糸~」が開催されました。
澁澤栄一は明治、大正、昭和の時代を駆け抜け、日本の近代の創造に携り、経済、教育、社会福祉、民間外交等の多方面に貢献した「公益の追求者」であったこと、挫折を繰り返しながら道を切り開いたのは、思考の柔軟性、予見能力、強運の持ち主であったと分析。イギリスを理想の国家としていたことや、殖産興業、富国の創造を目指し、富国強兵ではなく植民地主義は考えていず、周辺国との貿易による相互依存関係の強化による共存共栄を目指したあくまで経済人であった、と行動の源泉を説明されました。
地域創造として富岡製糸場との関わりについて、富岡製糸場設置主任に選ばれた理由は、新政府の中に養蚕・製糸について知っている者が他にいなかったため、富岡・新町屑糸紡績所・桐生を三点セットに考えていたことを指摘されました。
片桐先生は「よみがえれ!新町紡績所の会会長」も務められ、また渋沢栄一研究会(会員60名)会長としても活動されております。
絹の世界遺産を考えると、富岡製糸場だけでは駄目で、養蚕・製糸・織物が一体としての「シルクカントリーぐんま」というネーミングは統合された象徴として大変良く、群馬のブランド力が下から二番目とのことであり、群馬の知名度を上げていくための手段として「シルクカントリー」の発想は良いと結ばれました。
最後によみがえれ!新町紡績所会長として当協会と手を携えて取り組んでいきたいと表明されて我々にエールを送っていただきました。
17時半から会場を昭和庁舎1階Gフェイスカフェに移し、約30名が参加し懇親会を開催。近藤会長、片桐先生、松浦課長の挨拶を頂き、井上雄二幹事の発生で乾杯。19時まで楽しい歓談の時間を過ごしました。(文責:K.K)
「平成21年度総会」は冒頭、伝道師協会近藤会長、新任の細野県企画部長の挨拶に続き、来賓として参加いただきましたシルクカントリーぐんま連絡協議会の各団体(高山社を考える会小坂会長、ぐんま島村蚕種の会事務局関口政雄様、富岡製糸場を愛する会高橋会長)及び世界遺産推進課松浦課長にご挨拶をいただきました。
総会は、中島副会長を議長に選任、第一号議案「20年度事業報告及び収支決算」と城田監査の監査報告、第二号議案「役員の一部選任」では富岡支部長の交代と徳江幹事の事務委任(案)、第三号議案「平成21年度事業計画及び収支予算(案)」が滞りなく承認されました。新年度(案)では、支部予算額の増額や昼食代補助についての提案、またPRグッズの具体的な内容への質問がありましたが、近藤会長の回答で了承されました。
15時30分から群馬県立女子大学教授片桐庸夫先生を講師に迎え、第1回研修会「渋沢栄一~公益の追求と富岡製糸~」が開催されました。
澁澤栄一は明治、大正、昭和の時代を駆け抜け、日本の近代の創造に携り、経済、教育、社会福祉、民間外交等の多方面に貢献した「公益の追求者」であったこと、挫折を繰り返しながら道を切り開いたのは、思考の柔軟性、予見能力、強運の持ち主であったと分析。イギリスを理想の国家としていたことや、殖産興業、富国の創造を目指し、富国強兵ではなく植民地主義は考えていず、周辺国との貿易による相互依存関係の強化による共存共栄を目指したあくまで経済人であった、と行動の源泉を説明されました。
地域創造として富岡製糸場との関わりについて、富岡製糸場設置主任に選ばれた理由は、新政府の中に養蚕・製糸について知っている者が他にいなかったため、富岡・新町屑糸紡績所・桐生を三点セットに考えていたことを指摘されました。
片桐先生は「よみがえれ!新町紡績所の会会長」も務められ、また渋沢栄一研究会(会員60名)会長としても活動されております。
絹の世界遺産を考えると、富岡製糸場だけでは駄目で、養蚕・製糸・織物が一体としての「シルクカントリーぐんま」というネーミングは統合された象徴として大変良く、群馬のブランド力が下から二番目とのことであり、群馬の知名度を上げていくための手段として「シルクカントリー」の発想は良いと結ばれました。
最後によみがえれ!新町紡績所会長として当協会と手を携えて取り組んでいきたいと表明されて我々にエールを送っていただきました。
17時半から会場を昭和庁舎1階Gフェイスカフェに移し、約30名が参加し懇親会を開催。近藤会長、片桐先生、松浦課長の挨拶を頂き、井上雄二幹事の発生で乾杯。19時まで楽しい歓談の時間を過ごしました。(文責:K.K)