富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

蚕糸記念館で伝道活動「座繰り及び桑の木クラフト体験」を実施

2011年05月29日 22時33分04秒 | 世界遺産伝道師協会

前橋市教育委員会文化財保護課から、日下部支部長以下・赤見・丸山・小野の各伝道師名が依頼され、5月29日(土)9時から16時まで標記の体験を実施しました。丸山さんのご主人も座繰りに協力いただき5名で活動しました。

 

本日は、天気予報では台風が沖縄に接近とか、入梅に入ったとかで、朝から降雨が激しく、来園者は少ないことを見込でいました。しかし、予想に反して9時には観光バスが来園、団体さんが蚕糸記念館にまで来てくれました。

 

午前中は、千葉県、茨城県、埼玉県、栃木県、新潟県の団体さんが多かったので、記念館内は狭くゆっくり体験できませんでした。座繰り体験では、母親がやっていたので懐かしそうに座繰器を回していた方が居りました。記念に糸を差し上げますと喜んでいましたが、これをどのように仕上げたらよいものか、思案する方もいました。また、富岡製糸場へも行って来た方が数人いましたのが印象深く感じました。

 

午後に入り来園者は、県内の方や前橋の方が個人で来て頂きました。前橋の方には、「生糸の町」を考えて頂きますように、特別に用意して置きました「しおり」:前橋残影の碑を差し上げました。これは、世界遺産伝道活動にも通じましたので、大変効果的に思われました。

 

以上のような状況のなかで、時間的にも余裕がなく、富岡製糸場世界遺産のパネルを解説することが出来なかったのが心残りでした。

 

桑の木クラフトは当初蚕糸記念館の東側のウッドデッキで体験をしていただく予定でしたが、終日の降雨のため館内に場所を設定させていただき、活動しました。

 

赤見さんの気さくな語りかけに心なごませながら体験を楽しみ、うれしそうに桑の木クラフトをお土産に持ち帰る方が多く、印象的でした。

(K.O 記)

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名湯と新鮮野菜!シルクカントリーぐんまバスツアーの参加者募集中!

2011年05月23日 21時45分58秒 | 世界遺産伝道師協会

 県、伝道師協会では、東京都在住者及び群馬県民等を対象とし、養蚕農家や
世界遺産候補「富岡製糸場」等を訪れる「シルクカントリーぐんまバスツアー」を
企画しています。
 このバスツアーは、世界遺産登録に向けた機運の醸成を図るとともに、東日本
大震災の影響を受けている県内の温泉地及び農産物生産者に対する支援の
一助とするものです。
 このような趣旨をご理解いただき、皆様のご参加をお願いいたします。

○ 主   催 (財)群馬県県観光国際協会

○ 企画協力 群馬県・富岡製糸場世界遺産伝道師協会

○ 出発場所  JR新宿駅 7:30発
           JR高崎駅 県観光案内所 10:30発

○ 催 行 日  ①5月31日(火)~ 1日(水) 伊香保温泉 泊
                   ②6月10日(金)~11日(土) 伊香保温泉 泊
                   ③6月17日(金)~18日(土) 水上温泉 泊
                   ④6月24日(金)~25日(土) 水上温泉 泊

○ 参 加 料  お一人様 10,000円

○ 主な見学先
   【1日目】
     富岡製糸場
     養蚕農家(甘楽富岡蚕桑研究会会員)
    高山社跡
   【2日目】
     道の駅こもち(農産物直売所) 新鮮野菜を買物
     日本絹の里 見学
    昼食(おぎのや 釜飯:群馬名物)
    碓氷製糸農業協同組合又は碓氷峠鉄道施設

○申込先 (財)群馬県県観光国際協会 電話 027-243-7274
       ※申し込みは、2名様以上

○公式ホームページ
  http://gtia.jp/2011bus/index.html

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今井幹夫氏が「富岡製糸―工女たちの故郷への便りー」を発刊

2011年05月23日 19時40分37秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡製糸―工女たちの故郷への便りー」

このたび、富岡製糸場総合研究センター所長の今井幹夫先生が、富岡製糸場の初期に工女として入場した工女春日蝶や新規に入手した前田増の手紙や工女たちの数編の回想録をまとめて考察され、「富岡製糸場―工女たちの故郷への便りー」としてまとめられました。

出版元は「群馬県文化事業振興会」です。

住所:〒371-0846 群馬県前橋市元総社町67(朝日印刷工業内)

電話:027-251-1212

春日蝶の手紙の一例

「一筆啓上申上奉候。やふやふ阿たたかに相成候共、皆々様御き嫌よく御出遊し候御事、何より何より御目出度そんじ奉り候。あらまちニて御かハりも御座無く候事、御うれしくぞんじ奉り候。先日ハ御文被下うれしく、くりかへし拝見いたし奉り候。せん日、横田様よりうけたまハり(承り)、其おもてへも製糸所たち候御はなしうけ給りうれしくぞんじ奉候。

一くすりいろいろ何分何分御送り下され候よふ御願申上奉候。

(明治六年)五月九日

  志たため(認め)

                          てふより

御両親様

 人々申上

かへすかへす折から御いとひ祢んじ上(念じ上げ)奉り候。せっかく時かふ(時候)御いとい申上奉候。

                                  かしく

<くり返しの言葉等、表記を一部分引用者が変えてあります>

 

ご購入希望の方は群馬県文化事業振興会へお問い合わせください。

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今年(2011年)も蚕糸記念館で座繰り体験を開催します(伝道師協会中北毛支部)

2011年05月22日 23時48分31秒 | 世界遺産伝道師協会

 前橋市の敷島公園バラ園で600種7千株のバラが見ごろとなり、赤やピンクの花々が訪れた人たちを楽しませています。

 

 今年も春の3日(5月29日、6月4日、6月18日)、秋の3日(10月23日、10月30日、11月6日)の6日間バラ園内にあります蚕糸記念館で座繰り体験を開催させていただきます。

 

 「富岡製糸場世界遺産伝道師協会」は平成19年度より毎年、蚕糸記念館での座繰り体験の講師を担当させていただき、今年で5年目となりました。

 

 今年は3月11日に発生しました東日本大震災の影響で「バラ園祭り」は中止となっていますが「座繰り体験」は例年通り行います。

 

 蚕糸記念館はバラ園の北側にあり、その存在を知らない方もおりますが、明治45年に建てられた国立原蚕種製造所の本館として建てられ、昭和55年に茨城県筑波研究学園都市に移転となりました。前橋市ではこの記念すべき建物を「糸の街」前橋市のシンボルとして後世に残すため国から払い下げを受けて「前橋市バラ園」内に移築保存しました。

 

 こうした貴重な歴史を残す遺産として保存をされていますが、絹産業の歴史を物語る遺産として、皆様に是非見学に訪れてほしい遺産です。

 

 我々協会は「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産への登録を目指して日々活動をしておりますが、蚕糸記念館の歴史を知っていただくとともに、世界遺産に値する絹産業遺産が前橋市内には現存しないと嘆く声が多く聞かれますが、移築された関係で世界遺産としての評価は他の遺産に譲りますが、世界に知られた「前橋」ブランドを物語る遺産として大切に保存していくべき遺産であることには疑いの余地はありません。

 

 今年は春のイベントは中止となりましたが、その代わりに桑の木を使ったクラフト「お守りつくり」を同時開催させていただくことにしております。

 

 桑の木クラフト造りは、春の期間に蚕糸記念館の隣のウッドデッキの場所で行っておりますので、是非お立ち寄りください。また蚕糸記念館にもお立ち寄りいただきまして座繰りも体験していただきたいと思っております。

 

皆様の来場をお待ちしております。

(K.K記)

 

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2011年6月12日「大室公園イベント」活動について

2011年05月22日 15時16分59秒 | 世界遺産伝道師協会

 

中北毛支部活動にご参加いただきまして、有難うございます。

活動についての概要は下記になります。

1.日時 平成23年6月12日(日) 9時現地集合~15時半まで

          

2.活動場所  大室公園 特設会場(大室公園南駐車場そば)

3.活動内容  座繰り、桑の木クラフト、パネル解説、

パンフレット配布  のぼり2本 

4.駐車場所  大室公園 南側駐車場

5.服装    法被で活動します。

 

6.連絡事項

       活動は10時から15時。(9時~10時は設営、準備)

       テントでの活動ですが、時節柄野外の活動ですので暑さ対策をお願いします。

 

以上

 

平成23年5月22日

中北毛支部 K.K記

 

 

 

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伝道師協会中北毛支部役員会が開催されました

2011年05月18日 21時20分08秒 | 世界遺産伝道師協会

中北毛支部役員会の結果を報告します。

1、日時 平成23年5月17日(火) 14時~16時

2、場所 県庁昭和庁舎 NPOサロンぐんま

3、参加者 K.N、K.O、T.Nの各副支部長、日下部支部長

      近藤会長、町田幹事、(世界遺産推進課)土屋補佐、秋山主任

■近藤会長

①総会で松浦課長が話したように視点が決まった。6項目ある「顕著で普遍的価値」の評価基準のうちの2つ「科学技術の発展に重要な影響を与え、価値観の交流を示すもの」「歴史上の重要な段階を物語る科学技術の集合体を代表する顕著な見本」の2項目に該当するとして、一つ一つの資産をこれに当てはめていくようなことも試みられる可能性もあります。絞られていく資産としては富岡製糸場、荒船風穴、高山社、養蚕農家群、島村などの4~5つになるようにも推測されます。

 

②世界遺産の構成資産でない絹遺産をどうするか。シルクカントリー構想は大切、その牽引役として伝道師協会の役割は大きい。

 

③最終的には、それぞれの資産が世界遺産的な価値があるか、富岡製糸場との関連性などをを問うことになりそうです。25年に登録となると7月には文化庁から話があり、9月には暫定推薦書、来年1月に本推薦書を提出する必要がある。

 

■土屋補佐

①イオンと地域連携包括協定を締結。前イオン高崎のUさんが担当。これまでの経過を踏まえてこういう契約に至った。

 

②「ぐんま絹遺産」を登録していく。DC前の6月末までに一次募集で県内の指定文化財などを視野に考える事になるのではないか。秋には二次募集で前回検討できなかった顕著な絹遺産などを考える事になると思う。

 

③赤坂サカスのイベントが7月22・23・24日になった。秋に世界遺産劇場、世界遺産大学を有名なタレントを呼んで行う。6月のしかるべき時にアナウンスできるだろう。

 

<議題>

1)平成22年度の支部活動を振り返って

昨年は協会の方針に沿い、支部としても地域を面としてとらえて活動した。

 

2)平成23年度支部活動について

昨年M.M・M.Sさんに活動頂いた、六合の文化を守る会、片品蚕話昔話などは活動は無く、また8月末の前橋生涯学習フェスティバルも活動は出来ない、それ以外についてはこれから主催者と調整をしていく。伊勢崎燈華会は調整をY.Iさんにお願いしている。

 

3)活動予定

6月3日弁天ワッセ:

6月12日大室公園イベント:(募集終了)

7月3日弁天ワッセ:

7月23日渋川へそ祭り:

11月5・6日秋元まつり

 

4)その他

以上

 

 

 

 

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富岡製糸場世界遺産伝道師協会平成23年度総会・第一回研修会を開催

2011年05月17日 12時54分19秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡製糸場世界遺産伝道師協会平成23年度総会・第一回研修会を開催

 

平成23年5月14日(土)10時から、上毛会館孔雀の間を会場に「平成23年度総会と第一回研修会及び昼食交流会」が63名の出席を得て開催されました。

 

総会ではまず冒頭3月11日の東日本大震災で被害に遭われた方々に黙とうをささげました。近藤会長は挨拶で、昨日の群馬県学術委員会を報じる新聞記事を紹介しながら率直な感想を述べ、イオン㈱と地域包活性化包括連携協定が締結され新発売となった電子マネー「ぐんまシルクWAONカード」を紹介。世間が大震災で意気消沈する中、伝道師協会はしっかりした活動をしていきたい、と結ばれました。続いて新任の岡野県企画部副部長と今井幹夫先生にご挨拶をいただきました。

 

議題に先立ち中島良員副会長を議長に選任、第一号議案「22年度事業報告及び収支決算について」と監査結果報告、第二号議案「役員の一部改選について(案)」で竹内一彦富岡支部長が市川武男さんに交代、広報部長が外山政子さんから中島進さんに交代、外山政子さんが無任所で幹事に留任する件、第三号議案「平成23年度事業計画及び収支予算(案)」が原案通り拍手を持って承認されました。第三号議案の中で「富岡製糸場世界遺産伝道師協会支部内規」第4条2項の支部助成金を年間3万円から年間5万円に修正する件、ただし23年度からは年間4万円で運用する提案が承認されました。またワーキンググループの見直し(案)と参加希望者を新たに募る提案がありました。

質疑では、阿久澤博会員から「バイクではナンバープレートに例えば富士山を入れている。検討してはどうか」との提案があり、岡野企画部副部長は「調べてみたい」と答えました。原田邦明会員から「改選された新役員の紹介を」との要請で役員全員が自己紹介し、11時15分と滞りなく議事は終了。また中嶋弘副会長が4月1日付の世界遺産推進課の人事異動について紹介しました。(地域連携係の奥原さんが転出し、江原さんが転入)

 

研修会は11時30分から、上毛新聞社論説委員長 藤井浩先生が「世界遺産運動とシルクカントリー群馬の未来」と題して講演されました。

 

講演内容は、3月11日の東日本大震災以来、新聞各社はこれまでにない報道をしている。“言葉の重み”を大切に、記事のあり方が問い直されている。こういう姿勢が「シルクカントリーぐんま」にも通じるのではないか。

 

「シルクカントリー群馬キャンペーン」を振り返ると、そこに「6人の硯学の教え」があった。1990年の県近代化遺産総合調査が全ての起点であった。「シルクカントリー」を最初に言ったのは1994年のシンポジウムでの文化庁の川村さんだった。これが起点となりキャンペーンがスタートした。

 

村松さんは94年のシンポジウムで「近代化遺産を再発見することは、自分なりの物語、価値を発見し、新しい時代のわれわれの民の歩みの風土記を編纂していくことではないか」と言った。これは伝道師協会の活動に通じている。

 

清水慶一さんは「颯爽たる上州」の中で「近代への取り組みを必死になって行ってきた先人たちの、いわば精神の遺産ともいうべき颯爽たる気概を忘れてしまうのはあまりに惜しい」と言っている。近代化遺産総合調査が群馬県から始まったのは縁だった。当時解体される危機にあった安中市の碓氷社本社が残った。もし調査が遅れたら残らなかったかも知れない。二人は「シルクカントリー群馬」の恩人である。

 

上毛新聞社は「近代化遺産保存キャンペーン」を94年からスタートさせて99年まで続いた。前任の田中ユキヒコ氏が孤軍奮闘しながら立ち上げた。村松さんに相談し引き受けてもらえたが、97年に村松さんが急死。それを引き継いだのが清水慶一さんだった。

 

群馬が誇る詩人の伊藤信吉さんと96年に一緒に県内の遺産を見て回った。伊藤さんは県民が共有する原風景として「上州は桑原十里 桑の実を喰うべて 唇を朱に染めばや(読人不知)」という詩をよく引用された。このキャンペーンを始めた動機は、時代の変化に対する新聞社としての危機感であった。これからは文化を軸にした新聞づくりをしようと「シルクカントリー群馬キャンペーン」は始まった。

 

河合隼雄さんは文化庁長官になった時に「文化で日本を元気にしよう」と言い始めた。それを受け2002年から文化プロジェクトを立ち上げた。繋がりのない六合村と桐生が交流を始めた、シルクを繋ぎとして地域と地域がつながることになった。

2003年8月前橋市若宮町にあった新勢館製糸場の倉庫が解体された。もう少し前に世界遺産登録運動があったらと思うと残念。森まゆみさんは「なつかしいという感情は、人間だけが持つ、文化的な感情である」と言っている。なぜ残すのかということを、建築家の藤森照信さんは、村松さんのお弟子さんだが「人は過去の自分と現在の自分とが連続していることを、建物や街並みの景観を通して確認している」と言った。建物を残すということは人の生理的欲求である。それは絹遺産を残すということに繋がる。

 

キャンペーンで一面のトップに「絹人往来」を掲載した。群馬県人に身近に感じて貰いたいという思いであった。同時に普通の人を取り上げた「私の中のシルクカントリー」もスタート。3カ月が過ぎると情報が集まりすぎようになり1年の掲載予定が2年半、524回も続いた。遡るとシルク遺産は誰もが共有できる遺産であって、連載により共有できる遺産を目に見える形にした企画であった。

 

今期待しているのは「ぐんま絹遺産ネットワーク」である。これは“文化力を使った街づくり”につながる。東日本大震災を受けてそれを強く感じている。

 

地域に対する愛着と誇りが伝道師協会の活動と重なり合うことで、群馬県の人々の意識が変わり、精神的なものにつながる動きとなるだろう。

 

最後に、「伝道師協会の活動はシルクカントリーという理想をビジュアライズさせてくれる運動になっている」、と結ばれました。

 

藤井先生の高校時代の恩師である近藤会長が謝辞を述べ講演会は終了しました。

 

会場を鳳凰の間に移し、13時過ぎから全員が参加し昼食会となりました。近藤会長、村田敬一先生、関口政男様に挨拶いただきましたが、松浦課長の挨拶「2点、一点は来年か再来年には世界遺産に推薦になります。もう一点は群馬絹遺産ネットワークで守れるものは守っていきます」に会場から大きな拍手が起きました。

 

昼食を摂りながら交流を深めるという形式は二回目となりますが、各テーブルでは話に花が咲き大変好評でした。

(文責:K.K)

 

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伊勢崎市の「島村渡船フェスタ」で世界遺産伝道活動

2011年05月16日 22時45分44秒 | 世界遺産伝道師協会

 

5月15日(日)、「第16回島村渡船フェスタ」が伊勢崎市境島村の渡船乗り場を会場に開催されました。このフェスタは、利根川の水辺の自然に親しむとともに、利根川両地域に住む住民の交流を図るイベントとして、毎年開かれているものです。今年は3.11の東日本大震災による自粛ムードで一時、開催が危ぶまれましたが、被災地への復興支援の義援金募金を行うことで実施の運びとなりました。

 

協会もこのフェスタに参加して4回目となりますが、今年は伝道師10名と世界遺産推進課の秋山主任も加わり11名で伝道活動を行いました。朝8時に会場に集合し、パネルやノボリ旗の設置、チラシの配布準備をして来場者を待ちました。今年初めて参加された伝道師5名は、来場者が来る前に渡船体験をしながら対岸に渡り、「ぐんま島村蚕種の会」の案内人に解説していただきながら、大型養蚕農家巡りをして島村の歴史についての知識を深めてきました。

 

 

私たちの活動場所は「島村蚕種の会」の隣でイベント広場の真正面にあり、渡船の乗船場所にも隣接する絶好の場所で、これまでに無いほどの人達がテントに来て下さり、パネル解説に耳を傾けていただけました。また、チラシも島村作成のものとセットにして会場内を巡って配布し、約1,500セット配布する事が出来ました。活動中に五十嵐清隆伊勢崎市長さんや県世界遺産推進課の井上さんも激励に来て下さり、私たち伝道師の励みになりました。

 

好天に恵まれた会場には子ども連れの家族が押し寄せ、さらに参加41団体による各種イベントなどで、広い河川敷の会場も狭く感じるほどの大賑わいでした。

 

 

会場内でのイベントで人気だったのは、ジャブジャブ池の魚つかみ捕りや対岸への渡船乗船、地元産品を使用した料理の試食コーナー、子どもの乗馬・カヌー体験などでした。その中でも「魚のつかみ捕り」は大人気で、何百人もの子ども達が池に入って魚を追いかけていました。また、対岸に渡る渡船には気温28℃の炎天下に2時間待ちという状況にもかかわらず親子で行列を作っていました

 

一方、当協会の「工女ぐんまちゃん」も大人気で、こども達からの握手攻めや写真撮影にポーズで応え、ぬいぐるみを初体験した秋山さんも炎天下の中で汗だくになりながら大活躍していました。本当に暑い中、お疲れ様でした。

 

 

午后2時にフェスタが終了となりましたが、今回はこれまで以上に伝道活動に手応えがあったように感じ、満足感に浸りながら帰路につきました。(M.M記)

 

 

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イオンと群馬県が包括連携協定~世界遺産運動を応援する 「ぐんまシルクWAON」カードを発行~

2011年05月16日 22時31分41秒 | 世界遺産伝道師協会

群馬県とイオン株式会社が「地域活性化包括連携協定」を締結!
~世界遺産運動を応援する 「ぐんまシルクWAON」カードを発行~



 私たち伝道師協会では、4年前からイオンモール高崎との共催により、夏の世界遺
産キャンペーンや冬の世界遺産暫定リスト記載記念キャンペーンを8回重ねてきま
した。
このような長いお付き合いがある中で、5月13日(金)、群馬県とイオン株式会
社は「地域活性化包括連携協定」を締結しました。

この協定は、県産品の消費拡大、観光振興、健康増進・食育、災害対策、世界遺産
登録の推進等11分野において相互の連携を強化し、群馬県内における地域の一層
の活性化及び県民サービスの向上に資することを目的としています。

 協定締結にあわせて、富岡製糸場の錦絵がデザインされた「ぐんまシルクWAO
N」カードが発行されました。このカードにお金をチャージしてお買い物をする
と、金額に応じてポイントが貯まるほか、ご利用金額の一部が「富岡製糸場と絹産
業遺産群」の世界遺産登録運動等のため群馬県に寄付されるそうです。

 本伝道師協会でも、本日の県庁、14日(土)のイオンモール高崎、15日(日)の
イオンモール高崎、イオンモール太田で実施される「ぐんまシルクWAONカード
発行記念キャンペーン」に協力し、PR活動を行います。

 小銭いらずで便利、自分にポイントが貯まり、世界遺産運動にも貢献もできる
「ぐんまシルクWAON」カードを、この機会に皆さんもぜひご利用ください。

 最後になりますが、この度の協定及びカードの発行にご尽力いただいたイオン株
式会社の関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。


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<世界遺産 次は 富岡製糸場だ>

2011年05月14日 08時02分53秒 | 世界遺産伝道師協会

<次は 富岡製糸場だ>

 

 57日朝「小笠原諸島と共に平泉がイコモスの世界遺産としての登録を求める評価結果を勧告」とのニュースを聞きながら家を出ました。

 さあー、次は「富岡製糸場と絹産業遺産群」の番だ。もうひと踏ん張り頑張らなければ

との思いを強くしての1日でした。

 

 例月通り第1土曜日の7日、東毛支部の桐生買場紗綾市キャンペーンが開催されました。7時ごろかなり強い雨が降っており開催はどうかと危ぶまれましたが、8時過ぎに止み、予報だと日中は曇りとのことで予定通り開催することにしました。

 メンバーはいつものWさん、Yさん、伊勢崎からIさんが応援に来てくださり、Tと4名です。

 

場所は森さんのお宅の前の工事用の足場が組まれた隣のため、パネルの数を4枚に縮小しての活動となりました。

 

 天候がはっきりしない1日でしたので市内、県内の観光客の比率がいつもより多いような印象ですが、県外では北関東高速道開通により栃木、宇都宮から来ましたという人が多く、富岡製糸場を見学していないので行ってみたいと道順を聞いておりました。

 

 横浜から来た方からは平泉のニュースを知っており、「富岡製糸場も早くなるといいですね、頑張ってください」と励ましの声を頂きました。多くの方から同様の励ましを頂きました。ありがたいことです。

 

 また、富岡製糸場の世界遺産への道が近付いて来たことにより、桐生が取り残されてしまうと危機感を吐露する人もいました。

 これを機会に桐生が盛り上がり世界遺産候補の仲間入りをしてくれることを祈りながら午後1時キャンペーンを終了しました。配布枚数は約450枚でした。

 

Iさん、Wさん、Yさん、55日の太田市の「群馬こどもの国」のキャンペーンに引続きの参加有難うございました。15日のイオン太田のキャンペーンもよろしくお願いいたします。 (N.T記)

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