富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

沼田薄根小学校での活動報告

2017年03月23日 16時04分15秒 | 世界遺産伝道師協会

沼田薄根小学校での活動報告

 

 10月4日(火)沼田市立薄根小学校で学校キャラバンを行いました。

 本校は昨年に続いての訪問で、今日は4年生2クラス72名の生徒さんです。

 クラス毎に分かれて世界遺産講話の組と、お蚕の一生のお話と座繰り体験をセットにした組を交代して行いました。

 講話担当のI上伝道師は優しい口調で丁寧に解説をしまして、H岡伝道師は座繰り順番待ちの生徒さんが手持無沙汰にならないよう、流動的にグループを作って話をしました。

 伝えなくてはならない事柄はパワーポイントを使って解説をして、少人数のグループ向けには反応を見ながら関心ありそうな話をする、この進め方は良かったと思いました。

 N木伝道師の指導での座繰り体験は、生徒さんたちをリラックスさせながら語りかけるように糸引きをしてもらいました。

 座繰り体験で生徒さんたちが関心を示したのは、煮繭した繭がお鍋の中で踊るようにして糸が引き出され、それが長く最後まで繋がっているということでした。

 絹製品といっても小学生には余り馴染みはありませんが、校長先生のネクタイが繭約150個とか、お母さんの着物が約2600個の繭とか話しますと、今日座繰り体験で接した繭や生糸が身近に感じられるかなと思いました。

 2時限分の授業時間を当てていただけると、余り駆け足ではなくゆとりをもって進められることも実感いたしました。

 本日の担当はI上伝道師、H岡伝道師、N木伝道師とY田でした。皆様大変お疲れ様でした。(S・Y記)

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富岡市丹生小学校での活動報告

2017年03月23日 16時01分09秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡市丹生小学校での活動報告

 

10月12日(水)富岡丹生小学校で座繰り体験を行いました。

 今日は3・4年生17名の複合学級です。

 校長先生が来客中のため図書室で待たせていただきましたが、南の窓から広がる暖かな日差しを受けた、稲刈りを済ませた田圃が続く風景は素晴らしかったです。

 因みに、丹生小学校の生徒さん達も昨日地域の方のお世話で稲刈りを済ませたそうで、12月にはお餅つきをするとの事でした。

 本校は学校で養蚕をした繭での座繰り体験ですので、担任の先生から繭をお預かりしてポット煮繭をしました。

 今日は3・4年生の複合学級ですので、学年別に広岡伝道師がお蚕の生態や養蚕の歴史などを解説し、梨木伝道師と除村伝道師が座繰り体験を担当しました。

 図工室でお話と座繰り体験両方を行いましたが、生徒さんの数と教室の広さもあって、騒がしく混乱することもなく順調に進行しました。

 座繰り体験を済ませた生徒さんに煮繭した繭の糸口を出して渡すと、一人は繭を持って、一人は糸を引っ張ってそれを指に巻いたり、体に巻き付けたりと自由な発想で新しい発見を楽しんでいました。

 これは余談ですが、校長室に容器に入った甲子園の砂がありまして、同校の卒業生が甲子園出場した時の記念品との事でした。

校長先生のお話ですと、本校を卒業した二人の大学四年生が、本日のプロ野球ドラフト会議の該当者だそうですが、帰宅してから私が確認した限りでは、指名選手の中にはいなかったように思いました。

 学校周りの風景や今日の空模様もあってでしょうか、とても和やかなほのぼのとした心持ちで学校を後にしました。

 本日の担当はH岡伝道師、N木伝道師、Y村伝道師とY田でした。皆様大変お疲れ様でした。(S・Y記) 

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富岡市西小学校三年生と一年生の学校キャラバン報告

2017年03月23日 15時57分43秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡市西小学校三年生と一年生の学校キャラバン報告

 

 10月25日(火)富岡市西小学校一年生と10月26日(水)三年生対象の学校キャラバン座繰り体験に伺いました。こちらの学校も生徒さんがお蚕さんを育てましたので、その繭を使っての座繰り体験です。

 共に二クラスで座繰り体験のみの学習ですので、座繰り器を二台使って行いました。

 初日は一年生です。今まで行ってきた三年生や四年生と比べますと、さすがに一年生は幼くて可愛らしい感じがしました。身体も小さいですしこちらの説明も理解できたかな?と不安もありましたが、やればできるものです!ちゃんと糸が引けました。特に今日担当の一人、M田悟伝道師は『昔取った杵柄』でしょうか、優しく丁寧に生徒さんに接している姿はさすがでした。

 楽しく賑やかに一年生二クラスの座繰り体験が無事終わりまして、本来でしたら撤収作業となるところですが、明日も当西小学校三年生の座繰り体験を行う関係上、後片付けを念入りに済ませて、機材一式は当校にお預かりいただくことになりました。

 翌日は三年生二クラスの座繰り体験です。

 昨日の一年生の経験があった為でしょうか、子供たちはこんなにも成長するものかと驚きました。座繰り器のハンドルを回す役目、みご箒を持つ役目も集中して役割分担ができました。又、中島進伝道師の補足説明もきちんと聞けましたし、繭糸をお友達同士で引き出して自由な発想で楽しんでいました。

 学校で養蚕した繭だけでは少し足りなかったので持参した繭を追加で使用しましたが、二日に亘る富岡市西小学校での座繰り体験が無事終了しまして、撤収作業を済ませて帰路に着きました。

 今回は二台の座繰り器を使用したため通常の倍の機材を運ぶことになりましたが、往きの初日は町田悟伝道師が、帰りの二日目は中島進伝道師が機材運搬を担当してくださいました。有難うございました。

 今回の担当は初日がM田悟伝道師、S井広志伝道師、H岡誠伝道師、Y村和子伝道師とY田で、二日目がN島進伝道師、S井広志伝道師、N木多恵子伝道師、Y村和子伝道師とY田でした。皆様大変お世話になりました。 (S.Y記)

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伝道師協会 平成29年4月の活動等予定  

2017年03月22日 16時58分06秒 | 世界遺産伝道師協会

伝道師協会 平成29年4月の活動等予定

 

○  4月 1日(土)~ 2日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

 

○  4月 2日(日) 10:00~15:00 「城下町小幡さくら祭」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験)

場所:甘楽郡甘楽町747-1 甘楽町総合公園

 

○  4月 8日(土)~ 9日(日)11:00~15:00「御用蔵春祭り」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験)

場所:埼玉県児玉郡神川町上阿久原 (株)ヤマキ     

 

○  4月 8日(日)~ 9日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

 

○  4月11日(月)10:00~15:00 「赤城南面千本桜まつり」で伝道活動(パンフレット配布・解説)

場所:前橋市苗が島2511-2他               

 

○  4月14日(金)~16日(日) 10:00~16:30『「富岡製糸場と絹産業遺産群」と「佐渡金山」観光PR』で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説)

場所:東京都中央区日本橋室町1丁目だいし東京ビル内「ブリッジにいがた」

 

○  4月15日(土)~16日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

 

○  4月22日(土)~23日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

 

○  4月22日(土)~23日(日) 10:00~16:00「上州どっと楽市」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験)

場所:高崎市問屋町 ビエント高崎               

 

 

○  4月23日(日)10:00~15:30「白井宿八重桜まつり」で伝道活動(パンフレット配布・解説)

場所:渋川市白井 白井宿地内                      

 

○  4月29日(土・祝)~30日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

 

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渋川市長尾小学校での学校キャラバン活動報告

2017年03月21日 21時23分14秒 | 世界遺産伝道師協会

渋川市長尾小学校での活動報告  

 

10月13日(木)渋川長尾小学校で学校キャラバンを行いました。

 今日は四年生2クラス65人の生徒さんで、10月26日に富岡製糸場見学に行く事前学習です。

 学校に到着しまして先ず校長室に案内され、全員で田中校長先生にご挨拶してしばし歓談しました。

 その折、町田副会長が校旗作成プロジェクトに参加されたかお聞きしました処、今年度は参加されなかったとのことでした。

そこで町田副会長はどのような工程を経て作られるのか、又、完成した校旗はとても素晴らしい物であったことを力説しましたので、田中校長先生も関心を持たれた様子でした。

 今日は2クラスですので、クラス毎に世界遺産講話と座繰り体験を交替して行いました。

 先ず1組は町田副会長が世界遺産の講話をしまして、2組はH岡伝道師とO田伝道師の指導で座繰り体験をしました。

共に30人以上のクラスですので、座繰り体験では生徒さんの待ち時間を利用して、H岡伝道師が個々の質問に答えながら会話を通して、現地見学の理解を深めると共に、手持無沙汰にならないように進めました。

 どちらの学校もそうでしたが、四年生になりますととても理解力があって、又語彙も豊かで会話が弾みます。座繰り器の扱いもすぐに慣れて上手です。

長尾小学校地区も一昔前までは養蚕も盛んに行われていて、桑畑も広がっていたことでしょう。富岡製糸場見学や、今日の体験授業を通して、生徒さんたちが群馬の絹産業に関心を持ってもらえたら嬉しいなと思いました。

本日の担当は町田睦副会長、H岡誠伝道師、O田三枝子伝道師とY田でした。皆様大変お世話になりました。(S.Y記)

  

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高崎駅キャラバンでの世界遺産伝道活動

2017年03月21日 21時13分00秒 | 世界遺産伝道師協会

 

 

 平成29年1月24日(火曜日)13時~17時までJR高崎駅在来線改札口の対面にて活動開始。30分前より設営準備、のぼり旗2本、世界遺産パネル、パンフレットを用意して7名の伝道師がこの冬1番の寒気の中それぞれの持ち場を決め、声掛けながらパンフレットを手渡ししていました。

 上信電鉄の乗り口を聞かれたり、富岡製糸場は幾つ目の駅で降りれば良いか、何時発があるか等の質問に答えるために上信線時刻表を頂きに走りまわった為、手足は冷たく震えていたのが少し暖かくなりました。平日の為、子供さんの姿はなくビジネスマンやお年寄りが多く、15時頃から学生が増えて来ましたがほとんどスマホ片手で前を見ていません。声掛けながらパンフレットを差し出すと上手に避けていきます。

 ポケットに手を入れている人も多く、受け取ってくれる人は少なく感じました。グループの学生をターゲットにしてみると以外にも受け取って貰えました。上りエスカレーター前も前を向いている人が多いので渡すタイミングも良く、パネルの前に立ち止まった人にはすかさず説明するなど、さすが伝道師慣れたものです。向こうでもらった、やはりいらない、頂けますか、など等、人それぞれです。1部手渡すと、もっとたくさん頂けますか、できれば袋に入れて下さい、ホテルに置きたいからたくさんほしいとの申し出や、店舗からも声掛けがあり、嬉しい瞬間でした。

 埼玉県鴻巣市の旅行好きご夫婦が群馬大好き、特に温泉で湯治に来る事が多いから自宅は留守が多いとのこと、富岡は?の質問をすると、知っているが行ってないので近いうちに高崎駅からタクシーで行くと約束して頂きました。その理由はJR東日本の「駅から観タクン」のパンフレットにみどりの窓口で申し込むと富岡製糸場と高山社跡コースが3時間で9050円であることお話しし、渋川駅、沼田駅からのタクシーで名所巡りの案内をしましたらひとつ返事だったのです。

 田島弥平旧宅と荒船風穴にも興味持って頂けたようです。メインパンフレット1300部、子供パンフレット100部と目標に届きませんでしたが4時間の活動は寒さとの戦いでした。参加伝道師はK下部、M田(睦)I上、F破、A澤、K谷、O田(三)でした。次回も駅キャラバンの予定があるようですが、穏やかな天候に恵まれる事を願いつつ高崎駅を後にしました。

(M.O記)

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 富岡市黒岩小学校での活動報告

2017年03月20日 10時42分09秒 | 世界遺産伝道師協会

     富岡市黒岩小学校での活動報告

 

 11月2日(水)富岡市黒岩小学校へ座繰り体験キャラバンに伺いました。

 今日は四年生18名の生徒さんです。

 実は今日から新しい子供用パネル7枚が展示アイテムとしてデビューしました。これは文化庁からの補助金で作られた物で、世界遺産課島田さんより学校キャラバンで使って、展示した写真も撮って欲しいとの要望でお預かりしました。大人用パネルと同じ大きさで7枚ですからかなりのボリュームで、これを学校キャラバンでどのように活用するかも相談してありませんでしたが、ともかく今日の黒岩小学校で展示してみることにしました。

 学校キャラバンは室内ですし、子供さんの背丈ですので従来のイーゼルは使わずに、壁に直接立てかけて展示してみました。

 今日の担当者四名も初めて目にするパネルでしたが、これがなかなか秀逸な物でして、大人が見てもこちらの方が分かり易いかなと思う程でした。

 又、子供向けですから説明文の漢字にはルビが付いていますので、何年生でも読むことができます。

 本日の座繰り体験授業は体育館で行いました。

 伝道師たちの車も体育館前へ駐車できましたので、機材の搬入もやり易かったです。

 四年生18名の一クラスで、授業時間が45分と短めでしたので、座繰り体験と今日から使い始めたパネルを見ながら解説を聞いてもらう二つのグループに分けて行いました。

 座繰りはいつも通り二人一組で、みご箒と座繰り器ハンドルを交替で体験しました。自分たちで育てたお蚕が作った繭から糸が引かれて巻き取られてゆく様子に、驚きと共に親しみを感じたようでした。

 パネルを見ながら待機してもらったグループですが、関心のあるパネルの前に座って解説文を読んだり、伝道師の解説を聞いたりと、このやり方は時間を有効に使えて良かったと思います。

 近年の少子化で訪問する学校の一学年一クラスは珍しい事ではなくて、本日も一クラス18名の生徒さんでしたが、とてもまとまりが良くて落ち着いた雰囲気で体験学習が行えました。

 本日の担当はH岡誠さん、S井広志さん、N木多恵子さんとY田でした。皆様大変お疲れ様でした。(S.Y記)

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群馬県立女子大学『錦野祭』での活動報告

2017年03月20日 10時36分07秒 | 世界遺産伝道師協会

群馬県立女子大学『錦野祭』での活動報告

 

 11月6日(日)県立女子大『錦野祭』に参加しました。

 学園祭は5日、6日の二日間開催されましたが、この時期は伝道師協会の活動が目白押しで、とても二日間は無理との判断で一日のみの参加となりました。

展示ブースは室内を希望しまして、割り当てられた部屋が校舎入ってすぐでもなく、又あまり奥まってもいないという良い場所でした。

通路に面した窓際に学校キャラバンで使った子供用パネルを並べ、室内で繭クラフトと座繰り体験を行いました。

パネルの前には櫻場さんがチラシを持って待機し、解説しながら室内へ案内し、繭クラフトと座繰りを体験してもらいました。

来場者はご家族連れがとても多く繭クラフトは大賑わいで、佐藤(英)さんと末松さんは休む暇もないほどの忙しさでした。

座繰り体験では、初めは皆さん物珍しそうに遠巻きの状態でしたが、中島(進)さんと梨木さんの声掛けで次々と希望者が並んで、行列ができるほどになりました。

会場を巡回している玉村町のキャクター『たまたん』の訪問もあって、折角ですので『たまたん』にも座繰りを体験してもらいました。

午後からは風が強くなって屋外の方たちは大変そうでした。

無事終了の時間となりまして後片付けも終わり、後はお楽しみ抽選会を待つだけになりました。しかし、朝早くからの準備と途切れることのない来場者への対応で、伝道師の皆さんは大変お疲れの様子で、何方も抽選会には参加せず帰路に着きました。

又、この時期はとても日暮れが早くて、会場から機材を台車に積んで車まで運ぶ時には外は真っ暗になっていました。参加者の皆様、朝早くから終日大変お疲れ様でした。

本日の担当はN島(進)さん、S場さん、N木さん、S藤(英)さん、S松さん、Y田の六名でした。(S・Y 記)

 

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2017年03月20日 10時29分18秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡市吉田小学校座繰り体験活動報告

 

11月8日(火)吉田小学校で座繰り体験授業を行いました。

今日は三・四年生41名の生徒さんで、座繰り器を二台使って、四年生はM田悟さんとS井さんが、三年生はH岡さんとN木さんが担当しました。

夫々学年別に自分たちが学校で育てたお蚕が作った繭を使いましたが、特に三年生は「ぐんま黄金」を育てましたので、黄色の糸が小枠に巻き取られて、次第に色濃くなって鮮やかな黄金色になってゆく様子は見事でした。

 四年生は白い繭でしたので、黄色の糸を引く三年生がちょっと羨ましい様子でしたが、夫々全員が交代して右手でみご箒を、左手でハンドルを回して楽しく糸引き体験をしました。

 生徒さんたちがより生き生きとしてくるのは、座繰り体験が終わって糸口を出した繭を持って自由行動を始めてからです。こちらで用意した厚紙に巻き取ったり、指に巻いたり掌に巻いたり、中には友達二人が伸ばした糸の下を「生糸リンボー」と叫びながらくぐったり、それはそれは賑やかでした。

 又、本日の吉田小学校では、思いがけずの出来事がありました。

 それは、曾祖父が『下仁田社』の社長をしていたという生徒さんがいて、当時の貴重な写真をご家族が持たせて下さったのです。

 大正時代の工場内の様子がはっきりと分かる、お宝と言っても過言ではない程の珍しい写真でした。経営陣たちの写真もありまして、重ねの和服に袴を着けて、往時の隆盛ぶりが偲ばれます。

 多分ご家族に生徒さんが今日の座繰り体験のことを話して、それでしたらとご家族が大切に保管していた写真を持たせて下さったと思うと、こんなご縁もあるのかととても有難く嬉しい限りでした。

 本日担当のM田悟さん、H岡さん、S井さん、N木さん、Y田の五人も写真のコピーをいただきまして、足取りも軽く帰路に着きました。(Y田記)

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富岡市妙義小学校座繰り体験報告

2017年03月20日 10時23分49秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡市妙義小学校座繰り体験報告

 

11月10日(木)富岡妙義小学校で座繰り体験を行いました。

今日は三年生15名の生徒さんです。

こちらの学校では三年生から六年生まで全員で、近くの「妙義青少年自然の家」で宿泊体験をするそうで、今日が最終日との事でした。

学校で授業が終わると歩いて宿泊先に帰り、お母さん方が用意した食事を全員で食べて、眠って、朝ご飯を食べて全員で歩いて登校するという、一番小さい三年生には初めての体験の最終日でした。

生徒さんに「宿泊体験はどうでした、疲れた?」と聞いてみましたが「ううん、楽しかった」との答えで、やはり地域性が根っこにあるのか勝手に想像しました。

座繰り体験はいつも通り二人一組で座繰り器のハンドルと、みご箒を交替で体験しました。H岡さんが座繰り器の仕組みを丁寧に説明すると、生徒さんたちは身を乗り出して覗き込むように観察していました。又、子供用パネルを有効に使って、構成資産から養蚕まで優しく解説しましたが、これもH岡さんです。

当校の森校長先生も小さいときには養蚕の風景が身近にお有りだったそうで、様子を見に多目的教室までお見えになりました

この一連の富岡市内小学校の座繰り体験の初日が8月30日の高田小学校でした。高田小学校も妙義町でしたが、本日の妙義小学校はそれよりもずっと妙義山に近くて、高田小学校を右に見て山道をずっと上った先にありました。この座繰り体験授業も11月16日の小野小学校を残すのみとなりまして、少しだけほっとする気持ちと、大勢の皆さんにお世話になったことなど思い出して、複雑な心境になりました。

尚、本日の担当は世界遺産課の島田さん、H岡さん、Y田の三人でした。

初参加の島田さんお疲れ様でした。(Y田記)

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