富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

第17回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座を開催

2017年08月29日 13時20分53秒 | 世界遺産伝道師協会

第17回 伝道師養成講座を開催

 

 富岡製糸場世界遺産伝道師協会と群馬県企画部世界遺産課の主催で「第17回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座」が8月26日(土)~27日(日)の2日間、8名の受講者を対象に開催しました。

 養成講座1日目(26日)は、群馬県庁昭和庁舎21会議室で午前9時30分からの受付でしたが、受講者の皆さんは早めに受付を済ませておりました。

 午前9時45分からの開講式は富岡製糸場世界遺産伝道師協会日下部理事(企画調整担当)の司会で、富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤会長による挨拶に始まり、県世界遺産課活用推進係石原主幹専門員による日程等のオリエンテーションで開講式を終え、休憩の後、1日目の講義が始まりました。

講義1:「世界遺産の基礎知識と日本の世界遺産」と題して富岡製糸場世界遺産伝道師協会井上理事(研修担当)から「世界遺産条約と世界遺産リスト」「世界遺産の義務とメリット」「世界遺産の登録プロセス」「世界遺産の登録基準」「世界遺産としての産業遺産」「日本の世界遺産」と「日本の世界遺産暫定一覧表記載資産」についての講義が行われました。

講義2:「文化財保護法の概要と近代化遺産」と題して富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤会長から「文化財保護法の概要」「近代化遺産」についての講義が行われました。

昼食休憩後、講義3:「『富岡製糸と絹産業遺産群』の価値と概要」と題して、引き続き富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤会長から、「顕著な普遍的価値」「各構成資産の概要」と「構成資産の関係」では技術革新と世界との技術の交流を示すもので、富岡製糸場を中心に「高山社跡」「田島弥平旧宅」「荒船風穴」は技術の集合体であるとの講義が行われました。

講義4:「富岡製糸場の歴史と文化について」と題して富岡製糸場名誉顧問兼富岡製糸場

総合研究センター今井幹夫所長より「近代的な製糸技術・技術者の導入」「近代的な工場制度の導入」「工女募集と派遣された工女」「富岡製糸場を模範として設立された器械製糸場」「労働時間と生産量との関係」「繰糸機の変遷」など、丁寧な講義を受けました。

講義5:「絹産業の基礎知識」と題して富岡製糸場世界遺産伝道師協会町田(睦)伝道師から「蚕糸業のあらましーシルク産業の姿―」「製糸工程のあらましー生糸を作るにはー」「わが国の蚕糸絹業の概要」「群馬県蚕糸業の現状」「群馬県の主な絹産地」についての講義が行われました。

 

本日の締めくくりの講義6:「伝道師の心得について」と題して、富岡製糸場世界遺産伝道師協会日下部理事(企画調整担当)から、「伝道師の心得」について、まず「世界遺産“富岡製糸場と絹産業遺産群”」の価値の理解を深め、合わせて日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」「ぐんま絹遺産」の普及啓発を行うこと、そして「個々の伝道活動や広報活動の具体例」を挙げながら、伝道師としての心得を話されました。

 午後5時近くの終了でしたが、受講者の皆さんには、疲れも見せず熱心に受講されていました。

養成講座2日目(27日)も群馬県庁昭和庁舎21会議室で午前9時20分から、講義7として、富岡製糸場世界遺産伝道師協会中島理事(広報担当)から、この日のオリエンテェーションと伝道師として伝道活動を行うのにあたっての決め事などの説明を行いました。引き続き「伝道師」が伝道活動のメインである「パネル解説」の方法についての説明を富岡製糸場世界遺産伝道師協会庭屋理事(中北毛担当)が行いました。そして、伝道活動を円滑に行うための施策で実施する「座繰り体験」を富岡製糸場世界遺産伝道師協会岡田理事(会計担当)と安田理事(学校キャラバン担当)のが、「繭クラフト(ぐんまちゃん)体験」を富岡製糸場世界遺産伝道師協会市川理事(西毛・富岡担当)と上原理事(富岡銀座まちなか交流館担当)が受講者に実技を通して、それぞれの体験を行いました。

休憩後、講義8ですが、ここからは伝道師協会の会員も参加する「研修会」としての位置づけとなり、多くの伝道師が加わっての受講となりました。

講義8:「養蚕の歴史と現状―蚕の生態をも含めてー」と題して、(公財)群馬県蚕糸振興会町田順一氏より、「養蚕の歴史」として、古代から現代に至るまでを節目ごとに具体的な絹産業の背景や養蚕技術の開発による生糸生産は画期的に増大した。特に、大正から昭和初期における生糸輸出の絶頂期には、一代交雑種による革新技術の実用化で繭糸量の増加が図られた。戦後から現在では、昭和30年~40年頃に再び蚕糸業はピークを迎えたが、外国からの安価な生糸、絹製品の輸入で太刀打ちできず、激変の一途をたどることになった。次に、「蚕の生態」では、蚕の一生や蚕の内部構造、内部器官など蚕の特徴を、そして蚕と桑の関係を技術面をも含めて詳細な説明がありました。最後に、「カイコの用語」「養蚕用語」の説明があり、大変に有意義な講義に受講された皆さんは十分に理解されたようでした。

昼食休憩後、養成講座としての最後となる講義9:「製糸技術の変遷について」と題して、岡谷蚕糸博物館館長高林千幸氏による講義が行われました。

始めに、「世界の蚕糸王国へ」として『日本が諸外国に開港を迫られて貿易を始めたのは、安政6(1859)年で、輸出品は外国人が最も欲しがった生糸である。輸出される生糸が粗雑であったために、明治3年6月、前橋藩(前橋製糸所)、明治3年10月、東京築地入船町、明治5年8月信州諏訪郡上諏訪角間の小野組深山田製糸場が、それぞれイタリア式器械製糸工場が建てられた。そして、明治5年10月には明治政府が官営富岡製糸場をフランス式で開場し、品質の向上に努めた。その後、明治8年には信州岡谷でイタリア式とフランス式を折衷した画期的な諏訪式繰糸機が開発されたことで、製糸工場は都合の良い場所に進出することができ、その代表例が「片倉」(岡谷市三沢)である。

明治30年には、日本生糸の生産量は、欧州を超え、明治42年には生糸輸出量は世界一となり、その後戦前まで蚕糸王国を築き、それには桑・蚕品種の改良・普及、養蚕・製糸技術の開発など技術開発に負うところ大きかった。』と述べられました。

次に「製糸技術・繰糸器械の発展」では、『わが国の製糸技術の発展は、①第1期(明治初期~明治40年頃)は、世界一の生糸生産国への道を歩む。②第2期(明治40年頃~大正中頃)優良蚕品種の開発・世界一の生糸輸出国への道。③第3期(大正中頃~昭和30年代)諏訪繰糸機から多条繰糸機へ。第4期(昭和30年~平成)自動繰糸機の時代』と、それぞれの時代の特徴を細かく解説してくれました。

 「まとめ」として、『わが国の製糸技術の発展は、明治初期のイタリア式やフランス式の繰糸機の導入が端緒ではあるが、その後の開発は、総べてわが国の技術者・研究者。経営者等の創意工夫で行われた点が製糸業の次の近代産業として発展した紡績業・鉄鋼業・化学繊維業・石油化学工業・自動車工業等と本質的に相違をしています。製糸技術開発に関する先人の英知と努力を学び、また今後に伝えることが、これからの新産業創出に当たっての標になる』と述べられました。講義全体を通して、時々のユーモアと軽妙な語り口で、受講者の笑いを誘う場面もあり、時が過ぎるのを忘れさせてくれました               これで全ての講座は終了しましたが、この研修を締めくくる「テスト」を行いました。持ち時間30分で、本講座の理解度を計る選択問題が30問で30点、「伝道師」として

与えられた課題に自己の考えを述べる記述問題が70点の計100点です。この結果は閉講式の前となります。

 テストの後は「養成講座を受講して感じたこと」をテーマに受講者は2分間の持ち時間の中で発表を行いました。「受講前と今とでは世界遺産「『富岡製糸場と絹産業遺産群』の知識を含め、考え方が違ったことを実感した」、「伝道師協会に入会し、伝道活動に参加してみたい」などの心強い発表がそれぞれありました。

 テストの結果は、すべての受講者が成績優秀であったことの報告があり、修了証書が近藤会長から受講者一人ひとりに渡されました。

 閉講式では、近藤会長から全体の感想を含めての挨拶が述べられ、本講座を無事終えることができました。

 終了後、今回の受講者に対して「伝道師協会」への入会を勧めたところ、受講者8名全員が入会をしていただくことができ、新しい仲間ができました。

(N島  進 記)

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蚕神現地調査をNHKテレビが取材

2017年08月28日 09時56分10秒 | 世界遺産伝道師協会

蚕神現地調査をNHKテレビが取材

                            29.8.26

「蚕神総合調査」の記事が8月16日の上毛新聞一面に大きく取り上げられるとともに、NHKからも取材の申し込みがあり、先日、近藤会長がテレビインタビューを受けました。

さらに、NHKから8月22日に前橋地域で蚕神の現地調査をしているところを撮影したいとの申し込みがありました。

このため、M田睦調査リーダーと前橋地区担当調査員で相談し、川原町の市杵島神社境内にある「馬鳴菩薩像」と「衣笠太神碑」を現地調査しているところを撮影していただくことになりました。

当日は前橋地区担当のN屋調査員の都合がつかないため、M田睦調査リーダーとN木調査員、Y田の3名で対応することになりました。私Y田が川原町在住のため、M田リーダーから「神社の世話役代表者を訪ね撮影の承諾を得るように」との連絡がありました。同じ川原町在住といってもこちらは高々40年ほどの住人ですが、市杵島神社のある辺りにお住まいの方は何代にも亘って住み続けてこられた昔ながらの家ばかりです。

でも何とか人伝えに世話役代表のO氏を探し当てて、調査取材の許可と当日の立会を了承していただきました。O氏はとても穏やかな方で、昔はこの辺一帯が桑畑で養蚕の手伝いが大変だったこと、桑畑も現在は全部アパートになっていることなど話して下さいました。

当日は、撮影日和に恵まれ何とか無事に撮影も終了し、現在の心境は「やれやれほっと一安心」というところですが、渦中にあっては内心慌てました。

普段は無人の神社が何やら賑やかな様子だったためでしょうか、近くにお住いの方から「今日は何ですか」と声を掛けられ事の成り行きを話しますと「地域のことなら生き字引のようなⅠさんがいますよ」なんて教えて下さいました。

当日の調査はM田睦リーダーにすっかりお任せでしたが、N木調査員とY田は石碑や石像の計測の仕方などについて体験出来てとても参考になりました。

NHKで撮影した映像は、当日の夕方「ほっとぐんま640」で1分余という短い時間でしたが放映されました。しかし、画面には伝道師協会の字幕でなく「市民グループ」と表示されていたのが、一寸、残念でした。出来れば伝道師協会の字幕を出して頂き、「養蚕の歴史を記録に残す」という文化的な事業もやっていることを県民に知って頂きたかったです。

真夏日となった暑いさなかの現地調査で大変でしたが、NHKの撮影クルーの皆様、神社世話役のO氏には大変お世話様になりました。(Y

田節子:記)

このような放送内容でしたというのがわかるようにするため説明の入ったテレビ画面の写真を使わせていただきました。

 

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この夏、NPO産業観光学習館も頑張っています。

2017年08月23日 14時02分38秒 | 世界遺産伝道師協会

2017年8月4日 NPO産業観光学習館が「上武絹の道 親子の夏休み社会科見学」と題して=世界遺産富岡製糸場を知り、現代の食品産業を体験する、楽しい社会科見学ツアーを開催したところ定員40名のところ60人以上の応募があったといいます。

本庄駅・本庄早稲田駅で受付をして世界遺産富岡製糸場の見学、ららん藤岡で大人は上州牛のすき焼き、子供はジューシーなハンバーグで昼食、本庄千本櫻「5S」工場 赤城乳業株式会社の工場見学、ガリガリ君をご馳走になり限定お土産グッツを買いガリガリ君を堪能して楽しい⒈日だったようです。上毛新聞の記事にもなりました。

上武絹の道でこのような事業が次第に軌道に乗っていくことと期待しています。

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「蚕神の総合調査」が注目されています

2017年08月23日 10時58分09秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡製糸場世界遺産伝道師協会が今年度実施する「蚕神総合調査」が上毛新聞8月16日の一面で記事にされました。その反響は大きく各地から情報が寄せられています。調査員25名が一斉に動き出し現地調査が始まりました。各市町村教育委員会には色々お世話になりますが、より良い情報を集めて、素晴らしい報告書ができるよう頑張りたいと思います。

8月22日のNHKテレビほっと群馬640でも取り上げてくれました。暑い天候不順な夏ですが、安全第一で地道に聞き取り調査や現地の調査を推進していきましょう。

 

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世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群広報活動 かぶらウオーターランド夏まつり

2017年08月21日 20時09分07秒 | 世界遺産伝道師協会

世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群広報活動

かぶらウオーターランド夏まつり

8月2日甘楽町かぶらウオーターランドにて伝道活動を行いました。

今回はここ、かぶらウオーターランドが耐震設備の関係で23年間開業した施設を

今シーズンで閉鎖し、取り壊しをすることになったそうです。本日は最後の大イベント

「かぶらウオーターランド夏まつりファイナル」に参加させていただきました。

本日の参加者はI川武男 I田みち子 Y井恵美子 S川文子 M寺清江の5伝道師で活動しました。

朝9:00に集合し、まゆクラフト体験とパネルの展示 パンフレット設置をし、準備完了です。

11:00のオープンセレモニーの時点では厚い雲に覆われていて、会場の客足もやや少なめでしたが、12:00を過ぎたころ、日差しも射し込み、気温が一気に上昇!

気が付くと沢山の家族連れで、会場は大変な賑わいでした。

特別に創られたメインステージで

恒例の「富岡製糸場と絹産業遺産群紹介の世界遺産」〇×クイズを石田伝道師が出題係をして、沢山の参加者で大人も子供も大変な盛り上がりでした。

一問終わるごとに拍手と大歓声

問1 富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されて3年である。

答え 〇です。登録は平成26年6月です。

問2 蚕は笹を食べて大きくなる

答え ×です。桑を食べて大きくなりまゆを作ります。

問3 富岡製糸場を作るのに力を貸した人はアメリカ人である。

答え ×です。 フランス人でポール・ブリュナと言う人です。

・・・等時間の関係で勝ち抜き戦5問の出題で、

1等賞・・・ぬいぐるみぐんまちゃん+ぐんまちゃんまゆクラフトセット+世界遺産パンフレット

2等賞・・・日本遺産ボールペン+ぐんまちゃんまゆクラフトセット+世界遺産パンフレッ

     ト                

3等賞・・・テッシュペパー+ぐんまちゃんまゆクラフトセット+世界遺産パンフレット

参加賞・・世界遺産パンフレット+ぐんまちゃんまゆクラフトセットを差し上げました。

皆さんの喜んだ顔が印象的でした。

 

この後 勇壮な豊岡太鼓・華麗なフラダンス・熱気あふれるバンドと続いていました。

午後4時を過ぎても長野県。埼玉県の家族連れが、ぐんまちゃんクラフト体験に参加して

くれました。

活動を16:30終了させていただきました。

今日の充実した活動は素晴らしい思い出になるイベントでした。

かぶらウオーターランドのスタッフの方々には、大変お世話様になりました。

伝道師として参加出来た事ありがとうございました。

(M寺清江)記

 

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時平さんのそば店「高古・華竹庵」(こうこ・かちくあん)境島村 盛況<三山春秋・上毛新聞>

2017年08月20日 11時59分37秒 | 世界遺産伝道師協会

8月17日上毛新聞の三山春秋に富岡製糸場世界遺産伝道師協会の時平伝道師が境島村で開店したそば店「高古・華竹庵」が盛況との記述があり、開店1か月で順調に経営できている様子なので、ほっと一安心です。境島村は世界遺産田島弥平旧宅を擁し、知名度は上がってきていますが、訪れた人が食事をしたり休んだりするところがありませんでした。

時平さんは伝道師の活動で知り合った仲間と相談して、この場所で「そば店」を開店することを決め、島村の人々とともに境島村を盛り上げていこうと頑張っています。島村を訪れる人は是非事前予約をしておいしいそばを食べてきてください。

このことがきっかけになり島村がさらに元気になることを願っています。

 

 

 

 

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富岡製糸場世界遺産伝道師協会 平成29年9月の活動等予定

2017年08月16日 09時57分57秒 | 世界遺産伝道師協会

伝道師協会 平成29年9月の活動等予定

   

 

○  9月 2日(土)~3日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) 

 

○  9月 3日(日) 8:00~17:00 「第17回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座」の修了者による現地研修(世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成する4資産の見学)

場所:伊勢崎市「田島弥平旧宅」、藤岡市「高山社跡」、富岡市「富岡製糸場」、下仁田町「荒船風穴」          

活動責任者:伝道師協会会長 

 

○ 9月 9日(土)10:00~17:00 「下仁田バイブレーションテーブル」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験)

場所:甘楽郡下仁田町 ほたる山公園            

活動責任者:伝道師協会理事(西毛・富岡担当) 

 

 〇 9月 9日(土)10:00~16:00 「赤岩収穫感謝祭」で伝道活動(パネル解説、パンフラット配布、繭クラフト体験)

   場所:吾妻郡中之条町赤岩 赤岩ふれあいの家

   活動責任者:伝道師協会副理事(北毛担当) 

 

○  9月 9日(土)~10日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) 

 

○  9月16日(土)~18日(月・祝)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) 

 

○  9月18日(月・祝)~20日(水)13:00~15:00 「伊香保まつり」で伝道活動(パンフレット配布・解説)

場所:渋川市 伊香保温泉石段街所               

活動責任者:伝道師協会理事(中北毛担当) 

 

○  9月23日(土)~24日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) 

 

○  9月30日(土)~10月 1日(日)10:00~16:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)パンフレット配布・解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館 

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) 

 

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映画「赤い襷」上映開始日決定

2017年08月14日 21時19分33秒 | 世界遺産伝道師協会

和田(旧姓横田)英のが記述した「富岡日記」をベースに研究者のの知見も加えて、明治の近代国家の成立期に近代工場制度を導入し製糸業の近代化を図ろうと建設された製糸の模範工場「富岡製糸場」で先進技術を身に着けてその技術を郷里に持ち帰ろうと製糸場での最高技術である一等工女になろうと奮闘する横田英の姿を明るく、前向きに描いており、明治の女性のたくましさを垣間見させてくれる映画です。

横田英を水島優が演じ、英の晩年には大空真真弓が出演しています。初代所長尾高惇忠には西村まさ彦が出ています。

平成29年10月7日(土)からユナイテッドシネマ前橋(ケヤキウォーク)、イオンシネマ高崎です。

前売り券を持っている人もいない人も、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産」の理解を深める一歩になる映画ですので是非ご覧ください。

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絹遺産研究会リポート』第18号

2017年08月12日 19時22分18秒 | 世界遺産伝道師協会

『絹遺産研究会リポート』第18号

 

平成29年8月8日(火)13:30から第18回目の研究会を、県庁舎101会議室において発表者の町田伝道師を含めた5名で実施しました。

 

今回は、発表者から、富岡製糸場の煉瓦製造に関わる文献調査の結果に基づき、煉瓦焼成の指導者、製造本数、焼成時期、焼成に用いられた窯数等広範囲に亘る考察を進められた成果の一端について報告していただきました。

 

富岡製糸場の煉瓦製造については、首長の「ブリュナ」が深谷の韮塚直次郎や瓦師達に煉瓦の性状や規格、焼成方法などについて指導したとする先行研究者の説が通説となっているところです。これに対し発表者は、煉瓦の焼成が始まった頃にはブリュナは資材調達や技術者の雇用のため、渡仏して日本には不在であったことなど9つの考察と例証を挙げて、煉瓦の製造について指導したのは「ブリュナ」ではなく富岡製糸場を設計した設計技師の「バスチャン」ではないかと、これまでの通説と異なる研究結果の報告がありました。

 さらに発表者からは、富岡製糸場建設の日本側現場責任者であった尾高惇忠が記した「製糸場諸用日記」の記述に見られる内容から考察して、煉瓦製造者に対して煉瓦の性状や規格など基本的な技術指導は「バスチャン」が、煉瓦焼成の現場指導は別途東京から雇用された煉瓦職人によりなされたと推察されること、煉瓦焼成には深谷の瓦師のみならず、窯場のあった福島(現甘楽町)の瓦師も焼成していたとする研究成果が披露されました。

 また、発表者が煉瓦製造の実証実験として取り組んだ、自家製のブロック窯で焼成した際に生じた技術的問題点等についても意見をいただきました。

 

台風5号の接近から延期も考えられた今回の研究会でしたが、報告修了後は関連事項に関して活発な意見交換が行われ、予定時間を超過する充実した研究会となりました。

 

※本研究会は、参加者の方々が常日頃関心をもっている事項に関する研究成果を披露していただき、情報共有とご自身の研究成果に反映していただける絶好の機会であると考えます。月1回第2火曜日県庁会議室に集まること以外は規約のない肩の凝らない研究会です。関心のある方は是非ご参加下さい。

 

 

 

(T越朗 記)

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広報とみおか 8月号 韮塚直次郎製糸場跡 記事(第6回)

2017年08月12日 09時50分45秒 | 世界遺産伝道師協会

広報 とみおかの「市内の歴史的建造物」の連載第6回の記事です。韮塚直次郎製糸場跡の記事です。発掘調査の成果まで記述されていますので、これが最終回になるのでしょう?

韮塚直治路ぷ製糸場跡が整備され、一般公開されるであろう将来を楽しみに待ちたいと思います。

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