富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「高崎市立久留馬小学校」での「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産伝道活動

2012年11月07日 22時27分05秒 | 世界遺産伝道師協会

本部主催活動

「高崎市立久留馬小学校」での伝道活動

 

10月30日に高崎市立久留馬小学校において学校キャラバンを行いました。同校は榛名山の南麓に広がる多様な地形と豊かな自然に恵まれた地域に位置しています。ここは旧榛名町にありましたが,平成18年10月1日に高崎市と合併になったため,校名が「榛名町立第六小学校」から「高崎市立久留馬小学校」に変更になったとのことです。

 校長室で校長先生をはじめ関係諸先生方にご挨拶をしました。校長先生とのお話しの中で、群馬交響楽団の創世記を描いた独立プロ制作の名画「ここに泉あり」のロケが本校でも行われたというお話をお聞きしました。これは、昭和27年に監督・今井正,音楽・団伊玖磨,出演・岸恵子,小林桂樹,岡田英次等によって制作され、その当時の校門が今も大切に保存されています。車に乗って学校の駐車場を探しているときに「第六小学校」と書かれている校門を見かけたので「違う学校に来てしまったのかな?」と思ってしまったのは、そういう事情だったのかと、後で納得しました。

 

 

さて、会場の体育館に移動すると、4年生2クラスの児童たちが既に集まっていました。定刻になり、みんなで挨拶をしたあと、クラスごとに分かれました。4年1組の児童はまず座繰り体験をしてから講話を聞き、逆に2組の児童は先に講話を聞いてから座繰り体験としました。

 

自分の家でカイコを飼ったことがある子もいましたが、多くがカイコを飼ったことがないということで、カイコ・生糸の話から始めて富岡製糸場関連、世界遺産へと話を展開していきました。座繰り体験では、繭から生糸が出来上がることに「どうしてなんだろう?」を盛んに不思議がっていました。講話だけでは想像することができないことを、座繰り体験で実際に触れてみて、不思議さを身体で感じ取ってもらえたようです。

 

この学校キャラバンを通して子供たちが実感した不思議さを、これから成長するにつれて理解して行き、さらに興味を持ってくれることを期待したいと思いました。

 

本日の学校キャラバンへの参加は事務局より鈴木さん・山口さんのお二人と、外山・佐々木(克)・筒井・広岡・星・近藤(基)の6名の各伝道師でした。

 

(M.K記)

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群馬県立女子大“第31回錦野祭”で初の世界遺産活動(伝道師協会中北毛支部)

2012年11月07日 00時01分51秒 | 世界遺産伝道師協会

県立女子大“第31回錦野祭”で初の世界遺産活動(中北毛支部)

 

第31回県立女子大学園祭“錦野祭”が「彩る」をテーマに、11月3日(土)・4日(日)の二日間開催されました。秋晴れの晴天に恵まれ、二日間とも絶好の学園祭日和でした。

大学構内は若さと華やぎに溢れ、流石県立女子大の学園祭!という雰囲気が横溢していました。

 これまで「玉村町」で活動するイベントを探しあぐねておりましたが、推進課を通じ7月にようやく大学事務局学生係小柏様を窓口に林実行委員長、斉藤一般局長、関口広報渉外局長の皆様と打ち合わせをする機会をいただき活動が実現しました。

 活動場所は新館1階 第一会議室です。3日の参加者は小野功一、町田睦、井上雄二、中島進、諸井透、金井拓美、日下部の7名です。9時に集合し座繰り・パネル・のぼりの準備に取り掛かりました。我々の活動場所の隣は「こどものひろば」で実行委員会からの要請で“ぐんまちゃんのぬり絵”を用意させていただき学生の皆様が対応されました。

 10時半を過ぎた頃から一般客がぼちぼち来始め、新館の入り口でメインパンフレットを配布しながら我々の活動する教室への誘導に務めました。

 その成果もあり終日多くの方に来場していただきました。シルクカントリー連絡協議会の「よみがえれ!新町紡績所の会」会長の片桐教授にも昼前にはお越しいただきました。メインパンフレットは500部、子供用は約200部を配布できました。座繰りは1名しか体験できないためなかなか待っていただけないのが残念でした。

 これまで高崎経済大学の学園祭と重ならないようにしてきたが今年は一緒になってしまったので人出が心配されるとの話を聞きましたが、まずまずの成果を得られたと思います。

岡谷からという母御様から「群馬は養蚕が盛んだったのですか」と聞かれ、広報活動の大切さを感じました。「富岡製糸場の機械製糸と座繰りを学校で勉強しました」という健大付属の女子高校生の二人連れにも座繰りを体験していただきました。

 4日の参加者は中島進、丸山貴美子、梨木多恵子、櫻場善文、掛川尚允、阿部正樹、日下部の7名でした。

 9時半には準備も完了、高1の2名の女高生がまず座繰り体験してくれました。その後17時まで幼児から年配の皆様にも座繰りを楽しんでいただきました。

 秋田、山形、新潟、静岡、長野など、錦野祭の為にわざわざ国許から来られたという親御さんも多く、親子で学園祭を楽しまれている微笑ましい姿を多く目にしました。

 大学の学園祭で活動させていただく目的は、若い方たちに「富岡製糸場と絹産業遺産群」について是非知っていただきたいとの思いからですが、大学生から幼稚園児にいたる多くの若い皆様に…繭から養蚕~そして世界遺産登録について…じっくり話を聞いていただくことができましたので、当初の目的を達成することができました。

二日間で準備したメインパンフレットは1000部全てと、子供用は300部を受け取っていただけました。座繰りも用意した繭を少し残すだけでした。

4日は17時半には片づけをすませ、実行委員会からいただいた抽選券を手に“大抽選会”に参加しました。因みに櫻場さんに幸運が微笑みました。

学生係の小柏様には二日間お気遣いをいただきました。小阿瀬事務局長には二日目の朝様子を見に来ていただき挨拶をさせていただきました。

林実行委員長、斉藤美紀一般局長、その他の実行委員の皆様にも本当にお世話になりました。多くの学生の皆様とも交流をさせていただきましたことに対しまして、書面を借りて厚く御礼を申し上げます。

                         (K.K記)

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