富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

世界遺産暫定リスト登載記念コンサート・富岡製糸場

2007年08月31日 09時32分56秒 | 世界遺産伝道師協会
平成19年9月15日(土)午前11時~12時、午後2時~3時。主催が富岡市「富岡製糸場を愛する会」の協賛で、陸上自衛隊第12旅団音楽隊による記念コンサートが富岡製糸場西繭倉庫まえで行われます。入場料は無料です。雨天の場合は東繭倉庫内での実施になります。

多くの人のご来場をお待ちしています。

「富岡製糸場を愛する会」は昭和62年富岡製糸場操業停止時、地元の有志約20名の学習活動に始まり、平成15年「富岡製糸場世界遺産登録への道のり」をテーマに500人余の市民集会を実施。現在会員は1400名を超え世界遺産登録を目標に各種ボランティア活動に取り組んでいます。
平成19年シルクカントリーぐんま連絡協議会の結成に参加し、県内の絹産業遺産の保存活用で地域振興をしていこうという各団体と協力して活動しています。
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群馬県間税連合会女性部会で「絹産業遺産群」の講演

2007年08月30日 10時14分04秒 | 世界遺産伝道師協会
8月28日(火)間税連合会女性部会(稲木愛子部長)に招かれ、富岡製糸場世界遺産伝道師協会の近藤功会長が講演してきました(前橋市のぐんまロイヤルホテルが会場)。この会での講演は、2回目でしたので、前回は「富岡製糸場」のことについてが中心でした。今回は、明治5年に工場を建てたということ、それが残っているということだけでなく、富岡製糸場が日本の産業に果たした役割として、西洋からの製糸の技術移転が広汎に行われたことが重要という話や、日本の絹産業が日本を世界をどのように動かして行ったかといった話に重点を置いての話でした。

また、絹産業にかかわって、群馬県の関係者がどのように活動したか、絹産業遺産として何を世界遺産として登録しようとしているのか、それは、どんな理由によるのかといった話をしながら、世界遺産登録運動から群馬県人の誇りと自信を育てたいということを訴えてきました。

大変熱心にに聞いてくださり、世界遺産推進室の岸主任と伺ったのですが、次の講演会にもつながりそうな雰囲気もありました。会員の方が県内各地で「世界遺産講演会」を拓いていただけたら・・・。と思っています。

前橋税務署長さんにも行き会いました、春に税務署の職員の研修会で伝道師の講演をさせていただいたことに、お礼を述べる機会を得ました。
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ICOMOS(イコモス)による平泉の調査最終段階

2007年08月29日 20時26分39秒 | 世界遺産伝道師協会
NHKの4時のニュースで、平泉の世界遺産登録に向けてのICOMOSの調査が終わろうとしていることが報道されました。調査員が毛越寺の池で船に乗って聞き取り調査をしている映像とともに、平泉文化の特徴や世界遺産委員会のこれからの動きなどが伝えられていました。今回の調査員は朝日新聞によればスリランカのイコモス委員、ジャガス・ウィーラシンハ氏(52)=ケラニア大大学院上級講師という考古学の専門家ということです。

群馬県世界遺産推進室もこの調査には注目しております。

ICOMOSの今回の調査がまとめられると、調査結果に基づいてICOMOSの意見が付けられます。石見銀山の時には”登録は延期すべき”というものでしたが、世界遺産委員会までの期間でこの評価を覆すだけの説明を行って、この7月に世界遺産に登録されています。

平泉は、12世紀に奥州藤原氏の拠点として形成された都市です。そこには浄土信仰に基づく寺院跡や庭園が多く残されているほか、中尊寺には藤原4代のミイラが残り信仰の対象になるなど異色の特徴があり、単に中央文化を移植しただけのミニ都市ではなく、地方の発想で、地方の特色を生かしたユニークな中世都市(「平泉の文化遺産」は中尊寺や毛越寺など9史跡からなる「浄土思想を基調とする文化的景観」)として世界遺産への登録を目指そうとしています。

ICOMOSの調査員が日本の独特な地方文化を見て・説明を聞いてどのように評価して世界遺産委員会に報告されるのか、これからの動きに注目して行きたいと思っています。
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県政特別番組「富岡製糸場と絹産業遺産群」~未来へつながる・伝える ぐんまの宝物~

2007年08月29日 15時57分37秒 | 世界遺産伝道師協会
「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産暫定一覧表に記載されました。そこで、この遺産群を構成する10箇所の資産を、8月31日からはじまるシリーズ番組5回でわかりやすく紹介します。
また、このシリーズ番組では、農業実習では養蚕を行い、富岡製糸場の花壇の手入れ等の活動を行っている富岡実業高等学校の生徒が番組の案内役を勤めるほか、各資産にゆかりの人々が出演するとともに各資産に関連する活動も紹介します。

第1章 「黎明」 蚕種育成
平成19年8月31日(金)午後10時から10時30分 ぐんまテレビにて放映
※今回紹介する資産
荒船風穴についてはCGを用いて創業当時の風穴を復元し、蚕種の貯蔵方法や日本最大級の貯蔵規模などを説明します。また、蚕種をさまざまな地域に届けた話、荒船風穴にゆかりの人の操業時の話なども紹介します。その外、栃窪風穴、旧上野鉄道関連施設等を紹介します。

2回目以降の放送予定
第2章 「躍動」 掃き立て~収繭   平成19年10月26日(金)放送予定
第3章 「雄飛・飛躍」繭玉~生糸   平成19年11月30日(金)放送予定
第4章 養蚕・製糸・織物       平成20年 1月25日(金)放送予定
第5章 第1章から第4章までの総集編 平成20年 3月28日(金)放送予定
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上毛新聞記事に見る大沢知事の世界遺産登録への発言

2007年08月29日 11時00分29秒 | 世界遺産伝道師協会
本日8月29に日(水)の上毛新聞10面11面に大沢知事から上毛新聞武藤編集局長が聞いた事柄が大きく記事になっていました。

記事の最後のほうに「子育て支援」について聞いた部分の最後の方で「文化関係について聞きたい。まず、『富岡製糸場と絹産業遺産群』の世界遺産登録についてはどう考えているか」との問いをしたことに関しての答えが、次のように書かれています「ここまでやってきたものだし、世界遺産登録に努力してきたので継続して進める。21世紀は精神文明が尊ばれる時代といわている。群馬県の数多い歴史的文化遺産をもっともっと大切にしていきたい。
県内にはいろいろな文化や伝統、風習があることを、選挙で県内を回って気付いた。地域の伝統や文化を継承していくことによって、壊れている地域の連帯感、きずなが復活する。そういうものをもっと大事にしながら地域おこしを支援したい。」

以上が世界遺産関係の知事の発言のようでした。
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冨沢家住宅の活用と地域の活性化

2007年08月28日 20時24分46秒 | 世界遺産伝道師協会
本日8月28日の上毛新聞comのページに見開きで重要文化財冨沢家住宅が取りあげられていました。冨沢家の建築的特徴や歴史的に果たしてきた役割、かつての当主 冨沢清さんの回顧談など盛りだくさんの内容で【課題】として「期待される語り部の誕生」という囲み記事もありました。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会・シルクカントリーぐんま連絡協議会では民間で絹産業遺産群の普及啓蒙活動をしている中で、冨沢家に行ってみたい人だ多くいること、そして、行ってきた人の感想をお聞きすると課題も見つかりましたので、会長が8月20日に中之条町の教育長さんを訪ねて、教育委員会の範疇外のお話もあったのですが、次の7項目を口頭でお願いしてまいりました。

お願いしたいこと

1、 国道353からの導入案内板の設置
2、 富沢家2階に蚕棚をいれ、養蚕農家らしくしてほしい
3、 積み上げている畳を、見学者が見学するのに支障のないように工夫してほしい。
4、解説がほしい。週末の土、日だけでも。
5、富沢家でのイベントの開催(例、農家の生活体験、座繰り・養蚕体験、シンポジュームなど吾妻の民家や農村・養蚕・製糸などについての勉強会など)。場合によっては吾妻県民局との共催で。
6、土、日あたりに縁側で野菜などを並べていただけないか。
7、土間に、世界遺産の写真パネルを置いていただけないか。

解説員の講習会などには伝道師協会も協力するということも付け加えてきました。教育長さんからは、駐車場とトイレの整備は今年度の予算で実施するとのお話をいただきました。

写真パネルは置いていただけることになりましたので、完成し次第持参すれば展示していただけると思います。それぞれの事項の内容を検討いただきながら、できるところから実現していただけることを期待しています。私たちもできるところは協力していきたいと思います。

冨沢家を地域の人にとって身近なものに、訪れる人にとって暖かいところに、と思ってこれからも動いていきたいと思います。
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"水引草  鞭しなやかに  絹の里"シルクカントリー in 赤岩「絹の国俳句ラリー大賞」

2007年08月28日 10時13分44秒 | 世界遺産伝道師協会
8月26日(日)シルクカントリーin赤岩で俳句ラリーが行われ、標題の句が大賞に選ばれました。暑い中、集落を歩き、集落の良さに触れ、人情に触れ、自然と触れ合っての俳句でした。

大賞以外にも良い句が沢山あり、その句によって、地元の人々も赤岩の良さを再発見していました。

山村の絹の里、しなやかな人情と自然の豊かな里、集落を歩いて、近くの日帰り温泉”長英の隠れ湯”で一汗流してきましょう。

まだ、赤岩に出向いていない人は、ぜひ1度お出かけください。ここに、日本のふるさとがあります。人情のほかに、お土産の特産物も待っています。

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佐々木 淳副知事、世界遺産運動が初仕事・シルクカントリーin赤岩

2007年08月27日 20時02分07秒 | 世界遺産伝道師協会
8月25・26日の両日、重要伝統的建造物群を支えて、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産運動を展開する吾妻郡六合村赤岩地区で”シルクカントリーin赤岩”のイベントが開催されました。

25日は、地区内の保健センターで川村恒明元文化庁長官の講演やパネリスト4人によるシンポジュームが行われ、集落の中で、稚蚕飼育所では養蚕体験・座繰り体験、公民館では繭クラフト・組み紐の体験などが行われ、湯本家・関駒三郎家は公開され御当主から解説を聞き、集まった人たちは、六合村赤岩集落の人たちとの心のふれあいもあり、充実した時間をすごし、世界遺産運動に共感をしていただきました。

主催者の群馬県を代表して就任したばかりの佐々木淳副知事が開会の挨拶にこられました。養蚕のことを良く理解されていて、絹産業遺産群の世界遺産運動にも積極的に前向きに取り組んでくださる姿がありました。赤岩の代表的な民家・湯本家や席駒三郎家なども視察されておられました。

これからも、各地の絹産業遺産群にも足を運んでいただき、世界遺産運動をさらに力強く推進していただけるよう期待も大きく膨らませております。

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経済産業省が「産業遺産」リスト案を作成

2007年08月25日 06時35分13秒 | 世界遺産伝道師協会
読売新聞8月24日の紙面に「製鉄 炭鉱 紡績 33件 経産省『産業遺産』リスト案
――先人の知恵で地域活性化―― 短財施設 ストーリーで一括」という見出しで13面一面を使った記事になっています。

見出しには<紡績>となっていますが繊維産業は「我が国産業革命の原点としての富岡製糸場と絹産業遺産群」というストーリーの中に新町紡績所も位置づけられているので、見出しは“紡績”ではなく、“製糸”ではないかとの疑問が起こりました。また「富岡製糸場と絹産業遺産群」の中で“碓氷峠鉄道施設(長野県など)” とあるのは明らかに間違いで、碓氷峠の鉄道遺構が重要文化財になっているのは群馬県安中市です。

経産省が産業遺産に目を付けて、産業の発展の歴史を“物”で残していこうという姿勢になってきたのは心強く思います、文化庁の近代化遺産調査が生きて大きな役割を果たしていることを大変うれしく思います。近代化遺産の調査で群馬県が先陣を切って調査のモデルを作ってきたことを誇りにして良いと思います。

その調査があって、いま、絹産業遺産群の世界遺産運動があり、経産省の「産業遺産」の中でも「我が国産業革命の原点」と位置づけられ、省庁を超えて保存活用への手が差し出されることは、心強く思います。保存すると整備に費用がかかるのではないかと不安を抱いている自治体も複数の省庁から違った形での事業が導入できる方向が出されて、多少は見通しが立てられるようになるのではないでしょうか?

産業遺産の活用はこれからです。上手に保存活用して地域の活性かが進むよう、各方面から知恵を出し合っていいものにしていきたいものです。
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桐生への観光客は、伝統的な町並みが目当て

2007年08月24日 07時52分20秒 | 世界遺産伝道師協会
上毛新聞8月23日の記事に、「きりゅう市民活動推進ネットワーク(角田亘会長)が行った観光客へのアンケート調査結果が掲載されていました。

“きりゅう市民活動推進ネットワーク”はJRきりゅう駅前で、観光案内所の役割を果たしている市民活動推進センター“ゆい”を運営している団体です。

この団体が観光客はどんな理由で(目的で)きりゅうを訪れるのかを探って、観光施策を考えようと、今年度から“ゆい”を訪れる人から聞き取り調査を開始し、対象者が1000人を超えるまでの実績を作り、アンケートの結果をまとめたという。

まとめの結果は、きりゅうを訪れる人たちの目的で第1位を占めたのが、有鄰館、などに代表される桐生の古い町並みであった。

本1本2まちづくりの会の活動も大きな影響力を持っているようです。重伝建から世界遺産への見通しを持って、さらに町並みの大切さを訴え、啓発活動を継続していきたいものです。

調査結果
目的順 町並み 236
    うどん  82
    わたらせ渓谷鉄道 73
    宿泊 40
    公園 31
    織物 30

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