富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

前橋国際大学「シャロン祭」で世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群の伝道活動を実施

2015年10月31日 22時46分07秒 | 世界遺産伝道師協会

前橋国際大学「シャロン祭」

 正面ホール入り口には予定の8時半より少し遅れ到着したときにはB場副実行委員長、I上伝道師、N島伝道師が荷物の搬入を待っていてくださいました。B場さんには種々の対応を丁寧にしていただき感謝しております。
 今年の「シャロン祭」は10月24、25日の二日間にわたり夏から秋に移り変わる季節に開催されました。
 一日目
 24日は天候にも恵まれ汗ばむような天気でした。
 会場は例年通り1号館2階の教室で、準備はベテラン伝道師の方々に的確な対応をして頂き9時半前にはすべての準備か完了しました。
 のぼり、世界遺産説明パネル、メインパフレット、子供用パンフレットの配置、1回目の繭は木嶋伝道師が煮繭してきてくださいました。 次回には、座繰り体験の案内板を用意したいと考えています。
 教室の前にのぼりを立ててパンフレットを配り、パネルの前で世界遺産について、とても熱心に聴いてくれる方もいて張り合いがありました。


写真(N島進さん、S澤さんとK嶋さん)
 また、「座繰り」は60人くらいの方が体験しました。体験者は女性の方が圧倒的に多く小さな子供から高齢者の方まで目を輝かせて取り組み、自分の繰いた糸を持ち帰りました・
 広場:キャンバス・コモンには模擬店が多く並びお昼時には焼きそば等を買い求める多く並んでいました。 
 K嶋(静)、I上(雄)、N島(進)、S澤、、Y沢(午前)の5人が参加しました。
 二日目
 夜半からの木枯らし1号による強風の影響を避けるために模擬店等のテントは撤去されており道具類も建物の中に避難されていました。真夜中の作業は大変だったことと思います。
 朝も風が止むことは無くお客の出足への影響も心配でした。
 二日目と言うことでのぼりを出して扉を外し、後は煮繭が終われば準備万端です。
 当日の参加者はT山、U井、Y澤、S藤(勉)、Y沢の5人で取り組みました。
 シャロン祭への参観者も多少少ないかとも思われましたが座繰りは途中途切れたかと思うとまた並び自称4歳の2歳の子から70歳位までの約70名の方が体験されました。

(写真Y澤さん、U井さん)

 平田学長さんもおいでになり参加への謝意を述べられました。大森副学長さんはご家族連れでおいでになり、お子さんが楽しそうに座繰り体験をしました。
 パネル解説では荒船風穴は時間切れで見学できなかったと残念がる方や見学した富岡製糸場や田島弥平旧宅の大棟が時を経ても真っ直ぐな形を維持しているのは基礎の手を抜かない昔の職人の技と感心していました。
 玄関ホールでは賛美歌や素敵な合唱も流れていました。
 昼食は交代でとりました模擬店がなく食堂へ行きましたが麺類は長蛇の列で学園祭定番のカレーライスを慌てて頂き教室に戻りました。
本年も外部の参加団体は前橋ハローワークと伝道師協会のみでした。
 伝道師の参加が少なく建物外部でのパンフレットの配布がほとんど出来ませんでした。 
Y.Y 記

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西邑楽高校での学校キャラバン・座繰り体験と世界遺産の講話

2015年10月31日 22時33分46秒 | 世界遺産伝道師協会

西邑楽高校での学校キャラバン

10月5日西邑楽高校での学校キャラバンに参加しました。学校の近くにはぐんま絹遺産にも登録され大泉文化村資料館として使われている旧対比地家住宅がありますが、当日は月曜日休館日で内部は見ることが出来ませんでした。
 当日はT比地伝道師、N田伝道師、Y田伝道師、Y沢伝道師が活動しました。
 学校へ到着すると当時は校長先生・教頭先生は出張されており、S藤事務長さんとM田先生が出迎えてくださいました。

 西邑楽高校は昭和51年に開校した高校で普通科、スポーツ科、芸術科と私にとってはこの組み合わせは新鮮な感覚でした。
「明るく・強く・美しく」を校訓として種々の分野で活躍をしており、当日はカヌーの国体参加の垂れ幕が下がっていました。
 今回の学校キャラバンは普通科3年生の地・歴選択生徒さん60名を対象に2クラスに分けて日本史授業の一環として取り組んだとのことです。
 1クラス実質40分の中で世界遺産の講話と座繰り体験とかなり忙しい取り組みでした。

 生徒さんの挨拶に続き私たち伝道師の自己紹介の後、座繰り担当のN田さんとY田さんは別教室に移り、講話が始まりました。。
 T比地さんは地元の出身と言うことで今では見られないが、かつては桑畑多くあったことや大泉文化村には資料館として使用されている旧対比地住宅は養蚕農家建物の内部の様子全体を見ることの出来る貴重な建造物との説明がされ、見学を勧めました。
 「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話はパワーポイントを使用しての講話ですが、富岡製糸場等へ行った人は1クラス3,4人程度で、物理的な距離が影響していると思えました。
 T比地さんの時に背景まで入れての講話に生徒さん達は熱心に聞き入りこの世界遺産を始めとした蚕糸業の発展により安価で高品質な大量生産が可能になったことや明治以降の日本の近代化の礎になったことが理解されたようです。
 講話が終わるとN田さん、Y田さんが準備してくれている階下の座繰り会場へ移り座繰り体験です、あらかじめ指名されていた5人の生徒と続いて7,8人の生徒が座繰り体験をしました。全員の体験は出来ませんでしたが繭から糸がほぐれていく様子を熱心に見ている生徒や繰き終わって蛹が見えるようになった「蛹しん」を手にとって、「これは食べられるの」と聞いたり、皆興味深く取り組んでいました。

 小枠に巻き取った糸はクラス毎に切り取って渡されるとその白さと輝きに感動していました。
 2クラス目の座繰り時間は少し延びて希望する生徒さんや先生にも体験して頂き終了しました。
 座繰り体験をしたのは学校キャラバンに参加した生徒のみならず、講話の最中に座繰り教室に来た公民選択の生徒さんや先生達も多数参加できて、より幅広い学校キャラバンになったと思われます。
 事務長さんとM田先生に見送られて西邑楽高校を後にしました。

               Y.Y 記

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世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報活動 in上野村ふるさと祭り

2015年10月30日 20時40分50秒 | 世界遺産伝道師協会

世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報活動

in上野村ふるさと祭り

上野村は山々のもみじやカエデ等の木々の紅葉が始まり美しい光景をみせています。

好天に恵まれた10月25日(日)上野村ヴィラせせらぎ屋外特別会場にて恒例の「第33回上野村ふるさと祭り」が歌手田川寿美さんを招いて10:00~15:00開催されました。

 

会場周囲は、屋外ステージを中央に沢山のテントが立ち並び、地元生産の新鮮な野菜類の即売 木工製品の販売 農機具の販売 飲食物等の販売のブースが会場の雰囲気を盛り立てています。

特に広い場所に設けられた野菜コーナーでは販売開始時間1時間前から思い思いの野菜の前に立ち並び 新鮮安価な野菜を求めるお客様の行列が出来、販売開始と同時に30分で完売してしました。

名物「とち餅」の臼の前にも搗きたての美味を食したいお客様の行列です。

 

伝道師ブースは前年と同場所位置にて、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」のパネル解説、パンフの配布、まゆクラフトぐんまちゃん無料体験活動を行いました。

まゆクラフトコーナーも行列です。

本県を始め、静岡県 神奈川県 長野県 埼玉県等からも、イベントに来場戴き「富岡製糸場と絹産業遺産群」の質問や、まゆクラフト作り体験に、ご家族で挑戦して戴き、“上野村で富岡製糸場の話が聞けるとは思いませんでした、“とお喜びに成られ楽しい1日を満喫戴いた様でした。

活動途中に冷たい風が吹き荒れ始め、強風にパネルが飛び、対策に大わらわ主催担当者様に、杭など特別防風用具をお借りしてロープ等で固定いたし

活動を続けました。

屋外ステージで14:00~ 田川寿美歌謡ショウが始まると、お客様は全員そちらに移動してしまいましたので、伝道師達も歌謡ショウを楽しまさせて

戴き、活動の疲れを癒させて戴きました。

13:00歌謡ショウの終了と共に本日のイベントも終了致しました。

帰路は活動のご褒美に、研修も兼ね養蚕施設や名所を見学して活動終了致しました、ありがとうございました。

本日の活動伝道師は M細津幸子 T柳枝芸子 I川武男3名でした。

(T.I)記

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和のコトAsobi(あそび)での座繰り体験指導(平成27年10月17日18日)

2015年10月24日 22時06分15秒 | 世界遺産伝道師協会

和のコトAsobi(あそび)での座繰り体験指導(平成27年10月17日18日)

 

日本庭園にマッチした前橋臨江閣での伝道活動。午前9時にN屋伝道師、K嶋伝道師、M井3名の伝道師が集合して座繰り準備直ちに体験者がありました。

K嶋伝道師がきめ細かに、蚕の一生の流れを含めて座繰り体験指導。特にK嶋伝道師は、座繰り体験の中で、一粒の繭を取り出して一本の糸を引き出して、体験者に渡して糸のよりまでの様子をひとりひとりに手に取って教えていました。

これらのことは、簡単のように見受けられますが、体験者にとっては、一層 座繰り体験を深めることになったと思います。又 今日の体験者は、着物姿での体験、三世代に渡っての体験、特に男性の高齢者も何組かありました。

今日の体験者は、50名でした。体験繭も終了しました。

尚 時間終了後も体験希望者が何組かありました。

臨江閣の入場者は、午後4時現在で800名と係よりお聞きました。この中には、団体客もあり、座繰り体験の様子を感心しながら見ておりました。

日本庭園では、着物姿の男女、又着物展示室において記念撮影、更に人力車に着物姿の光景が印象に残りました。

又 臨江閣の一室に大河ドラマ“花燃ゆ”の展示もあって、世界を変えた技術革新と国際交流を深めることができました。

以上が、17日の様子です。

尚 18日は、O野伝道師、S田伝道師が対応しました。

また 途中でU井伝道師も飛び入り参加で1~2時間お手伝いしたとのことです。

2日間での入場者数は、2000人近くとのことです。

今回の活動は、公益財団法人前橋観光コンベンション協会の紹介で実施しました。

どうもありがとうございました。

(T.M記)

 

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道の駅「田園プラザかわば」で世界遺産伝道活動

2015年10月24日 21時43分15秒 | 世界遺産伝道師協会

「田園プラザかわば」で伝道活動

 

10月18日(日)、数年ぶりで「田園プラザかわば」で伝道活動を行いました。

「田園プラザかわば」は、「家族で1日楽しめる道の駅東日本第1位」など「道の駅」での人気は常に上位で多くの人が訪れています。

今回の活動内容は、来客者が多く混雑が予想されることからパネル展示・解説とパンフレット配布を野外で行いました。資材の配置等の準備を始めた8時頃からお客さんが見え始め、他に群馬県商工会連合会主催の「ご当地グルメ大集合」のイベントが開催されていたことから9時過ぎには多数の来客者で賑わいました。

 パンフレット配布は、大部分が県外者であるため受け取ってくれる人が多く用意したパンフレットは午前中で無くなりうれしい悲鳴と準備不足を痛感しました。

パネル展示では、富岡製糸場については「行ってきました。」という人も多く世界遺産としての認識の高まりを感じました。それに比べ他の3遺産についての関心は今一つでした。        

 

3遺産はパネルだけでは世界遺産としての価値観が分かりづらいので、蚕のことを交えた解説が大切であることを改めて感じました。また解説中に「蚕の種(たね)」についての質問がありました。専門的なことかなと思いましたが、「蚕の卵」と話せばよかったことが分かりほっとすると同時に、臨機応変の解説方法を学びました。

今回の活動は、「田園プラザかわば」の御理解と御協力により実施できました。活動の終了後、事務局に感謝とお礼の挨拶をして帰路につきました。

途中、M田睦伝道師の案内で沼田市奈良町にある「養蚕神社」を見学しました。この神社は、明治、大正時代にこの地域で活躍した養蚕教師今村満次郎が個人で祭った珍しい神社で、境内には建立の趣旨、鳥居、石段の改修などの石碑があり、養蚕の盛んな往時をしのぶことが出来ました。

参加した伝道師は、M田睦、I上雄、N澤正、U澤祐の4名でした。    (Y.U記)

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前橋市バラ公園「秋のばらフェスタ」で世界遺産伝道活動(平成27年10月17日)

2015年10月24日 21時31分18秒 | 世界遺産伝道師協会

「秋のばらフェスタ」で伝道活動(平成27年10月17日)


 10月17日(土)、前橋ばら園で秋のばらフェスタが開催されました。10時からセレモニーが行われ、山本龍前橋市長の挨拶の後、先着300名にばらの切り花が配布されました(伊勢崎市境町在住の座繰り体験の方からの情報です)。雨の為、桑の木クラフトは蚕糸記念館内での活動となりました。子供たちはもちろんですが、最近は大人の方が積極的にクラフト体験に参加して下さるようになりました。

M田睦伝道師のお話やA見伝道師のクラフトに描いたお地蔵様に、誰しもが心を癒されたことでしょう。そしてクラフトのニスが乾くまでの10分間は座繰り体験の時間です。

繭はもちろん、座繰り器にも興味津々の方が多かったです。「昔、家にあった!」「お婆ちゃんがやってたが当時は子どもだったので、何をしていたのか解らなかった!」などなど。私たちの先人はなんと合理的な素晴らしい道具を造ってくれたのでしょう。

午前中は雨のせいか来場者も少なく、館内は少々寒かったです。が、お昼頃から突如晴天となり、家族づれやシニア団体など、多くの来場者との会話もはずみ、いつもの光景が復活しました。 私たちがやっている作業は毎回同じです。しかし、来場される方にとっては初めての体験です。遠く県外からも来て下さいます。雨にも風にも寒さにも負けず、むしろこれらが応援歌だと念じて、これからも丁寧なおもてなしの心で、地道に回を重ねていけたらと帰路につきました。 

桑の木クラフトは60名、座繰り体験は40名でした。 N屋伝道師が午前・午後と応援に来てくれました。 前橋市文化財保護課斉藤さまには準備その他大変お世話になりました。         また、「味の店豊」さまには、いつも美味しい昼食をありがとうございます。

伝道師の皆様、一度来店してみませんか。超美味ですよ。本日の活動(AM9時〜PM4時)は、M田(睦)、A見、K井(拓)、N木が担当しました。 

(T.N記)         

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沼田市立薄根小学校へ世界遺産・学校キャラバン

2015年10月24日 21時05分59秒 | 世界遺産伝道師協会

稲穂の揺れるさわやかな10月6日、I上雄二理事、H茂喜右伝道師、Y田節子伝道師、J保千代子伝道師、K原主任の計5人で、沼田市立薄根小学校へ世界遺産・学校キャラバンで伺いました。

世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話はI上理事、養蚕の講話をH茂伝道師が担当しました。子どもたちは富岡製糸場を巡る社会科見学の事前学習とのことで、I上理事による世界遺産の話を真剣に聞いていました。また、H茂伝道師の写真を使ったカイコの講話は地元ならではの話題もあり、「蓮根の大クワ」などの写真も交え、子どもたちも興味深そうに聞き入っていました。

座繰り体験は、Y田伝道師とJ保伝道師が担当しました。子どもたちは、3年生の時にカイコを育てた経験があるとのこと。蚕の数え方は「一頭、二頭」であること、「一つの繭から約1,000メートルから1,500メートルの糸が取れる」などの説明に、「へえーすごい!!」と驚きの声が上がりました。薄根小の校庭は一周200メートルだそうです。そして、私たちもちょっと驚いたのは、クラス名を一組、二組ではなく、四年松組、竹組、桜組と、あたたかみのあるクラス名だったことです。子どもたちは、座繰りの合間にDVD「カイコの一生」を目をキラキラさせて見ていたのが、とても印象的でした。子どもたちとの楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰り支度の時、「繭がほしい!」との声が出ました。入れ物がなかったので、先生がサランラップに包み、つぶさぬようにとそっと持って帰ってくれました。「また来てね!バイバイ!」の優しい言葉を背に、帰路についた私たちです。

(C.J 記)

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伊勢崎市消費生活展で世界遺産伝道活動(富岡製糸場と絹産業遺産群)

2015年10月23日 21時17分51秒 | 世界遺産伝道師協会

伊勢崎市消費生活展で活動

 

10月18日(日)「絣の郷 交流まつり」が波志江沼環境ふれあい公園で行われました。このまつりは「明日の郷土を築く青少年の集い」「地域交流物産展」「ふくし体験会」「花と緑の交流広場」「消費生活展」「国際交流のつどい」「世界の料理・屋台村」から成り、伝道師協会は「消費生活展」で活動させていただきました。

参加伝道師7人(N島進、M井透、Y田節子、T本忠久、A井春枝、T島智子、N田裕美子) は8時半に集合し、パネル展示、繭クラフト用のテーブルと椅子の設置、チラシの組み合わせ等を行って準備をしました。10時の開会式まで時間があり、混雑する前に会場内を見学です。

出展団体は80展あり、パネル展示、無料体験、食品販売、芸能披露などと多岐に亘りそれぞれに工夫が凝らされています。

10時を過ぎたころから伝道師協会のテントの前も人通りが増えてきました。メインパンフレットと子ども用パンフレット、伊勢崎市役所でいただいてきた「境島村観光シャトルバス」と「田島弥平旧宅」のチラシをセットにして配りましたが、よく受け取って貰えました。中には「地元です」と言って通り過ぎようとする方もいて、伊勢崎市の事かと思って聞いてみると「富岡です」と言うことでした。

伊勢崎市と長岡市は姉妹都市になっていて、大型バスで「絣の郷まつり」に来たという家族連れは時間にゆとりがあるためか、話を聞いてくれたり、お孫さんが繭クラフトをやったりしていきました。

チラシは最後にはメインだけになってしまいましたが、約700部は配れたと思います。上毛新聞7月29日の特集号は100部がすぐに終了です。繭クラフトも盛況で、一時、待ち時間が出るほどでした。

 

晴天に恵まれて10時~午後3時までの開場時間中、人が絶えることなく多くの人たちで賑わった催しでした。

(Y.N記)

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安中市立臼井小学校で「学校キャラバン」活動

2015年10月22日 10時18分23秒 | 世界遺産伝道師協会

安中市立臼井小学校で「学校キャラバン」活動

 

27.10.19(月)碓氷峠の麓に位置する安中市立臼井小学校において3・4時限2駒の授業時間(10時45分~12時20分)を使って学校キャラバンの諸活動を行いました。 同校は、群馬県が主催する「絹文化承継プロジェクト」に参加し、3年生の児童が中心となって本物の桑の葉を使った養蚕体験や、近傍にある碓氷製糸場見学を行う等して蚕糸絹業に対する良き理解者を育成する活動に積極的に参加していただいております。今回の学校キャラバンもその一助となることを願って行われたものです。

 

参加伝道師全員による挨拶もそこそこに、早速、3年生7名の児童達を対象としてK藤基晴伝道師による「世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群」に関する講話及びS藤勉伝道師による「カイコの成長過程」についての講話を行いました。いつも使っている教室を使っての講話のためか、児童達もリラックスしながらも集中して聞き入り、これまでの養蚕等の体験や授業を通じて得られた知識を反芻する  かのように大きく頷く姿が印象的でした。

そして、今回不参加のM田順一伝道師からご提供いただいた5齢目の蚕や繭を囲んでしばしお蚕談義。地域で育った本物の桑の葉を使って養蚕に挑戦した児童達、雨粒でぬれてしまった桑の葉を一枚一枚丁寧に拭き取って与える等大事に育てたという話を担任の先生に伺いました。そのためか臆することもなく蚕を手の平に乗せ「ちょっと前のことなのに何故か懐かしい。」、「蚕って可愛い。」という発言が飛び出す等群馬県民のDNAがすっかり育まれているようでした。

 

 その後、上州座繰り初挑戦となりました。今回は時間的余裕があったため、通常の繰糸作業の他に、途中で糸を足す接緒作業にも挑戦していただきました。

ベテランのJ保千代子・N木多恵子両伝道師の的確な指導もあり、2巡目にはすっかり落ちついて作業できるようになりました。「右手を使って鍋の中を流れるプールを作るようにかき混ぜること、左手で右手よりゆっくり糸車を廻すこと」等、上州座繰りの極意をほんの少しだけ身につけた小さな後継者が誕生しました。

 他学年の児童達も授業の合間に見学に訪れ、繰糸作業の様子を興味深そうに見入っていました。結局、3年生の児童達はトイレ休憩することも忘れる程集中して授業に臨み、アッという間に時間が過ぎてしまいました。

 

 今回の活動を通じて強く感じたことは体験学習の必要性でした。学校側の用意周到に行われた事前学習等とも相俟って単なる「頭の中の知識」から確実に「身についた知識」となったであろう事、高い教育効果が得られる一助として参加させていただいた事に伝道師として感謝したいと思います。

 

今回の活動参加者は、名簿順にJ保千代子、N木多恵子、k藤基晴、Y沢靖浩、S藤勉及びT越朗伝道師の6名でした。

(塚越 朗記

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「神津牧場もみじ祭り」での世界遺産・富岡製糸場と絹産業遺産群伝道活動報告

2015年10月22日 09時52分53秒 | 世界遺産伝道師協会

「神津牧場もみじ祭り」での活動報告

10月18日(日)午前9時過ぎから午後3時まで、下仁田町南野牧地内の神津牧場において開催された『もみじ祭り』で活動を行いました。前日は雨のち晴れの天気だったので、私は標高が高い神津牧場の天気を心配していましたが、当日は爽やかな秋晴れの天気となりました。秋の穏やかな一日、牛やヤギ等の動物たちと触れ合うことできるということもあり、小さな子供連れの親子さんたちで会場は賑わっていました。当日の参加者は、I川さん、T江さん、S田さんとIの4人で、S田さんは高崎市内から、私は前橋市内からと遠距離の参加でした。

私が午前7時頃に自宅を出て、午前7時45分頃に待ち合わせ場所である富岡市の駐車場に着くと、既にS田さんが駐車場に着いていました。しばらくするとI川さんがS田さんと私を迎えに来てくれ、T江さん宅に寄りながら一路神津牧場に向かいました。神津牧場付近は紅葉の時期にはまだ少し早かったですが、牧場内にある事務所横の紅葉は素晴らしかったです。

会場である食堂・売店前広場横の道に車を止め、車から資機材を降ろしてテント内に運び込み、パネルや幟旗等を設置し、机の上に繭クラフト制作に必要なカッターナイフや接着剤等を並べて準備が完了しました。準備完了後、I川さんが始業前のミーティングを行い、「怪我を起こさないように細心の注意をはらって、今日一日活動を行ってもらいたい。」旨の訓示がありました。

最初はお客さんも疎らでしたが次第に増えてきたので、繭クラフト制作も忙しくなり始めました。会場内では焼きそばや焼肉等が販売され、特に肉を焼く時の食欲を誘う香りが当たり一面に漂っていて、早く焼肉を食べたいと思いながらの活動となりました。繭クラフト制作を指導しながら客さんとの会話のなかで「どこから来られましたか?」と訊ねると、「佐久市から」と答える人が大勢いました。神津牧場内の会場は群馬県に位置していますが、佐久市から近いところにあることを実感した次第です。

佐久市からのお客さんでお孫さん連れの夫婦が、繭クラフト制作の体験をしながらひと時を楽しそうに過ごしてくれました。私たちがボランティア活動により無料で繭クラフ制作指導を行っていることを話すと、元気な奥さんが自宅から持ってきたリンゴをバックから取り出して、ぜひ私たちに食べるようにとリンゴを勧めてくれました。折角なので私たちはリンゴを頂くことにしました。とても美味しかったです。リンゴの種類は長野県オリジナルの「シナノスイート」と秋映の2種類とのことでしたが、私としては「シナノスイート」が美味しかったです。

やがて昼食時間となったので私たちは交代で昼食を摂ることにして、私は会場内で販売されている里芋汁とバター御飯と焼きそばを秋空の下で美味しく食べました。少し食べ過ぎてしまいました。

島田さんと私が食事をしている間に、I川さんが大勢のお客さんを相手に繭クラフト制作の指導をしていたので、食事が済むと私たちは食休みなしで繭クラフト制作の指導を始めました。

午後2時を過ぎるとお客さんが少なくなり始め、午後2時半を過ぎるとお客さんが来なくなりました。

午後3時を過ぎたので撤収作業に取り掛かり、牧場の場長さんに挨拶をして帰宅の途に就きました。

当初の日程では活動終了後に荒船風穴を見学する予定でしたが、S田さんも少し前に開催されたモニターツアーで荒船風穴を見学済であり、私も3回程見学していることから、予定を変更して見学しないことにしました。その代り、根小屋地内にある庭屋静太郎ゆかりの「春秋館」をI川さんの解説付きで見学しました。春秋館は荒れるに任せた状況で損傷が激しく、その保存・活用が急務との認識を新たにした4人でした。

さて、本日の活動結果ですが、繭クラフト制作への参加者は73組で、解説対応者は15組でした。

秋の爽やかな空気をお腹一杯に吸いつつ、美味しそうな焼肉の香りを嗅ぎながらの伝道活動に参加されたI川さん、T江さん、並びにS田さんに感謝申し上げます。お世話になりました。

また、伝道活動の場を提供して頂いた神津牧場と、下仁田町の関係者の方々に心からお礼を申し上げます。

(S.I記)

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