梅雨時のJR前橋駅で広報活動
6月26日(水)、JR前橋駅のコンコースで広報活動を行いました。JR前橋駅での活動は支部組織になってから5回目になります。
一足早く駅に着いた日下部支部長が川島副駅長に挨拶し、その後比較的早く着いた3名が荷解きをしている活動場所に、横山新駅長がわざわざ挨拶にみえました。こうした心遣いが活動の意欲につながります。
パネル6枚、ノボリ2本を並べ、メインチラシとイオンモール高崎で行われる「シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン」(6月29日~7月7日)のチラシ、JRのチラシの3種類を配りやすいようにセットにします。
準備中に早くも一人の女性がパネルに近づきました。永井紺周郎の子孫だそうです。毎月紺周郎の命日には墓参を欠かさないという話などをされました。こうした関係者のお話を伺えるのも楽しみの一つです。
15時過ぎ、簡単な打合せをして活動に入ります。梅雨の真っただ中でもあり、外は雨です。心配なのは片手にカバン、もう一方の手に濡れた傘で手がふさがりチラシを受け取ってくれない人が少なからずいるのではということです。配り始めてみると心配どおりの人が結構いました。
帰宅時間帯で電車の到着、発車に合わせて改札口から出てくる流れ、改札口に向かう流れができます。9名はその流れをうまく捉えるべく9か所に散って対処しています。始めはチラシの受け取りが大分悪いように感じましたが徐々に受け取ってくれる人が増えていきます。
生憎の雨の中帰りを急ぐためかパネルに近づく人がほとんどいません。しかし4日前の富士山の登録決定はよく知っていて「今年は富士山が決定、1年後は富岡製糸場など4資産の番ですよ」と言いながら差し出すと、通り過ぎようとした人が改めて手を出して受け取ってくれる場面も多々ありました。「富岡製糸場によくお客さんを運んでいますよ」と報告してくれるバスの運転手さん、「来年は群馬ですか。いけそうですか」、「ご苦労様です。頑張って」などの声が飛んできます。活動者にはそういう言葉がうれしいご褒美です。
いつも問題なのは高校生です。一番関心を持ってもらいたい若者たちの受け取り率が一番悪いのです。中学、高校で学校キャラバンを受け入れてくれれば随分彼らの考え方も変わるのでしょうが。まあその時間を生み出すのは大変なのでしょう。
世界遺産についての関心が次第に高まってきていることを感じる反面、知識のない人、関心を持たない人の多さも実感します。これからも地道に伝道活動をしていくことの大切さを強く感じます。参加者の頑張りもあり、3時間半の活動でチラシ1,100セットの配布ができました。お疲れ様でした。活動後駅の関係者に礼を述べて帰途に就きました。
参加者は日下部、中嶋弘、町田睦、諸井、梅澤、庭屋、梨木、篠田、井上雄の9名でした。
今回の前橋駅での活動に関して活動スペースや駐車スペースの提供等、温かい対応をして下さった前橋駅の横山駅長、川島副駅長に心より感謝いたします。
(Y.I記)