蚕糸記念館で秋二回目の活動をしました
10月28日、小雨の降る寒い日です。
どうかしら?と空模様も、来館者も気になる。
そして新米の私は「座繰りの良し悪しは煮繭がとても大切」
と神保伝道師から教えていただきました。
最初に見えた方は所沢からの団体バスでバラ
園を訪れた女性二人。また秋季関東高校野球も中
止ということで習志野、春日部などからの人もいま
した。午後になると中之条から両親と小学4年
生の女の子、学校の宿題といって「お蚕は一匹
2匹でなく1頭2頭と数えます」という神保伝道師の話をメ
モ。そして「糸巻きまき糸巻きまき、ひーてひー
てトントントン」などとリズミカルに楽しく座
繰り体験されました。次は箕郷からの小学生の男の子は来
るなり「これおばあちゃん家の2階にある」と
興奮気味でした。
祖母がやっているのを見たことがある人もい
ましたが、みなさん初めての体験者です。引い
た生糸をみてどなたもとても感動している様子
が伝わってきます。「世界遺産に登録されたん
ですよね?」「いいえ国内で世界遺産の推薦決
定ということです」会話の一つ一つが伝える言
葉の重みもあって緊張しました。
神保伝道師の無駄のない動きや説明、同時に座繰
りや木工クラフトの奥の深さをしみじみ味わい、
学ばせていただきました。
本日の参加者は神保千代子、赤見隆 村井かつ枝と
前橋市文化財保護課から登山様でした。
(K.M 記)