富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「富岡製糸場と絹産業遺産群」の暫定リスト入りで、「価値」「課題」を特集

2007年01月31日 23時01分09秒 | 世界遺産伝道師協会
1月30日の上毛新聞com欄で「“地域の宝”再評価本登録へもう一山」との大見出しで2ページの世界遺産特集が組まれました。

「薄根の大桑」「栃窪の風穴」「冨沢家住宅」「赤岩地区養蚕農家群」「高山社発祥の地」「旧官営富岡製糸場」「旧甘楽社小幡組倉庫」「碓氷峠鉄道施設」「荒船風穴」「旧上野鉄道関連施設」の10資産の解説と荒船風穴についての住民からの聞き書きなどがカラー写真と共にまとめられていました。

その他に、「文化庁が示した『価値』『課題』世界遺産推進室長に聞く」という読ませてくれる記事が大きく取り上げられています。今後の課題についても明確に述べています。記者の「報告書は絹紡績(旧官営新町屑糸紡績所)と絹織物(桐生の絹織物関連遺産)などを取り込むことができないかと指摘している。蚕種産地として栄えた伊勢崎市境島村の養蚕農家群、座繰製糸で日本一の組合となった安中市の碓氷社本社本館なども含めて、県も当初は構想に入れていた。どうして現在対象外なのか。今後はどうなるのか。」の問いに対して次のように室長は答えています。

「文化庁へ世界遺産構想を提案する昨年11月末の時点で、所在する市町村の推薦を得られなかったのが原因。産業遺産というものはまだ新しい概念で、価値あるものという意識が全部の人には伝わっていなかったのかもしれない。維持管理の費用負担を心配する市町村もあるが、国指定重要文化財になれば、国や県もかかわって保護していく態勢ができる。今がその国指定を取れるチャンス。遺産の保護を放棄するなら別だが、遺産の価値を理解して保存していく上で、地元自治体の負担が少なく、観光PRの効果が大きく、地域を活性化させるメリットを持つのが世界遺産登録ではないか。文化庁の指摘は、逆にいえば、今後関連する遺産を取り込むチャンスを与えてもらったことでもある。今あるものだけで小さくまとまらず、より立派な世界遺産に仕上げたい。」

“今が、国指定文化財にできるチャンス”“世界遺産の実現こそ保護管理計画実現の早道”と考えて関係市町村には新しい視点で産業遺産の保護について、再度の見直し検討をされるよう期待したいと思います。

また、「近県の遺産への広がりや比較なども課題とされた」との問いには「本県は政策として絹産業に力を入れてきたのでこれだけ発展し、遺産が残った。」としています。これを読んで、すぐに思い出だしたエピソード(理論的な話でなく申し訳ないのですが・・)は、群馬の生糸をアメリカに時期輸出をすることに成功した新井領一郎が渡米する時、群馬県の初代県令楫取素彦の妻(吉田松陰の妹)が領一郎に渡航の無事を祈って松陰の短刀を与えた、という松陰の思いを込めて送り出すほどだったことでした。

「群馬の絹産業と富岡製糸場を世界に位置づけることも求められている」との問いには昨年イギリス、フランスの学者、それも産業遺産を世界遺産に登録することを成し遂げてきた学者の方に来県いただき連携を深めていることや、ヨーロッパの遺産との関連性などが話されています。

フランスの学者が来て講演されたことなどは「日仏産業遺産シンポジウム『世界から見た富岡製糸場』」として上毛新聞社出版局から出版されています。イギリス人学者のシンポジウム等については、本ブログ内の2006年1月22日23日25日の記事をお読みいただきたいと思います。

世界遺産登録は当然ながら「世界に位置づける」こと世界に通用する普遍的な価値が説明できることが大切なことです。世界遺産は「地域で見れば宝です。国内では大切なものです。」といった観点では通用しない、視野が広い観点が必要になります。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会も運動をさらに進化・深化させられるよう、これからも新しい知見を、広い視点を身につけて行きたいと考え、活動してまいります。

【写真は「碓氷峠鉄道施設」のうち通称”めがね橋”】

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下仁田町「旧上野鉄道関連施設」と「荒船風穴」そして町並み

2007年01月30日 23時56分11秒 | 世界遺産伝道師協会
下仁田町役場で、「旧上野鉄道関連施設」の倉庫の所在地を教えていただき、上信電鉄下仁田駅前の倉庫を訪ねた。下仁田駅では駅から100メートルほどの所へ駅員さんが案内してくれました。

富岡製糸場の東西の繭倉庫を見慣れていると、余り大きくない建物ですが、清楚な姿をしたレンガ倉庫が2棟建っていました。下仁田倉庫という会社の所有らしく、門にはしっかりと鍵がかかり中には入れませんが、周囲に立つ木造の倉庫と共に倉庫群の良い佇まいを残しています。二棟のレンガ倉庫だけを建造物として保存するのか、倉庫群を史跡にするのか、今後の課題になりそうな、倉庫群としても良い景色です。

下仁田駅から、下仁田の町を回ってみる。落ち着いた、静な町並みで散歩してみたい町の雰囲気を持っています。「祝 世界遺産暫定リスト登載」という商工会などが作った横断幕が迎えてくれました。下仁田ネギと上州牛の美味しいすき焼きを食べさせてくれる店もあるという。落ち着いた、良い雰囲気で良い味を味わえるのが常盤館という店だと教えてもらいましたが、また来た時に・・・。

懐かしい町並みを味わいに姫街道“本宿”を訪れました。お店でいただいたパンフレットには「本宿は、江戸を発ち中山道本庄宿から分かれ、藤岡宿へ入り、甘楽の谷間を下仁田宿まで、さらに本宿、初鳥屋を経て中山道の追分宿へ合流する通称『姫街道』と呼ばれている中山道脇往還中信州境に位置する宿場として栄えました。本宿は、姫街道の沿線で最も多くの古い民家が残る場所ですが、安永の大火、寛政の大火、明治の大火の3度にわたる火災に見舞われましたが、その度に力強く復興されました現在に至っています。」と紹介されています。

パンフレットが言うように、町並みは古い雰囲気をよく残しています。御菓子処「古月堂」で買い求めた“梅どら焼”と「嶋屋本店」の“蔵まんじゅう”は子ども達のおやつにしたら、目を細めて美味しいと食べていました。お昼に食べた、自家製粉石臼挽き手打ちそば「そばのれん」の下仁田ネギの天婦羅400円ともりそば600円はとても良い味でした。

ふるさとセンターで道順を尋ねて、荒船風穴に向かいました。風穴までの大型車はとても無理と思われる曲がりくねった道も県道という。この県道も古く明治の時代に絹の道として切り開かれたものであろう、などと思いを致しながら、4輪駆動車で雪の残る道を登って行きました。途中、テレビ朝日のディレクターの方が風穴の場所を尋ねてきたので、案内して風穴に到着。世界遺産の威力は凄い、この風穴も全国版になってきました。テレビでは31日朝9:15頃からの放映ということです。

大きい風穴が3箇所並んでいます。土地の人が山仕事をしていましたので、話かけましたところ、この方は小学生の時代風穴の屋根の上で遊んだ経験があるという、壁は土壁で厚さは30センチメートルほどあり、入り口は頑丈な引き戸であったなどと話をしてくれました。みやま文庫の「群馬の養蚕」には「荒船風穴は、荒船山北麓の海抜870メートルに在り、真夏にも岩石の間から冷風がでて絶えない天然風穴で、村の人たちは氷穴と呼んでいた。これらのことから創設者庭屋千寿(西牧村)が、ここに蚕種貯蔵の風穴建設を思いたち、明治37年に入念な踏査のうえ、父静太郎に相談して、県及び学識者の調査と設計および建設指導をうけて、蚕種10万枚を収納できる風穴を建設、翌38年から蚕種の委託冷蔵事業をはじめた。」とあります。

その後、規模が拡大して「貯蔵能力110万枚で国内最大、旧上野鉄道を使って全国から送られた蚕種を一時保存した。」と提案書に書かれています。前出の「群馬の養蚕」では「大正年代も全国各地より委託蚕種が送られて、下仁田駅より風穴までの16キロの山道はその往来の荷馬車で壮観であったとのことである。」と書いています。

上信電鉄下仁田駅から荒船風穴にいたる“蚕種の道”をたどっていく一日見学コースは、古い町並みを楽しみながら、蚕種のこと、絹のこと、当時の経済のこと、色々考えさせてくれます。そして、訪れる人に充実した良い時間を与えてくれる見学コースです。

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藤岡市教育委員会が動いています【ー企画展―「高山社」】世界文化遺産への推進

2007年01月29日 22時53分48秒 | 世界遺産伝道師協会
藤岡市で企画展=高山社=が開催されます。狙いは“世界文化遺産への推進”。市民・県民の方々に、広く、高山社について興味を持っていただき、理解を深めていただきたいという期待を込めての企画展です。

藤岡市教育委員会のチラシには「今回の企画展は、世界遺産登録を進めている『富岡製糸場と絹産業遺産』の一つになっている『高山社発祥の地』を広く知ってもらうために開催いたします。養蚕指導の教育組織としての高山社を中心に、実習を専門とする分教場の日誌や写真、養蚕道具等を展示します」と記されています。

開催期間:平成19年2月3日(土)から25日(日)
     午前9時30分から午後4時まで
     ただし、5日(月)、13日(火)、19日(月)は休館

場所:藤岡歴史館(埋蔵文化財収蔵庫)
   藤岡市白石1291-1(TEL0274-22-6999)

主催:藤岡市教育委員会
共催:藤岡行政事務所
後援:藤岡地域自治ネットワーク

関連行事:講演会
日時:2月11日(祝) 午後1時30分~3時
場所:藤岡歴史館学習室
演題:「高山社の創成期について」
講師:松浦利隆氏(群馬県新政策課世界遺産推進室長)
定員:50人(先着順)
申し込み:当日会場へ

見学会はすでに満員となり、募集を打ち切りました。

高山社につきましては、養蚕の歴史の中で果たしてきた役割が、必ずしも、広く理解されているとはいえません。特定の一部の人々だけの理解でなく、幅広く、その存在意義を知っていただき、世界遺産の実現に向けて皆さんで保存への気運を高めていきましょう。
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富岡製糸場に見学者の波!

2007年01月28日 19時19分42秒 | 世界遺産伝道師協会
“富岡製糸場と絹産業遺産群”が世界文化遺産の国内における暫定一覧表に登載される事が決まって初めての土・日を向かえ、27日の土曜日には富岡市の製糸場課で掌握した見学者数が881人と発表され、通常の土・日の4倍にも達することや、富岡製糸場のみならず富岡の町も賑わったことも記事になっています。

年間見学者も昨年は6万人を越え、世界遺産運動が始まる以前の5年前と比べると8倍の見学者数になったと新聞は伝えていました。

見学に来てくれる人達に“富岡製糸場で感動”していただき、“懐かしい思い”のする町に出ていただき、買い物をしていただき、食べていただき、素朴な雰囲気の中で充実した、満足な時間をすごしていただければ、「世界遺産になると維持管理費がかかる」という心配論を払拭する活動にも繋がって行く事を確信しています。

【写真は、富岡製糸場のフランス積レンガ、現在のレンガの積み方との違いに注意してみましょう。】

昨日のブログの記事に桐生から2つのコメントがあります。今回の世界遺産の提案には載らなかった“桐生の本町1・2丁目の町並み”が動いている様子は1月27日の上毛新聞に「まちなかで大学講座」という見出しの記事などが載り、内容的には直接重伝建の話ではありませんが、「本一・本二まちづくりの会」が動いているのを見ていました。

1月19日、21日、22日の3回にわたって、このブログで「歴史的町並の保存と活用を考える」という記事を書いたのは、世界遺産入りを目指す伝建群が動いていることを考えての記事でした。桐生も伊勢崎もいい形でまとまってくれるよう、共に考え、世界遺産運動を続けて行きたいと思います。

吾妻地方はまだ寒いけれど、素朴な味わいのある、すがすがしい山村集落の重伝建”赤岩養蚕農家群”も是非訪れて欲しいと思います。爽やかな気持ちになります。

赤岩地区では「10年後の赤岩を考える会 赤岩保存・活性化ワークショップ」が開催され、将来像を考えていく。新聞報道によれば、この会の提案などを踏まえ村・県などが検討・調整し、今後の保存活性化策が決められていくという。いい村づくり案がまとまることを期待したいものです。

村の人達は、半纏を作って、訪れる見学者を向かえる予定にしているということです。赤岩地区も次第に燃えてきています。



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世界遺産暫定一覧表に追加記載されることになった「富岡製糸場と絹産業遺産群」

2007年01月27日 18時09分20秒 | 世界遺産伝道師協会
文化庁のプレス発表資料から、今回の暫定リストへの追加決定と、「富岡製糸場と絹産業遺産群」への考察などを、引き出して見ました。

今回の選定については、現時点で顕著な普遍的価値を持つ可能性が高いと考えられ、将来、世界遺産一覧表へ登録推薦することが適切であると考えられるものを念頭に4件の文化遺産を選択したと説明しています。

さらに、暫定一覧表への追加物件の選定について、グローバル・ストラテジーの主旨を尊重して、産業遺産及び文化的景観の分野を尊重して選定したとしています。

選定された4件も、世界遺産に登録するためには、☆顕著な普遍的価値を確実に照明すること、☆構成する資産に過不足がないか再確認すること。☆個別の資産について国指定文化財として確実な保存措置を取ること。☆資産の包括的保存管理計画を立てること、及び保存管理体制を確立すること。☆資産の個別の保存管理計画、保存活用計画を策定すること。などの施策が必要とされています。

【富岡製糸場と絹産業遺産群】については
「伝統的な生糸生産から近代の殖産興業を通じて日本の文明開化の先駆けとなった絹産業の遺産群であり、国家主導による官営工場、フランス器械製糸技術の積極的導入、模範工場としての導入技術の積極的普及、輸出振興を目指した高規格品の生産等において特質が見られるなど、西欧の産業革命―近代化―という視点が『工場』という形で極東に伝播し、本格的かつ急速に発展した事例として重要である。」としています。

群馬県内には繭の増産のために特徴的な養蚕農家群が出現し、桑畑と共に独特の農村景観を作り出した。蚕種生産農家、蚕種の保存施設としての風穴、養蚕指導の教育施設、座繰り製糸農家で作った組合製糸の施設、繭・生糸の輸送施設、織物業の発展など絹産業に関する一連の文化的景観が形成されている、という特徴を捉えています。

絹産業は明治42年(1909)には世界一の生糸生産国となり、安価で良質の絹の輸出は絹の大衆化にも貢献した。この「富岡製糸場と絹産業遺産群」は「日本の近代化を表し、絹産業の発達の面において世界的な意義をもつことから、顕著な普遍的な価値を持つ可能性が高い。」とされています。

世界遺産に登録することの課題として、☆製糸業等が我が国の近代化に果たした役割、富岡製糸場の位置付けについて世界史的観点から一層の明確化を要すること。☆絹紡績・絹織物に関する資産や隣接県の資産への広がりや、生糸生産農家、農地などを視野に入れ、資産構成を検討すること、などの必要性が書かれています。

今後の富岡製糸場世界遺産伝道師協会の運動もこのような視点を踏まえ、世界遺産登録までの道のりが、円滑に進められるよう、元気でボランティア活動に取り組めるよう、前進していきたいと思います。皆様のご支援・ご協力をお願い致します。

写真は富岡製糸場西繭倉庫。
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ブログ「富岡製糸場世界遺産化情報」、初めてランク入り

2007年01月26日 12時14分27秒 | 世界遺産伝道師協会
この「富岡製糸場世界遺産化情報」へのアクセス数が、総アクセス(712879)数の中で1000位以内に入りました。1月24日のアクセス数が942位となり、「富岡製糸場世界遺産化情報」を書き始めてから、初めての経験となりました。

”暫定リスト”入りしたことが、大きな反響を呼んだことを表しているのだと思います。世界遺産の実現に向けて、これから、さらに「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、色々な動きが出てくることと思います。

これを機会に、このブログが「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産実現に向けて、少しでも役に立てるよう、さらに、皆様のご支援と、ご協力をお願い致します。

息長く継続したいと思っています。読者の皆様の期待にこたえられるよう頑張りたいと思います。宜しく、お願い致します。


「富岡製糸場世界遺産伝道師協会」もこの「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産実現に向けて、さらに活動の幅を広げ、多様な活動をしてまいります。

これからも、このブログが、続けて読んでいただけるような内容にして行きたいと思いますので、お力添えをお願い致します。

【写真は東繭倉庫正面の要石ー明治5年ーと刻まれています】
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上信電鉄が「祝 世界遺産暫定リスト登載」電車を運行

2007年01月26日 10時57分47秒 | 世界遺産伝道師協会
上信電鉄では、「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産にしようという運動が盛り上がる中で、平成17年12月から、ユネスコ世界遺産登録の実現を目指すため、応援活動として列車ボディーに“富岡製糸場を世界遺産に“の文字を装飾し運行してきましたが、1月23日、富岡製糸場が世界遺産の国内候補「暫定リスト」登載が決定したことに合わせ、新たに「祝 世界遺産暫定リスト登載」の文字を追加装飾し、1月24日より運行することになりました。

高崎駅から、上州富岡駅まで、世界遺産応援電車での約30分、ローカルな雰囲気で窓外の景色を見ながら、かつて広がっていた桑畑などを想起し、また、この風景の中で繰り広げられた歴史に思いを馳せてみるのも、いい時間だと思います。上州富岡の駅を降りて、富岡製糸場まで、ゆっくり歩き、懐かしさを感じさせる富岡の町並みを味わっていただき、富岡製糸場の見学に向かうのも、時間の有効利用ではないでしょうか。
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第22回ぐんまシルク展で伝道活動を行っています。

2007年01月26日 00時14分12秒 | 世界遺産伝道師協会
平成19年1月25日(木)~平成19年1月29日(月)の間、ぐんまオリジナル蚕
品種を用いたシルク新製品の紹介、桐生や伊勢崎の伝統技法による絹織物の展示と販売
、そして染め・手織りなどの各種無料体験ができる「ぐんまシルク展」が、高崎市金古
町の県立日本絹の里で開催されています。
今日の開会式では、1月23日の暫定リスト追加の報道もあり、群馬県絹需要増進協議
会の奥木会長からは「栃窪風穴は祖父がやった仕事であり、感慨深い」、田中群馬県理
事からは「この世界遺産暫定リスト入りを蚕糸業振興にも活かしたい」と世界遺産に関
連した言葉を含めた挨拶がありました。
伝道師は、午前と午後で各3名が担当していただきましたが、話す伝道師も、聞く来館
者も、いつもに増して熱心に感じました。この活動の仲介をしてくれたM伝道師は、山
口きもの学院に着物を着せてもらいご機嫌の様子でした。
読者の皆さん、ぐんまシルク展はまだ続きます。展示見学もよし、体験もよし、お買い
物もよし、ぜひ遊びに来てください。(この稿はTさんです。)


参考:群馬県立日本絹の里ホームページ
http://www.nippon-kinunosato.or.jp/
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「富岡製糸場と絹産業遺産群」の暫定一覧表入りが決まり、お祝いの言葉が届いています

2007年01月25日 22時51分26秒 | 世界遺産伝道師協会
世界遺産暫定一覧表への追加物件に選ばれたことを受けて、お祝いの言葉をたくさんいただいています。その中から、いくつかのお祝いを紹介させていただきます。また、長いお祝いもありますので、抜粋で載せさせていただきます。

「おめでとうございます。
NHK TVでも一覧表の最初に取り上げ、皆様の並々ならぬご尽力を報じ大変感動しました。
本当に皆さんあげてのご努力に頭が下がります。これからが本番、さらにご尽力の程祈念いたします。
及ばずながら小生もご協力いたします。
ハードルはいくつもありましょう。一つずつ確実に飛び越えゴールを目指し、わが国初の産業遺産としての世界遺産を目指してください。
ますますのご健闘をお祈りします。」(応援いただいている県外の方です)

「嬉しいですね、世界遺産登録に向けて大きな成果です。
伝道師協会の活動が現実の姿となり、喜びに耐えません。
これから大きな山に向かって、多くの人々と共に活動の輪を広げて行きたいと決意新たなりです。
今日は、富岡駅でチラシ配りを行い、その後ちょうちん行列に参加しました。
喜びの輪が広がり、製糸場西繭倉庫前に集結した多くの市民は祝い花火を見上げ盛り上がっていました。
今後ともご指導よろしくお願い致します。」(伝道師)

「富岡製糸場と絹産業遺産群の暫定リスト入り嬉しいですね。
今日のFM群馬を聞き,”隔世の感”とはこういうコトだな・・・と実感しました。

しかし,現実は山ほどある課題を克服することが必要ですよね。まさに,世界遺産に向けた第一歩がスタートしたとも言えます。
地道に,できることを積み重ねる活動がますます重要になってきたことを
肝に銘じ,微力ながら努力したいと思います。

いずれにせよ,おめでとうございます”と,エールを送らせていただきます。(伝道師)

「『富岡製糸場と絹産業遺産群』の世界遺産暫定一覧表入り、おめでとうございます。Kさんたちの努力が報われましたね。世界遺産暫定入りは昨日のテレビで知りました。
今朝の上毛新聞に出ていたKさんのコメントも読みました。
多分、これからの方がより一層大変だと思いますが、がんばって下さい。
「がんばらない」と云うのもいいですが、「がんばる」も私は好きです。」(友人)

「おはようございます。世界遺産登録の国内候補地として富岡製糸場も国内で少ない遺産のひとつとして決まった由、よかったですね。会長さんを中心に組織的な伝道活動が功を奏した結果です。あとはユネスコでの正式決定を待つのみです。でもこれからが大事でしょうから気を抜かず頑張ってください。陰ながら応援してます。」(友人)

「富岡製糸場と絹産業遺産群の世界文化遺産登録に向けて、重要な第一歩を踏み出し,心よりお祝い申し上げます。また、大変ご苦労様でした。
ぜひ、世界遺産登録達成という県民・国民の夢の実現がかなえられますよう、
引き続きご活躍されますよう、ご期待申し上げます。
本当におめでとうございました。」(友人)

「23日9時のNHKで会長、副会長の映像が映りました。
平成16年からの活動の成果と思います。本当に頭の下がる思いです。
でもこれからがスタートと思います。
宿題もあるようですので、伝導師協会も出来ることは一致協力して
世界遺産に登録されて、将来に渡り産業遺産として受け継いでもらえますように、活動の幅を広げて行ければと思います。
微力ながら活動に参加させていただきたいと思います。
どうぞ今後共によろしくお願い申し上げます。
取りあえず、会員の皆様と決定を感謝しつつ。
私事ですが、平日の活動に参加できませんことをお詫び申し上げます。」(伝道師)

「初春の候いかがお過ごしでしょうか。リスト入り、とてもうれしいです。なかなか、活動に参加できなくて、申し訳なく思っています。仕事先でも「おめでとう」って言われてます。今後ともよろしくお願い申し上げます。」(伝道師)
               

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「県民運動の成果」と知事談話

2007年01月25日 01時11分35秒 | 世界遺産伝道師協会
23日の知事の記者発表を受けて、上毛新聞がつけた見出しが「県民運動の成果」です。記事は「絹産業遺産群は日本、群馬が誇る文化遺産で、今後の発展の要素にもなる。暫定リスト記載は大変うれしく、感慨深い。県民運動の成果が実った。」とまとめています。

特に知事談話におきましては「この『富岡製糸場と絹産業遺産群』ですが、平成15年8月に群馬県が、『これを世界遺産に登録しようではないか』ということを提唱いたしまして、それ以来、最初は『本当にそうなるのか』というような話もありましたが、ここまで至ったことは本当に感慨深いものがあります。とてもうれしいことです。これに関しては、関係する市町村並びに、特にボランティアの方々が一所懸命研究し、県民運動として取り組んでいただいたことの成果が実ったのでございまして、大変うれしく思っております。」と述べられてボランティアの活動を高く評価されております。

この日(23日)県庁でお祝いのチラシを配る活動しておりました伝道師のメンバーも知事会見室に入れていただきまして、知事の記者会見をお聞きし、励ましを受け、本登録に向けての運動に活力を与えていただきました。

まず、「動く」をもっとうにして来た伝道師協会です。これからも組織を拡充し、世界遺産登録の実現に向かって、さらに県民運動を盛り上げられるように”手弁当で動く”を誇りに気持ち良く、頑張りたいと思います。
 
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