上毛新聞6月28日の4面に「『平泉』の登録焦点にーカナダー2日から世界遺産委」との見出しの下に、昨年のイコモスの調査に基づいてイコモスから”登録延期”の勧告がなされている「平泉ー浄土思想を基調とする文化的景観」について、27日にあくまでも登録を目指す文化庁が「反論を盛り込んだ説明資料を発表、キーワードは奥州藤原氏が中尊寺などに託した『平和への願い』だ。」と上毛新聞は書いています。
平泉が登録延期を勧告された理由は「世界遺産にふさわしい『顕著な普遍的価値』の証明」が不足しているということでした。このことについて、浄土信仰によって奥州藤原氏が願ったもの、それが藤原清衡・基衡・秀衡の3代にわたり極楽浄土を現出し、「平和な社会の創造」という人類の共通の願いだったことを説明してゆこうとしているようです。
ケベックでの世界遺産員会は7月2日から10日まで開催されます。群馬県世界遺産推進室からも職員が派遣されています。8日頃には登録の可否の結論が出されるのではないかと思われます。いい結果がくることを祈っています。
ちなみに、イコモスの勧告には次の4つがあります。昨年の石見銀山も”登録延期”の勧告でしたが、環境にやさしい鉱山との視点で巻き返しを図り、その意が通じて登録が実現しました。今回の「平和」の心も委員諸国に受け入れられ登録できるように、うまくいく事を祈るばかりです。
イコモスの4つの勧告
1、登録;特に条件をつけずに登録推薦できる。
2、情報照会;より詳しい情報が必要なので推薦国に追加情報を求める。
3、登録延期;より詳細な評価や研究が必要なので推薦のやり直しを求める
4、登録不可;世界遺産として登録できない
写真は中尊寺境内
平泉が登録延期を勧告された理由は「世界遺産にふさわしい『顕著な普遍的価値』の証明」が不足しているということでした。このことについて、浄土信仰によって奥州藤原氏が願ったもの、それが藤原清衡・基衡・秀衡の3代にわたり極楽浄土を現出し、「平和な社会の創造」という人類の共通の願いだったことを説明してゆこうとしているようです。
ケベックでの世界遺産員会は7月2日から10日まで開催されます。群馬県世界遺産推進室からも職員が派遣されています。8日頃には登録の可否の結論が出されるのではないかと思われます。いい結果がくることを祈っています。
ちなみに、イコモスの勧告には次の4つがあります。昨年の石見銀山も”登録延期”の勧告でしたが、環境にやさしい鉱山との視点で巻き返しを図り、その意が通じて登録が実現しました。今回の「平和」の心も委員諸国に受け入れられ登録できるように、うまくいく事を祈るばかりです。
イコモスの4つの勧告
1、登録;特に条件をつけずに登録推薦できる。
2、情報照会;より詳しい情報が必要なので推薦国に追加情報を求める。
3、登録延期;より詳細な評価や研究が必要なので推薦のやり直しを求める
4、登録不可;世界遺産として登録できない
写真は中尊寺境内