富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン」イオンモール高崎で開催中

2009年06月29日 14時24分45秒 | 世界遺産伝道師協会
シルクカントリーぐんま連絡協議会主催の「シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン」が6月27日から7月5日まで、イオンモール高崎で開催されています。

シルクカントリーぐんま連絡協議会は、群馬県が目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を推進しようと平成19年4月に全県下を活動の舞台にしている富岡製糸場世界遺産伝道師協会を中心に結成を呼びかけ、各資産を所有する地域での市民団体、赤岩重要伝統的建造物群保存活性化委員会(六合村)、高山社を考える会(藤岡市)、ぐんま島村蚕種の会(伊勢崎市)、富岡製糸場を愛する会(富岡市)、NPO法人本1本2まちづくりの会(桐生市)、よみがえれ!新町紡績所の会(高崎市)が構成団体になって、各団体が連携をとって活動している連絡協議会です。

今回は、このキャンペーンが3回目となります。27日の開会式は、川場村門前の”繭掻き唄””春駒”が演じられ、各団体関係者が参加して盛大に開催されました。

開会式でのシルクカントリ^ぐんま連絡協議会の近藤会長の挨拶要旨は次の通りです。

「シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン」の開会に当たり、主催者を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。

先ずは、このキャンペーンの開催にあたり、全面協力を頂きましたイオンモール株式会社、共催いただきました群馬県、県立日本絹の里、及び群馬県教育委員会など後援いただいた関係者の方々に対し、厚くお礼申し上げます。

 さて、本協議会は、一昨年4月17日、先人の英知と誇り高き歴史や文化を継承し、県内に残る絹産業遺産を活用した地域づくりに貢献することを目的に県内の民間団体によって設立し、現在は7団体が連携しながら活発な運動を展開しております。
 特に、群馬県と関係市町村が県民と協働して推進している「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録が、一日も早く、より良い形で世界遺産に登録されることを願いつつ、県民の視点で啓発運動に取り組んでおります。

 今回のキャンペーンは、その啓発運動の一大事業として実施するものであり、イオンモール高崎に訪れた方々も参加できて、体験できる様々な催し物を行います。また、ラジオの公開放送によって、イオンモール高崎に御来場のお客様を始め、電波を通じて多くの県民の皆様に産業遺産や世界遺産、そして絹の文化に対する理解を深めていただく良い機会となると確信しております。

 近代産業発祥の地である群馬県の養蚕、製糸、織物は、常に民間の主導で発展を遂げてきました。私たち7団体も民間の立場から、絹産業遺産を県内外に情報発信していきたいと考えておりますので、皆様の変わらぬご指導、ご協力をお願い申し上げます。

 結びに、御臨席賜りました皆様方の御健勝を祈念いたしまして、開会のご挨拶とさせていただきます。」

12時からFMぐんまの公開放送で、「世界遺産ゼミナール」を放送。国立科学博物館の清水慶一先生と江戸小紋の藍田正雄氏による「世界遺産ゼミナール」が電波に乗りました。分かりやすい絹遺産に係わるゼミナールでした。

その後、わが伝道師協会の演劇隊によるヘリテイジ仮面ショーが賑やかに行われ、マユクラフトに熱中していた子供たも喜びました。

2日目は買場紗綾市で桐生のメンバーが頑張り、布ぞうりの製作体験や買い物をした人たちによる抽選会など、多彩な催しで賑わいました。

本日も桑の木クラフトや塗り絵体験など盛り沢山の内容になっています。高崎イオンのセントラルコートでお待ちしております。

7月1日 高山社の日 
7月2日 富岡製糸場の日
7月3日 境島村の日
7月4日 新町紡績所の日
7月5日 六合村赤岩の日

となっています。





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教育研究所連盟全国大会(前橋商工会議所)で絹産業遺産群の世界遺産運動

2009年06月26日 23時24分48秒 | 世界遺産伝道師協会
6月25・26日の両日、教育研究所連盟の全国大会が前橋市の商工会議所で開催され、全国から関係者が集まってきました。大会事務局からのお話があり、富岡製糸場と絹産業遺産群のパネルを展示し(他の活動との関係もあり展示を3枚に絞りました。)パンフレットを配布しました。

説明は昼休みの時間だけで、25日は12時から13時30分まで、26日は12時から13時まででした。伝道師協会の対応は、中北毛支部のS.M伝道師と会長。会長が仕事の都合もありフル回転できなかったので、S.M伝道師の丁寧な活動に頼りきりであった2日間でした。

関心のある方も多く、話は良く効いてくれました。Mさんが丁寧にパンフレットも配布するので、皆さん気持ちよく受け取っていただけました。

全国大会でしたので、各地の人々に関心を持っていただくことができました。長い時間ではありませんでしたが、有意義な活動であっと思います。

S.Mさん大変お疲れ様でした。
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日本野蚕学会のシンポジウムで「富岡製糸場と絹産業遺産群」を伝道師協会会長が説明!

2009年06月26日 15時57分11秒 | 世界遺産伝道師協会
6月21日、日本野蚕学会(赤井弘会長)の2日目、「富岡製糸場を世界遺産へー世界遺産をみんなで考えるー」

パネリスト(発表順)

岩井賢太郎 富岡市長
赤井弘 日本野蚕学界会長
近藤功 富岡製糸場世界遺産伝道師協会会長
高橋伸二 富岡製糸場世界遺産を目指す連絡協議会会長
長島孝行 日本野蚕学会
小渕優子 内閣府特命担当大臣

の順でそれぞれ、お話されました。地元の話、蚕の学問的な研究、蚕のこれからの活用、等それぞれ興味深いいいお話をお聞きすることができました。

近藤会長は「富岡製糸場と絹産業遺産群」を解説しました。長島博士の蚕の将来を見据えたお話は、大変示唆に富んだものでした。

小渕大臣は、お父上である故小渕元首相の話を交え、ユネスコとのかかわりや、これからの世界遺産への取り組みについて、熱く語って下さいました。大変爽やかな空気を送っていただき、関係者との会食会もふくめて、大変いい時間であり、充実したシンポジウムになったと思っています。
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「風穴」について、オピニオン21で解説・”絹産業遺産群”世界遺産候補資産

2009年06月26日 15時50分10秒 | 世界遺産伝道師協会
上毛新聞、「視点」オピニオン21で今年度4回目の執筆となった、伝道師協会の近藤会長が「風穴」について記述しています。

荒船風穴などに行ってみたいと考えている人など、読んでみていただきたいと思います。風穴が絹産業遺産群の中で果たしてきた役割がやさしく書かれています。

上毛新聞、電子版でhttp://www.raijin.com/news/kikaku/opinion2009/opinion20090619.html
読むことができます。
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「横浜開港と上州・絹の先人たち」をテーマに講演やシンポジウムを開催

2009年06月25日 22時02分33秒 | 世界遺産伝道師協会
上毛新聞社はシルクカントリー群馬キャンペーンの一環として、郷土の絹の歴史を伝える「シルクカントリー双書」(全10巻)を刊行しています。この度、第3巻「絹先人考」(2009年2月刊行)と第4巻「絹遺産紀行」(7月発刊予定)の発刊を記念し「横浜開港と上州・絹の先人たち」をテーマに講演やシンポジウムを開催します。

【日時】平成21年7月19日午後零時45分から

【会場】前橋市・臨江閣

【内容】第1部 基調講演
     「横浜で活躍した上州の生糸商」
     西川武臣(横浜開港資料館主任調査研究員)
     第2部 シンポジウム
     「糸のまち前橋と横浜―絹の先人たちが残したもの」
    ※会場では上州座繰りの実演、世界遺産候補「富岡製糸場と絹産業遺産群」のパネル展示解説、染色作品展示も行います。        

【申し込み方法】ハガキまたは電話、ファクス、Eメールで参加希望者の氏名、年齢、住所、電話番号を明記し〒371-8666 上毛新聞社事業局「シルクカントリー双書イベント」係へ。☎027・254・9966。FAX027・254・9906 Eメールbook@raijin.com。定員100人(先着順)。締め切りは7月10日(必着)
   <主催>上毛新聞社
   <後援>群馬県、前橋市、フィールドミュージアム「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員会
   <協賛>群馬銀行、しののめ信用金庫、JAグループ群馬、毎日新聞北関東コア、ヤマト
   <協力>富岡製糸場世界遺産伝道師協会
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~シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン~県民による世界遺産登録推進イベント

2009年06月23日 00時28分47秒 | 世界遺産伝道師協会
県民による世界遺産登録推進イベントが開催されます
~シルクカントリーぐんま世界遺産キャンペーン~

「富岡製糸場と絹産業遺産群」を始めとした県内絹産業遺産のPRと、それらを生かした地域づくりを進めるため、「シルクカントリーぐんま連絡協議会」が中心となって標記イベントを開催します。
なお、本イベントは「地域貢献の一環として世界遺産登録推進イベントを支援したい」とするイオンモール(株)の全面協力により開催するものであり、県も積極的に応援します。

【日 程】 6月27日(土)~7月5日(日) 9日間 10:00~17:00
                       (平日は13:00~17:00)
【会 場】 イオンモール高崎(高崎市棟高町)

【主 催】 シルクカントリーぐんま連絡協議会

【共 催】 群馬県、県立日本絹の里、イオンモール(株)(イオンモール高崎)

【後 援】 群馬県教育委員会、上毛新聞社、朝日新聞前橋総局、毎日新聞社前橋支局
      読売新聞東京本社前橋支局、産経新聞社前橋支局、東京新聞前橋支局
      日本経済新聞社前橋支局、共同通信社前橋支局、時事通信社前橋支局、NHK前橋放送局
      群馬テレビ、エフエム群馬

【内 容】 ・FMぐんま(ラジオ)公開放送「シルクカントリーぐんま ~世界遺産ゼミナール~」
       6月27日(土) 12:00~12:55  セントラルコート(1階)
       ゲスト 国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 参事 清水 慶一 氏
           群馬県重要無形文化財保持者 江戸小紋師 藍田 正雄 氏
      ・写真展 10:00~22:00  セントラルコート(2階)
群馬県絹産業遺産写真展  6月27日(土)~7月2日(木)
目で見る島村の歩み写真展 7月3日(金)~7月5日(日)
・協議会構成団体の活動紹介と、「富岡製糸場と絹産業遺産群」と関連遺産のPR
      ・その他、各種体験(座繰り・繭クラフト・機織り等)や無料抽選会など

【開会式】 6月27日(土)10:15~(30分間)
      会 場:セントラルコート(1階)
      出席者(予定):主催(構成団体代表者)、共催(群馬県知事、イオンモール(株))ほか

【問い合わせ先】 群馬県世界遺産推進課(電話:027-226-2326)


【参考】シルクカントリーぐんま連絡協議会とは?
県内絹産業遺産のPR活動やそれらを生かした地域づくりに積極的に取り組んでいる県民6団体により、平成19年4月17日に設立され、平成20年度に「高山社を考える会」が加入し、現在は構成団体7団体で活動中。
今後、「シルクカントリーぐんま」(群馬県の養蚕・製糸・織物文化)を県内外に発信するとともに、ユネスコ世界遺産登録の早期実現を目指し、県民主体で様々な活動を行っていきます。
加盟団体は以下のとおり。
・赤岩重要伝統的建造物群保存活性化委員会(六合村)
・ぐんま島村蚕種の会(伊勢崎市)
・高山社を考える会(藤岡市)
・富岡製糸場を愛する会(富岡市)
・富岡製糸場世界遺産伝道師協会(前橋市)
・NPO法人本一・本二まちづくりの会(桐生市)
・よみがえれ!新町紡績所の会(高崎市)
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群馬の養蚕信仰12

2009年06月19日 21時48分51秒 | 世界遺産伝道師協会
“馬に乗った蚕神”
3度目の正直で探しました。JR吾妻線金島駅から徒歩約15分。駐車場なし。
元治2年(1865)建立。
時々おだんごが供えてあります。まだ、大切に管理されているのですね。
〔渋川市下川島薬師堂〕(Y.I記)
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群馬の養蚕信仰11

2009年06月19日 09時41分03秒 | 世界遺産伝道師協会
〔渋川市祖母島〕
“愛らしい蚕神”
首をちょこっと、傾げているお姿は、とてもユーモラスです。祖母島駅から徒歩約5分(急坂)
元治2年(1865年)建立。(Y.I記)
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世界遺産伝道師協会近代化遺産WG研修「“蚕都上田を学ぶ”:蚕種業~製糸業~蚕糸学校 上州人

2009年06月17日 07時59分13秒 | 世界遺産伝道師協会
近代化遺産WG第17回勉強会が6月16日(火)予定どおり実施されましたことをご報告申し上げます。

“蚕都上田を学ぶ”:蚕種業~製糸業~蚕糸学校 上州人と題して

参加者8名。上田駅を定刻どおり出発しました。しなの鉄道でひと駅の小さな旅。改札口でガイド役2人+現地調整役3人(上田市教育委員会)合計5人の歓迎を受けました。上塩尻地区は蚕種業で発展したところで、各所に気抜き(天窓)のある建物があり、蚕影さんや地下室/蚕種保存の洞穴/桑園だった段々畑/小学校内の郷土資料館/藤本化工㈱〔旧藤本蚕種〕の歴史館(仮称)等、たくさんの魅力ある10ヶ所をご案内頂きました。途中、地元の方々のおもてなし(飲み物+お菓子)もありました。

昼食後、上田蚕種㈱では、ユーモアも混ぜながら社長よりご説明頂きました。会社内部を詳細に見学。鑑別士の作業風景も拝見。

その後、雷雨の為、予定していた信州大繊維学部を割愛して、笠原工業㈱へ行きました。常田館(絹の文化資料館)にて、会長より、沿革などご説明頂き、敷地内の5F/4F建ての繭蔵内部を見学しました。
とても有意義な時間を過ごしました。参加者全員が満足し、帰路に着きました。一回だけでは、もったいないと、小諸に続き、思いました。
信州の方々の熱い心に、感謝申し上げます。

近代化遺産WG世話人(Y.I記)
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前橋市大室古墳群の大室公園で世界遺産の広報活動

2009年06月15日 22時27分50秒 | 世界遺産伝道師協会
 梅雨入りして間もない6月13日(土)、合間の日照りのある1日でした。
昨年と同様、中二子古墳東外堀の芝生の上、五料沼寄りのテントの中で座繰り体験、外でパネル解説とチラシ配布をしました。同じ会場のイベント(勾玉つくり、火越し、吹奏楽や太鼓の演奏、古墳の語り部)に参加された方など多くの人に立ち寄っていただきました。
 
 主催の文化財保護課がこのイベントをどのような形で呼びかけたか判りませんが、1つはJR駒形駅からの「駅からハイキング」のコースになっており、遠方から参加された方もおりました。

 座繰り体験では、ビデオ、デジカメで真剣に取り組む我が子の姿を撮影したり、土産の生糸を早速編んで楽しむ子供達など。テントの中は一杯の体験希望者を飽きさせないよう、待つ間に解り易く解説したり、順序よく誘導したり、体験中は気持ちを和ませるように糸に纏わる問答をしたりと、担当した伝道師のチームワークで、楽しみながら学ぶ一時になったようでした。3時の終りに近くなってもまだ数人が並ぶような盛況ぶりでした。

 パネルはテントの中の座繰りを遮らないよう設営しました。小学生からパンフレットの記載がアプト式かアブト式のどちらが正しいのかという質問、足踏み座繰りで糸ひきをした話、現在東大室地区で1軒だけ養蚕をしており、若い人の就業者がいない、始めるのに道具を揃えるだけでも多額の費用がかかる・・・と熱く語ってくれた地元の中年男性など。

 イベントの演奏前、司会者が座繰り体験と世界遺産登録のコーナーを強調して紹介していただきました。

 今年から県では推薦書の作成に入る、とのことですが、パネル解説で今後何をどのように話したらよいか、自問自答してみたいと思います。
次の機会には、語り部の方の案内で古墳群の解説に耳を傾けたいと思います。
参加した伝道師は7名(Y.I、S.K、K.K、S.N、S.M、T.M、K.N)でした。
(K.N記)
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