11月28日(木)、29日(金)と治療院を休んで長野の大岡にある農楽里(のらり)ファームへ行って来た。
アナスタシアを読んで、自家菜園の大切さ、自分で食料を得ることの大事さを再認識して、自分でもどこかでそういうことができる場所を持ちたいと思っていたし、その前に読んでいたキーシャ・クローザーの本からどこか高地に生活拠点を持ちたいとも考えていた。そうしたところへKさんから11月10日(日)に永田町の蕎麦割烹「黒澤」にて「信州の休日」というイベントがあると誘われたのでこれは信州とご縁が作れるのではないかと思い参加してみた。
そこで出会ったのが農楽里ファームの遠藤夏緒さんだった。夏緒さんとは年齢も近く、そのうえ僕と共通点がいくつもあって驚いた。まず彼女も鍼灸師でさらに同窓、つまり同じ鍼灸学校の卒業生だったこと、そしてかつて若い頃に(財)日本自然保護協会の自然観察指導員として活動していたことなど。(今回、農楽里ファームを訪れた際にお会いした旦那さんの太田さんも観察会指導員だったそうで、しかも同時期に活動していて全国一斉ブナ林観察会などもしていたとかで、もう僕らは共通項だらけで笑ってしまうほどでした。それほどご縁がある方々と知り合った訳です)
さらに農楽里ファームの母屋は古民家だとか。古民家フェチの自分としてはこれはもう、どうしましょうって感じ。さらに貸して下さる田畑もいっぱいあるとのことで話しを聞いているだけですぐさま行ってみたいと思ってしまった。なのでその場だったか直後のメールで申し込んだか忘れてしまったけど、とにかく訪れたいと訪問を申し込んだ次第。温泉もあるそうなので去年群馬の片品村で行った患者さんのお手当て合宿と同様なことを大岡で来年春にやれないかなと考え、下見を兼ねてもいた。
で、二日間行って来たんだけど、もうその時間が濃密すぎて。。。
新宿西口から高速バスに乗り約3時間の上信越屋代バス停で下車し、そこで大岡の農楽里ファームまで笠井さんの車にピックアップしてもらった。笠井さんは長野市のご出身で僕と夏緒さんを繋げて下さった方。今回とお手当合宿のコーディネーターをしてもらうことにしている。1時間くらいで大岡の農楽里ファームに到着。玄関先で薪割り中の旦那さんの太田さんにお目にかかる。
お昼のうどんを頂きながら、三匹の猫チャイ、ちび、みこたが巻ストーブ前で寛ぐ姿に癒され、いろんなお話しをして楽しい時間を過ごす。午後には聖山(ひじりやま)の樋知神社奥の水源のお種池に行き竪琴を奏でて訪問を感謝申し上げ、帰ってきて来年のお手当て合宿の日時や内容を検討する。このプランニングの時が楽しい。
夕方、大岡温泉まで笠井さんの車で送ってもらい、ここで彼女とはお別れ。1時間くらい気持ちいい温泉に浸かったのち夏緒さんにピックアップしてもらい農楽里ファームへ戻り、夕ごはんを夏緒さんと太田さんと3人で晩酌しながら頂く。日本酒は弱いはずなのに「戸隠」だったかな、ほんとうに旨い。途中、夏緒さんが農楽里ファームの辺りの写真を撮ると必ずオーブらしき白い玉が画像にたくさん映るというのでそれをプロジェクターに拡大して見せてもらう。まったく不思議なんだけどたくさんのオーブらしき光の玉が写真に写っている。月と見まがうほどの光量で映っている写真もあり本当に不思議だ。
自然農の話しとか長野の地形の話しとか話題は尽きない。10時過ぎまで7時くらいから3時間以上話して過ごした。夜は母屋の広い二階に独りで寝たんだけれども怖い感じはしない。オーブに守られていると思えるからか。夜中はまったく起きなかったが明け方頃、枕元でニャ~オ、ニャ~オとチャイに布団に入れてくれと催促されて目が覚める。猫、犬を飼ったことが無いので同衾するのは初めてだったが布団の裾をあげてやると待ってましたと入って来て右脇腹にくっついて寝る。初めて知ったのだが猫って重いのね。温かくて気持ちいいんだけどもたれかかれてちょっと寝苦しい(笑)。20分くらい布団に潜られていたけどじきに出て行ってしまった。
朝は7時半頃に目が覚めてゆっくり朝食を頂く。午前中には樋知神社(ひじりじんじゃ)の里宮に参り、アルプスを一望する見晴し台を経て、半年前にこの大岡に移住されたアーチストご夫婦の元を訪ねさせて頂く。お二人も夏緒さんのところにお世話になって太田さんに古民家や農地を探すのを手伝って頂いたりして都会から越して来たという方々。
竪琴を携えて訪れるたのは築後200年以上という古民家を改装した素敵な空間。スピリチュアルアーチストであるご主人HIROさんの描かれた壁やクリスタルヒーラーである奥様RIEさんデザインの素敵なトイレなど、古民家ライフを楽しまれているのが見て取れてうらやましい。お忙しいところを突然訪ねたのに快く迎えて下さって嬉しかった。お話しをしていたらヒロさんたちも自主映画ガイアシンフォニー(地球交響曲)を観ていて、特に3番に出てくるアラスカのクリンギット族のボブ・サムには南東アラスカを旅した際に実際に会ったこともあるなど、興味津々のお話しを伺え、また僕からはアナスタシアの「種は医者」というお話しをしたりした。
HIROさん、RIEさん、夏緒さんともども皆さん、今の文明社会に強烈な違和感、危機感を持っており、だからこそまずは自分たちが自給自足をしていくことで足場を固めて生きていくことを選択している。僕はまったく共感し、こういう人たちと一緒に生きていきたいなあと強く思った。
竪琴のマリアを奏でて訪問のお礼をする。HIROさん、RIEさんの著書でもある『セイクリッド・アロマカード』(BAB JAPAN発行)を一部購入した。ちょうどヒマラヤ精油にも出会っているのでこのオラクルカードも興味深かった。
話しが弾んで時があっという間に経ってしまったが後ろ髪を引かれる思いでHIROさん宅を辞する。大岡に住んでみたいなあと思い始めている。
お昼ご飯を農楽里ファームに戻り太田さんと3人で頂き、また話しが尽きない。ウッドデッキの基礎工事をしているのだけれども、大きな栗の木の根元なので栗の木に感謝の竪琴を奏でたり、また大岡温泉に浸かったりして午後を過ごして、夏緒さんに上信越道屋代の高速バス停まで送ってもらいそこでお別れをした。
夏緒さんには農作業の忙しい合間の時間を二日間、ずっと応対して下さった訳で本当に感謝に堪えません。いま家に帰ってから農楽里ファームのホームページを見て動画とかを拝見して、自然農、有機栽培、無農薬といった凄いことをされている方たちだったんだと後から知った次第で恐縮しているところ。夏緒さん、ほんとうに二日間ありがとうございました。
そんな素晴らしい方たちのところで来年春に行う予定の手当法の合宿が今からと~っても楽しみです^^。