植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

自我を削る

2005年09月16日 22時43分42秒 | 癌・病気の意味
 昔は社会的に認められたいという欲求が強かったが、今は静謐に隠棲して自分の為しえることを淡々とできればいいと思うようになってきた。

 病気と心や魂の関係を自分なりに探求してそれを人に問うことをしてきたが、人の一生に起こる事柄の解釈を「こういう視点もあるのではないですか」とさりげなく提示するのではなく、「それはこういう意味です」と決め付けていたところが多々あったと反省している。

 自我を削りたい。もっともっと。「自分は自分は」ではなく、それより先に人の話を聞き、その心に沿える人となりたい。人は他者に与えることが多いほど豊かな生を生きるのではないか。

 宮沢賢治の『雨ニモマケズ』にあるような「・・・いつも静かに笑っている、そういう人に私はなりたい」と私も思う。
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