2023-04-12 20:16:53 | 中島みゆき



※雪 気がつけばいつしか
なぜ こんな夜に降るの
いま あの人の命が
永い別れ 私に告げました※

あの人が旅立つ前に
私が投げつけたわがままは
いつかつぐなうはずでした
抱いたまま 消えてしまうなんて

(※くり返し)

△手をさしのべればいつも
そこにいてくれた人が
手をさしのべても消える
まるで 淡すぎる 雪のようです△

あの人が教えるとおり
歩いてくはずだった私は
雪で足跡が見えない
立ちすくむ あなたを呼びながら

(△くり返し)

あの人が教えるとおり
歩いてくはずだった私は
雪で足跡が見えない
立ちすくむ あなたを呼びながら

(※くり返し) 





父親が倒れたのは、中島みゆきさんがレコードデビューを目前に控えた1975年の9月のこと。

脳溢血で昏睡状態に陥った父親は、そのまま意識が戻らず、年をまたいだ1月に息を引き取ります。

「1978年・秋のツアー」の中で、みゆきさんはその日のことを語っていました。

人前で泣くことが嫌だった私は、父親が死んでも泣かなかった。

出棺する時も泣かず、雪降る中、火葬場から煙が上がっていくのをただ黙って見つめていた。

この歌詞にあるように、みゆきさんは父親の教えに強く影響されています。

「刀で切った傷は薬をつければ治せるけれど、言葉で切った傷は薬では治せないんだよ」

これは父親が幼少期のみゆきさんへ向けた言葉だ。

「言葉」を重んじてきたみゆきさんの歌のスタイルを見れば、この父親の言葉がいかに影響を与えてきたかが分かります。

みゆきさんは、父親が亡くなった後も心の中で彼と対話しているのでしょうね。
































































































































































































































































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