妹

妹　かぐや姫

妹よ
ふすま一枚隔てて今
小さな寝息をたててる妹よ
お前は夜が夜が明けると
雪のような花嫁衣裳を着るのか

妹よ
お前は器量が悪いのだから
俺はずい分心配していたんだ
あいつは俺の友達だから
たまには三人で酒でも飲もうや

妹よ
父が死に母が死にお前ひとり
お前ひとりだけが心の気がかり
明朝(アシタ)お前が出ていく前に
あの味噌汁の作り方を書いてゆけ

妹よ
あいつはとってもいい奴だから
どんなことがあっても我慢しなさい
そしてどうしても　どうしても　どうしても
 だめだったら帰っておいで　妹よ…

昭和の歌って、歌詞やメロディーがシンプルでとっても馴染み深い曲が多いですよね。

この妹という曲ももれなくそういうタイプの曲、・・・でも平成っ子はあまり知らなくて受け入れがたいかも。（笑）

白い一日

白い一日 - 小椋佳 1987年

真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく

目の前の紙くずは
古くさい手紙だし
自分でもおかしいし
破りすてて寝ころがれば
僕の一日が過ぎてゆく

ある日踏切のむこうに君がいて
通り過ぎる汽車を待つ
遮断機が上がり振りむいた君は
もう大人の顔をしてるだろう

この腕をさしのべて
その肩を抱きしめて
ありふれた幸せに
落ち込めればいいのだけど
今日も一日が過ぎてゆく

真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
 僕の一日が過ぎてゆく

功立ち名顕るるにしたがい、いつしか自らを愛する心起こり、恐懼戒慎の意、緩み、驕矜の気、しばらく長じ、その成し得たる事業をたのみ、いやしくも我が事をし遂げんとまずき仕事に陥り、終に敗るるものにて、みな自ら招くなり。
ゆえに己に勝ちて、見ず聞かざるところに戒慎するものなり。

西郷隆盛の言葉で、成功者が道半ばで落ちぶれる理由を説いたものです。

百里の道は九十九里をもって半ばとせよ

これは、中国の「戦国策」という本が原典となっている日本の諺で、

 ゴールが100だとして、一番挫折しやすいのは、最初でもなく、半分ぐらいでもなく、一歩手前の99の地点である、ということです。

デフレは脱却しているが、アベノミクスはまだ「道半ば」

最近、安倍総理がよく国会答弁で口にする言葉です。

三択問題ではありませんが、どの言葉が真実で、ウソは一体どれでしょう・・・・・（笑）

難しい「真実」よりも、わかり易い「嘘」を信じたがる日本人。

この頁は「白」で統一してみました。（笑）

マイ・ショール

マイ・ショウル

熱い想いを隠すように、情熱を秘めた官能的調べ「マイ・ショール」、ウォン・カーウァイ監督の映画「欲望の翼」で流れていました。

60年代の香港を舞台にしたこの映画では、まだ若い男女たちの世代特有のゆれる想いと、その情熱の熱さを持て余す様が見事に描かれていました。

Ｇ線上のアリア

Ｇ線上のアリア/ バッハ

穏やかで優雅で荘厳な美しさに溢れているメロディー。

「G線上のアリア」として親しまれているこの曲、バッハが生きていた時には評判にもなりませんでした。

亡くなって100年後に発掘され、曲を演奏されたことによってこの曲にスポットライトが当てられたそうですよ。