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黒い鷲

2023-10-17 13:44:31 | アリス・谷村新司
谷村新司 黒い鷲



爪のない白い鷲が 大空をさまよう
小さな鳥や獣達は 蒼ざめて逃げまどう
翼拡げて白い鷲はうたう
広いこの空の果てまで 俺は見えると

飛びながら考える 俺は自由なのか
太陽にとどくほど 高く飛べるだろうか
高くもっと高く体焦がすほどに
行けば目の前に迫る赤い火の玉

気がつけば青い海 黒い翼の鳥
飛びたてる力もなく 波に身をまかせて
揺れるそっと揺れる体溶けるほどに
何故かくやしくはなかった黒い翼でも

爪のない白い鷲が 大空をさまよう
金色の瞳には何も見えないけど
翼拡げて黒い鷲はうたう
俺は飛べなくなるまで夢はすてない
爪のない黒い鷲が 大空をさまよう
金色の瞳には何も見えないけど



まず、谷村さんのご冥福を心よりお祈りいたします。 

妻に死なれ、悲しみしか残らなかったマスターが、「ブログでも書いて悲しみから少しでも遠ざかろうかな」と思って、最初に選んだ曲がこの「黒い鷲」です。

爪のない白い鷲、当時のマスターそのままだったんでしょう。

谷村さん、「この人嫌い」と言われる人は、殆どいないと思います。

それくらい、誰からも好かれ、愛された歌手です。

本当に残念。






















































































































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谷村新司「リサイタル THE SINGER 2015」

2023-09-29 06:03:46 | アリス・谷村新司
谷村新司

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冬の扉 谷村新司

2023-09-27 01:01:13 | アリス・谷村新司
冬の扉



“送ってくれてありがとう 今夜は ここでいいわ
早く帰ってあげてね 待つ人がいるのよ
あなたには あなたには”

不意に抱きしめられた 息も出来ない程に強く
ちぎれたボタンが落ちてく 私の部屋の扉の前

お願いもうやさしくしないで 別れは肌で感じてた
最後の夜は出逢ったあの日と 同じようにすごすはずでしょう
ねえあなた……

首筋に熱くかかる貴方の吐息も 今夜が最後ね
これが貴方のさよならね 気付いているのよ私

不意に抱きしめられた 息も出来ない程に強く
ちぎれたボタンが落ちてく 私の部屋の扉の前

歪んでいても狂って見えても 心に嘘はつけない
あなたの好きなミツコの香りも 明日からは
二度とつけない
もうつけない……

首筋に熱くかかる貴方の吐息も 今夜が最後ね
これが貴方のさよならね 静かにうなずく私

冬の扉の前でおびえる貴方の 背中を見ていた
 私は扉を開けた 25歳の最後の夜に
 
































































































































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谷村新司 三都物語

2023-09-26 17:00:06 | アリス・谷村新司
谷村新司



胸さわぎの 旅は いま始まって
時の流れのままに こころを遊ばせ
この私は 誰を 訪ねるあてもなく
まるで詩人のように 景色に染まって
ああ なんて
街 それぞれ 美しいの
ああ なんて
人 それぞれ 生きているの
昨日 今日 明日 変わり行く私
紅くいろづくときめきを
誰に告げましょう

風そよげば ひとり 胸抱きしめて
愛の不思議を思う 吐息をもらして
この泪(なみだ)は きっと 感じるよろこびね
揺れる瞳に映る 季節に恋して
ああ なんて
街 それぞれ 美しいの
ああ なんて
人 それぞれ 生きているの
朝に舞う夢
黄昏(たそがれ)に出会い
ほんの一時(ひととき)のためらいを
誰に言いましょう
昨日 今日 明日 変わり行く私
紅くいろづくときめきを
 誰に告げましょう




三都物語のCMを観て「京都~大阪~神戸」と旅行された方、おられませんか?(笑)

三都をとても魅力あるものに感じさせるCMでした。

大阪が第二の故郷であるマスターとしては、とっても心地よいCMでもありました。

賀来千香子、鶴田真由、竹内結子バージョン・・・

他にも、酒井美紀、仲間由紀恵、小泉里子バージョンなど。





























































































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ガラスの花

2023-09-24 08:41:35 | アリス・谷村新司
谷村新司


高田みづえ


マンションの窓灯りがまた一つ消えてゆく
幸福に暮らしている貴方を見つけただけね
まちがいだと気付いてたわそれはわかりすぎる程
時に愛は悪を承知で燃え上がる それも愛

※抱きしめてもう一度 明日はいらないから
一日でこわれてゆくガラスの花でいい※

楽しげに微笑んでる貴方の家族の写真
口紅で消していたわ貴方以外の人を
まちがいだわわかってる 私は幼すぎると
時に愛は悪を承知で燃え上がる これも愛

(※くり返し)

まちがいだわわかってる 私は幼なすぎると
時に愛は悪を承知で燃え上がる これも愛
抱きしめてくれたなら貴方の指のすきまから
音もなく消えてゆくわガラスの花らしく




この曲「ガラスの花」は、1982年9月10日に発売された高田みづえの17枚目のシングルです。

前作「愛の終りに」より6か月ぶりのシングルで、1982年発売の高田のシングルは「愛の終りに」と本曲のみでした。

曲はオリコンチャート累計売上10万枚を記録、ちなみに1982年12月31日放送の「第33回NHK紅白歌合戦」へ3年連続5回目の出場を果たし、

本曲を歌唱しています。

サビ部分のバック・コーラスは、同曲の作詞・作曲者でもある谷村新司が担当しました。









































































































 

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それぞれの秋

2023-09-20 00:10:51 | アリス・谷村新司
それぞれの秋



陽溜まりの坂道に立ちどまり
通りすぎる学生を見ていた
俺もあの頃はあんなふうに
きらきらと輝いて見えたろう
授業にも出ずに お茶を飲みながら
くだらない夢を話した
突然おこった不精ひげのおまえも
噂では苦労していると

今も忘れられないのはあの時の言葉
幸せになろうなんて思っちゃいけない

愛した女ひとりと 苦労を共に出来たなら
そんなささやかな人生も きっと悪くはない
夢、散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋

たしか去年の初夏の頃
届いた一通の手紙には
旅好きなあいつのおふくろから
痛々しいほどの細い文字
ある雨の朝 見知らぬ町で
自ら命を終えたと
母に残した一行の言葉
悲しみだけが人生

今も忘れられないのは あいつの口ぐせ
人は自分の死に場所を捜すために生きる

ささやかに 生きている友達の
人生とは 一体何んだろう
あざやかに死んだ 友達の
人生とは、一体何んだろう
夢、散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋

今では二人の思い出も 忘れかけるほどの毎日
ふと立ちどまる道端に 悲しいほど赤い落日

夢、散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋
夢、散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋




北原白秋「片恋」

あかしやの金きんと赤とがちるぞえな。
かはたれの秋の光にちるぞえな。
片恋かたこひの薄着うすぎのねるのわがうれひ
曳舟ひきふねの水のほとりをゆくころを。
やはらかな君が吐息といきのちるぞえな。
あかしやの金と赤とがちるぞえな。


金子みすゞ「梨の芯」

梨の芯はすてるもの、だから
芯まで食べる子、けちんぼよ。
梨の芯はすてるもの、だけど
そこらへほうる子、ずるい子よ。
梨の芯はすてるもの、だから
芥箱ごみばこへ入れる子、お利巧よ。
そこらへすてた梨の芯。
蟻がやんやら、ひいてゆく。
「ずるい子ちゃん、ありがとよ。」
芥箱へいれた梨の芯、
芥取爺さん、取りに来て、
だまってごろごろひいてゆ


立原道造「忘れてしまつて」

深い秋が訪れた!(春を含んで)
湖は陽にかがやいて光つてゐる
鳥はひろいひろい空を飛びながら
色どりのきれいな山の腹を峡の方に行く
葡萄も無花果も豊かに熟れた
もう穀物の収穫ははじまつてゐる
雲がひとつふたつながれて行くのは
草の上に眺めながら寝そべつてゐよう
私は ひとりに とりのこされた!
私の眼はもう凋落を見るにはあまりに明るい
しかしその眼は時の祝祭に耐へないちひささ!
このままで 暖かな冬がめぐらう
風が木の葉を播き散らす日にも――私は信じる
静かな音楽にかなふ和やかだけで と




























































































































































































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この空の下

2023-09-17 03:24:15 | アリス・谷村新司
谷村新司  




見知らぬ町の 見知らぬ人よ
今日も同じ空の下で 生きているのか
見知らぬ町の 見知らぬ人は
今日も誰か愛しつづけ 暮らしているのか
喜こびや悲しみに 涙流し傷ついて
それでも人は 生きてゆけるのか
そんな人に 出逢う時が
いつかは 来るのか…

生まれてそして 見果てぬ夢を
明日も同じ空の下で 追い続けるのか
喜こびや悲しみに 涙流し傷ついて
それでも夢は 追い続けるのか
そんな人に 出逢う時が
 いつかは 来るのか… 




どうして、空は青い?

太陽は光を出していますよね。

太陽の光は、実は青とか赤とか黄色とか、いろんな色が集まっているんです。

そして、太陽の光は宇宙から地球に届くとき、地球を覆っている空気を通り抜けてやってきます。

そのとき空気の中にある小さな粒に光が当たって、あちこちに飛び散ります。

いろんな色の中で、青い光が一番散らばりやすくて、空のところで散らばるから空が青く見えるのです。











































































































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青年の樹

2023-07-15 15:50:57 | アリス・谷村新司
谷村新司 青年の樹



一人心に別れを秘め
何も知らずに眠る貴方の
部屋の灯りに眼をやれば
憧憬に旅立つ足がすくむ

私の二十歳の祝いに貴方が庭に立たずみ
静かにやせたその腕で土をかけた青年の樹よ
今をのがせば夢などに若さをかける時は二度とない

桜ひとひら雨に散る
冬まだ明けぬ春に散る
落ちたひとひら風に舞い
何処の土に埋もれ終るやら

私の二十歳の祝いに貴方が庭に立たずみ
静かにやせたその腕で土をかけた青年の樹よ
老いた二人の行く先を緑をやさしく包んでおくれ

私の二十歳の祝いにと貴方が庭に立たずみ
静かにやせたその腕で土をかけた青年の樹は
青葉繁(あおばしげ)りてなお悲し
わびることさえなく なお悲し






この曲は、1982年11月2日から1983年5月3日まで、TBS系列で放送されていたテレビドラマ『野々村病院物語II』の主題歌です。

『野々村病院物語II』、・・・・・

アメリカの病院に勤めていた野々村隆之が帰国し亡くなった父が開業した野々村病院の2代目院長に就任する。

しかし、金儲けに走る院長代理の木井省三が経営を握っていたため、病院は腐敗していた。

そんな野々村病院が隆之によって地域医療を理想とする病院として建て直されていく・・・・そんな物語でしたよね。

キャストは

院長・野々村隆之:宇津井健
野々村の娘・野々村梨花:柏原芳恵
看護婦・倉方千恵:夏目雅子
大町久美:加賀まりこ
外科医・鈴旗努:蟹江敬三
内科医・月波恭一:大和田獏
内科医・神原登:篠塚勝
外科医・野中真樹夫:磯部勉
事務長・山根太平治:関口宏
事務員・十八娘(いろざかり)安助:山田辰夫
看護婦・鯨岡好江:山田邦子
看護婦・楠美紀子:城戸真亜子
看護婦・二葉とよ:白川和子
看護婦・日暮里子:大橋恵里子
看護婦・風見つな:西村京子
看護婦・泊洋子:増子倭文江
看護婦・鰐淵つたえ:浅野典子
看護婦主任・泉田みどり:来路史圃
看護婦・小糸美晴:住吉ユミ子
看護婦・林田啓子:渡辺美樹
看護婦見習・美川悦子:高部知子
薬剤師・桜間徳江:一谷伸江
延命順作:イッセー尾形
受付・中里愛:愛田夏希
事務員・鈴木冬子:津賀有子
撮影技師・上原悟:川崎麻世
土田光子:泉晶子
四方肇:益己健
四方花枝:瀬島充貴
精神科医・郷明子:白川由美
外科医・木井省三:津川雅彦
看護婦長・四方直子:山岡久乃








































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アリス 平凡

2023-07-13 00:46:36 | アリス・谷村新司
アリス 平凡



バカンス帰りの人で混みあう
空港のロビーの片隅で
最後の手紙書かずに破りすてた
あなたにいつも言われていた
私には平凡がよく似合う
けれど教えて下さい
揺れる心のその理由を

不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
幸福とは平凡なことですか

あの時二人で話した夢は
今でも変わりはないけれど
たんたんと暮らす毎日の
中で夢さえ色褪せそうで
あなたの影をみつめて生きてきた
憶病なこんな私でも
あなたに別れを告げれば
何かが変わるのでしょうか

不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
幸福とは平凡なことですか

不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
 幸福とは平凡なことですか




  


むかし、むかし、あるところに…。

そう、ひとは誰も、むかし話を聞いて育った。
 
そして、やがて、その日々がむかし話となった。

あるひとがいた。
 
忘れ得ぬひとだった。
 
しかし、そのひとの名を、いまはもう、想いだせない。

かなしい恋だった。
 
でも、なにがかなしかったのか。
 
それから、かなしいことに、いっぱいであった。
 
だからもう、そのかなしかったことを想いだせない。

むかし、四つ葉を探したことがあった。
 
そして名もない平凡な花をみつけた。
 
そのひとは、その白い花で冠を編んでくれた。

それから、むらさき色の小さな花をみつけた。
 
それも名もない平凡な花だった。
 
でももう、そのひとはいなかった。

忘れたくない名もあった。
 
忘れてしまいたい名もあった。
 
忘れてしまった名もあった。

それでもかけがえのない名。
 
   あなたという、かけがえのないひとの名。



















































































































































































































































































































































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あの日のままで

2023-06-20 02:40:58 | アリス・谷村新司
「あの日のままで」アリス



ほこりまみれの陽に焼けた肌
通いなれた放課後の道
野球帰りの子供達の後から
笑いながら君は駈けてくる
時は過ぎてもあの日のままの
はにかんだような君の笑顔に
思わずうつむいてしまった

言葉をかわしたこともなく
肩を並べて帰ったこともない
そんな君の何気ない仕草を
不思議に僕は覚えてた
時は過ぎても あの日のままの
空の青さと同じくらい
不思議に僕は覚えてた
不思議に僕は覚えてた




「あの頃に戻りたい」とか、「あの頃は良かったのに」などと、自分の過去について思い返してしまうことって結構あるものです。。

また、今の自分が置かれている境遇と比較して、しんみりとした気持ちになってしまった経験がある人もいるはず。

「自分よりも若い人を見て羨ましく思って」、とか「過去の決断を後悔して」、とか「気心の知れた友達と再会して」など、至った心理は別として

う~ん、・・・・・あの頃に戻りたい。





































































































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狂った果実

2023-06-17 16:16:38 | アリス・谷村新司
狂った果実 アリス



ひとしきり肩濡らした冬の雨
泥をはねて行きすぎる車
追いかけて喧嘩でもしてみたら
少しぐらい心もまぎれる
狂った果実には 青空は似合わない
家を出たあの時の母のふるえる声は
今でも耳に響いてる 低く高く

ポケットで折れていたハイライト
おかしくて吸う気にもなれず
かじりかけの林檎をただ思い切り
投げつける都会の闇に
許してくれなんて 言えない今の俺には
ナイフすてたこの手で 回すダイヤルの音
せめてもう一度 刻みたい声がある

生まれてきたことを 悔やんでないけれど
幸せに暮らすには 時代は冷たすぎた
中途半端でなけりゃ 生きられない
それが今

狂った果実にも 見る夢はあるけれど
どうせ絵空事なら いっそ黙ってしまおう
せめてこの胸が裂けるまで
 Silence is truth!



中学生の頃、「人を殺したら罪なのに、どうして戦争で大量に人を殺しても罪にならないんですか?」

先生に訊ねると「それは屁理屈」と一笑されました。

そのことは、今も思うのですが、安倍・岸田政権を長期間体験し、ようやく疑問が解消しました。(笑)

妻の友達に国有地を安く売ろうが、自分の友達に税金で大学をプレゼントしようが、通常国会時に公邸で私的宴会をしようが、権力者のやることは
常に

真実(ほんとう)。(笑)

ひとしきり肩濡らした冬の雨
泥をはねて行きすぎる車


 [ひとしきり肩濡らした冬の雨 泥をはねて行きすぎる車 追いかけて喧嘩でもしてみたら 少しぐらい心もまぎれる]ってありますが、 この人、傘も差さずに歩いて

いたのか、または傘が小さくて、傘から肩が出ていたのか、もしくは身体がでかくて、その傘からはみ出していたのでしょうか。
 
でも、いずれにしろ、颯爽とした歩き振りを想像できないのは確かです。

そのような情けない状況のもとでの歩行中に、車に泥をはねられたからといって、喧嘩を売るために、車を追いかけることができるのでしょうか。
 
まあ仮に、追いかけることはできたとしても、喧嘩まで仕掛けることができるのでしょうか。

まあ運よく、信号待ちでその車が引っかかっていたとしても、追いついたときには、すでに、ハアハア、ゼイゼイと息を切らしている状態でしょうから、

喧嘩の啖呵を切る前に、結果は見えるようで、悲惨でしょうね。

心がまぎれるどころか、余計に落ち込みそうです。(笑)

まあ、無謀と勇気はときとして、同じ顔をして現れますので、いくばかの経験を積んだ大人さえも、よくはき違えますから、若いときにはなおさらかも

知れませんけど。

いずれにしろ、喧嘩はあかんと、ふるえる声で、オカンっぽく口うるさくいってやりましょう。(笑)

狂った果実には 青空は似合わない
家を出たあの時の母のふるえる声は
今でも耳に響いてる 低く高く


果物狩りというのがありますが、やはり、果物狩りといえば、りんご狩りや梨狩りがいいですね。

たわわに実った果実をもぎ取るときに、垣間見える青空が、果実の鮮やかな、あかやみどり、きみどりに映えて、いいコントラストを醸し出します。

大阪でも、近郊では果物狩りが楽しめますが、いちご狩りやみかん狩が多く、いちごなどは露地栽培は少なくて、温室のビニールハウス内ですし、

みかんも小山の陽の当たる場所ですが、若い低木が多くて、青空は似合わないです。(笑)

そうそう、ぶどう狩りもできますが、ぶどう棚がテントみたいになって、やはり青空は見づらいし、なによりも、ぶどうの粒粒を食べるのに忙しいです。(笑)

そんな忙しさに親がかまけているちに、子どもがぐれて、家を出て行く・・・なんてことはないと思いますが、最近は、子どもが家出するんじゃなくて、

親が家出させられる。

いや生きて、家を出されるならまだしも、金属バットで殴られたり、灯油で焼かれたりして、棺で出されるような物騒な事件も頻発しています。

むかしは、親の家という意識があって、その主(あるじ)たる親に反抗し、立ち向かうには、その家を出ることしか考えなかったような気がしますが、

いまは小さな頃から、狭いながらも個室を与えられて、分権的に、自分の城を持っています。

そこで妙に勘違いして、親が主であることを忘れてしまって、勝手気ままに振舞い、そして親はまた親で、子どもが部屋にいる時には、拒否されることを怖れて

立ち入らずに、遠慮がちに留守のときにだけ、掃除と称して言い訳混じりに、立ち入るくらいしかしない。

これじゃ、ホテルかレンタルルームです。
 
いっそのこと、お母さんは、メイドの衣装でも着て、「ご主人様、今夜のお夜食お持ちしました。」って、子どもに持っていったら、この親のもとにいたら

危ないかもと、子どもは自立するかもしれません。(笑)

動物の子育ては、子別れのセレモニーを持って終了しますが、人間の子育ては、子どもの自立をもって終わらなければなりません。
 
家出の勧めをするわけじゃありませんが、家を出たいというのは、自立するという前向きなことであり、そして自立するということは、親の扶養、庇護から

離れて、社会に出て、自活するために、働かなければならないということでもあります。

 働きもせず、就学もせず、勝手気ままに、自立もしない若者が増えているそうですが、親が存命中なら親が面倒見ればいいのでしょうが、そのあと、社会が面倒を

見ることになるならば、ある意味では、自立支援のための半強制的な就労なども視野に入れて検討するべき時期になっているのかもしれません。

ポケットで折れていたハイライト
おかしくて吸う気にもなれず
かじりかけの林檎をただ思い切り
投げつける都会の闇に


 額に汗して働く、労働者の煙草、ハイライト、なんて言葉を知っている人もいるでしょうが、ハイライト (hi-lite) というのは、日本たばこ産業 (JT)がの前身である

日本専売公社が1960年(昭和35年)に発売した、国産たばこの銘柄の一つです。

日本の大衆向けたばこの代表的な銘柄であり、「もっと陽の当たる場所」という意味のハイライトが、高度経済成長期の日本の、とりわけ、そのブルーの

パッケージが、肉体労働を主とする労働者(ブルーカラー)のイメージと一致して、労働者の煙草などといわれたものです。
 
その後発売されたホワイトを基調とするパッケージのセブンスター系の煙草よりは安価だったので、金のない学生なども良く吸っていました。

徹夜などして煙草を切らし、灰皿にたまった吸殻の中から、長めを探し出してマッチ棒で突き刺して吸う、いわゆるシケモク吸いをした経験を持つお父さんも多い

かもしれませんね。(笑)

いや、マスターなんぞは、深夜のブログ更新作業中に煙草を切らしたときは、コンビニまで出かけるのが億劫で、いまだにしております。(笑)

おっと、煙草の話しで、かじりかけの林檎の話しを忘れるところでした。(笑)

かじりかけの林檎を、都会の闇に投げつける前に、かじったあとを見ておいてください。

林檎に血がついていたら、歯槽膿漏の疑いがありますので、歯医者さんに御相談ください。(笑)

えっ、じゃ、喰べかけの檸檬はどうするのかって?

その答えは、聖橋から放るなんですが、ここに入りびたりの人でこの答えが分からない人は、その前に、やはり、お医者さんに御相談ください。(笑)

記憶の減退と混乱というのも、認知症の初期に見られますから、御注意です。(笑)

許してくれなんて 言えない今の俺には
ナイフすてたこの手で 回すダイヤルの音
せめてもう一度 刻みたい声がある


ダイヤルを回す・・・なんてフレーズも、おそらく、いまや若者の多くは、なにをイメージするのか、分からないかもしれません。

まあ、いまでも、高齢者世帯では、ダイヤル式の固定式電話を使っている御家庭もありますから、知っている人もいるかもしれませんが。

 あのダイヤルを回すときのジーコ、ジーコという音がサッカーを思い出させて・・・、じゃなくて、あのダイヤルが戻るときの間(ま)が、

なんともいえない時間でしたね。

ダイヤルが早く戻って、早くつながれ思ったときもあれば、ダイヤルが戻るあいだに、心が揺れて、手を止めて、受話器を置いてしまった・・・

なんて、情景を思い出す人もいるかもしれませんね。

 いまやダイヤル式からプッシュ式へどころか、家庭に一台の固定電話から、個人に一台の携帯電話が主流となって、電話の使い方が、昔とまったく

変わってしまいました。

いつでも、どこでも、つながる電話、でも、それでもつながらないときは、より一層、深刻かもしれません。

電話はつながっても、こころがつながらない電話、・・・電話をかける前の人の心の揺れや、受話器から聞こえる声に思いをめぐらすのは、やはり、

いまもむかしも変わらぬものがあるのかもしれません。

そういえば、変わらぬもの・・・

マスターの家では、固定電話を光電話に変えていますが、なぜか通話が明るくなったり、早くなったりしていませんけど、どうしてなの?。(笑)

生まれてきたことを 悔やんでないけれど
幸せに暮らすには 時代は冷たすぎた
中途半端でなけりゃ 生きられない
それが今


時代の寵児ということばがあります。

その時代の風潮に合った才能を発揮して成功し、人々にもてはやされるような人のことです。
 
時の女神に寵愛された人とでもいいましょうか。

一方では時代の風に翻弄されて、あだ花ひとつさえ咲かせなくて、散っていく人もいます。
 
生まれるのが早すぎた、または遅すぎた、いずれにしろ、その時代に適合しないと感じることは、決して少なくはないと思います。

ことに青春時代は、経験の浅いゆえに、未成熟なゆえに、そう思うことが多いと思います。

そんな人も、やがて時代に飲み込まれて、建前を受け入れて、さらにうそも平気でつくようになり、真実(ほんとう)は違うのだと思いながらも、仮面をつけて

沈黙を続けていかなけりゃならないこともあると思います。

しかし、その沈黙の中で、やはり真実(ほんとう)は違うのだと、思いつづけることが、青春の頃の夢に忠実でありたいと思うがゆえの、

ささやかな抵抗のあかしとして、心のすみに置いておきましょうか。

沈黙こそが真実。

そして、そんな自分のすがたが真実。

























































































































































































































































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谷村新司 男と女

2023-06-10 07:55:10 | アリス・谷村新司
谷村新司 男と女


何かが変わる 夏も過ぎた海は
あの日のざわめきも 嘘のように夕凪のまま
いくつもの愛を呑みこみ
あんなに美しく煌めいて
私は変わる旅に出る前に
愛の亡骸を捨てにきたの

男と女が繰り返すドラマを演じてきた
下手な女優みたいに
終われば 唯の女

陽にやけた肌 ワイシャツでかくし
夕陽に染まる唇を重ね 確かめあった
一瞬の愛に気付かず 傷ついたあの夏の5日間
愛の嵐が過ぎた秋の海は 幕を忘れた夜の舞台

寄せては遠ざかる永遠のドラマも
二通りの終わり方しかないことを
砂と波は知らない

男と女が繰り返すドラマも
二通りの終わり方しかないことを
知っているはずなのに




男は男同士でけなし合うが、本当にそう思っているわけではない。

女は女同士で褒め合うが、本当にそう思っているわけではない。

男と女の違いはいろいろあると思うのですが、それを笑い飛ばせるくらいが良好な関係を築けるのかもしれません。(笑)























































































































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青春時代

2023-03-08 10:17:54 | アリス・谷村新司
青春時代




美しすぎる人よ 君は 君は
ぼくの手で涙をふいて 消えてゆく
うしろ姿
明りのとぎれた道に かくれて見えない君の
遠ざかる靴音だけを じっと僕は聞いてた
これが青春時代の甘い
心の痛みの音か
何かが終って そして何かが
こわれて 落ちた! あゝ
美しすぎた人よ 君は 君は
くちづけの余韻の中で 泣いていた
白い肩よ
悲しくほほえむ君の うなじに乱れた髪の
優しさに甘えて ぼくは苦い夢をみていた
あれが青春時代の匂い
傷つく心の姿
何かが終って そして何かが
崩れて 消えた! あゝ




























































































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アリス 平凡

2023-03-08 05:45:08 | アリス・谷村新司
アリス 平凡




バカンス帰りの人で混みあう
空港のロビーの片隅で
最後の手紙書かずに破りすてた
あなたにいつも言われていた
私には平凡がよく似合う
けれど教えて下さい
揺れる心のその理由を

※不幸じゃなければ幸福ですか
何事もなく過ぎてゆく
一日が明けて暮れてゆく
幸福とは平凡なことですか※

あの時二人で話した夢は
今でも変わりはないけれど
たんたんと暮らす毎日の
中で夢さえ色褪せそうで
あなたの影をみつめて生きてきた
憶病なこんな私でも
あなたに別れを告げれば
何かが変わるのでしょうか

(※くりかえし)
(※くりかえし)




どうせ生まれてくるならば、やっぱり、イケメン、かわゆい・美人でと思われている方、多いのではないでしょうか。(笑)

しかし、マスターは違います。

どうせ生まれてくるならば、平凡、ブサイクが良いと思うのです。

と、思うのは、平凡、ブサイクは、何時でも書き足したり、直したりの楽しみがあるからです。

「イケメン、かわゆい・美人」は相手を代えていかなければ、広がりませんが、「平凡、ブサイク」は1人で大丈夫。

な~んて理由ですが。(笑)
















































































































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二十歳の頃

2023-03-08 04:47:06 | アリス・谷村新司
二十歳の頃




あれは二十歳の頃さ
僕ははじめて知った
君とめぐりあって愛することを
君はぼくよりたしか二つ年上だった
恋に泣いた事のある人だった
二人で借りた小さなアパート
本のほかに何一つ部屋にはなかったね
朝の光のなかでぼくはまどろみながら
君に甘えたくて泣いていたよ
         ・・・






































































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