花しぐれ 

2024-06-05 10:37:21 | Jポップス
山本智子


最後の最後の 旅だから
いちばん綺麗(きれい)で いたいから
着物にしました 想い出の
秋草模様の 撫子(なでしこ)に
雨が降ります…花しぐれ

それでもあなたが 好きだから
出逢えてよかった 悔やまない
お酒に酔っても いいですか
死ぬほど涕(な)いても いいですか
外はなごりの…花しぐれ

そんなに優しく 抱かないで
揺れてる決心(こころ)が くずれそう
最後のわがまま いいですか
あなたが愛した 黒髪を
切ってください…おわかれに

 外はなごりの…花しぐれ





花時雨の意味は、桜の時期に降る時雨、つまり、桜の花が咲くころに降る一時的に降ったり止んだりする雨のことです。

時雨という言葉は、もともと秋の終わり頃から冬の初め頃に起こる一時的に降ったり止んだりする雨という意味。

それを、春の桜が咲くシーズンに雨が一時的に降ったと思えばすぐに止んでしまう現象を比喩して、花しぐれ(時雨)と。

































































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涙の渡り鳥 

2024-06-05 04:05:05 | 懐かしのメロディー
倍賞千恵子


天童よしみ


雨の日も風の日も 泣いて暮らす
わたしゃ浮世の 渡り鳥
泣くのじゃないよ 泣くじゃないよ
泣けば翼も ままならぬ

あの夢もこの夢も みんなちりぢり
わたしゃ涙の 旅の鳥
泣くのじゃないよ 泣くじゃないよ
泣いて昨日が 来るじゃなし

懐かしい故郷(ふるさと)の 空は遠い
わたしゃあてない 旅の鳥
泣くのじゃないよ 泣くじゃないよ
 明日(あす)も越えましょ あの山を




昭和7年(1932)、ビクターから発売差荒れたこの歌、歌ったのは、覆面歌手第一号として知られる小林千代子さんでした。


小林千代子


そして、大ヒット。

作曲者の佐々木俊一は、東洋音楽学校(現・東京音楽大学)卒業後、ビクターの楽団でドラムを叩いていたそうです。

この曲は彼の最初の作品で、それが大ヒットという、作曲家として実に幸運なスタートを切りました。

その後、彼はおもに佐伯孝夫と組んでヒット曲を連発しましたが、昭和32年(1957)に49歳という若さで亡くなってしまいました。
 
『無情の夢』『燦めく星座』『新雪』『桑港(サンフランシスコ)のチャイナタウン』『明日はお立ちか』『高原の駅よさようなら』『月よりの使者』

『アルプスの牧場』『野球小僧』『白樺の小径』は、いずれも佐伯孝夫とのコラボ作品です。

佐々木俊一は浪曲(浪花節)のファンで、とくに春日井梅鶯(かすがい・ばいおう)が好きだったとか。

常々、「浪曲には大衆の好むものが潜んでいる」といい、作曲の際には梅鶯のレコードに耳を傾けていたといいます。























































































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