悲しい女
夏の日の恋ならば
いつもささやかな勘違い
笑ってはゴマかした
いつもの別れのパターンね
駅からの帰り道
コンビニの明りまぶしくて
少しばかり淋しくて
雑誌なんか立ち読みしたわ
ひらいたグラビアに
秋物のコートなんか着て
アンニュイな笑顔した
いい女に嘆息(タメイキ)一つついてみた
悲しい女は誰からも程々に愛され
けれども憎まれない
いつもその程度の恋ばかり
抱かれたいつもりなの
信じてないわけじゃないのに
茶化してはおこらせる
いつもの別れのパターンね
改札のところまで
送ってくれてもいいじゃない
あやまれないせつなさに
胸の中で行ったり来たり
終電車を降りれば
何故か小走りになっていた
自分の部屋の扉
鍵を差し込んだ
その時に涙が出た
悲しい女は誰からも程々に愛され
けれども憎まれない
いつもその程度の恋ばかり
悲しい女は誰からも程々に愛され
けれども憎まれない
いつもその程度の恋ばかり
体育座りという座り方を知っていますか。
地面に尻をついて、折りたたんだ足のひざを両腕で抱えるようにして座る座り方です。
体育座りという言い方ではなく、地域によっては、体操座りや三角座りとも言うそうですが、ともかく学校の体育の時間などでの運動場や体育館での
標準的な座り方ですから、覚えている人も多いはずです。
もっとも、覚えてはいても、ほとんどの人は中年以降ともなると、ひざを抱えるよりも、まず腹を抱える羽目になり、やがてはひざも曲がりにくくなって、
この座り方の姿勢が、かなり苦しくなってきます。(笑)
現実に引き戻さないでって。(笑)
しかし、まあ、海を前にして、砂浜で体育座りではなく、あぐらをかいて座れば、スルメを片手にビールが飲みたくなるでしょうし、
かといって、砂浜で正座して座れば、なにやら思い詰めて海に入って行きやしないかと、周囲の人に心配されるでしよう。(笑)
かといって、砂浜にヤンキー座りしていればチョイ悪のナンパ不良として補導されるかもしれませんし、砂浜にうんこ座りしていれば猫のように野糞してると
間違われかもしれません。(笑)
さらに、砂浜に腹ばいになっていれば、今年の夏を思い出す前に、砂の冷たさに身体が冷えて、動けなくなって、救急車を呼ばれるはめになるかもしれません。
現実に引き戻さないでって。(笑)
やはり、砂浜で座るには、体育座りが一番でしょうから、そのために、ここは日夜に腹筋屈伸運動をして、体育座りできるように、精進しましょうか。(笑)
ところで日本は、海に囲まれた島国ですから、当然のことながら海岸線の延長距離も長くて、堂々の世界6位入賞となっていて、海岸線の長さにおいては、
アメリカや中国にも負けていません。
だから、今度これらの国と戦争をするなら、海岸線で勝負しようと言うべきでしょうか。(笑)
もっとも、海岸線上位5カ国のカナダ、ノルウェー、インドネシア、ロシア、フィリピンの各国を同盟国にしなければなりませんから、外交下手の我が国としては、
やはり、平和が一番ですかね。(笑)
さて、海岸線が長いといっても、日本の場合は国土面積が狭くて、しかも国土利用が高度化しており、護岸、堤防などが設置されている人工海岸や、
海岸の後背地が人工化している半自然海岸の割合が多くて、岩場や砂地の自然のままの自然海岸は、全国平均でも6割に満たないような状況です。
しかも、自然海岸のうち、断崖絶壁も多く含まれていますから、近寄れるのはウミネコ達だけというような海岸も少なくなくて、人が散策したり、
思いに浸ることができる海岸というのは、案外、少ないものです。
ですから、これを言い訳にして、ひざを抱えて座るのはあきらめて、コンクリートの護岸堤防に腰を下ろして、ひざに手を当てて、テトラポッドを洗う
波の思い出に身を任せるという状況設定はどうでしょうか。
しかし、それでは、砂は掃えないし、ウミネコ達が騒ぐ夕暮れ前に、お尻が冷たく痛くなって、足腰の関節痛までぶり返しそうですね。
現実に引き戻さないでって。(笑)
砂浜にくっきりとついたはずの足跡も、波のしぶきにひとたび襲われると、あとかたもなく消えてゆきます。
いや、足跡だけではありません。
砂に書いたラブレターも、砂に枯れ木で書くつもりだった、さよならという文字も、寄せ来る波が消しゴムのようにすべてを消し去っていきます。
消え去るのは、一瞬にして、あっけなく、消えてしまうときもあれば、寄せては返す波に、水彩画のぼかし技法のように、淡く儚く、次第に輪郭が薄れていき、
ゆっくりと消えていくようなときもあります。
消えていかずに、くっきりとしてくるのは、そこの奥さんのカラスの足跡くらいですか。(笑)
そうそう、しみ、そばかすも消えないって。
現実に引き戻さないでって。(笑)
足跡というのは、来し方の想い出たち。
そして、足跡というのは、行く末の道しるべ。
それが消えていくのです。
それが儚く、切なく、悲しくさせるのかも・・・・・。