難破船

2024-06-24 05:46:10 | フォーク&ニュー・ミュージック
中森明菜


たかが恋なんて 忘れればいい
泣きたいだけ 泣いたら
目の前に違う愛が見えてくるかもしれないと
そんな強がりをいって見せるのは
あなたを忘れるため
さびしすぎて こわれそうなの
私は愛の難波船
折れた翼 広げたまま
あなたの上に 落ちて行きたい
海の底へ 沈んだなら
泣きたいだけ 抱いてほしい

ほかの誰かを 愛したなら
追いかけては 行けない
みじめな恋つづけるより
別れの苦しさ えらぶわ
そんなひとことで ふりむきもせず
別れたあの朝には
この淋しさ 知りもしない
私は愛の難波船
おろかだよと 笑われても
あなたを追いかけ 抱きしめたい
つむじ風に身をまかせて あなたを海に沈めたい

あなたに逢えない この街を
こん夜ひとり歩いた 誰もかれも知らんぷりで
無口なまま 通りすぎる
たかが恋人を なくしただけで
何もかもが消えたわ
ひとりぼっち 誰もいない
 私は愛の難波船 






80年代を駆け抜け一世を風靡した中森明菜さん、その中森明菜さんの代表曲とも言えるのがこの「難破船」です。

 曲そのものはシンガーソングライター加藤登紀子さんの楽曲で、彼女のスタジオ・アルバム『最後のダンスパーティ』 の収録曲として、1984年12月1日に

ポリドールより発表されました。

それから役3年後の1987年9月30日に、中森明菜さんの19枚目のシングルとしてワーナー・パイオニアからリリースされています。

これにまつわるエピソードとして、加藤さんがテレビ番組で中森さんの22歳の誕生日祝いをしているのをふと見て、この楽曲のシーンと中森の雰囲気が

ぴったりであると思い、加藤自身しばらくこの歌を歌うのを止めるから、あなたが歌ったほうがいいとコメントし、この楽曲を送ったと明かしています。

ところで、当時の中森明菜さんの曲にはまず「はずれ」などなく、この曲も瞬く間に大ヒット、幾度となくこの歌を各局の歌番組で披露したわけですが、

この1988年1月6日放送の夜ヒットでの「難破船」はそれら他の番組での「難破船」とは明らかに違う雰囲気がありました。

この回には、当時彼女と交際中だった近藤真彦さん、そしてこの歌の作者・加藤登紀子さんもゲスト歌手の一人として出演しており、この2人が見守る中で、

着物姿でこの歌を披露していました。

















































































この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一人これから  | トップ | 風を追いかけて »
最新の画像もっと見る

フォーク&ニュー・ミュージック」カテゴリの最新記事