本田路津子
街を歩く時に 風に耳をすませてね
風の中にきっと 私の声がする
夜にねむる時も 窓をたたく風の音
どうぞ聞いてほしい ささやく声がする
いつも私は 愛の想いを
風の中に 告げているのよ
私の愛なにも 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
今日も私は 愛の言葉を
通り過ぎる 風にたくすの
私の愛なにも 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
愛を伝えて
風の中にきっと 私の声がする
夜にねむる時も 窓をたたく風の音
どうぞ聞いてほしい ささやく声がする
いつも私は 愛の想いを
風の中に 告げているのよ
私の愛なにも 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
今日も私は 愛の言葉を
通り過ぎる 風にたくすの
私の愛なにも 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
愛を伝えて
風というと、あなたは、まず何を思い浮かべますか?
じゃ、はい、そこのクレープ綿のステテコから、らくだのパッチに、早々と着替えたオジサン、どうぞ。
男性も年を取ると、冷え性になるんでしょうか?
あっ、ぼくは、年は取りましたが、お陰様で大丈夫です。
おっと、パッチを靴下の中に押し込めるのは、いまではなくて、後まわしにしてください。(笑)
で、えっ、なんですか?
そこには ただ風が 吹いているだけ?
吹いているだけ~吹いているだけ~
なるほど、端田宣彦とシューベルツの「風」ですね。
これは名曲ですよね。
いまでは音楽の教科書に載っていますからね。
…で、風は、吹いているだけ。
オジサンは、老けているだけ~って。(笑)
じゃ、次、そこのオバサン!
いま視線を外して、急に横を向いたあなたです。
オバサンと呼ばれて、知らんふりしないでね。
そう、あなたです。(笑)
うん、風が 泣いている?
風が泣いている…。
なんと、オバサン、詩的なセンスをお持ちですね?
えっ、むかしは、そのセンスを持って、お立ち台で、ディスコを踊ってたって?(笑)
ゴーゴーゴー 風が泣いている ゴーゴーゴー
あっ、なるほどね、そうか、ザ・スパイダースの「風が泣いている」でしたか。
じゃ、踊りは、ゴーゴーダンスですね。(笑)
では、こんどはお立ち台で、堺マチャアキさんのテーブルクロス引きにでも挑戦してくださいね。
おっと、ワイングラスの代わりに、旦那さんを立たせないようにね。
ひっくり返って怪我しますよ。
えっ、もう毛がないって、そりゃどうも。(笑)
あれ、そこのご主人、どうしましたか。
ひとりさみしくビール飲みながら、風に吹かれて…。
さっき、風に吹かれてスルメが飛びましたよ。(笑)
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.
おお、イングリッシュですねぇ!
教養あるね…、いつから? 今日よ!
これは、かなり古いネタですね。(笑)
なるほど、ボブ・ディランの「風に吹かれて」ですか。
まあ、風に吹かれているのは良いけど、ビールを飲みすぎて、痛風にならんようにね。(笑)
おや、そこの奥さんも、どうしましたか。
えらく、なにか哀しそうな顔して…。
えっ?
あなたに さよならって言えるのは 今日だけ?
はいはい、さよならでも、こにゃにゃちわでも、タリラリララーンでも、今日だけといわず、好きなだけいってください。(笑)
でも、今日だけのスーパーの特売日は、家計のために、忘れないようにね。(笑)
そうそう、それは、「22才の別れ」ですね。
つまり、風ですね。アーティストが風。
考えオチで、ザブトン一枚ってとこでしょうか。
しかし伊勢正三さん、お髭が薄くなりましたね。
風で飛んでしまったのでしょうかね。(笑)
えっと、次は、そこの白いブラウスのママさん。
ブラウスとコーディネートしたシックな黒のスカートが、ちょっと苦しそうなんですが、どうぞ。(笑)
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい?
いや~、ちゃんねるマスターであるふうちゃんとして、そういわれれば、光栄です。
でも、こんな面前でいわれると照れますよ…。
えっ、じゃなくて、風のハナシでしたか。
ええ、知ってますよ。
THE BOOM の「風になりたい」でしょ。
新しい曲も知ってるんだって思ったら、それって、ママさんコーラス合唱コンクール課題曲ですね。(笑)
さて、もうひとりくらいで終わりましょう…。
おっと、いまの季節に、お嬢さん風の薄着のかっこうしている…そこのご婦人、どうしましたか。
ちょっとお顔が紅潮してますが。
それにさっきから口元に手をあて、もぞもぞとして。
えっ、そんなちいさな声では聞こえませんよ。
もっと、大きな声でいってください。
はっ、はっ、は~~~くしょん?
あっ、はい、どうもです。
風でなく、風邪だったんですね。
お大事に。(笑)
街を歩く時に 風に耳をすませてね
風の中にきっと 私の声がする
夜に眠る時も 窓を叩く風の音
どうぞ聞いて欲しい ささやく声がする
耳をすますということは大切なことです。
耳をすまさなければ聞けない音や声があります。
家の中や街の中で、これでもか、これでもかというくらいに、音や声が氾濫しています。
そして、それに呼応するかのように、自分の権利や利益、主張のみを声高に、叫ぶだけ叫んで、人のことや意見に、少しも耳を傾けないような風潮にも
じゃ、はい、そこのクレープ綿のステテコから、らくだのパッチに、早々と着替えたオジサン、どうぞ。
男性も年を取ると、冷え性になるんでしょうか?
あっ、ぼくは、年は取りましたが、お陰様で大丈夫です。
おっと、パッチを靴下の中に押し込めるのは、いまではなくて、後まわしにしてください。(笑)
で、えっ、なんですか?
そこには ただ風が 吹いているだけ?
吹いているだけ~吹いているだけ~
なるほど、端田宣彦とシューベルツの「風」ですね。
これは名曲ですよね。
いまでは音楽の教科書に載っていますからね。
…で、風は、吹いているだけ。
オジサンは、老けているだけ~って。(笑)
じゃ、次、そこのオバサン!
いま視線を外して、急に横を向いたあなたです。
オバサンと呼ばれて、知らんふりしないでね。
そう、あなたです。(笑)
うん、風が 泣いている?
風が泣いている…。
なんと、オバサン、詩的なセンスをお持ちですね?
えっ、むかしは、そのセンスを持って、お立ち台で、ディスコを踊ってたって?(笑)
ゴーゴーゴー 風が泣いている ゴーゴーゴー
あっ、なるほどね、そうか、ザ・スパイダースの「風が泣いている」でしたか。
じゃ、踊りは、ゴーゴーダンスですね。(笑)
では、こんどはお立ち台で、堺マチャアキさんのテーブルクロス引きにでも挑戦してくださいね。
おっと、ワイングラスの代わりに、旦那さんを立たせないようにね。
ひっくり返って怪我しますよ。
えっ、もう毛がないって、そりゃどうも。(笑)
あれ、そこのご主人、どうしましたか。
ひとりさみしくビール飲みながら、風に吹かれて…。
さっき、風に吹かれてスルメが飛びましたよ。(笑)
The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind.
おお、イングリッシュですねぇ!
教養あるね…、いつから? 今日よ!
これは、かなり古いネタですね。(笑)
なるほど、ボブ・ディランの「風に吹かれて」ですか。
まあ、風に吹かれているのは良いけど、ビールを飲みすぎて、痛風にならんようにね。(笑)
おや、そこの奥さんも、どうしましたか。
えらく、なにか哀しそうな顔して…。
えっ?
あなたに さよならって言えるのは 今日だけ?
はいはい、さよならでも、こにゃにゃちわでも、タリラリララーンでも、今日だけといわず、好きなだけいってください。(笑)
でも、今日だけのスーパーの特売日は、家計のために、忘れないようにね。(笑)
そうそう、それは、「22才の別れ」ですね。
つまり、風ですね。アーティストが風。
考えオチで、ザブトン一枚ってとこでしょうか。
しかし伊勢正三さん、お髭が薄くなりましたね。
風で飛んでしまったのでしょうかね。(笑)
えっと、次は、そこの白いブラウスのママさん。
ブラウスとコーディネートしたシックな黒のスカートが、ちょっと苦しそうなんですが、どうぞ。(笑)
あなたに会えた幸せ 感じて風になりたい?
いや~、ちゃんねるマスターであるふうちゃんとして、そういわれれば、光栄です。
でも、こんな面前でいわれると照れますよ…。
えっ、じゃなくて、風のハナシでしたか。
ええ、知ってますよ。
THE BOOM の「風になりたい」でしょ。
新しい曲も知ってるんだって思ったら、それって、ママさんコーラス合唱コンクール課題曲ですね。(笑)
さて、もうひとりくらいで終わりましょう…。
おっと、いまの季節に、お嬢さん風の薄着のかっこうしている…そこのご婦人、どうしましたか。
ちょっとお顔が紅潮してますが。
それにさっきから口元に手をあて、もぞもぞとして。
えっ、そんなちいさな声では聞こえませんよ。
もっと、大きな声でいってください。
はっ、はっ、は~~~くしょん?
あっ、はい、どうもです。
風でなく、風邪だったんですね。
お大事に。(笑)
街を歩く時に 風に耳をすませてね
風の中にきっと 私の声がする
夜に眠る時も 窓を叩く風の音
どうぞ聞いて欲しい ささやく声がする
耳をすますということは大切なことです。
耳をすまさなければ聞けない音や声があります。
家の中や街の中で、これでもか、これでもかというくらいに、音や声が氾濫しています。
そして、それに呼応するかのように、自分の権利や利益、主張のみを声高に、叫ぶだけ叫んで、人のことや意見に、少しも耳を傾けないような風潮にも
つながっています。
いつも私は愛の想いを
風の中に告げているのよ
私の愛 何も 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
お願いです。
耳をすませてください。
聞いてください。
雄弁と饒舌にかき消されがちな声を。
微かな声を、声なき声を、こころの中の声を。
今日も私は愛の言葉を
通り過ぎる風に託すの
私の愛 何も 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
愛を伝えて
伝わってくるものが、きっとあるはずです。
耳をすませば…。
ほら、風の中にも…。
いつも私は愛の想いを
風の中に告げているのよ
私の愛 何も 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
お願いです。
耳をすませてください。
聞いてください。
雄弁と饒舌にかき消されがちな声を。
微かな声を、声なき声を、こころの中の声を。
今日も私は愛の言葉を
通り過ぎる風に託すの
私の愛 何も 気づかないのあの人は
だからせめて風よ 愛を伝えて
愛を伝えて
伝わってくるものが、きっとあるはずです。
耳をすませば…。
ほら、風の中にも…。