寺内タケシ  民謡

2023-04-08 15:21:25 | エレキ(guitar/violin )
木曽節


木曽のナー 中乗りさん
木曽の御岳(おんたけ)さんは
ナンジャラホーイ(ナンチャラホーイ)
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ
袷ょ(あわしょ)ナー 中乗りさん
袷ょ やりたや ナンジャラホーイ
足袋もそえて ヨイヨイヨイ
ハー ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ




歌詞にある「中乗りさん(なかのりさん)」の意味・由来については諸説ありますが、伐採した丸太を木曽川で運ぶ筏(いかだ)の漕ぎ手(筏師)と関連づける説が一般的なようです。

丸太を運ぶ筏の先頭に乗る人を「舳乗り(へのり)」、後ろを「艫乗り(とものり)」、そして真ん中に乗るのが「中乗り」で、これが「木曽節」の歌詞にある「中乗りさん」であると考える説です。

他の説としては、三人乗りの鞍の真ん中に乗る人と解釈する説や、御岳教で神

のお告げを伝える「中座」を意味すると考える説などがあるようですが。

おなじく歌詞にある「袷ょ(あわしょ)」とは「袷(あわせ)」を意味しますす。

袷(あわせ)とは、表地に裏地を縫い合わせた衣服のこと。

御嶽山は夏でも寒いとの歌詞のとおり、肌寒い中で仕事をする「中乗りさん」のために、保温性の高い袷をプレゼントしてやりたい、足も冷えるだろうから足袋も添えて、といった内容が歌われているのでしょうね。



よさこい節  


土佐の高知の はりまや橋で
坊さんかんざし 買うを見た
よさこい よさこい
御畳瀬(みませ)見せましょ 浦戸を開けて
月の名所は 桂浜
よさこい よさこい
言うたちいかんちゃ おらんくの池にゃ
潮吹く魚が 泳ぎより
よさこい よさこい




御畳瀬(みませ)と浦戸は桂浜周辺の地名。

「みませ」と「見せま」の発音が近く洒落のような歌詞になっています。

「いうたちいかんちや」とは、「何を言ってもダメだよ」の意味。

全体の意味としては、「何を言っても(高知の海には)勝てないよ。

だってウチの池(高知県沿岸)には、潮吹く魚(クジラ)が泳いでいるんだか

ら!」という地元自慢の歌になる。

よさこいとは「夜サ来い」の意味で、囃子言葉がそのまま曲名になったようです。



相馬盆踊歌  


ハアーイヨー 今年ゃ豊年だよ
(ハアーコーリャコリャ)
穂に穂が咲いてよヨー
ハアー 道の小草にも
ヤレサナ 米がなるヨー
(ハアヨーイヨーイヨーイトナ)
ハアーイヨー そろたそろたよ
(ハアーコーリャコリャ)
踊子がそろたヨー
ハアー 秋の出穂より
ヤレサナ よくそろたヨー
(ハアヨーイヨーイヨーイトナ)
ハアーイヨー 踊りつかれて
(ハアーコーリャコリャ)
寝てみたもののヨー
ハアー 遠音囃子で
ヤレサナ 寝つかれぬヨー
(ハアヨーイヨーイヨーイトナ)




福島県相馬地方に伝わる民謡の一つ「相馬盆唄」、冒頭の歌詞「今年や豊年だよ 穂に穂が咲いてよ 道の小草にも米がなるよ」にもあるように、かつては米の豊作を田の神に感謝する「豊年踊り」として歌われていたようです。

戦後、宮城県出身の民謡歌手・鈴木 正夫(初代)による編曲版が人気を博し、鈴木は『相馬盆唄』で1955年の第6回「NHK紅白歌合戦」に出場しています。

その後は三橋 美智也、美空 ひばりなど、大物演歌歌手らにカバーされ、「相馬盆唄」は全国的な知名度と人気を獲得していったのです。

夏祭り・盆踊りの曲としても全国的に親しまれていますよね。







































































































































































































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