つかの間の雨

2024-06-28 06:12:15 | フォーク&ニュー・ミュージック
由紀さおり


増田恵子



あなたがそっと 右手を出して
雨に濡れた 私の髪を
うまく左に とかしてくれた
ほんの私の 髪の癖まで
あなたは覚えて くれたのですか
あなたはとても 気がつく人だったけど
気づいて欲しいものは 他にあった

突然雨が 降り出した町を
あの頃いつも そうしたように
二人肩を寄せて歩いた
ほんのひと降りの雨と たった1つの傘が
最後のドラマを 作ってくれたのに
肩にまわした あなたの手には
あの頃のぬくもりは もうなかった

空があかね色に 燃えつきてそして
つかの間の雨も 上がってしまった
ビルの谷間に沈む 夕陽を見て
悲しいと思うのは 私だけでしょうか 




1976年5月にリリースされた曲で、由紀さんご自身も大好きな曲だそうです。

レコーディングのエピソードを以前コンサートで話していました。

「スタジオに紙袋いっぱいにネーブルオレンジを買ってきて下さり、スタジオ中にオレンジの香りがいっぱいになりました。

煮詰まっていたスタジオが、一気に緊張が解けたんです。こういった気遣いのできる方でいらっしゃいます」

もちろん相手は作詞・作曲された伊勢正三さん。

ちなみに由紀さん、年齢は伊勢さんより3才ほど上だったと思いますが、誕生日はいっしょで11月13日だそうです。






































































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