2020年6月12日(金)
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、2020年度4月と5月の例会(計4回)は、
全て休止という事態になった。
当県の緊急事態宣言は5月14日に一応解除されたが、例会を再開するにあたり、当初のスケジュールを
全面的に見直すことを余儀なくされた。
電車を乗り継いでの都内方面への移動や長時間の三密が避けられない貸切りバスを利用しての
遠征ハイクなどは当面見合わせることにした。
また、ウォーキング後の”暑気払い”や”忘年会”などもしばらくは開催を見合わせることになった。
その結果、今年度の例会は、車での移動による地元周辺を歩くことをメインとすることで、
何とか6月からの再開にこぎ着けた、という次第。
「健康ウォーキング同好会」が主催するコロナ禍後最初の例会 令和2年度(2020年)第1回(2020年第12回)は、
行方市の道の駅「たまつくり」をスタート&ゴールとする、「虹の塔から富士見塚古墳」ウォーキングとなった。
なお、これまで富士見塚古墳を発着とする例会は以下の2回あり、今回が3回目となる。
2010年11月12日(金)富士見塚古墳公園と霞ヶ浦
2014年10月24日(金)好天に恵まれて 歩崎公園から富士見塚古墳へ
この日第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、5名である。
再開後初めての例会ということもあってか、集まった人は極めて少なかった。
この分ではせいぜい集まっても15名程度か?などと考えているうちに、ほぼ定刻の10時に
第二集合場所の道の駅「たまつくり」に到着した。
霞ヶ浦ふれあいランド「水の科学館」
霞ヶ浦ふれあいランドのシンボルタワー「虹の塔」
第二集合場所に到着してみると、既にたくさんの顔なじみの人が集まっていた。なんとその数21名。
緊急事態宣言解除後初めての例会としては、予想以上である。
『本当に久し振りだねっ』 『元気だった?』 『今日は最後まで歩けるか心配だわっ』
聞き慣れた声が飛び交っていた。
今年1月10日の「柴又七福神巡り」以来という人の姿も。
この日のコースと注意点などの説明に続いて、TK会長の再開に向けての挨拶があり、
10時10分、折り返し点の”富士見塚古墳公園”目指して「虹の塔」を出発!
国道354号の下を潜り抜け、
霞ヶ浦大橋へ。
行方市観光物産館を背にして、
霞ヶ浦大橋の歩道を進む。
相変わらず国道354号の交通量は多い。
ひっきりなしに大型トラックなどが横を走り抜ける。
先頭を務めるのは会長のTKさんである。
いつも元気なTKさんだが、ここ1ヶ月ほど微熱が続いているそうで、今日は途中で引き返す
ことにしたい、とのこと。
10時22分、霞ヶ浦大橋(約1.1Km)のほぼ中央、行方市とかすみがうら市の境界を跨いだ。
左前方には歩崎公園方面へと続く道がはっきりと見えて来た。
10時29分、長い霞ヶ浦大橋を渡り終えた。
富士見塚古墳公園へは道路の反対側へ渡らなければならないが、交通量が多いので、
安全のため、いったん歩崎公園方面へ折れて、国道354号の下を潜ることにしよう。
霞ヶ浦大橋の袂に建てられた水難者供養塔
過去に発生した霞ヶ浦の水難事故の犠牲になられた方の供養塔と思われる。
少しだけ歩崎公園方面へ進むと・・・
堤防の下に国道354号の下を潜り抜ける小さな道があった。
道なりに進んでまた折り返すのは面倒なので、斜面を下ることにした。
『滑らないように気をつけてねっ!』
斜面を下り、国道354号の下を潜り抜ける道を進む。
国道354号の下を潜り抜けると、
右手に霞ヶ浦大橋が。
「虹の塔」もはっきりと見える。
最後尾を歩いていた3名が、国道354号を横断してやって来た。
意外とすんなりと354号を横断したものだと思った。
これなら戻る時は国道354号下を潜らずに、国道354号を直接横断して霞ヶ浦大橋へ戻ることにしよう。
霞ヶ浦西浦中岸の道を進む。
前方に富士見塚古墳のある柏崎の森と後方に筑波山が見える。
10時37分、西浦中岸23.5Km地点を通過
柏崎沖の養殖場などを眺めながら、西浦中岸の道を進む。
朝のNHKやWebなどの天気予報を観てか、傘を持参した人は多いと思われる。
しかし、今のこの天気からは雨で傘を差すことはないと断言しても良いのではないだろうか。
自分も傘を持参した一人だが、日傘として活用しているのは、主に女性たちだ。
『雨にならなくて良かったけど、しかし、今日はほんとに蒸し暑いよねっ』
この日の最高気温はほぼ30℃、湿度は70%以上との予報である。
西浦中岸の道を進む。
小さな船溜りを通過し、
しばらくすると、AR子さんが『今日は体調があまり芳しくないの』とのこと。
『長い間歩いていなかったので、暑さに身体が付いて行けないみたい』
『出来れば途中で引き返したい』とのこと。
10時52分、西浦中岸24.5Km地点を通過した所で、
TK会長がここで引き返したいとのこと。
AR子さんも一緒だと言う。
『ここで引き返しても今日は参加したことになるよねっ?』
もちろんです。
『ここで引き返せば、この日のコースの半分は歩いたことになるかなっ?』
半分以上は充分に歩いたことになると思います。
『それでは、お気を付けてっ』
TK会長とAR子さんとはここで別れた、
我々一行は富士見塚古墳を目指すことにした。
『頑張って最後まで歩こうねっ』 「まゆみの会」所属のDD子さんから檄が飛ぶ。
西浦中岸を進む。
富士見塚古墳辺りが次第に近くに見えるようになった。
右手沖合に、霞ヶ浦ふれあいランドの「虹の塔」が見える。
『かなり歩いたわねっ』
11時3分、西浦中岸25Km地点を通過すると、
また別の小さな船溜りがあった。
沖合には漁をする小舟が浮かんでいた。
11時10分、西浦中岸25.5Km地点を通過
河川管理境界
左の菱木川は茨城県土浦土木事務所の管理、右の霞ヶ浦は国土交通省霞ヶ浦河川事務所の
土浦出張所の管理と分れている。
河川管理境界看板の足下に白鳥がのんびりと羽を休めていた。
どうやらつがいのようだが・・・
シベリアへは帰らずにずっとここで暮すのだろうか?
菱木川に架かる水神橋に腰を下ろして先頭Gの皆さんが待ってくれていた。
ほどなく最後尾の人たちが水神橋に到着した。
『いやぁ 遅くなりましたっ』
『お疲れさま~ぁ』
『甘いものでもどうぞっ』
『いやぁ いつもいつも ごちそうさまですっ』
水神橋袂で一休みした後、折り返し地点の富士見塚古墳を目指した。
菱木川に沿って左岸を進み、
水神橋の150mほど上流に架かる権現橋を渡る。
権現橋から菱木川の下流(霞ヶ浦方面)を望む。
のどかな景色である。
権現橋を渡り、50m先を左折して進む。
『大きくて立派な家が多いわねっ』
こちらの四脚門はまだ新しい感じだ。
『門も塀も凄く立派だよねっ』
立ち並ぶ家々の造りに感心しながら進むと・・・
11時32分、目的地の富士見塚古墳展示館に到着した。
富士見塚古墳展示館入口
これまで何度か訪れていることから、見学希望者は昼食後にして貰うことにした。
なお、”館内の写真撮影はご遠慮下さい” と表示されている。
展示館裏の石段を上り、古墳公園へ。
『あともう少しだねっ』
石段を登り切ると、目の前に富士見塚1号墳の前方後円墳が現れた。
一見すると二つの円墳のように見えるが、手前が前方部で奥が後円部になっている。
先ずは墳丘に登ってみよう。
中央の張出し部に頂上部への石段がある。
後円部の頂上へ。
11時49分、後円部の頂上(高さ11.5m)に到着した。
後円部の頂上から霞ヶ浦方面を望む。
『なかなか素晴らしい眺めだねっ』
霞ヶ浦の反対側(西側)は木が生い茂っていて何も見えなかった。
昔はこの頂きから富士山が見えたので”富士見塚”と名付けられた、そうだ。
せっかくなので前方部へも登ってみることに。
前方部の頂上(高さ11.3m)に到着。
前方部の頂上からは、正面に富士見塚2号墳の円墳が見える。
前方部の頂上から霞ヶ浦方面を望む。
ここからはあいにく「虹の塔」は見ることは出来なかった。
富士見塚1号墳を下りて弁当にしよう。
古墳周辺の木陰で弁当タイム(1)だ。
(展示館には事前に許可を得ています)
弁当タイム(2)
弁当タイム(3)
弁当タイム(4)
正面に1号墳を眺めながらのこの日の弁当は格別だ!
弁当の後、駆け足で富士見塚古墳公園内の古墳を一通り見て回った。
富士見塚2号墳
径34m、高さ5.1mの円墳。
5世紀末~6世紀初頭に造られたと考えられており、精巧な細工の鋏具(かこ)と呼ばれる帯金具
などが出土しています。(展示館のパンフレットより)
富士見塚3号墳
径27.3m、高さ4.5mの円墳。
6世紀後半に造られたと考えられており、内側の壁が赤く塗られた石棺に、女性が埋葬されていました。
(展示館のパンフレットより)
富士見塚1号墳(前方後円墳)
茨城県内で有数の規模を誇る富士見塚1号墳は、墳丘全長80mで、幅16~26mの堀が巡らされています。
(展示館のパンフレットより)
富士見塚1号墳(前方後円墳)平面図
5世紀末~6世紀初頭に造られたと考えられており、前方部に石棺が確認され、後円部に木棺があった
可能性が指摘されています。(展示館のパンフレットより)
晴れた日には、その頂から富士山を望めるので、”富士見塚”という名が付きました。
(展示館のパンフレットより)
富士見塚古墳公園を一回りしているうちに、皆さんは既に展示館方面へ行ってしまったようだ。
急いで後を追って石段を下り、
皆さんが待つ展示館へ。
展示館を見学している人の見学終了を待ち、
12時39分、ゴールの霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」を目指して出発!!
菱木川方面へ。
菱木川の左岸に沿って進む。
来た時とは反対側の道である。
『帰りは向かい風があるから少しは涼しくて楽だよねっ』
菱木川に架かる水神橋を渡り、
霞ヶ浦の西浦中岸を進み、
ゴールの「虹の塔」を目指す。
この時点で日傘を差す人は大分少なくなった。
向い風で幾分涼しく感じられるようになったのがその理由かもしれない。
12時55分、西浦中岸25.5Km地点を通過
続いて小さな舟溜りを通過。
左前方にゴールの霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」が見えて来た。
『まだまだゴールは遠いわねっ』
13時12分、西浦中岸24.5Km地点を通過
それほど速くはないが、まずまずのペースである。
13時19分、西浦中岸24Km地点を通過
続いて小さな船溜りがあったので、後続Gとの距離を縮めるため、小休止することに。
数分後、遅れていた後続組が到着した。
最後尾の組はかなり疲れた様子だったが、思ったよりも元気だったので、一安心。
一息入れた後、霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」へ。
ゴールの霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」が次第に大きく見えるようになってきた。
13時31分、西浦中岸23.5Km地点を通過すると、
国道354号下を潜る道への分岐点に差し掛かった。
朝方、国道を横断して霞ヶ浦大橋の歩道へ向かうと決めていたので、真っ直ぐに霞ヶ浦大橋へ。
霞ヶ浦大橋が目の前だ。
「虹の塔」が一段と大きく見える。
『お帰りっ お疲れさんっ』と迎えてくれているようだ。
最後尾の2名が国道354号を渡り終え、全員無事に横断し終えたのを確認。
これで一安心だ。
後は霞ヶ浦大橋を渡るだけである。
先を行く皆さんの後を追うことにしよう。
左手を見ると、筑波山が見えた。
いつものように霞んでいる。
霞ヶ浦大橋の真ん中辺り(0.5Km)を通過して直ぐに、
13時44分、かすみがうら市と行方市の境界点を通過
前を行くNT氏を追い越し、
さらにその前を行くTM子さんにようやく追い着いた。
ゴールの「虹の塔」は目の前だ。
もうこれ以上先を行く人の姿は見えない。
既にゴールしてしまっているのかもしれない。
意外と人の歩く速度は速いものだと感じた。
国道354号の下を潜るトンネルに描かれた鮮やかな絵画を見ながら、
絵画(1)
絵画(2)
絵画(3)
トンネルを抜けた。
道の駅「たまつくり」の観光物産館で冷たいお茶を買い求め、
14時0分、ようやく先に到着した皆さんが待つゴール「虹の塔」前に辿り着いた。
『お待ちどうさま~っ』
その後、数分以内に全員が無事ゴールした。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
次回(6月26日)のコースについて集合場所などを説明し、この日はここで解散とした。
『運転には充分に気をつけて帰りましょうっ』 『次回また元気でお会いしましょうねっ』
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、2020年度の4月と5月の例会(計4回)を全て休止し、
2ヶ月半ぶりに再開となった最初の例会を無事終えることが出来て一安堵している。
関東地方は、前日(6月11日)に梅雨入りの発表があったばかりで、この日は気温と湿度が非常に高く、
歩き終えた後は全身汗びっしょりとなった。
久し振りの例会だったこともあり、けっこう疲れたと言うのが正直な感想である。
しかし、健康のためにも家でじっとしている訳にもいかない。
可能な限り身体を動かし、健康を維持するためにも、ウォーキングは続けることにしたい。
この日の万歩計は、17,000歩を超過していた。
”ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次”へ戻る。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、2020年度4月と5月の例会(計4回)は、
全て休止という事態になった。
当県の緊急事態宣言は5月14日に一応解除されたが、例会を再開するにあたり、当初のスケジュールを
全面的に見直すことを余儀なくされた。
電車を乗り継いでの都内方面への移動や長時間の三密が避けられない貸切りバスを利用しての
遠征ハイクなどは当面見合わせることにした。
また、ウォーキング後の”暑気払い”や”忘年会”などもしばらくは開催を見合わせることになった。
その結果、今年度の例会は、車での移動による地元周辺を歩くことをメインとすることで、
何とか6月からの再開にこぎ着けた、という次第。
「健康ウォーキング同好会」が主催するコロナ禍後最初の例会 令和2年度(2020年)第1回(2020年第12回)は、
行方市の道の駅「たまつくり」をスタート&ゴールとする、「虹の塔から富士見塚古墳」ウォーキングとなった。
なお、これまで富士見塚古墳を発着とする例会は以下の2回あり、今回が3回目となる。
2010年11月12日(金)富士見塚古墳公園と霞ヶ浦
2014年10月24日(金)好天に恵まれて 歩崎公園から富士見塚古墳へ
この日第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは、5名である。
再開後初めての例会ということもあってか、集まった人は極めて少なかった。
この分ではせいぜい集まっても15名程度か?などと考えているうちに、ほぼ定刻の10時に
第二集合場所の道の駅「たまつくり」に到着した。
霞ヶ浦ふれあいランド「水の科学館」
霞ヶ浦ふれあいランドのシンボルタワー「虹の塔」
第二集合場所に到着してみると、既にたくさんの顔なじみの人が集まっていた。なんとその数21名。
緊急事態宣言解除後初めての例会としては、予想以上である。
『本当に久し振りだねっ』 『元気だった?』 『今日は最後まで歩けるか心配だわっ』
聞き慣れた声が飛び交っていた。
今年1月10日の「柴又七福神巡り」以来という人の姿も。
この日のコースと注意点などの説明に続いて、TK会長の再開に向けての挨拶があり、
10時10分、折り返し点の”富士見塚古墳公園”目指して「虹の塔」を出発!
国道354号の下を潜り抜け、
霞ヶ浦大橋へ。
行方市観光物産館を背にして、
霞ヶ浦大橋の歩道を進む。
相変わらず国道354号の交通量は多い。
ひっきりなしに大型トラックなどが横を走り抜ける。
先頭を務めるのは会長のTKさんである。
いつも元気なTKさんだが、ここ1ヶ月ほど微熱が続いているそうで、今日は途中で引き返す
ことにしたい、とのこと。
10時22分、霞ヶ浦大橋(約1.1Km)のほぼ中央、行方市とかすみがうら市の境界を跨いだ。
左前方には歩崎公園方面へと続く道がはっきりと見えて来た。
10時29分、長い霞ヶ浦大橋を渡り終えた。
富士見塚古墳公園へは道路の反対側へ渡らなければならないが、交通量が多いので、
安全のため、いったん歩崎公園方面へ折れて、国道354号の下を潜ることにしよう。
霞ヶ浦大橋の袂に建てられた水難者供養塔
過去に発生した霞ヶ浦の水難事故の犠牲になられた方の供養塔と思われる。
少しだけ歩崎公園方面へ進むと・・・
堤防の下に国道354号の下を潜り抜ける小さな道があった。
道なりに進んでまた折り返すのは面倒なので、斜面を下ることにした。
『滑らないように気をつけてねっ!』
斜面を下り、国道354号の下を潜り抜ける道を進む。
国道354号の下を潜り抜けると、
右手に霞ヶ浦大橋が。
「虹の塔」もはっきりと見える。
最後尾を歩いていた3名が、国道354号を横断してやって来た。
意外とすんなりと354号を横断したものだと思った。
これなら戻る時は国道354号下を潜らずに、国道354号を直接横断して霞ヶ浦大橋へ戻ることにしよう。
霞ヶ浦西浦中岸の道を進む。
前方に富士見塚古墳のある柏崎の森と後方に筑波山が見える。
10時37分、西浦中岸23.5Km地点を通過
柏崎沖の養殖場などを眺めながら、西浦中岸の道を進む。
朝のNHKやWebなどの天気予報を観てか、傘を持参した人は多いと思われる。
しかし、今のこの天気からは雨で傘を差すことはないと断言しても良いのではないだろうか。
自分も傘を持参した一人だが、日傘として活用しているのは、主に女性たちだ。
『雨にならなくて良かったけど、しかし、今日はほんとに蒸し暑いよねっ』
この日の最高気温はほぼ30℃、湿度は70%以上との予報である。
西浦中岸の道を進む。
小さな船溜りを通過し、
しばらくすると、AR子さんが『今日は体調があまり芳しくないの』とのこと。
『長い間歩いていなかったので、暑さに身体が付いて行けないみたい』
『出来れば途中で引き返したい』とのこと。
10時52分、西浦中岸24.5Km地点を通過した所で、
TK会長がここで引き返したいとのこと。
AR子さんも一緒だと言う。
『ここで引き返しても今日は参加したことになるよねっ?』
もちろんです。
『ここで引き返せば、この日のコースの半分は歩いたことになるかなっ?』
半分以上は充分に歩いたことになると思います。
『それでは、お気を付けてっ』
TK会長とAR子さんとはここで別れた、
我々一行は富士見塚古墳を目指すことにした。
『頑張って最後まで歩こうねっ』 「まゆみの会」所属のDD子さんから檄が飛ぶ。
西浦中岸を進む。
富士見塚古墳辺りが次第に近くに見えるようになった。
右手沖合に、霞ヶ浦ふれあいランドの「虹の塔」が見える。
『かなり歩いたわねっ』
11時3分、西浦中岸25Km地点を通過すると、
また別の小さな船溜りがあった。
沖合には漁をする小舟が浮かんでいた。
11時10分、西浦中岸25.5Km地点を通過
河川管理境界
左の菱木川は茨城県土浦土木事務所の管理、右の霞ヶ浦は国土交通省霞ヶ浦河川事務所の
土浦出張所の管理と分れている。
河川管理境界看板の足下に白鳥がのんびりと羽を休めていた。
どうやらつがいのようだが・・・
シベリアへは帰らずにずっとここで暮すのだろうか?
菱木川に架かる水神橋に腰を下ろして先頭Gの皆さんが待ってくれていた。
ほどなく最後尾の人たちが水神橋に到着した。
『いやぁ 遅くなりましたっ』
『お疲れさま~ぁ』
『甘いものでもどうぞっ』
『いやぁ いつもいつも ごちそうさまですっ』
水神橋袂で一休みした後、折り返し地点の富士見塚古墳を目指した。
菱木川に沿って左岸を進み、
水神橋の150mほど上流に架かる権現橋を渡る。
権現橋から菱木川の下流(霞ヶ浦方面)を望む。
のどかな景色である。
権現橋を渡り、50m先を左折して進む。
『大きくて立派な家が多いわねっ』
こちらの四脚門はまだ新しい感じだ。
『門も塀も凄く立派だよねっ』
立ち並ぶ家々の造りに感心しながら進むと・・・
11時32分、目的地の富士見塚古墳展示館に到着した。
富士見塚古墳展示館入口
これまで何度か訪れていることから、見学希望者は昼食後にして貰うことにした。
なお、”館内の写真撮影はご遠慮下さい” と表示されている。
展示館裏の石段を上り、古墳公園へ。
『あともう少しだねっ』
石段を登り切ると、目の前に富士見塚1号墳の前方後円墳が現れた。
一見すると二つの円墳のように見えるが、手前が前方部で奥が後円部になっている。
先ずは墳丘に登ってみよう。
中央の張出し部に頂上部への石段がある。
後円部の頂上へ。
11時49分、後円部の頂上(高さ11.5m)に到着した。
後円部の頂上から霞ヶ浦方面を望む。
『なかなか素晴らしい眺めだねっ』
霞ヶ浦の反対側(西側)は木が生い茂っていて何も見えなかった。
昔はこの頂きから富士山が見えたので”富士見塚”と名付けられた、そうだ。
せっかくなので前方部へも登ってみることに。
前方部の頂上(高さ11.3m)に到着。
前方部の頂上からは、正面に富士見塚2号墳の円墳が見える。
前方部の頂上から霞ヶ浦方面を望む。
ここからはあいにく「虹の塔」は見ることは出来なかった。
富士見塚1号墳を下りて弁当にしよう。
古墳周辺の木陰で弁当タイム(1)だ。
(展示館には事前に許可を得ています)
弁当タイム(2)
弁当タイム(3)
弁当タイム(4)
正面に1号墳を眺めながらのこの日の弁当は格別だ!
弁当の後、駆け足で富士見塚古墳公園内の古墳を一通り見て回った。
富士見塚2号墳
径34m、高さ5.1mの円墳。
5世紀末~6世紀初頭に造られたと考えられており、精巧な細工の鋏具(かこ)と呼ばれる帯金具
などが出土しています。(展示館のパンフレットより)
富士見塚3号墳
径27.3m、高さ4.5mの円墳。
6世紀後半に造られたと考えられており、内側の壁が赤く塗られた石棺に、女性が埋葬されていました。
(展示館のパンフレットより)
富士見塚1号墳(前方後円墳)
茨城県内で有数の規模を誇る富士見塚1号墳は、墳丘全長80mで、幅16~26mの堀が巡らされています。
(展示館のパンフレットより)
富士見塚1号墳(前方後円墳)平面図
5世紀末~6世紀初頭に造られたと考えられており、前方部に石棺が確認され、後円部に木棺があった
可能性が指摘されています。(展示館のパンフレットより)
晴れた日には、その頂から富士山を望めるので、”富士見塚”という名が付きました。
(展示館のパンフレットより)
富士見塚古墳公園を一回りしているうちに、皆さんは既に展示館方面へ行ってしまったようだ。
急いで後を追って石段を下り、
皆さんが待つ展示館へ。
展示館を見学している人の見学終了を待ち、
12時39分、ゴールの霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」を目指して出発!!
菱木川方面へ。
菱木川の左岸に沿って進む。
来た時とは反対側の道である。
『帰りは向かい風があるから少しは涼しくて楽だよねっ』
菱木川に架かる水神橋を渡り、
霞ヶ浦の西浦中岸を進み、
ゴールの「虹の塔」を目指す。
この時点で日傘を差す人は大分少なくなった。
向い風で幾分涼しく感じられるようになったのがその理由かもしれない。
12時55分、西浦中岸25.5Km地点を通過
続いて小さな舟溜りを通過。
左前方にゴールの霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」が見えて来た。
『まだまだゴールは遠いわねっ』
13時12分、西浦中岸24.5Km地点を通過
それほど速くはないが、まずまずのペースである。
13時19分、西浦中岸24Km地点を通過
続いて小さな船溜りがあったので、後続Gとの距離を縮めるため、小休止することに。
数分後、遅れていた後続組が到着した。
最後尾の組はかなり疲れた様子だったが、思ったよりも元気だったので、一安心。
一息入れた後、霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」へ。
ゴールの霞ヶ浦ふれあいランド「虹の塔」が次第に大きく見えるようになってきた。
13時31分、西浦中岸23.5Km地点を通過すると、
国道354号下を潜る道への分岐点に差し掛かった。
朝方、国道を横断して霞ヶ浦大橋の歩道へ向かうと決めていたので、真っ直ぐに霞ヶ浦大橋へ。
霞ヶ浦大橋が目の前だ。
「虹の塔」が一段と大きく見える。
『お帰りっ お疲れさんっ』と迎えてくれているようだ。
最後尾の2名が国道354号を渡り終え、全員無事に横断し終えたのを確認。
これで一安心だ。
後は霞ヶ浦大橋を渡るだけである。
先を行く皆さんの後を追うことにしよう。
左手を見ると、筑波山が見えた。
いつものように霞んでいる。
霞ヶ浦大橋の真ん中辺り(0.5Km)を通過して直ぐに、
13時44分、かすみがうら市と行方市の境界点を通過
前を行くNT氏を追い越し、
さらにその前を行くTM子さんにようやく追い着いた。
ゴールの「虹の塔」は目の前だ。
もうこれ以上先を行く人の姿は見えない。
既にゴールしてしまっているのかもしれない。
意外と人の歩く速度は速いものだと感じた。
国道354号の下を潜るトンネルに描かれた鮮やかな絵画を見ながら、
絵画(1)
絵画(2)
絵画(3)
トンネルを抜けた。
道の駅「たまつくり」の観光物産館で冷たいお茶を買い求め、
14時0分、ようやく先に到着した皆さんが待つゴール「虹の塔」前に辿り着いた。
『お待ちどうさま~っ』
その後、数分以内に全員が無事ゴールした。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
次回(6月26日)のコースについて集合場所などを説明し、この日はここで解散とした。
『運転には充分に気をつけて帰りましょうっ』 『次回また元気でお会いしましょうねっ』
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、2020年度の4月と5月の例会(計4回)を全て休止し、
2ヶ月半ぶりに再開となった最初の例会を無事終えることが出来て一安堵している。
関東地方は、前日(6月11日)に梅雨入りの発表があったばかりで、この日は気温と湿度が非常に高く、
歩き終えた後は全身汗びっしょりとなった。
久し振りの例会だったこともあり、けっこう疲れたと言うのが正直な感想である。
しかし、健康のためにも家でじっとしている訳にもいかない。
可能な限り身体を動かし、健康を維持するためにも、ウォーキングは続けることにしたい。
この日の万歩計は、17,000歩を超過していた。
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