年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

依田勉三を知る

2011年10月01日 | 築地市場にて
アヘン戦争以前には対外問題として異国船問題と北の方面の問題であった気がする。十勝の開拓史に残る依田勉三は今のところ福神漬調査には出てこないが気になる存在である。依田が生まれた頃は黒船来航時で、伊豆松崎とあれば下田に近く、他の地域よりアメリカの情報が歪みの少ない伝聞として伝わっていたと思われる。
 依田の経歴で慶応義塾に在籍し、福沢諭吉から北海道開拓のことを知ったという。福神漬調査の過程で関係者が開拓・移民というものに関心がある人が多い気がする。維新後失業した武士の救済が問題となっていた。この失業した武士や農地を持たない農民たちを欧米を見聞きした人達によって北海道開拓という夢を与えたようである。人件費のかからない犯罪者に過酷な労働をさせ北海道を開拓した歴史もあった。まだ130年ほどの北海道開拓と漬物の歴史はどのような関係があるのだろうかまだわからない。近藤重蔵の紋別漬もどうやら石狩付近に紋別と言う地名があると紋別市から連絡があった。地域おこしで紋別市民が近藤重蔵の紋別漬の缶詰の再興することを願う。
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