年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

蛮社の獄のすべて 田中弘之著

2011年10月29日 | 福神漬
この本を読んで、やはり「蛮社の獄」のことが世間に知られたのが明治17年に出版された藤田茂吉「文明東漸史」からだということが解った。藤田の本を読み松林伯円が講談で「高野長英渡辺華山開化廼魁(かいかのさきがけ)」講演し、歌舞伎ヘも影響を与えた。
福神漬の創製時期が明治16年から18年末の間と推測しているので、團團珍聞関係者も藤田の本のことも知っていたと思われる。
 この本は後で購入する。
新聞の書評欄で評判の本で幕末史の基本的知識が変更されるに違いない。教科書の中に残る薩長政権の歴史観が一部否定されている。福神漬の史実を追うと結構矛盾した事柄が見つかるがこの本によってある程度修正ができる。
コメント
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