年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

中国由来の物価上昇へ

2021年10月31日 | 宅老のグチ
今の日本の安い商品は中国国民の金もうけに対する目覚めから来ている。これは未来に希望があった、努力すれば生活が良くなるという戦後の日本人と同じ気持ちだろう。アメリカや日本、韓国等を見聞し、中国に足りないものいち早く市場を占拠し、富を蓄え、次の金もうけ情報から投資を行う。実に行動が早い。それには規制をする共産党幹部への付け届けは必要となる。
 もう金持ちとなった中国は自国の貧困民の不満を和らげるため、安価なものから高価格のものに向かうだろう。すると日本とか韓国の食料品が上がることとなる。中国キムチが韓国より安いので韓国キムチ市場を占拠されたが、いずれ中国産キムチは安くは出来ないと思われる。それから韓国産のキムチ生産を拡大しようとしても、安く生産するところは消えている。日本の漬物も同様に高齢化していて、安い市場が拡大してもついてゆけない。ライバルは他の食材で同業者ではない。力のない漬物業者は宣伝に負け、売り場は量産品の食品に占拠される。
 韓国がキムチ貿易収支が黒字となって自慢していたが、日本の漬物業界新聞の調査と数字が異なる。日本のキムチ輸入には韓国産キムチ、中国産キムチがあって、さらに中国白菜を輸入し、日本でキムチに加工する業者もある。これらは日本の白菜原料事情で変化し、なかなか数字を把握できない。それには白菜の契約で、違約金を払っても中国で白菜を廃棄したほうが安くつく。日本でのごみ処理価格は高いし、冷蔵保管料も高い。
 よく野菜の安いときに畑で肥料にすようなことをしているが、青果市場に出荷しても、運賃、ダンボ-ル代、手数料を引くとマイナスになる価格の時がある。安いときは誰も盗まない。
 もうじき中国は日本へ食料を安く供給しない時が来る。その時食の安心安全保障を日本政府・国会は理解しているのだろうか。どの国の政治家も自国民を飢えさせることはない。
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