年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

漬物の中国韓国離れ

2012年09月04日 | 築地市場にて

安価な漬物原料を安定的に入手するには気候の異なる外国から輸入することとなる。40年ほど前は台湾だったが台湾経済の発展とともにフィリピン・タイとかに産地が移転し、いまは中国に移転した。最近の傾向ではベトナムとかミャンマーに視察旅行が多い。すでに中国から徐々に撤退を考え、中国漬物工場が日本向けより中国国内向け工場となりつつある。このことを取引銀行の担当者に話したら興味をしめした。まだ完全に中国を見限ることはできない。総合的には計画通り入荷するので中国はまだ見放せない。もし北朝鮮の変身があったとき、日本に近いので電力交通不便であっても日本の漬物業者が進出するだろうと言ったら嫌な顔をされた。どうやら金融取引では北朝鮮関係はまだ危険のようだ。しかし、ミャンマーの例もあるから動き出したら早い。
 北が変身すれば南のキムチ工場は全滅となるだろう。価格対抗ができない。漬物ようなタダで提供されいる食品は価格競争に弱い。日本人にとって韓半島のキムチ産地は皆同じに聞こえる。
コメント
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