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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

味の箱舟計画と漬物

2006年01月14日 | 趣味としての漬物
日本の伝統食材9品目が、スローフード協会国際本部(イタリア)が進める「味の箱舟」計画に登録された。同計画は、大量生産される食品に押され、消滅しかけている伝統食品を支援するのが目的です。登録されたのは、安家地大根(岩手県岩泉町)のほか、山形県米沢市が主産地の雪菜、花作大根(山形県長井市)、雲仙こぶ高菜(長崎)のほか5品目。
 安家地大根(紅大根)は、岩泉町安家地区周辺で主に栽培されている。7月中旬から播種し、収穫期は9―11月。長さ20―40センチで、鮮やかな紅色が特徴で辛みが強く、ビタミンC含有量が青首大根の1・5―2倍ある。硬く繊維質に富んでいるため、貯蔵性に優れている。
 花作大根は、古くから山形県長井市花作地区で栽培されてきた漬物用の大根です。パリパリとした歯ざわりの良さは漬物として最適で、一時は県内一円で作られたときもありましたが生産性が低く、今では絶滅の危機に瀕しています。
雲仙こぶ高菜(長崎県)葉の内側に突起(こぶ)ができる、とてもめずらしい長崎の伝統野菜です。やわらかさと歯切れのよさは天下一品で、特に漬物の風味は最高です。また、コブの部分だけを使った浅漬けや炒め物はこの上なく美味と言われます。12月から翌年2月にかけて収穫します。
「味の箱舟」計画 消滅しかけている伝統的な農産物や食品の生産を支援することで地域の活性化につなげる運動です。今回選ばれた9品目のうち、野菜は4品目ですが、安家地大根(紅大根)を除いて漬物にしたとき、味が引き立ちます。


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