前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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防衛省の水増し請求調査の現状

2008年02月07日 | Weblog
 昨年より防衛省防衛調達をめぐる調査を行っております。この間書類偽造等による過大請求事例が着実に究明されつつありますが、究明の速度が遅々としていることも事実です。昨年は、国会質問や定期的な防衛省担当者のレク等を行っておりましたが、今年に入り道路特定財源問題に忙殺された防衛省とのレクをさぼっておりました。そのことが直接影響しているかどうかは不明ですが、この1ヶ月水増し請求の調査がほとんど進展していないことがわかりました。
 2月の後半から3月には平成20年度予算審議が参議院で行われます。2兆円を超える防衛調達関連予算を審議していくためにも、山田洋行、富士インダストリー、極東貿易等の水増し事件の徹底究明をしていくことが必要です。防衛調達には、中央調達、地方調達、間接調達がありますが、その大半をしめる間接調達に関しては全く手がついておりず、また地方調達もやっと調査が開始されたという状態です。その意味では、調査はまだ2合目にやっと到達した状態で、これから長い地道な作業が必要となるでしょう。
 防衛省の調査を監視していく方法として、会計検査院や財務省予算執行調査室が関与することが有効です。民主党同僚議員と共同して、少なくとも週に一回は防衛省より進捗状況の報告を受け、その際会計検査院や予算出向調査官にも同席を願い行政の立場からもチェックを入れていくことにしました。定期的なレクで明らかになった事実や問題点を予算委員会、決算委員会等で政府に質問し、防衛調達や組織のあり方を改革していくことが必要だと思います。


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