日本年金機構法案、参議院へ

　日本年金機構法及び国民年金事業等の運営の改善のための国民年金法改正案が、参議院に送られてくました。
　本日の本会議で趣旨説明が行われ、これから厚生労働委員会で本格的に審議されます。私も一度質問に立つ予定で、質問の準備に取りかかりました。５０００万件の年金納入履歴が宙に浮いた状況にあります。基礎年金制度が開始して、１０年間経ってもまだ払った年金は未処理のまま。民間企業では考えられない杜撰さです。
　社会保険庁にはお上意識があり、「年金保険料は税金であり、年金給付はお上が与えてあげるもの。」といった意識丸出しです。
　私は、ただ単に看板の付け替えよりも、組織のガバナンスの向上が必要であると考えます。年金契約者のために受託者責任を持ち、しっかり徴求運用し、かつ適切に支払うという原点に返って組織を作って行くべきであります。