金融庁よりバーゼルⅡ(新BIS規制)の検討状況をヒアリングしました。今回の改正として、「標準的手法」と「内部格付手法」の選択、オペレーションリスク導入、信用集中リスク・金利リスクの管理強化、市場規律強化のための銀行開示強化などがあります。
今回の改正は、銀行の経営にも大きく影響することが予想されますので注意深く実施状況を監視していくべきであると考えます。特にこれまで国債をいくら持っても自己資本額が必要とされなかったのに対して、自己資本に対して過大な(中長期)国債投資を行った場合に金融当局より改善措置が発動されるという点が大きな変更点です。銀行が国債投資をしづらくなり、国債相場が暴落することにならないように注意が必要でしょう。
今回の改正は、銀行の経営にも大きく影響することが予想されますので注意深く実施状況を監視していくべきであると考えます。特にこれまで国債をいくら持っても自己資本額が必要とされなかったのに対して、自己資本に対して過大な(中長期)国債投資を行った場合に金融当局より改善措置が発動されるという点が大きな変更点です。銀行が国債投資をしづらくなり、国債相場が暴落することにならないように注意が必要でしょう。