Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

手島圭三郎版画絵本原画展

2010-04-05 23:10:29 | Arts
イオン旭川西ショッピングセンター3階の旭川浪漫村前広場で「 手島圭三郎版画絵本原画展」が4月12日まで開かれています。
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手島圭三郎さんの絵と文による多くの絵本の中から「あざらしのはる」「えぞしかのたび」「えぞりすのあさ」「えぞももんがのよる」「しまふくろうのうみ」の原画が、ずらりと展示されています。

木版画家の手島圭三郎さん絵本は、美しい色刷りの木版画で北海道に生息する動物・鳥を主題にこども向けに環境保全を訴えています。

版画つながりで長いお付き合いがありますが、絵本作家に重点を移して、作風を変えることが出来ない立場を保っているようです。

こどもが見る絵本の他に、木版画の手本としても貴重なもので、辛抱強く一貫した彫りのリズムを崩さずに創り上げる姿勢に敬服します。

     

?絶妙な白黒のバランスが、木版画の魅力を引き出していた以前の作品()の方が、私は気に入っていましたが、多色刷りになってからの破綻のない独特な作風が、一層手島形三郎の世界の輝きに惹かれます。

この度の「手島圭三郎版画絵本原画展」が旭川で開かれ、これだけ多くの原画を直に鑑賞ることは珍しいことです。

美術館で鑑賞する環境とは違いますが、絵本の中で印刷された挿絵ではなく、気軽に本物の作品に囲まれながら、魅力的な手島圭三郎木版画の世界に浸ってもらいたいと思います。