チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

チューリヒのヴァレンタイン

2005年02月15日 06時09分52秒 | Weblog
ヴァレンタインデーに女性からチョコレートをもらうのが、日本特有の「商習慣」であることは知っていましたが、やっぱりスイスでも事情は異なるようです。

こちらでは、男性が女性に(告白するのではなく、恋人や夫婦の間で)花やプレゼントを贈るのが盛んと見えて、チューリヒ市内の店では、いかにも女性に贈ると喜ばれそうなものが色々と売られていました。スウォッチも、ヴァレンタイン2005年特別ヴァージョンの時計を販売していますが、どう見ても女性用の腕時計です。おそらく、女性から男性にプレゼントをあげてもいいのだろうとは思うのですが、ヴァレンタインデーに男性からモノをもらうなんて、日本ではありそうにない話です。(ちなみに、ホワイトデーはありません。)

ミグロ・シティの1階にある花屋もこの日は大盛況。日頃は花に無縁そうな、むさくるしめのおじさんや兄ちゃんが、バラやチューリップの花束を買っていました。(僕もその一人になりました。)

写真は、シュプリュングリのトリュフ CRU SAUVAGE。南米はボリビアのベニというところで取れる野生(?)のカカオ豆を使っているそうです。この野生カカオは小粒ながら、純粋な本物の香りを含むのだと能書きには書かれています。

妻と娘は、日本式ヴァレンタインにしっかり従って、このトリュフを買ってきてくれました。息子には別のチョコレート。日頃はチョコをパクついたりしない僕も、濃厚な甘味につられて一つ、二つと口にしているあいだに、16個入りが残り9個に。あ、今この文章を書きながら一つ食べたので、残り8個です。

シュプリュングリはもちろん、他のお菓子屋でも、この日はヴァレンタインデー用の商品を並べていました。家の近くのパン屋兼お菓子屋では、ハート型の苺タルトを売っており、おいしそうだったので、ちょっと買おうかなと思ったのですが、チョコ食べてケーキ食って、ではさすがに身体に悪いかと思って諦めました。