チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

電話は112番?

2007年01月31日 22時37分34秒 | Weblog
ひさしぶりに何気なく覗いた Swissinfo のページで見つけた記事。

泥棒だ!火事だ!さあ、何番にかけるんだっけ?

スイスに住んでいた時には、泥棒にも火事にも遭わなかったので知らなかったのですが、「スイスのほとんどの州では、警察を呼ぶのは117番、火事で消防車を呼ぶなら118番、救急車なら144番、そしてとにかく非常時、という場合にはこれら全てに対応してくれるコールセンター、112番にかける」んだそうです。

連邦政府はすべてのケースを112番に統一したいそうですが、そこはスイス、さすが州政府の意向が強く働くせいで、統一がなかなかできないという話。こんなことで対立しても仕方ないと思うのだけど...。ここまで来ると、意見の相違ということ自体に価値が置かれているのだと考えざるをえません。「州政府の関係者は、「1つの番号に統一するコストが高すぎる」「救急車を呼ぶ時は、専門の番号にかけた方が、専門の医療従事者をすぐ配置しやすい」として、非常時の番号を112番に統一することに反対の姿勢を取っている」っていうんですが、どう考えても屁理屈でしょう。というか、助けを求める側の都合を考えているとは思えない。

可笑しいのは、番号案内の電話番号が最近18になったせいで、消防署と間違えて電話する事例が相次いでいるということです。間違うのだろうか...18と118を。指が震えて? おそらく、番号案内と間違えて消防署に電話するってことでしょうけれど(逆だったらあまり問題ないような気もします)。そんな奴おらん、ことないのがスイスなんでしょうか。ところで、消防署の番号が知りたくて電話番号案内にかけるつもりで間違えて消防署につながった場合は、間違い電話というのだろうか...?

バーゼル州とザンクトガレン州では112番に統一されているそうです。でもバーゼルが統一している限り、チューリッヒは統一したがらない、ような気がする。

スイス食品に再会

2007年01月02日 21時50分00秒 | Weblog
これまた旧聞に属する話で恐縮なのですが、

昨年(だ、もう)11月半ばのある日曜、
神戸はポートアイランド(神戸空港ができたところです)で開かれた、コープのフードフェスタという催しに家族で出かけてきました。
世界最大を誇る(らしい)コープこうべをはじめとする京阪神にあるいくつかのコープ(生活協同組合)が共同で開いた、食の見本市みたいな催しです。体験コーナーあり、試食あり、普段は子ども相手のミュージカルやコンサートをやっている「クッキーズ」のお姉さんたちによる歌とクイズのコーナーありと、なかなか盛りだくさん、お腹もいっぱいの見本市でした。(試食コーナーの多いこと。ホント、それだけで満腹になりました。太っ腹な見本市です。)

その「フードフェスタ」で出会ったのが、懐かしスイスの食品。世界のコープとかいうコーナーが慎ましやかに設けられており、そこにスイスの食べ物が鎮座しておったのです。COOPMIGROSのマークが入ったスパゲッティやチョコレート、ジャムやケチャップ。嬉しくなって思わず手に取りましたよ。

そばにいた係のおじさんが、これは外国のコープで...と解説を始めたのですが、知ってますよ、そんなこと。オレたちこれを食べて生活してたんです、と逆に事情説明。そんな客が来るとは思わなかったんでしょうね、向こうも半ば面白がって話を聞いてくれました(と思う)。

スイスにいる時は、日本のコープで買い物したいと思ってたけど、日本にいざ帰ってしまうと、高くて不便なスイスの買い物も懐かしく思えるから人間って不思議、いや勝手。

トイレの暖房

2007年01月01日 11時11分52秒 | Weblog
今日から2007年。
気がつけば、4ヶ月以上もこの日記をほったらかしていたわけです。
普通は、こういうBLOGは死んでいると見なされるのでしょうが、ネタさえあれば時々息を吹き返します。

新年早々、臭い話ですみませんが、
去年思いついて、そのままになっていた話題を一つ。

ある寒い日、勤務先の教職員用トイレ(写真ご参照)で用を足していて思い出したのです。
スイスの大学ではトイレが暖かかったなぁ、と。
写真を見ていただけばわかるように、我が校のトイレ、窓は大開きで風は入り放題。臭い対策なのかもしれませんが、風邪をひきそうです。
どうして日本の大学のトイレには暖房が入っていないのでしょうか(ウチの大学だけ?)

廊下が寒いというのは、日本では、個人の家でも公共の建物でも珍しくありませんが、トイレは「部屋」に属するのですから、ぜひ暖房を入れてもらいたいです。お尻を出す場所が寒いと、出る物も出ない感じです。

チューリヒ滞在時に、マックリーンの話を書きましたが、駅ですらあのトイレ。トイレ環境では日本は完全にスイスに負けている気がします。せめて暖かさでは負けないトイレになってもらいたい。

新年早々、くだらない(くだっても困る場所だが)話でスミマセン。