チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

あせひらヨーグルトの「おつとめ」

2011年12月14日 22時56分39秒 | Weblog
自宅近くのスーパーで買物をしていたある日、「おつとめ品」のコーナーにヨーグルトがまとめて置いてあるのを発見。値下げのシールは「30円」。

安いじゃないかと思わず妻が手に取ると、ちょっと微笑んでこちらに渡してきました。よく見るとそこには「広島大学」の文字が。なんとこのヨーグルト、広島大学との共同開発品だったのです。

ウェブサイトで確かめたら、「広島大学大学院 杉山プロジェクトとの共同開発」とのこと。「植物由来の乳酸菌は今まで増殖がしにくいということでヨーグルトとしての商品化が難しかったのですが、パイナップルを培地とすることにより植物乳酸菌の勢いが増し、増えていくことを杉山教授のグループが発見されました。香料や凝固剤などを使用せず、素材の持ち味を存分に発揮して手間隙を惜しまずに熟成させるこだわりのコラボレーションで初めて、植物乳酸菌ヨーグルトが出来上がりました」(ウェブサイトより)ということです。

そんな上等なヨーグルト、しかも広島大学との共同開発品が売れ残っているとは。どうやら1つ120円くらいするようなのに、それが30円とは。なんだか買い取る責任があるような、ないような……。思い切って買いました。

食べてみると、なんだかまろやかな舌触り。上品な味がします。30円では申し訳ない、おいしいヨーグルトです。お勧め。

朝市で生ゴミ:究極のリサイクル

2011年12月05日 21時36分39秒 | Weblog
毎週日曜朝8時15分から、平和大通りで開かれている「ひろしま朝市」。地元の農家さんが新鮮な野菜や果物に卵、魚(は漁師さん)を持ってきて、安い値段で売ってくれるので、いつも多くの人で賑わっています。

そんな朝市で広島市が新しい企画を始めました。自宅の電動生ゴミ処理機で乾燥させた生ゴミを持参すると、100グラムごとにスタンプカードに1つ押印してくれ、スタンプが10個たまると、指定のお店で100円相当の野菜と交換してくれるという、「生ゴミと野菜の交換モデル事業」です。詳しくは市の広報に載っています。

西宮在住時代から電動生ゴミ処理機を活用している我が家では早速、このモデル事業に参加、ということで毎週せっせと乾燥生ゴミを朝市に持参しています。すでに2200グラム分を3週間で持参し、野菜と2度交換してもらいました。昨日の朝市では、ピーマン11個入りの袋と交換。

なんだかとっても得した気分、という以上に、生ゴミが農家さんのところで活用され、そこで出来た野菜を自分がまた買って食べる、という究極のリサイクルが何とも言えない充実感を与えてくれるではありませんか。

残念なのは、まだ乾燥生ゴミを持参する人が少ないことです。係のお兄さんと話したところ、やはり電動生ゴミ処理機を購入する初期コストがかかるので、わざわざ機械を買ってまで参加する人が少ないのだろうということでした。

広島市では現在、生ゴミ処理機購入の費用補助を行なっています。上限2万円。家庭用の電動生ゴミ処理機だと大体4万円くらいからあるので、半額~1/3近くが補助される計算です。

パナソニックMS-N53
 

このモデル事業は来年2月26日(日)までとのことですが、ぜひこの機会にたくさんの人が参加して盛り上がってほしいと思っています。

難を言えば、生ゴミを測って、スタンプ押して、カードや記録簿に住所・氏名を記入して、とやる時間がかかりすぎて、お店に行くのが遅れてしまうこと。もっと手早く作業できる手段を考えてもらえればと思います。

早くも3回参加し、係のお兄さんと話し込んだこともあってでしょう、昨日は向こうから「辻さん!」と呼びかけられた上、写真までなぜか撮ってもらいました。市も、テレビやラジオ、インターネットなどをうまく活用してもっともっと広報してもらいたいものです。

地産地消、安くて新鮮な野菜、そして究極のリサイクル。買物の後の充実感がクセになり、日曜の朝、少し眠いのを我慢して出かけています。